HEREMES JAPON
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ほどよいこなれ感を演出するカジュアルなスニーカーが定番となった私たちにとって、次なる一足は“抜け感サンダル”。「eclat(エクラ)」6月号では、履くだけで抜け感を演出する鮮度抜群な“HERMÈS(エルメス)のスリッパ形サンダル”をご紹介します。何はなくともこの一足! "スリッパ系サンダル"かかとがホールドされていないから、履くだけで抜け感を演出してくれる鮮度抜群のスリッパをまずは手に入れたい。HERMÈS(エルメス)折り紙からインスピレーションを得たという話題の「リューズ」。上質なレザーとボルドー×ブラウンの洗練された配色が、スリッパサンダルをリュクスなムードへと導いてくれる。本来カジュアルなイメージの強いサンダルが、どんなシーンにもふさわしいたたずまいをもつ一足に。甲を包み込むように編まれた構造により、脱げにくく歩きやすいのも優秀。靴(H1/実寸)¥115,000・パンツ(参考品)/エルメスジャポン(エルメス)2018年おすすめサンダルの記事をもっと見る>5月2日
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30歳をすぎた頃から、手に入れたい一生ものの名品のひとつに、トラッドテイストの王道な堅牢ローファーがあります。 気軽に履けるラフさがありながら、かっちりとした端正な佇まいは、カジュアルスタイルからビジネス、フォーマルまでと幅広く、スタイリングの格上げにはもってこいのアイテム。丁寧にメンテナンスをすれば、5年、10年長く愛する大切な一足となるはずです。左から:ローファー(H2.5cm)¥95,000/ジェイエムウエストン 青山店(ジェイエムウエストン)・ローファー(H2cm)¥137,000/エルメスジャポン(エルメス)・ローファー(H1cm)¥98,000/グッチ ジャパン (グッチ)長く使うためにセレクトしたいのが、ベーシックなデザインに加えて、スリムなシルエット。そして長めのノーズなど、知的な印象の大人デザイン。 また靴作りに定評ある老舗ブランドならではの、見てすぐにわかる良質な革の質感、快適な履き心地や堅牢な作りも、タイムレスに身につけられるポイントです。オーセンティックなローファーでありながら、革の素材の組み合わせやカラーリング、アクセントになるバックルなど適度に遊びを効かせるとしゃれ感がアップするので、自分のスタイルに取り入れやすいアイテムをセレクトして。 【select point】 ・スマートなフォルム、長めのノーズなど上品な印象の大人デザインだと年齢を重ねても長く使えます。 ・ベーシックでありながら、色や素材、バックルなどのディテールで自分らしいさりげない遊び心を取り入れて。 ・ローファーはとにかく歩きやすく、年齢を重ねても重宝するアイテムなので、投資価値あり。 ココは奮発しどころ、大人顔の万能ローファー6【GUCCI】60年以上愛されてきた、グッチのアイコニックなホースビットローファー。ブランドが生み出したホースビットと呼ばれる馬具を模したメタルハードウェアをアッパーに配し、無駄のないスマートなフォルムは世代を超えて定番として使える、これぞ「タイムレスな名品」。一枚皮をベースに、甲やソールを手作業で縫い付ける「軽くしなやかな履き心地」も愛される理由です。柔らかい印象のブラウンはオンオフ問わず、重宝します。自分を格上げしてくれる名品は、大切にケアして長く愛していきたい一足に。 ローファー(H1cm)¥98,000/グッチ 問)グッチ ジャパン カスタマーサービス 0120-88-1921【Hermès】フロントの「H」バックルとレイヤードされたフリンジレザーがアクセントの、エルメスのローファー。足元に“クラシカルで洗練”されたエッセンスが加わり、コーディネートを上品に仕上げてくれます。スムースレザーのソフトな履き心地で疲れしらずなのも、嬉しいポイント。「メゾンの品格」をアピールしつつ、長く履ける一足は高価に見えて実は高コスパなプライス。一度履くと、10年は大事に履きたくなるし、色違いで欲しくなるほど。フォーマルな場にも使える優秀アイテムとして、まさに一足持っておきたい逸品。 フリンジローファー(H2cm)¥137,000/エルメス 問)エルメスジャポン TEL:03-3569-3300 *ヒールの高さは編集部調べです【J.M.WESTON】おしゃれプロからも”憧れのローファー”として熱視線を浴びる「ジェイエムウエストン」。1891年に創業したフランスの名門シューズブランドのシグネチャーローファーは、ブラウンとアイボリーのコンビネーションでさりげない遊びを効かせて。豊富なサイズや熟練した手作業、堅牢性の高い革素材は折り紙付き。履けば履くほど自分の足に馴染み「マイスタイル」にして長く愛せるのも魅力。コンビの差し色が効いて、いつものデニムスタイルにもハマり、大人の可愛さが演出できる一足。クラシカルでいてモダンなフォルム、「フランスのエッセンスが薫る」ルックスを堪能して! ローファー(H2.5cm)¥95,000/ジェイエムウエストン 問)ジェイエムウエストン 青山店 TEL:03-6805-1691【Church’s】男性からの足元への視線も感じるに違いない、老舗ブランドのローファー。1873年に創業し、正統派英国靴として知られるチャーチから、レディなヒールローファーをピックアップ。ブランドらしいマニッシュな表情はそのままに、ヒール付きで「エレガントな女性らしさ」をプラス。デニムももちろんですが、シャツワンピースやジャケットなどオフィスにも大活躍。安定感があり歩きやすい上、時間をかけて手作りされるという老舗ならではの、すっと「足に馴染む履き心地」も魅力的。品の良い上質レザーは高級感を醸し出し、レディライクなきちんと感をアップグレードしてくれます。 ヒールローファー(H6cm)¥61,000/チャーチ 問)チャーチ表参道 TEL:03-3486-1801【TOD’S】ドライビングシューズでも有名なイタリア発のトッズからは、表情豊かなクロコダイルの型押しローファーをチョイス。アッパーにはブランドの「T」バックルをダブルでグラフィカルに配しシャープなアクセントに。足底にはブランドのアイコンであるゴムの突起がつき歩きやすさも抜群。スマートなシルエットと上品な型押しレザーで、いつものデニムスタイルもしゃれ見え確実! フェミニンな装いにも、足元に取り入れるだけで絶妙な甘辛スタイルが完成。合わせる服を選ばないから、コーディネートの幅もぐっと広がります。 ローファー(H2.5cm)¥69,000/トッズ 問)トッズ・ジャパン 0120-102-578【JOHN LOBB】シューズ界の名門ジョンロブのレディースが日本展開を本格スタート! ネイビーのクシュベルカーフとブラックスウェードのコンビネーションが表情豊かなこちらの一足は、1994年に発表されたモデルの復刻版というプレミアシューズ。ややボリュームのあるラウンドトゥのシェイプが履きやすく“オーセンティックな魅力”も演出。ガーリーなスタイリングの引き締め役にもなり、フォーマルな場にも負けない存在感は、さすが。ハンドメイドで作られた正統派ローファーの実力をいち早く堪能して。 ローファー(H2cm)¥160,000/ジョンロブ 問)ジョン ロブ ジャパン TEL:03-6267-6010知っているとさらに愛着がわく、人気ブランドのヒストリー【グッチ】>>■グッチの始まり 1921年にグッチオ・グッチが旅行バッグを扱うレザーグッズのショップとファクトリーをフィレンツェに創設したのが始まり。創設者の頭文字をあしらった”GGモチーフ”をデザインに取り入れ、高品質の証として使用したのはグッチが世界初といわれています。 歴史とともにバッグやシューズなどのレザーグッズを中心にウエアやフレグランス、ジュエリーなどのラインも拡大。これまでバンブーをハンドルに用いた「バンブーバッグ」やグリーン・レッド・グリーンの”ウェブ ストライプ”などブランドを象徴するアイコンを次々と生み出しており、1953年に誕生したのが「ホースビット ローファー」です。 ホースビット ローファー(H1cm)¥98,000/グッチ ジャパン(グッチ)馬の口に含ませる“くつわ”をヒントにし、アッパーにダブルリングとバーで構成されたホースビットのデザインを配したアイテムは、日本では学生靴のイメージが強かったローファーに変革を起こし、大人のシューズへと進化させました。以来、グッチのアイコンシューズとして60年以上愛されています。「プリンスタウン」スリッパシューズ¥132,000/グッチ ジャパン(グッチ)2015-16年ウィメンズ秋冬コレクションよりクリエイティブ・ディレクターを務めるアレッサンドロ・ミケーレは、2015年メンズコレクションをデザインチームのトップとして率い、ホースビットローファーを進化させたファー付きスリッパシューズ「プリンスタウン」を発表し、世間の話題をさらいました。以来毎シーズン、ローファーとともに新しい素材とディテールによる新鮮なデザインでアップデートしています。 ベーシックの良さを知り、また今の気分を取り入れた新作もチェックして、ファッションに取り入れていきたいですね。 撮影・魚地武大(TENT) スタイリスト・古田千晶 文・菅原絢子4月24日
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30歳から少しづつ手に入れたい名品を紹介する連載第三弾。今回ピックアップするのは、手もとを飾るブレスレットです。 おしゃれな人は腕周りのジュエリー使いが素敵!と注目したことはないですか? そんな腕もとを演出するのにまず手に入れたいのが、マイベーシックにしたいブレスレット。自分らしい手もとを作るレイヤードのベースになるものだから、ベーシックなデザインや華奢なアイテムがおすすめ。長く身に着けるほどに愛着がわくものだから、時計や手持ちのジュエリーとの相性が良いという視点でも選んでみて。手もとをアクティブに飾りたい、ピアジェのアイコニックなジュエリー「ポセション」また、自分をきれいに見せる素材選びにも注目したいところ。肌を明るくみせるシルバー系なのか、馴染みやすいゴールド系なのか肌に乗せて、年齢を重ねてもマッチするか想像しながらセレクトするといいんです。 ふとした時に目に入るブレスレットは、自分を元気づけてくれる存在にも。ぜひエナジーチャージできるような相棒を見つけて、ハッピーな毎日を送ってくださいね。 【select point】 ・時計や手持ちのジュエリーとのレイヤードが楽しめる、ベーシックなアイテムがおすすめ。 ・年を重ねても輝きと愛着が増すような、自分の肌と相性のよい素材を選んでみて。 身につけるだけでエナジーチャージできるしゃれ見えブレスレット6【Hermès】おしゃれ業界人がこぞって憧れるエルメスのシルバージュエリー。港のアンカーチェーン(錨の鎖)から着想を得て1938年に誕生したアイコニックな「シェーヌ・ダンクル」は、無駄のないシンプル美とエッジが効いているのに洗練されたモダニティが光る。年齢を重ねても経年変化を楽しみながら末永く愛せるはず。シルバーが放つ「モードなエッセンス」とまさに「タイムレス」な存在感は、自分の格を上げしてくれる定番として手に入れたいアイテム。ファースト・エルメスとしてもおすすめ。 「シェーヌ・ダンクル」ブレスレット PM(シルバー)¥146,000/エルメス 問)エルメスジャポン TEL: 03-3569-3300 photo by Takehiro Uochi(TENT)【Dior】お守りジュエリーとして人気のコレクション「ローズ デ ヴァン」は、ムッシュ ディオールが幼少期を過ごしたグランヴィルの館にあった、風向きを表す風配図がモチーフ。正しい方向へ風が導いてくれるというメッセージとともに、彼の幸運のシンボルであった星やローズを重ねたメダイオンは、ストーンを全面にあしらったリバーシブル仕様で気分に合わせてアレンジが楽しめる。シンプルな着こなしのアクセントになる「華やかな存在感」、「幸運のメッセージ」が込められたアイテムはお守りとして毎日身につけたい。マザーオブパールの他ターコイズ、ピンクオパールなどカラーバリエーション豊富なラインナップも魅力的。 「ローズ デ ヴァン」ブレスレット(YG×マザー オブ パール×ダイヤモンド)¥178,000/ディオール ファイン ジュエリー 問)クリスチャン ディオール 0120-02-1947【Tiffany & Co.】「シンプルであること、それがスタイル」と語ったエルサ・ペレッティ。1974年にデザイナーに就任後、オープンハートやボーンカフブレスレットなど数々のティファニーを代表するコレクションを生み出してきた彼女の最新作から繊細なワイヤージュエリーをピックアップ。ダイヤモンドをアクセントにしたループデザインは、シンプルでいて「上級者の佇まい」。ひとつではもちろん、レイヤードも楽しめる「グラフィカルなフォルム」を思う存分堪能して。 上から:「エルサ・ペレッティ ダイヤモンド フープ バングル」(18KYG×ダイヤモンド) ¥205,000・(PT×ダイヤモンド)¥220,000/ティファニー 問)ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク 0120-488-712【Piaget】くるくると回転する動きがコンセプトの、ピアジェのアイコニックなコレクション「ポセション」。こちらのブレスレットは、両端を飾る2つのリングが自由に回転し、身につける度に楽しい気分を味わわせてくれる。驚くほど軽く「抜け感のある」デザインは、時計や手持ちのブレスレットとのレイヤードでも重くなりすぎないのもポイント。気品にあふれた「ピンクゴールド」は歳を重ねても女性らしい可愛げを演出してくれる。 「ポセション」ブレスレット(PG)¥205,000/ピアジェ 問)ピアジェ コンタクトセンター 0120-73-1874【Van Cleef & Arpels】軽やかに花びらを広げる一輪の花冠。ヴァン クリーフ&アーペルの人気コレクション「フリヴォル」からピックアップしたブレスレットは、可憐でいてハート形の立体的な花びらがあらゆる方向からの光を味方に、美しい存在感を放つ。華奢なイエローゴールドをベースに手首に寄り添うように咲く可憐なフラワーモチーフは身につけるだけで「ロマンティック」な気分に。センターにはダイヤモンドも配され「エレガンス」が漂う。どんな時も女性であることを楽しみたい、そんなポジティブマインドに導いてくれる。 フリヴォル ブレスレット ミニモデル (YG×ダイヤモンド)¥180,000/ヴァン クリーフ&アーペル 問)ヴァン クリーフ&アーペル ル デスク 0120-10-1906【Chaumet】17世紀に流行したリボンの結び目をモチーフに、絆を表すジュエリーとして愛され続けているメゾンのアイコン「リアン」コレクション。中でも結び目をアイコニックなモチーフにし色鮮やかに飾ったジュ ドゥ リアンから、オレンジ、レッド、パープルの新色が登場。肌馴染みによいピンクゴールドをベースにした、華奢で「軽やかなつけ心地」はデイリーユースにおすすめ。新色のほか、ターコイズやラピスラズリなどの「豊富なカラーパレット」から自分らしいラッキーカラーを見つけて毎日の相棒にして。 「ジュ ドゥ リアン」 ブレスレット(18KPG×ダイヤモンド×オレンジラッカー仕上げ)¥125,000/ショーメ 問)ショーメ TEL:03-5635-7057知っているとさらに愛着がわく、人気ブランドのヒストリー【エルメス】>>■エルメスの始まり 1837年にパリで馬具工房として創業、実に180年以上という長い歴史を有するエルメス。 高級馬具からスタートしたメゾンは、ナポレオン3世やロシア皇帝などを顧客にし、馬車の時代から自動車産業への変化に合わせて、バッグや服飾品、腕時計、香水、スカーフなど事業を拡大。モナコ王妃であるグレース・ケリーの愛用バッグ「ケリー」やエルメスの5代目社長ジャン=ルイ・デュマが飛行機で偶然隣り合ったジェーン・バーキンにプレゼントを提案したバッグ「バーキン」など、逸話とともに歴史に残るアイテムを次々と生み出しています。 右から:「シェーヌ・ダンクル」ブレスレット TGM(シルバー)¥175,000・「シェーヌ・ダンクル・サテュルヌ」リング(シルバー×オニキス×レッドジャスパー)・「シェーヌ・ダンクル・プロフィル」リング(シルバー×オニキス)各¥97,000 photo by Takehiro Uochi(TENT)エルメスのシルバージュエリー「シェーヌ・ダンクル」もまた、おしゃれ業界人から一目置かれる、隠れた名品です。1938年、4代目社長であるロベール・デュマがノルマンディの港を散策中に船のアンカーチェーン(錨の鎖)にインスピレーションを得て誕生しました。機能的で無駄のない工業デザインに魅せられ、ジュエリーとして昇華、それ以降メゾンのアイコンとして年齢、男女問わずに愛されているまさにタイムレスな存在に。 「シェーヌ・ダンクル・ゲーム」ブレスレット(シルバー×ベルメイユ)¥179,000・(PG)¥975,000・(シルバー)¥114,000・(PG)¥1,340,000 ©vicente sahuc今年80周年を迎える「シェーヌ・ダンクル」。2001年からジュエリーのクリエイティブ・ディレクターを務めるピエールアルディは、「シェーヌ・ダンクル」を独自の解釈でモダンに進化させたアイテムを度々デザイン。新作は、着こなしのアクセントにピッタリのオニキスやジャスパーをあしらったクールなリングや重ね付けを楽しめるグラフィカルな「シェーヌ・ダンクル・ゲーム」のブレスレット。 歴史とともにいつの時代もモダンで、タイムレスな価値を生み出すエルメスのオブジェ。常にチェックしてコーディネートに取り入れていきたいですね。 文・菅原絢子3月27日
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スタイリストやエディターが、思わず“ひと目惚れ”買い! シンプルな着こなしを格上げしてくれる小物をご紹介。撮影/佐藤 彩 スタイリスト/伊藤ゆみ 取材・原文/坪田あさみ3月23日