天秤座
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1月20日~2月19日までの運勢天文心理学やホロスコープカウンセリングにも詳しいアイラ・アリス先生が占う12星座占いで、1月20日~2月19日までの運勢を見てみよう♪気になる星座をタップして運勢をチェック★監修しているアイラ・アリス先生が、あなたのお悩みにお答えするホットライン TEL:03(3350)6840 (毎週木曜22時〜23時/ご相談は無料。通話料のみご負担ください)▶ ホームページもチェック。興味を持った分野に突き進んでみて Total 好奇心が運の推進力に。興味のアンテナが反応する方向へ目と足を向ければ、素敵な出会いや学びの場が待っています。これまで接点のなかったジャンルの人とも積極的に交流を。食わず嫌いは損です。 Love 新しい恋はハプニングとともに舞い込みそう。急な予定変更や代理出席が好みの異性との急接近を演出してくれることもあるでしょう。一方、ずっと友人関係だった相手に突然ときめいてしまうケースも。 Lucky Action! 2月7日…最新のゲームアプリをダウンロード。 牡羊座のメンズ 知識欲が旺盛になり、頭の回転も速くなる期間。興味を引きそうな話題やニュースを提供すれば、会話が弾むはず。▼ 他の星座もチェック☆マイペースを崩さずに。焦りは禁物です Total 何事もじっくり腰を据えて取り組むのが成功のカギ。ライバルたちに後れをとっても焦らずに、自分が納得できるまで頑張りましょう。一つ一つ確実にこなしていくことで周囲からの信用も得られるはず。 Love 苦い経験は、次のロマンスをよりスウィートに彩るため。決してムダにはなりません。反省すべき点は反省し、早く気持ちを切り替えて。あなたを静かに見守ってくれる、大人の彼との恋なら長続きしそう。 Lucky Action! 1月23日…おしゃれな抹茶スイーツを食べる。 牡牛座のメンズ いつも以上に堅実、かつ慎重。あまりにスローペースで、見ていてイライラする場面もあるかも。でも、急かすのは×。▼ 他の星座もチェック☆幸運の波に乗れる時。恋愛も新展開あり Total 幸運のスパイラルへ。前向きさが好結果を生み、それが新たなポジティブパワーにつながります。よい流れが来ていると感じたら、さらに上を目指して挑戦しては。難関の試験やコンクールに挑むのも吉。 Love ドラマティックな恋物語の幕が開く時。手の届かない人と諦めていた人からアプローチされたり、SNSを通じて遠距離恋愛がスタートするかもしれません。募集中なら顔の広い友人に紹介をお願いして。 Lucky Action! 2月12日…洋楽の最新ヒットをリピート再生。 双子座のメンズ 勇敢なチャレンジャーに大変身。心配なそぶりは見せずに、明るくサポートしてあげれば、二人の絆は強まりそう。▼ 他の星座もチェック☆体力、気力を温存。活躍するのはもうすぐ! Total 来るべき飛躍期に備えて今はエネルギーチャージを。体力をムダづかいしないためにも、信用できる情報だけをチョイスし、シンプルに暮らしましょう。貯蓄運は好調ながら、金銭貸借は避けるのが無難。 Love 会えない時間が増えるほど愛の炎は燃え上がるもの。ジェラシーさえ賢くコントロールできれば、二人の仲は順調に進展していきます。元カレから復縁を迫られたら、ムードに流されないで冷静に結論を。 Lucky Action! 2月14日… 頑張った自分にもご褒美チョコを。 蟹座のメンズ 不安要因が多く、落ち込みがち。そっと寄り添ったり、肩をたたいたり、小さなスキンシップが彼の心も温めることに。▼ 他の星座もチェック☆運命を左右する、大きな決断をしそう Total 運の分岐点に差しかかります。今期の選択や決断が未来を左右する重要ポイントになる可能性大。対人面では好き嫌いは二の次に、自分にない才能や長所を持っている人と組むと貴重な学びがありそう。 Love ちぐはぐになりがち。思いがけない人から告白されてドキドキする半面、好きな人とは気持ちがすれ違うことが多いかも。焦らず少しずつ距離を縮めましょう。ケンカした時には、あなたから折れて。 Lucky Action! 1月29日…満月の日、丸いアクセを身につける。 獅子座のメンズ 周囲に流されやすく、優柔不断な傾向が。彼が何か選択に迷っていたら、ちょっと強引に誘導してしまうのもアリ。▼ 他の星座もチェック☆彼氏探しは、条件を再確認することから Total 繊細さと几帳面さが際立つ期間。小さなミスや変化にすぐ気づき、いち早くフォローできそうです。さまざまなトラブルも未然に防いで、周囲から感謝されるはず。オフはトレーニングで体力アップを。 Love 理想や条件にこだわりすぎるよう。もう少しストライクゾーンを広げれば、恋を予感させるご縁も増えていきます。今よりフランクに会話してみては。募集中であることをアピールするのも忘れずに。 Lucky Action! 2月9日…机とクローゼットの中を整理する。 乙女座のメンズ きちんと計画的に物事を進めたい時。ルーズにしていると敬遠されそうなので、あなたもテキパキ行動して同調を。▼ 他の星座もチェック☆欲張ってもOK! 今なら叶う可能性大 Total 運の上昇は天井知らず。自分の願望にブレーキをかけないで、予定も目標も今以上に欲張るほうがツキを最大限に生かせます。オンラインイベントなど楽しいプランを思いついたら、どんどん提案して。 Love モテ運到来! それほど努力しなくても、不思議と異性ウケがよくなり、あちこちにファンを獲得できそうです。ただし、すでに本命がいるあなたは、熱烈アプローチされてもきっぱりお断りすること。 Lucky Action! 1月25日…憧れのアイテムをネットでゲット。 天秤座のメンズ 彼の魅力にハートを射ぬかれる女子が急増中。恋のライバルに差をつけたいなら、おしゃれセンスにも磨きをかけて。▼ 他の星座もチェック☆知人の紹介で、素敵な異性に出会えるかも Total 気持ちを穏やかに保つことで、運も穏やかに。トラブルメーカーと目される人とは極力距離を置いて、自分のテリトリーを好きなもので満たしましょう。おうち時間は家族の手伝いや料理がおすすめ。 Love おこもり生活の中、どうやってご縁を結ぶかがテーマ。マッチングアプリも有効ですが、少し目先を変え、身近な人に紹介を頼んでみて。兄弟姉妹の同級生や幼なじみなら、安心感が持てるはず。 Lucky Action! 2月4日…夜はアツアツの鍋料理で温まる。 蠍座のメンズ ガードは堅めながら、打ち解けるきっかけさえあれば一気に仲よくなれるかも。母校や故郷の話題を振ってみるのも◯。▼ 他の星座もチェック☆人間関係が改善。心穏やかに過ごせそう Total 人間関係にうれしい変化がありそう。苦手だった人と親しくなれたり、誤解が解けて友人と仲直りできたり、心もほっこり。協力してくれるメンバーが増える分、作業や計画はスピーディに運ぶ兆しです。 Love 恋の成就には応援してくれる人の存在が不可欠。まずはなんでも相談できるキューピッド役を探しましょう。意中の人や恋人との会話は弾むものの、つい調子に乗って風呂敷を広げすぎる心配が。自制して。 Lucky Action! 2月6日…ちょっと難しい早口言葉を3回言う。 射手座のメンズ 友達の輪がどんどん広がり、ご機嫌な様子。誰でもウェルカムな雰囲気なので、同じコミュニティに入って接近を。▼ 他の星座もチェック☆恋愛面では心温まるうれしいことが Total 安定期。好不調の差が少なく、ゆったりモードで過ごせますが、刺激不足で退屈に感じてしまう人もいるよう。すぐに結果が出なくても努力を続け、熱中できる習い事やアート鑑賞などで気分転換を。 Love 一見、地味めながら、ハートは充実。こっそり好意を伝えてきたり、誘いをかけてくる異性もいて、恋する意欲と自信が復活しそう。好きなアーティストや音楽ジャンルが同じ人となら、素敵な関係に。 Lucky Action! 1月31日…部屋の真ん中にピンクの花を飾る。 山羊座のメンズ 好きなことに熱中している期間。バレンタインにちょっと奮発して彼好みのプレゼントを添えると、恋の成就率がアップ。▼ 他の星座もチェック☆諦めていた目標は今期に再挑戦を! Total ラッキースターが全面的にバックアップ。決断力・行動力ともに高まって、こうと決めたら最短距離で目指すゴールへと突き進めます。以前失敗したことのリベンジも、今ならOK。体調管理をしっかりと。 Love 異性の視線をひとり占めして、行く先々でチヤホヤされそう。ただ、モテるがゆえのトラブルも。複数同時進行の関係や思わせぶりな態度は厳禁です。カップルはバレンタインデーに素敵な思い出作りを。 Lucky Action! 2月12日…目標宣言をするなら新月の日に。 水瓶座のメンズ 存在感が増して、何をやっても人目を引きそう。一緒に楽しむだけでなく、健康を気づかってあげると好感度アップ。▼ 他の星座もチェック☆親切心がどんどん幸運を呼び寄せます Total 小さなハッピーが重なり、運の巡りがよくなってきたのを実感できます。困っている人を助けたり、相談に乗ってあげたり、周囲に優しくすることでさらなる恩恵も。課題や作業は早めに追い込んで。 Love 恋の芽は親切の土壌から。さりげないサポートや励ましの言葉が二人の心をつなぎ、相思相愛関係へと発展するかもしれません。好きな人がへこんでいる時には、タイミングをよく考えて温かな声かけを。 Lucky Action! 1月27日…アロマオイルで足のマッサージを。 魚座のメンズ 優しさ全開。解決できない問題や悩みがあるなら、相談に乗ってもらって。お礼にかこつけてチョコを贈るのも効果的。2021年3月号掲載イラスト/100%ORANGE web構成/轟木愛美 web編成/レ・キャトル1月20日
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鏡リュウジさん 1968年、京都府生まれ。国際基督教大学大学院修了。心理占星術研究家・翻訳家。『鏡リュウジの 星がささやく未来予報カレンダー2020』(オレンジページ)が発売中。 1月12日~2月11日、あなたの1ヶ月の運勢は?自分の星座を選んで、クリック! 【牡羊座】鏡リュウジの星座占い(2021年1月12日〜2月11日) 【牡牛座】鏡リュウジの星座占い(2021年1月12日〜2月11日) 【双子座】鏡リュウジの星座占い(2021年1月12日〜2月11日) 【蟹座】鏡リュウジの星座占い(2021年1月12日〜2月11日) 【獅子座】鏡リュウジの星座占い(2021年1月12日〜2月11日) 【乙女座】鏡リュウジの星座占い(2021年1月12日〜2月11日) 【天秤座】鏡リュウジの星座占い(2021年1月12日〜2月11日) 【蠍座】鏡リュウジの星座占い(2021年1月12日〜2月11日) 【射手座】鏡リュウジの星座占い(2021年1月12日〜2月11日) 【山羊座】鏡リュウジの星座占い(2021年1月12日〜2月11日) 【水瓶座】鏡リュウジの星座占い(2021年1月12日〜2月11日) 【魚座】鏡リュウジの星座占い(2021年1月12日〜2月11日) イラスト:itabamoe 他の占いを見る ルーシー・グリーンが占う今週の運勢 タロット占い アイビー茜のルナモンスター占い(今日の運勢)1月12日
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未来を見据えたアクションを 昨年末からあなたにとって土台づくりのポジションを運行していた星たちが、1/20以降、創造性をつかさどるポジションへ。しっかりと築き上げた土台を糧に、新たな飛躍のチャンスに恵まれるでしょう。それは少し好きなことをする時間ができるとか、小さなチャンスから始まる場合も。時間ができたらすぐ動きだせるように、家の中でワークスペースとホビースペースを分けたり、自由に使えるお金を取り分けておいたり、準備を進めておきましょう。特にテレワークが本格化している場合は、気持ちの切り替えをするスイッチをいくつか作っておくとよさそうです。 仕事の足並みが乱れやすくなる1/31までに自分なりのやる気ルーティンを決めておいて。天秤座のマジカルデイは1/29の満月。友人やコミュニケーション、知的好奇心をつかさどる位置で満月が輝くため、あなたの知性に光が当たります。調べものや人との交流、科学などの学びにツキがあるでしょう。何か勉強するときは、幅広いジャンルにまたがって学ぶと吉。覚えておくと便利なワード50語など、ポイントをつかんだ勉強をしておくと、役立つことが多そうです。 鏡リュウジさん 1968年、京都府生まれ。国際基督教大学大学院修了。心理占星術研究家・翻訳家。『鏡リュウジの 星がささやく未来予報カレンダー2020』(オレンジページ)が発売中。 イラスト:itabamoe 他の占いを見る ルーシー・グリーンが占う今週の運勢 タロット占い アイビー茜のルナモンスター占い1月12日
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12星座全体の運勢「裸のまんま」 2021年の最初の満月は「大寒」と「立春」のはざまにあたる1月29日、寒さのもっとも厳しくなる時期です。とはいえ、雪の間から蕗の薹が顔を出し、鶏が卵を産み始める頃ともされており、どこか新たな希望も兆していきます。 そんな今回のしし座満月のテーマは「ゾーエー」。これはギリシャ語で「剝き出しの生」の意味で、「社会的な生」である「ビオス」との対比で用いられる言葉です。両者はふだん区別がつかないように縫い合わされており、特につねに何かしていなければ落ち着かない現代人にとっては、前者はほとんどの場合、「私は〇〇をしています」とか「●●という会社に勤めています」といった後者の在り方に覆い尽くされているように思います。 しかし、立春が一年の節目であった旧暦では、立春前はいわば一年の穢れを祓う年越しの時期でもあった訳で、そのタイミングで迎える満月はいつの間にか見失いがちな「ゾーエー」、すなわち、できる限り身にまとっていた虚飾を脱いで、余計なこともせず、何もしないでただ在ること(being)のありがたみやその効用について思い出していくには、絶好の機会と言えます。 じつは節分の豆まきも、もともとは年越しの行事でした。今では節分は立春の前日一日だけの行事になってしまいましたが(2021年の節分は2月2日)、邪気を祓って幸せを祈る気持ちは変わらないはず。今期の満月前後の数日間は、ひとつそんな気持ちでただ存れるよう、試みてみるといいでしょう。 天秤座(てんびん座)今期のてんびん座のキーワードは、「うつろいやすさと漂泊」。 パレスチナ出身の批評家、研究者であるエドワード・サイードは、自ら選択したのではなく授けられた名前のなかに、すでに英国王子に因む名でアングロ文化・英語文化への関係を象徴する「エドワード」とアラブ世界を象徴しつつ出自についての曖昧さを残す家系名である「サイード」という折り合いえない違和を含んでいました。 彼は亡命やディアスポラ(故郷の喪失と離散)の状況を、例えばユダヤ人の2000年にわたる歴史のような現実から比喩の領域へと展開させながら、自身の立場を示すべく、知識人の使命について次のように語りました。 「知識人が、現実の亡命者と同じように、あくまでも周辺的存在であり続け飼い馴らされていないでいるということは、とりもなおさず知識人が君主よりも旅人の声に鋭敏に耳を傾けるようになること、慣習的なものより一時的であやういものに鋭敏に反応するようになること、上から権威づけられて与えられた現状よりも、革新と実験のほうに心を開くようになることなのだ。漂泊の知識人が反応するのは、因習的なもののロジックではなくて、果敢に試みること、変化を代表すること、動き続けること、けっして立ち止まらないことなのである。」 これは知識人論でありながらも、同時に脱西欧化され、非中心化された「世界市民」としてのひとつの思考と行動の原理を新たに打ち立てようとする試みでもあるように思います。 ここのところ占星術界隈でバズっている「風の時代」という言葉も、単に新たな文化適応に向かうのではなく、彼の語る知識人のように、むしろ「うつろいやすさと漂泊のなかにとどまり続けること」の実践の中で、はじめて実感を伴ってくるのではないでしょうか。 今期のてんびん座は、そんな新たな時代の風通しを身をもって体感していくことがテーマとなっていきそうです。 参考:エドワード・サイード、大橋洋一訳『知識人とは何か』(平凡社ライブラリー) 12星座占い<1/10~1/23>まとめはこちら<プロフィール>應義塾大学哲学科卒。卒業後は某ベンチャーにて営業職を経て、現在西洋占星術師として活躍。英国占星術協会所属。古代哲学の研究を基礎とし、独自にカスタマイズした緻密かつ論理的なリーディングが持ち味。文/SUGAR イラスト/チヤキ1月10日
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[目次] 【SUGARさんの12星座占い】<1/10~1/23>の12星座全体の運勢は? 【SUGARさんの12星座占い】12星座別の運勢 《牡羊座(おひつじ座)》 《牡牛座(おうし座)》 《双子座(ふたご座)》 《蟹座(かに座)》 《獅子座(しし座)》 《乙女座(おとめ座)》 《天秤座(てんびん座)》 《蠍座(さそり座)》 《射手座(いて座)》 《山羊座(やぎ座)》 《水瓶座(みずがめ座)》 《魚座(うお座)》 【SUGARさんの12星座占い】<1/10~1/23>の12星座全体の運勢は?「裸のまんま」 2021年の最初の満月は「大寒」と「立春」のはざまにあたる1月29日、寒さのもっとも厳しくなる時期です。とはいえ、雪の間から蕗の薹が顔を出し、鶏が卵を産み始める頃ともされており、どこか新たな希望も兆していきます。 そんな今回のしし座満月のテーマは「ゾーエー」。これはギリシャ語で「剝き出しの生」の意味で、「社会的な生」である「ビオス」との対比で用いられる言葉です。両者はふだん区別がつかないように縫い合わされており、特につねに何かしていなければ落ち着かない現代人にとっては、前者はほとんどの場合、「私は〇〇をしています」とか「●●という会社に勤めています」といった後者の在り方に覆い尽くされているように思います。 しかし、立春が一年の節目であった旧暦では、立春前はいわば一年の穢れを祓う年越しの時期でもあった訳で、そのタイミングで迎える満月はいつの間にか見失いがちな「ゾーエー」、すなわち、できる限り身にまとっていた虚飾を脱いで、余計なこともせず、何もしないでただ在ること(being)のありがたみやその効用について思い出していくには、絶好の機会と言えます。 じつは節分の豆まきも、もともとは年越しの行事でした。今では節分は立春の前日一日だけの行事になってしまいましたが(2021年の節分は2月2日)、邪気を祓って幸せを祈る気持ちは変わらないはず。今期の満月前後の数日間は、ひとつそんな気持ちでただ存れるよう、試みてみるといいでしょう。 《牡羊座(おひつじ座)》(3/21〜4/19)今期のおひつじ座のキーワードは、「閑暇の時代」。 フランス革命に大いに影響を与えたジャン=ジャック・ルソー(1712~1778)は、最晩年の随筆集『孤独な散歩者の夢想』の中で、自分の人生の分岐点となった決断を振り返って次のように書いています。 「僕は青春の頃からこの四十歳という時代に目標をおいて、これを自己完成への最後の努力のときであり、自分のあらゆる抱負の終了期であると定めておいたのである。この年齢になったら、自分がいかなる境遇にあっても、それから逃れようなどともがくことはしまい、余生はのんびりしよう、そして、未来のことなどくよくよしまい、こう固く決心していた。その時は来たのである。僕はこの計画を難なく遂行した」 実際にルソーは40歳を前に定職を辞し、楽譜の清書の仕事だけで生きていく(今でいうフリーランス)生き方へと転換し、それと時期を同じくして『学問芸術論』や『人間不平等起源論』などの主著を次々と発表し、思想家としての地歩を固めていきました。そしてそんなルソーの脳裏にあったのは、青春の盛りを過ごした田舎の閑静な生活でした。 「閑居における瞑想、自然の研究、宇宙の観察は、いきおい、孤独者をして、造物主の方にたえず向かわしめて、自分の目に映るあらゆるものの目的と、自分の心に感ずるあらゆるものの原因を、こころよい不安の念をもって探求せしめたのであった。運命が再び僕を世の風潮の中に投げ込むにおよんで、僕は、一時たりとも心を慰めてくれるような何物ももはやそこには見出さなくなった。そして、あの楽しかった閑暇の時代をなつかしむ心は、その後の僕にどこまでもつきまとってきて、幸運や栄達が得られるような、どんな手がかりが目の前に現れても、無関心と嫌悪を投げつけるのみだった」 今期のおひつじ座もまた、ルソーのように自身に十分なヒマで心しずかでいられる時間を与えてやることがテーマとなっていきそうです。 参考:ルソー、青柳瑞穂訳『孤独な散歩者の夢想』(新潮文庫) 《牡牛座(おうし座)》(4/20〜5/20)今期のおうし座のキーワードは、「新たな数式/死者の息づかい」。 詩人の岸田将幸は「孤絶-角」という名の詩集の冒頭を、次のように書き出しました。 「まったく人のいない場所の発見、 人が生き得る“呼吸場”―――。 (呼吸広場、) “孤絶角” 、は 孤絶角度とそれぞれのではない空間によって成り、 時間は“無限振動”=共振のあいだに留まる水量によって測られる」 最初に読んだとき、これはまったく不可解な使命感に駆られた人が、その孤独のなかで慈悲深い絶望や、極限の関係に開かれていった際の感覚をなんとか表そうとしたもののように思えました。そしてこの詩のすぐ後には、今度は散文が続きます。 「新たな数式を生まねばならない。きっとそれは次の人がぎりぎり踏み外すことのない足場になるはずだ。その数式は彼を沈黙させ、彼はしばらく別のところで生きて行かなければならなかったかもしれない。しかしだ、その別の場所を育んだのはある死者の息づかいの跡であったかもしれない。そうして彼はある死者の跡を引き受けつつ、また別の人を生かしめるために別の場所に立ったのかもしれない。」 ここで言う「新たな数式」とは、例えば私たち一人ひとりによって未知の感情が発見されていったプロセスであり、さながら星と星とを結んで作られた夜空に浮かぶ無数の星座のようなものとも言えます。 そしてそれらは、死者から生者へ、そしてまた次の生者へと、何十代何百代にもわたり、膨大な時間をかけて引き継がれていくものであり、そういうものを私たちは「孤絶」のなかでこそ受けとっていくことができるのではないでしょうか。 今期のおうし座もまた、あるいは自分なりの「数式」を生み出していくための足がかりを見つけていこうとしているのかも知れません。 参考:岸田将幸『岸田将幸詩集』(思潮社) 《双子座(ふたご座)》(5/21〜6/21)今期のふたご座のキーワードは、「ミソ・ドラマ」。 河合隼雄の『こころの最終講義』に、非行少年のセラピーにミソ・ドラマ(神話劇)を使っているアラン・グッゲンビュールという人の興味深いエピソードが紹介されています。 まずはじめに非行少年たちに部屋に集まってもらって、軽く名前を言い合ったり、お菓子を食べたりしつつ、みんなどこでも好きなところへ寝っ転がってもらったりして、身体をものすごくリラックスしてもらうのだそうです。そして、だいぶほぐれてきたなというところで、神話的な話をする。 例えば、向こうから怪物が現れたとか、運命的な試練の旅に出なければいけなくなったとか、そういう神話的な状況を話して、途中でやめる。やめて、リラックスしている子供たちに、続きを考えて話をさせたり、劇をやってもらったりすると、非常に乗ってくる子が多いのだと。その際、特に印象的だったのが次の下りです。 「そのときに行儀のよい話をするとみんな行儀が悪くなる。つまり「昔むかしよい子がおりました。朝からお母さんの言いつけ通りに仕事をしました」などというと、みんなウワーッてむちゃくちゃする。ところが、むちゃくちゃな話、つまり怪物が出てきたので怪物をボカンとやっつけたとか、そういう途方もない話をすると、みんなすごく行儀がよくなる」 そもそも日常の枠におさまらず、それを超えようとした行為をやっているから「非行」少年な訳です。それは自分なりの物語を発見しようとしてそうしているのですが、うまくいかない。それをこういうやり方でうまく自分で探せるよう、取っ掛かりとつかめるよう、想像の世界を活性化させてやる。最初のひとなぎ、ふたなぎをこちらでやると、後は子供たちも自分でやりたくなる。そして最後に部屋を変えて、お菓子を食べたりしてもらいつつ、だんだん現実に戻していく。これはとてもうまいやり方ですね。 今期のふたご座もまた、どうか行儀のよい話ではなく、できるだけむちゃくちゃな話、途方もない話に触れていきたいところです。 参考:河合隼雄『こころの最終講義』(新潮文庫) 《蟹座(かに座)》(6/22〜7/22)今期のかに座のキーワードは、「私をめぐる切り絵作業」。 19世紀末から20世紀初頭にかけて生きたポール・ヴァレリーは「9歳か10歳のころ、わたしは自分の精神の島とも言うべきものをつくり始めたにちがいない」と書いているように、ある種の隠遁主義者であり、自分自身の精神をより積極的に発現させるための「方法」として、自分の分身エドモン・テストを巡る思索を手紙・日記などを含めた特異な連作小説『テスト氏』を生涯にわたって書き続けました。 「私は自分を自分が現実に所有している諸特性に還元しようと試みていた。自分の能力に対してはほとんどなんの信頼ももてなかった。ところが一方、自己嫌悪に必要なものなら、何でも自分の中になんの造作もなく見つかった。だがしかし、私は明晰さを求める自分の限りない欲求や、信念や偶像に対する侮蔑や、容易さへの嫌悪やおのれの限界を感じつづける力などには頼むところがあった。私は、自分の中に一つの内部の島をつくりあげ、それを踏査し強化することに時を費やした…。」 こうしてヴァレリーはテスト氏によって眺められた「自分」を綴っていった訳ですが、ヴァレリーにとって自分とは、まさに「自分と自分のあいだ」にいるものであり、そこで「第一になすべきは、おのれの領地を経めぐることだ」として、私が体験しうるあらゆる可能的世界としての「広義の私」の中から、現に体験したこととしての「狭義の私」を切り絵のように切り抜いていったのです。 そうしてヴァレリーは「狭義の私」でさえも、決して固定されたものではなく、たえず開いており、意味づけを求めているものであることに気付いて、その狭い国土で繊細極まりない自己探求を続けていきました。 今期のかに座のあなたもまた、それくらい割り切って手足が届く範囲内の「狭義の私」体験を踏査し、強化していくことを優先してみるといいかも知れません。 参考:ポール・ヴァレリー、粟津則雄訳『テスト氏』(福武文庫) 《獅子座(しし座)》(7/23〜8/22)今期のしし座のキーワードは、「これでいいのだ」。 漫画家の赤塚不二夫さんの告別式が2008年8月7日、東京都中野区の宝仙寺で営まれた際、彼を「肉親以上の存在」と慕っていたタモリ氏は、次のような弔辞を読みました。 「あなたの考えは、すべての出来事、存在をあるがままに、前向きに肯定し、受け入れることです。それによって人間は重苦しい意味の世界から解放され、軽やかになり、また時間は前後関係を解き放たれて、その時その場(瞬間)が異様に明るく感じられます。この考えをあなたは、見事に一言で言い表しています。すなわち、「これでいいのだ」と。」 極度の恥ずかしがり屋で、何度入退院を繰り返しても人と会うのに酒とタバコをやめられなかった生前の赤塚氏の行状は、一見でたらめなものではありましたが、タモリ氏が言うように、そこには何の変哲もない日常に永遠の幸福を宿らせる一瞬が確かにあり、それを彼の周囲にいたたくさんの人たちが「異様に明るく」なる瞬間として直接体験していたのでしょう。 もちろん、普通に考えれば食道がんで長期入院した後も酒を飲み続けたりすれば、「これでいいわけがない」のですが、それでも私が生きて在るという事実そのものを消し去ることは誰にもできませんし、その前にも後にも生というものはないのだと肯定するとき、その人は永遠に通じている生の瞬間を全力で生きている。他ならぬ赤塚氏は、そのことをどこまでも素直に実行できた人だったように思います。 その意味では、ゾーエー(非意識的生命性)と言ったって、別に難しいことを考えたり行なったりする必要はなくて、よく眠ること、よく食べること、よく歩くこと、よく話すこと、よく愛すること、これらはすべて、確実に幸福の条件なのだということが分かります。 今期のしし座は、そうやって喪ったいまを改めて取り戻していくことができるかが問われていくでしょう。 参考:『文芸春秋 2011年1月号』 《乙女座(おとめ座)》(8/23〜9/22)今期のおとめ座のキーワードは、「空気への参与と構築」。 イタリアの哲学者コッチャは、『植物の生の哲学』のなかで、「数百万年もの昔、動物的生命の可能性の条件を産み出し、世界を変容させたのは、他ならぬ植物だった」と前置きした上で、古代ギリシャのアナクサゴラスの「すべてがすべてのもとにある(パン・エン・パンティ)」という<混合>ないし<相互浸透>としての世界像をめぐって次のように述べています。 「「植物新世」こそが、世界が混合であること、そして世界のあらゆる存在は、世界がその存在の中にあるのと同じだけの強さをもって世界の内にあるということの、最も明確な証左なのである。」 ここで言及されている「混合」とは、世界においてあらゆるものが相互に浸透し合い、循環し、伝達しあっているという世界像のことであり、そこには時に私たちがプライベートや私有地という仕方で想像する空間的な不可入性はじつは幻想に過ぎないのだという指摘も含んでいます。 また、「植物新世」という言葉は明らかに、人間の活動が地球に地質学的なレベルの影響を与えていることを表す「人新世」という昨今よく耳にするようになってきた言葉を意識して書かれた記述でもありますが、コッチャはこの点についてもきちんと警鐘を鳴らしています。 「人新世という概念は、世界の実在それ自体を定義づけるものを、単一の営為、歴史的で否定的な営為へと変形してしまう、つまり自然を文化例外に、また人間を自然外の原因にしてしまうのだ。その概念は、とりわけ世界が常に生物の呼吸の現実をなしている事実を、顧みようとしない。」 つまり、コッチャのいう混合的世界像とは、すなわち世界は呼吸するということであり、世界に在るとは、つねに自然と人間、男と女、内と外、過去と未来など、あらゆる境界線を越えた超越的な「浸り」に参加するということに他ならないのです。 今期のおとめ座もまた、そうした息吹や空気の構築に参与していくという視点から、現在のコロナ禍を生きるということについて、考え直してみるといいでしょう。 参考:コッチャ、嶋崎正樹訳『植物の生の哲学』(勁草書房) 《天秤座(てんびん座)》(9/23〜10/23)今期のてんびん座のキーワードは、「うつろいやすさと漂泊」。 パレスチナ出身の批評家、研究者であるエドワード・サイードは、自ら選択したのではなく授けられた名前のなかに、すでに英国王子に因む名でアングロ文化・英語文化への関係を象徴する「エドワード」とアラブ世界を象徴しつつ出自についての曖昧さを残す家系名である「サイード」という折り合いえない違和を含んでいました。 彼は亡命やディアスポラ(故郷の喪失と離散)の状況を、例えばユダヤ人の2000年にわたる歴史のような現実から比喩の領域へと展開させながら、自身の立場を示すべく、知識人の使命について次のように語りました。 「知識人が、現実の亡命者と同じように、あくまでも周辺的存在であり続け飼い馴らされていないでいるということは、とりもなおさず知識人が君主よりも旅人の声に鋭敏に耳を傾けるようになること、慣習的なものより一時的であやういものに鋭敏に反応するようになること、上から権威づけられて与えられた現状よりも、革新と実験のほうに心を開くようになることなのだ。漂泊の知識人が反応するのは、因習的なもののロジックではなくて、果敢に試みること、変化を代表すること、動き続けること、けっして立ち止まらないことなのである。」 これは知識人論でありながらも、同時に脱西欧化され、非中心化された「世界市民」としてのひとつの思考と行動の原理を新たに打ち立てようとする試みでもあるように思います。 ここのところ占星術界隈でバズっている「風の時代」という言葉も、単に新たな文化適応に向かうのではなく、彼の語る知識人のように、むしろ「うつろいやすさと漂泊のなかにとどまり続けること」の実践の中で、はじめて実感を伴ってくるのではないでしょうか。 今期のてんびん座は、そんな新たな時代の風通しを身をもって体感していくことがテーマとなっていきそうです。 参考:エドワード・サイード、大橋洋一訳『知識人とは何か』(平凡社ライブラリー) 《蠍座(さそり座)》(10/24〜11/22)今期のさそり座のキーワードは、「贈与以前の贈与」。 この時期の冬のいちばん寒い頃合いには、東の空にちいさな炎のかたちを作ってみせるプレアデス星団、すなわちおうし座の背中にかがやく鎖状の星の群れが肉眼でも観察できます。 そしてこのプレアデスは、しばしば人間的な知力や意志の力を超えた天地の根本の文脈で象徴的に取り上げられてもきました。例えば、旧約聖書の『ヨブ記』において、エホバ(至高者)が理不尽な試練の連続のなかでついに神への疑惑と憤怒を口にした義人ヨブに対して次のように語った有名な場面。 「わたしが地の基をすえた時、あなたはどこにいたか。もしあなたが知っているなら言え…… 死の門をあなたのために開けられたか。 あなたは暗黒の門を見たことがあるか。あなたは地の広さを見きわめたか…… だれが大雨のために水路を切り開き、いかずちの光のために道を開き、 人なき地にも、人なき荒野にも雨を降らせ、 荒れすたれた地をあき足らせ、これに若草をはえさせるか。 雨に父があるか。露の玉はだれが生んだか…… あなたはプレアデスの鎖を結ぶことができるか。オリオンの綱を解くことができるか。 あなたは十二宮をその時にしたがって、引き出すことができるか。 あなたは天の法則を知っているか、そのおきてを地に施すことができるか。」 ここでいう「鎖」とは、幾世代にもわたって生命が受け継がれていく大いなる生命の連鎖の象徴とも解釈することができますが、その意味で、語り手であるエホバ(至高者)は東洋的に言えば、「父母未生以前の自己」であり、ここで語られている内容は、私たち人間が誰か何かにみずから恵みを与えていく贈与以前の贈与とも言えるのではないでしょうか。 今期のさそり座は、そうした既に自分が受け取っている贈与以前の贈与ということに思いを巡らせてみるといいかも知れません。 参考:関根正雄訳『旧約聖書 ヨブ記』(岩波文庫) 《射手座(いて座)》(11/23〜12/21)今期のいて座のキーワードは、「死角の発掘」。 視覚障害者の空間認識、感覚の使い方について迫った『目の見えない人は世界をどう見ているか』という本の中で、美学と現代アートを専門とする著者の伊藤亜紗は、「見えない人が見える人よりも空間を大きく俯瞰的にとらえている場合がある」という一般的なイメージとは真逆の現実に触れています。 これは見える人は遠くまで「見通す」ことができるので、そこで見える坂道だったり、まわりの風景、空が青いとか、遠くにスカイツリーが見えるとか、そういうことに気を取られてしまう。だから、「かえって見えない人の方が、目が見通すことのできる範囲を越えて、大きく空間をとらえることができる。視野を持たないゆえに視野が狭くならない」のだと言います。 さらに著者は富士山や月のようなあまりに大きなものや遠くのものを見るとどうしても立体感が欠けてしまうなどの事例から、視覚の大きな特徴として「三次元を二次元化すること」を挙げ、「そもそも空間を空間として理解しているのは、見えない人だけなのではないか」と提起するのです。 つまり、私たちが身体を持っており、一度に複数の視点を持つことはできない以上、あくまで私の視点から見た空間しか捉えられず、空間をそれが実際にそうである通りに三次元的には捉え得ないという訳です。 そうして、著者はどうしても「欠落」としてとらえてしまいがちな「見えないこと」を、脳の内部に新しい扉が開かれ、世界の別の顔を感知するクリエイティビティの発露するチャンネルとして捉え直していくのですが、そのプロセス自体が驚くべき逆転の発想と言わざるを得ないでしょう。 その意味で、今期のいて座もまた、日常生活のなかでいつの間にかアウト・オブ・マインドになっていた死角領域を改めて発掘していくことがテーマとなっていきそうです。 参考:伊藤亜紗『目の見えない人は世界をどう見ているか』(光文社新書) 《山羊座(やぎ座)》(12/22〜1/19)今期のやぎ座のキーワードは、「土のなかのくらさ」。 詩人・牟礼慶子の「見えない季節」という詩に、「土のなかのくらさ」という大変印象的なフレーズが出てきます。 「できるなら 日々のくらさを 土のなかのくらさに 似せてはいけないでしょうか 地上は今 ひどく形而上学的な季節 花も紅葉もぬぎすてた 風景の枯淡をよしとする思想もありますが ともあれ くらい土の中では やがて来る華麗な祝祭のために 数かぎりないものたちが生きているのです その上人間の知恵は 触れればくずれるチューリップの青い芽を まだ見えないうちにさえ 春だとも未来だともよぶことができるのです」 冬の大地は、一見のっぺらぼうで、何もしていないように見えますが、春になるといっせいに芽が出て、撒いたわけでもないものまで一緒になって、草木ぐんぐん生えてきます。そこに至るまでの冬のあいだ、土のなかでどんなドラマが進行していたのか。 自然だけでなく人間の暗さがはらんでいる未来にも、そっと手を添えてくれるような牟礼慶子の詩行に触れていると、改めて地下世界にひしめいている予兆にスッと目が開かれていくようです。 今期のやぎ座もまた、風の時代になった今こそ、自身のなかの豊かさ予兆をはらんだ土のなかの暗さを改めて実感していきたいところです。 参考:牟礼慶子『魂の領分』(思潮社) 《水瓶座(みずがめ座)》(1/20〜2/18)今期のみずがめ座のキーワードは、「媚態の霊化」。 九鬼周造が長きにわたるヨーロッパ留学時代に「寂しさ」と「恋しさ」とは何かということをしきりに考えた末、帰国後すぐに書き上げたのが『いきの構造』でした。 この本を読んでいると、例えば「理想主義の生んだ「意気地」によつて媚態が霊化されてゐることが「いき」の特色である」なんていう一文が出てきますが、ここで言う「意気地」というのは一種のコンプレックスなんですよね。 つまり「女としてor男としてこうありたい」という理想に対してどこか鋭い緊張感を抱いていて、それがただただ意中の相手に甘くなったりデレデレと弛緩しきってしまうような「媚態」に冷や水を浴びせ、精神的に高まったところへ引き上げていくことを、「媚態の霊化」と言っている訳です。 こうやってきちんと矛盾や葛藤を前提として「いき」という俗なる美意識を語っているところなど、やはり理論というものは実生活に浸透されてはじめて力が出てくるもので、口先だけでカッコよく決めてもしょせん頭の中の自己満足なのだと思い知らされる気がします。 その意味では、今期のみずがめ座もまた、自分なりの情熱をどれだけ「いき」に表していけるかどうかが問われていくでしょう。 参考:九鬼周造『いきの構造』(岩波文庫) 《魚座(うお座)》(2/19〜3/20)今期のうお座のキーワードは、「自発的変化の喚起」。 整体という言葉を初めて使い始めた整体指導者の野口晴哉は、12歳で被災した関東大震災時に本能的に手をかざして治療をしたことをきっかけに、治療家を目指し、以来さまざまな試行錯誤や研究の結果、「野口整体」という自身のメソッドを確立し、その天才的手腕で治療や指導に長年携わってきました。 その死後に出版された『偶感集』は、ごく簡潔かつリズミカルな文体で氏の治療思想の根幹を語ったもので、中でも「心理指導」と題された一篇は、どうしたら心身の不調と向き合うべきかという治療家としての姿勢の指針について述べられています。 「生きているということ リズムによる也 そのリズムを調えること 安心立命の道也 如何にして調えるか リズムによる也 心も又リズム也 言葉も又リズム也 運動も又リズム也 一切の行為をリズムを調えるよう使う也 その為にリズムを使いこなすこと必要也」 ただ機械のようなのっぺりとした声色や単調すぎる動作では治療にならない、氏はそう考えた上で、上下する波としてのいのちあるものにどう接するべきかを次のように大胆に語ります。 「生くる波の高低 見極むることまず必要也 心の動き 又この波による也 この波に応じて手段選ぶべきは勿論也 高まれる時はヒントを与えるのみにて独り動く しかも繰り返せば逆効果也 低まれる時は形つくりて与うべく 高まれる時は奪ふことその要也 いつも与うるは息吐く時 奪うは吸う息によるべし 与奪は変化のため也 与奪のために非ず 自発的な動きを喚起するために要るは変化也 心理指導は自発的変化喚起の術也」 ほとんど武道の世界ですが、古来から達人は活殺自在と言うように、相手を殺すことと活かすことは表裏一体であり、その紙一重の使いどころを誤ることなく実行できる呼吸こそが、達人の達人たる由縁だったのでしょう。 今期のうお座もまた、そうした呼吸の要を意識した上で、自身や周囲を活かすための動きをしていけるかが問われていきそうです。 参考:野口晴哉『偶感集』(全生社) --------占いの関連記事もチェック--------ゲッターズ飯田の「2021年五星三心占い」(無料)イヴルルド遙華の「2021年 MYポジティブポイント占い」(無料)ルネ・ヴァン・ダール研究所のMORE HAPPY 占い(無料)365日お誕生日占い(無料)文/SUGAR イラスト/チヤキ1月10日
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占術家の水晶玉子先生からのメッセージを独占公開!アラフォー世代の特徴や幸せに生きるためのヒントは?*この記事はMarisol2020年8月号に掲載されたものです今のアラフォーは、自分らしい方法で人とかかわれる力をもった、パワフルな世代! 就職は超氷河期、社会人として一人前になったころにはリーマンショックと、人生の節目で時代の動乱を経験したアラフォー世代。今回のコロナ禍も、働き盛りだけにさまざまな思いを抱く人が多いはず。 「占星術で見ると、1972年~1981年生まれの人は、世代の特徴を表す天王星、海王星、冥王星の3つの星のうち、冥王星を天秤座にもっています。冥王星には〝消滅と再生〟のパワーがあり、天秤座は社会を司る山羊座と90度の緊張関係にあります。社会の変動と人生がリンクするのは、この世代の宿命かも。でもこれは前例のないことを、乗り越える役割と強さをもつという意味でもあるんです」 さらにこんな使命も!「天秤座はパートナーシップをつかさどる星座だから、今のアラフォーは人間関係を大事にする人が多いはず。この世代は〝いかに自分らしいやり方で人と結びつくか”という世代的な使命をもっていて、それは職場の関係しかり、結婚、友情もしかり。調和を保ちながら新しい方法を探っていきます。自分だけでなく、まわりを思いやれる強さをもった人たちでもあるので、誇りをもってくださいね。〝新しい時代の核は自分たちにある!”〝私がいろいろな人間関係を変えていく”ぐらいの気概をもって、毎日を過ごしてください」 【 オタク世代 】好きなモノへ没頭するうちに新たな展開を作っていける同じアラフォーでも1975年~1981年生まれの人は、また別のパワーが!「この世代は天王星が蠍座に位置する時期に生まれた人たちで、いい意味でオタク気質(笑)。狭く深く好きなモノを独自の方法で極めるほど、人との新たなつながりを作れる力をもっています」 【 グローバル思考世代 】海外大好き。国を越えて活躍する潜在能力も秘めている! 「これも海王星・射手座の影響が大きいです」と水晶先生。「射手座は海外への憧れを示します。さらに1982年〜1988年生まれの人は改革の星、天王星も射手座に。この時期に生まれた人は、よりグローバル志向が強く、国境にこだわらず活動したい意欲も強いはず」 【 勉強好き世代 】海王星が射手座にある星回り。何事にも学びを得たい傾向が!アラフォー世代の特徴としてあげられるのが「勉強熱心」であること。「夢を表す海王星が、学問とかかわりの深い射手座に位置する時期に生まれたマリソル世代。理想をもって勉強するのが得意なので、学んだことを現実に生かす方法を考えると、よりステップアップに」 取材・文/石井絵里1月7日
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星からのメッセージ:12星座全体の運勢星たちが緊張感のある配置を作り、気持ちが引き締まります。努力が成果に結びつくまでに時間がかかりそうですが、その分忍耐力や慎重さが得られるとき。資格取得やキャリア・アップの勉強におすすめの時期でもあります。やるべきことに追われて、本当にやりたいことがわからなくなったときは、物事や自分の心を俯瞰して。元のペースを取り戻せます。牡牛座は自分の能力を最大に発揮するチャンスが。難しい事柄にこそ、ぜひチャレンジを!天秤座プライベートの充実が運気好転の鍵家族との絆を感じ、ハートフルなぬくもりに満ちる時です。親もとを離れてひとり暮らしの人も、可能であれば、年末年始は家族団らんのひとときを。または、12月末までに家の手伝いや自分の部屋の大掃除を完了しておけば、新年からの開運につながります。仕事の悩みも、プライベートタイムを充実させることで徐々に薄らいでいく兆し。あまり悲観しないで。恋には小休止のサインが。違和感を覚えたら無理に合わせずに、相手と少し距離を置くほうが賢明です。1/15は身近な存在が次期恋人候補に昇格する予感。【ラッキーアイテム】タートルニット、生花のお正月飾り<プロフィール>ルネ・ヴァン・ダール研究所●占星術を日本の女子に広めたパイオニア! 日本で初めて「世界の占い」を学術的に解析し、新しい心理学の立場から研究。信頼度抜群の「ルネ研」が、12星座別のHAPPYのヒントを毎月お届けします。 ♡最新号の試し読み・電子版の購入はこちら♡ 文/ルネ・ヴァン・ダール研究所 イラスト/SHOKO TAKAHASHI12月28日
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12星座全体の運勢「呑み込むべき“寒九の水”を問う」 2021年を迎えて最初の新月は1月13日にやぎ座の第三デカン(20から29度)で起こります。やぎ座の現実主義に水星の知性が加わるため、この新月では特に物事の本質を見抜く客観性が冴えわたっていくでしょう。 二十四節気では1月5日より「小寒」に入ります。いわゆる「寒の入り」と言われ、冬至で「一陽」を得ることでかえって陰気が強まり、ますます冷えが厳しくなっていく頃合いとされています。そして、今回新月が起こる1月13日は寒の入りから9日目の「寒九」にあたり、昔からこの日の水(寒九の水)は特別な力が宿るとされ、餅をつくにも、お酒を造るにも、薬を飲むにも、珍重されてきましたが、この特別冷たい水こそが薬にも力にもなるという発想は、まさに今回の新月のテーマとも言えます。 すなわち、人間が経験しうるもっとも純粋な自由というのは、厳しい規律や掟を受け入れ、従うことでこそ実現可能になるということ。さながら寒い時期ほど、一年を通して温度変化の少ない地下水さえもがあたたかく染み入るように感じられるように。あなたの人生に力を与え、解放させてくれるだけの「冷たさ=厳しい現実やその枠組み、ルール等」とは何か、それをいかに取り入れていけるかが今期 は問われていきそうです。 天秤座(てんびん座)今期のてんびん座のキーワードは、「帰るところ」。 2020年12月22日をもって地の時代から風の時代に本格的に移行した。昨今、そんな木星と土星の邂逅周期に基づいた約200年ごとの「ミューテーション(移り変わり)」が占星術界隈では決まり文句のように語られていますが、実際にはただ待っていれば時代の方が勝手に変わってくれる訳ではもちろんありません。 ミューテーションはある種のサイクルであり、あくまで自分なりの人生文脈に「風」のシンボリズムを生かしていかなければ、上辺だけの言葉をなぞって、ただ傍観者として通りすぎていく惑星を見送るだけで終わってしまうでしょう。 例えば、前回の風の時代である鎌倉時代は日本独自の浄土仏教が花開いていった時期でもありました。「末法の時代には、もはや悟りの道を完遂することができない」「私のような愚者は他力の道しかない」といった姿勢を強烈にもった弱者救済型の宗教である浄土仏教は、「帰るところ」を提示する仏道でもありました。 宗教学者の釈徹宗は、『法然親鸞一遍』の中である韓国の宗教学者の弁として、「日本人の宗教性を最もよく表しているのは『夕焼け小焼け』の歌だ」という言葉を紹介しています。 「夕焼小焼で日が暮れて/山のお寺の鐘がなる/お手々つないで皆かえろ/烏と一緒に帰りましょう 子供が帰った後からは/円い大きなお月さま/小鳥が夢を見る頃は/空にはきらきら金の星」 (中村雨紅作詞) 釈はここで語られる「夕焼」「お寺の鐘」「お手々つないで」などの言葉に着目し、これらは「共生感覚」「生命感」「無常観」「深みのある悲哀感」など「日本の宗教的情緒を見事に象徴しています」と言及していますが、大正時代に書かれたこの歌詞の世界は現代ではもはや失われてしまいました。 もし現代においてこうした「帰るところ」や「また会える世界」を指し示す言葉があるとすれば、それはどんな表現になるのでしょうか。 今期のてんびん座は、それくらい大きな視点から自分のこころの支えとは何かということについて、考えを巡らせてみるといいかも知れません。 参考:釈徹宗『法然親鸞一遍』(新潮選書) 12星座占い<12/27~1/9>まとめはこちら<プロフィール>應義塾大学哲学科卒。卒業後は某ベンチャーにて営業職を経て、現在西洋占星術師として活躍。英国占星術協会所属。古代哲学の研究を基礎とし、独自にカスタマイズした緻密かつ論理的なリーディングが持ち味。文/SUGAR イラスト/チヤキ12月27日
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[目次] 【SUGARさんの12星座占い】<12/27~1/9>の12星座全体の運勢は? 【SUGARさんの12星座占い】12星座別の運勢 《牡羊座(おひつじ座)》 《牡牛座(おうし座)》 《双子座(ふたご座)》 《蟹座(かに座)》 《獅子座(しし座)》 《乙女座(おとめ座)》 《天秤座(てんびん座)》 《蠍座(さそり座)》 《射手座(いて座)》 《山羊座(やぎ座)》 《水瓶座(みずがめ座)》 《魚座(うお座)》 【SUGARさんの12星座占い】<12/27~1/9>の12星座全体の運勢は?「呑み込むべき“寒九の水”を問う」 2021年を迎えて最初の新月は1月13日にやぎ座の第三デカン(20から29度)で起こります。やぎ座の現実主義に水星の知性が加わるため、この新月では特に物事の本質を見抜く客観性が冴えわたっていくでしょう。 二十四節気では1月5日より「小寒」に入ります。いわゆる「寒の入り」と言われ、冬至で「一陽」を得ることでかえって陰気が強まり、ますます冷えが厳しくなっていく頃合いとされています。そして、今回新月が起こる1月13日は寒の入りから9日目の「寒九」にあたり、昔からこの日の水(寒九の水)は特別な力が宿るとされ、餅をつくにも、お酒を造るにも、薬を飲むにも、珍重されてきましたが、この特別冷たい水こそが薬にも力にもなるという発想は、まさに今回の新月のテーマとも言えます。 すなわち、人間が経験しうるもっとも純粋な自由というのは、厳しい規律や掟を受け入れ、従うことでこそ実現可能になるということ。さながら寒い時期ほど、一年を通して温度変化の少ない地下水さえもがあたたかく染み入るように感じられるように。あなたの人生に力を与え、解放させてくれるだけの「冷たさ=厳しい現実やその枠組み、ルール等」とは何か、それをいかに取り入れていけるかが今期 は問われていきそうです。《牡羊座(おひつじ座)》(3/21〜4/19)今期のおひつじ座のキーワードは、「新たな時代に発生する痛み」。 リモートワークやオンラインでのコミュニケーションが当たり前になっていった2020年に続き、2021年もまたテクノロジーが経済と手を携えながら世界を新たな構造に組み換えようとする流れはますます速く、強くなっていくでしょう。 こうした状況において、私たち人間社会は真っ先に生活の中の美的な価値を犠牲にしてしまうのだと指摘したのがデザイナーの原研哉です。2003年に出版された『デザインのデザイン』という本の冒頭で、彼は「時代が進もうとするその先へまなざしを向けるのではなく、むしろその悲鳴に耳を澄ますことや、その変化の中でかき消されそうになる繊細な価値に目を向けることの方が重要なのではないか」と一つの指針を打ち出しています。 そしてそれから、創造の資源として蓄積されてきた歴史の一つとして、機械生産で活気づいていた一方で、粗雑な日用品の発生という状況に直面していた150年前のイギリスを例に挙げます。 「デザイン」という思想の源流となったジョン・ラスキンとウィリアム・モリスは、それぞれ講演と著作、芸術・デザイン運動という形で、「生活環境を激変させる産業メカニズムの中に潜む鈍感さや不成熟に対する美的な感受性の反発」を展開したのであり、その痛みの深さこそが引き金となって、デザインという考え方・感じ方、すなわち「最適なものや環境を生み出す喜びやそれを生活の中に用いる喜び」に基づく既存の芸術とは異なるムーブメントが世に現われてきたのだ、と。 翻って、昨今の世の流れになんとか適応する中で、いまあなたの生活では何が犠牲になっていて、どれほどの悲鳴をあげているのでしょうか? 新たな時代の到来には、必ず相応の痛みの発生が伴うもの。今期のおひつじ座は、それがどんな引き金を引いていくことになるのかを確かめる意味でも、まずは現在の生活に潜む「鈍感さや不成熟」にしかと目を止めていきたいところです。 参考:原研哉『デザインのデザイン』(岩波書店) 《牡牛座(おうし座)》(4/20〜5/20)今期のおうし座のキーワードは、「わたしは攪乱されたい人間なのです(鎌田東二)」。 日本人が本気で意識が変わる時というのは、どうも戦争で負けるとか、バブル経済がはじけるといった政治経済的なものというより、むしろ公害問題や震災・津波などの自然災害によって引き起こされるのではないか。 3.11の後、個人的にそんな考えを持ったことがありますが、同じことを“風景異化”という視点から、より本質的かつダイナミックに迫った対談が、宗教学者の鎌田東二とランドスケープアーティストのハナムラチカヒロによって生まれた『ヒューマンスケールを超えて』という本に収められています。 その中で、鎌田は超能力少年がもう一回先祖返りするように違う意識と身体の在り方に変容していく物語を描いた宮内勝典の小説『ぼくは始祖鳥になりたい』(1998年)を例に挙げ、「ヒューマンスケールは物足りない」「ネイチャーの方がもっとおもしろい」「わたしは恐竜の子孫であると本当に思うのです」と畳みかけるように語っていきます。 そして、それを受けたハナムラもまた、「生態学の中では攪乱(かくらん)という要素がすごく重要です。環境に何かの攪乱が起こることによって、一度リセットされてぐっと違う方向にいく」と風景異化が人間に与える身体的・精神的インパクトについて説明した後、次のように語るのです。 「進化というのをぼくらは平面的に見ている。平面的に見ると、始祖鳥に戻るという話かもしれないですけど、上からみるとらせんのようになっていて、同じところに戻っているように見えるかもしれないけど、じつはずっと深まっていっているという話ではないか」 「人間だけの進化を考えなくても、地球で、あるいは宇宙で何かが進化していけばいいという考え方に立てば、人間中心主義といったところから脱出できる」 これを今期のおうし座に置き換えたとき、いま自分が巻き込まれている変化の激流に対し、ある種の「攪乱」と捉えていくこともできるのではないでしょうか。 そして、それが“進化論的心身変容”をもたらすものであるのか。もし二人のようなパースペクティブで捉えなおしてみることができれば、少なからず気付きが得られるはずです。 参考:鎌田東二・ハナムラチカヒロ『ヒューマンスケールを超えて わたし・聖地・地球』(ぷねうま舎) 《双子座(ふたご座)》(5/21〜6/21)今期のふたご座のキーワードは、「謎の感覚」。 こうした時勢において仕事で占いに関わっていると、どうしても「コロナはいつ収束しますか」と聞かれる機会がちらほらある。冗談めかして聞いてくる人もいるが、大抵は真剣なトーンで聞かれるので、こちらも困ってしまう。占いといってもそれはしょせん人の手でするものであり、神のみのぞ知るとしか言いようがない。そして“神”とは元来、沈黙する者であり、隠れたる神なのだ。 20世紀を代表する宗教学者のルドルフ・オットーは、こうした神の幽暗で不可解なあり方に深く分け入り、神学が提示する神の合理的側面(「信じる者は救われる」等)に対して、非合理的側面を強調し、それは人間の神に対する戦慄的畏怖(ヌミノーゼ)において立ち現れるものと分析していった。 例えば、処刑前夜のイエスが最後の晩餐後に祈りを捧げ、またユダに裏切られ捕えられた場所として知られるゲッセマネの夜のイエスの態度について、オットーは「この秘義と戦慄とのヌミノーゼの光に照らしかつそれを背景として、私たちは最後にまた、ゲッセマネの夜のイエスの苦闘を見、そしてそこでは何が問題であったかを理解し追感せねばならない」と前置きした上で、次のように問いかけてみせる。 「この魂の根底まで揺り動かす震駭と逡巡、この死ぬばかりの懊悩、この血の滴のように地上に流れる汗、これらは果して何の故であるか。普通の死の怖れだろうか。すでに一週間以来死を目前に見ていた者、明白な自覚をもって死の晩餐を弟子達と共にした者に、そんなことがあり得るだろうか。否、ここには死の怖れ以上のものがある。ここには、戦慄すべき秘義の前に、畏怖に満ちた謎の前に感じた被造者の畏がある。モーゼとその召使いとを夜「襲撃した」という伝説のヤハウェ、夜明けに至るまで神と格闘したという古伝説のヤコブが、それを解明する類例ならびに預言として、思い出されるではないか。」 ここには、人間が人間に対して感じる不可解と同じレベルの死の恐怖を超えた、それ以上の「謎の感覚」があった。つまり、神の不可解がこの上なく拡大されていたのであり、そうであったからこそ、十字架にかけられたイエスの「エリ、エリ、レマ、サバクタニ(わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか)」という叫びにも似た問いかけはただ虚しく響くのではなく、相応の答えを得たのではないだろうか。 そして今期のふたご座もまた、何かを問うという行為をこうした「謎の感覚」とどこまで連動させることできるかどうかを少なからず問われていくはずだ。 参考:ルドルフ・オットー、山谷省吾訳『聖なるもの』(岩波文庫) 《蟹座(かに座)》(6/22〜7/22)今期のかに座のキーワードは、「戦わない知性」。 病気にかかれば病気と戦いたがったり、コロナが流行ればコロナを悪者にして戦いたがる人は一定数いるものですが、なにかと「戦う」よりも「やりすごし」「生き延びる」ことのほうが抵抗的である場合もあるのではないでしょうか。 精神科医の中井久夫は「ストレスをこなすこと」というエッセイにおいて、やはり人類が共通して抱える問題としてのストレスに対し、同様の戦略を提案しています。 「「ストレス解消法」は、何にせよ、一時しのぎと考えて、「ストレス感」がなくなるまで徹底的に追求しないことです。追求すると、むしろ、むなしい感じが生まれ、これは全然消えません。」 「人事の人はよく「三日、三十日、三カ月、三年」といいます。就職してから退職を申し出るまでの期間です。こういう時期は、生理的にやめたくなるらしいので、休暇を取るとか少し仕事の気を抜いてでもいいからやり過ごして、それから考えてみるのがいいでしょう。」 「仕事にせよ家事にせよハイキングにせよデートにせよ、四十分単位、二時間単位で計画するのがかしこいと思います。四時間もぶっつづけでやったら、「おもしらうてやがて悲しき鵜飼かな」(芭蕉)ということになります。」 こうしたいっけん地味な提案の数々が、いったいどれほどの抵抗力を人に与え、生き延びることを言祝いできたかは、実際に試してみればすぐに分かることでしょう。危機においては、威勢がいいだけではダメなのです。頭をカッカさせて声高に何かを叫ぶだけでは、結局なに一つ事態は好転しません。 今期のかに座もまた、何か誰かと「戦う」ことをやめることで、かえって抵抗力を高めていくという戦略について、自分の身に引き寄せて考えてみるといいでしょう。 参考:中井久夫『精神科医がものを書くとき』(ちくま学芸文庫) 《獅子座(しし座)》(7/23〜8/22)今期のしし座のキーワードは、「世に棲む患者」。 役に立つか立たないかで言えば、成功者の自伝ほど役に立たないものはありませんが(役に立たないから悪い訳ではないが)、実際に歴史上の天才たちが、いかにお手本にしたいとは思わないような日常を送っていたかを簡潔にまとめたのが『天災たちの日課』という本です。副題は「クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々」。 例えば、自分のことをカナダで「もっとも経験を積んだ世捨て人」と呼んでいた天才ピアニスト、グレン・グールドは、インタビューの中で自身のスケジュールについて次のように語っていたのだそうです。 「僕はきわめて夜型の生活を送っている。その理由はおもに、日光があまり好きではないからだ。じっさい、明るい色はどんな色でも気分を落ち込ませる。僕の気分はだいたい、どんな日も、空の晴れぐあいと反比例するんだ。「暗雲の向こうには必ず銀色の光がある」ということわざがあるが、ぼくの個人的なモットーは昔からずっとその反対で「銀色の光の向こうには必ず暗雲がある」だ。だから、用事はできるだけ遅い時間に設定して、夕暮れにコウモリやアライグマといっしょに活動を始めるようにしている。」 他にも彼のおかしなジンクスの数々を読んでいると、人間としてどうよ、と言いたくなる気持ちも出てくる一方で、精神科医・中井久夫の「世に棲む患者」という概念を思い出さずにはいられません。 これは、患者を制限の多く抑圧的な「世の中」の“普通”に適応させるのではなく、むしろ「世の中」それ自体をもっと多層的なものとして捉え、その中での特異性を発明しつつ生き延びる人々を肯定するために使われたもので、まさにグールドのような人のための言葉と言っても過言ではないでしょう。 その意味で、今期のしし座もまた、グールドのように生き延びるために“異常さ”をつぎつぎと発明するくらいの気概が欲しいところです。 参考:メイソン・カリー、金原瑞人・石田文子訳『天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々』(フィルムアート社) 《乙女座(おとめ座)》(8/23〜9/22)今期のおとめ座のキーワードは、「ネガティブ・ケイパビリティ」。 毎日膨大な数の書籍が出版され、日々すさまじい量の情報がスマホやPCから目に飛び込んでくる現代社会では、できるだけ早く情報の流れを「理解」し「分かった」状態に至れるか否かが鍵になってくるかのように思われますが、果たしてそれは正しいのでしょうか。 例えば、今ほど性の規範の見直しが力強く叫ばれることのなかった時代、男性でありながら女性的な精神を宿していた文豪のひとりに、26歳の若さで病没したロマン派詩人ジョン・キーツ(1795~1821)がいます。 彼はみずからの詩作行為と、シェイクスピアへの心酔から、詩人が身につけるべき能力として、価値判断を保留して宙づり状態にし続けることを表す「ネガティブ・ケイパビリティ」という言葉の名付け親としても知られていますが、本人の言葉を借りればそれは次のようなもののようです。 「詩人はあらゆる存在の中で、最も非詩的である。というのも詩人はアイデンティティを持たないからだ。詩人は常にアイデンティティを求めながらも至らず、代わりに何か他の物体を満たす。神の衝動の産物である太陽と月、海、男と女などは詩的であり、変えられない属性を持っている。ところが、詩人は何も持たない。アイデンティティがない。確かに、神のあらゆる創造物の中で最も詩的でない。自己というものがないのだ。」 つまり、アイデンティティを持たない詩人は、それゆえにアイデンティティを必死に模索する。それは短気に事実や理由を手に入れようとはせず、不確かさや、神秘的なこと、疑惑ある状態の中に留まり続ける能力を必要としますが、キーツはそれをネガティブ・ケイパビリティ(負の能力)と呼んだのです。 そこでは訳の分からないことや、取り付く島もない事態を前にした時のすっきりしない、不快な気分にじっと耐えることになる訳ですが、そうした力が必要な事態や状況というのは、すぐになにかを「分かった」状態に持っていく力(ポジティブ・ケイパビリティ)で何とかなる分かりやすいものよりも、時代が進むほどにずっと多くなってきているように思われます。 今期のおとめ座もまた、そんな力を発露させ、磨いていくことの大切さに改めて思い巡らせてみてはいかがでしょうか。 参考:帚木蓬生『ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力』(朝日選書) 《天秤座(てんびん座)》(9/23〜10/23)今期のてんびん座のキーワードは、「帰るところ」。 2020年12月22日をもって地の時代から風の時代に本格的に移行した。昨今、そんな木星と土星の邂逅周期に基づいた約200年ごとの「ミューテーション(移り変わり)」が占星術界隈では決まり文句のように語られていますが、実際にはただ待っていれば時代の方が勝手に変わってくれる訳ではもちろんありません。 ミューテーションはある種のサイクルであり、あくまで自分なりの人生文脈に「風」のシンボリズムを生かしていかなければ、上辺だけの言葉をなぞって、ただ傍観者として通りすぎていく惑星を見送るだけで終わってしまうでしょう。 例えば、前回の風の時代である鎌倉時代は日本独自の浄土仏教が花開いていった時期でもありました。「末法の時代には、もはや悟りの道を完遂することができない」「私のような愚者は他力の道しかない」といった姿勢を強烈にもった弱者救済型の宗教である浄土仏教は、「帰るところ」を提示する仏道でもありました。 宗教学者の釈徹宗は、『法然親鸞一遍』の中である韓国の宗教学者の弁として、「日本人の宗教性を最もよく表しているのは『夕焼け小焼け』の歌だ」という言葉を紹介しています。 「夕焼小焼で日が暮れて/山のお寺の鐘がなる/お手々つないで皆かえろ/烏と一緒に帰りましょう 子供が帰った後からは/円い大きなお月さま/小鳥が夢を見る頃は/空にはきらきら金の星」 (中村雨紅作詞) 釈はここで語られる「夕焼」「お寺の鐘」「お手々つないで」などの言葉に着目し、これらは「共生感覚」「生命感」「無常観」「深みのある悲哀感」など「日本の宗教的情緒を見事に象徴しています」と言及していますが、大正時代に書かれたこの歌詞の世界は現代ではもはや失われてしまいました。 もし現代においてこうした「帰るところ」や「また会える世界」を指し示す言葉があるとすれば、それはどんな表現になるのでしょうか。 今期のてんびん座は、それくらい大きな視点から自分のこころの支えとは何かということについて、考えを巡らせてみるといいかも知れません。 参考:釈徹宗『法然親鸞一遍』(新潮選書) 《蠍座(さそり座)》(10/24〜11/22)今期のさそり座のキーワードは、「助け合いとしての贈与」。 他人との出会いこそが、人間を動物ではなく人間らしく作り変えていくのだとしたら、「共にある」ことは人間存在の本質にかかわる重要な営みですが、資本主義の浸透しきった世界で生きている私たちは、ともすると見返りや対価など行為に際して経済合理性を前提に考えてしまう癖がついてしまっているように思います。 しかし今西仁司の『交易する人間』によれば、そうした資本主義的交換ないし市場的交換というのは、贈与体制を解体することで初めて歴史的に登場してきたのであり、贈与体制がほぼ完全に歴史的敗北をみるのは、たかだか十九世紀の中葉でしかないのだそうです。 それこそが「近代」への歴史的転換であり、「私的所有」体制への一元化だった訳ですが、それはなにより、生産者と生産手段(特に土地と自然)のささやかな分離から生じたのだ、と。 今西は私的所有体制または資本主義の出現は歴史的に理由があったし、それを逆転することはできないと断った上で、「資本主義が浸透する(寄生する)市場経済は、人間(個人と集団のすべて)の現実的な生活の基盤を根底から破壊する傾向がある」のだと警鐘を鳴らします。 では、そうした破壊的作用を克服するにはどうすればいいのか。今西はマルセル・モースの言葉を引用しながら、「受け取るのと同じ程度に与えるなら、すべてがうまくいくであろう」という贈与倫理の復活に期待しつつも、それがどのように可能となるか、という問いに関しては依然として誰も答えをうまく用意できないままであるとも述べています。 今期のさそり座もまた、誰か何か(自然や土地)と「共にある」ことの豊かさをどうしたら取り戻し、分離や断絶を結びなおしていくことができるかが、改めて問われていきそうです。 参考:今西仁司『交易する人間(ホモ・コムニカンス)贈与と交換の人間学』(講談社学術文庫) 《射手座(いて座)》(11/23〜12/21)今期のいて座のキーワードは、「カイロス的時間感覚」。 昨年は大企業や派遣会社に不当な理由で解雇を通告されたという話をニュースだけでなく身近なところからも少なからず聞いた年でもありましたが、これは単にコロナの影響というより、かつてカール・マルクスやジョージ・オーウェルによって予言された管理社会が到来しつつあることを、改めてコロナが炙りだしたに過ぎないのだと言えるでしょう。 こうした企業側の生産性を時間に換算するような客観的で合理主義的な時間感覚について、哲学者のジョルジョ・アガンベンは「クロノス」という古代ギリシャの時間の神にひもづく言葉で表す一方、身体によって経験される質的な変容を伴う主観的な時間間隔を「カイロス」という言葉で表現しました。 アガンベンによれば、近代科学が切り開いた認識、あるいは計算可能な時間感覚は「経験を可能なかぎり人間の外に、つまりは道具と数のなかに移し換えていく」ような営みと結びつきやすく、資本主義システムはそれを巧妙に利用しながら私たちの生活をいつのまにか変えてしまった訳です。 しかし、そもそも「経験」というものは確実性や数値化とは相容れないものであり、それゆえにアガンベンは「ひとたび計算可能で確実なものとなってしまったなら、そのときにはその経験はただちに権威を失ってしまう」のだと言います。 このことは、カイロスという神がギリシャ語の「機会(チャンス)」に由来し、宿命あるいは神意によって配剤され、人間に決断を伴う応答を要求するような決定的瞬間を意味することを考えれば、自然と合点が行くのではないでしょうか。 そうした人間のカイロス的想像世界は、現代の資本主義社会が前提とする定量的時間や物質世界の下位に置かれている訳ですが、今期のいて座が突きつけられているテーマもまた、どうしたらそのヒエラルキー的関係を転倒していくことができるかということと深く関連しているように思います。 参考:ジョルジュ・アガンベン、訳『幼児期と歴史 経験の破壊と歴史の起源』(岩波書店) 《山羊座(やぎ座)》(12/22〜1/19)今期のやぎ座のキーワードは、「おのずからとみずからのあわい」。 気候変動にしろ、感染症にしろ、自然の猛威はつねに想定外の暴力をもって私たちを襲ってきましたが、文明社会が無意識のうちに前提としてしまう「安全神話」というものも、そもそもはかりしれない自然の働きを「はかりうる」ものと考え違いをしてしまうところから生まれてくるのではないでしょうか。 倫理学者の竹内整一はこれを「おのずから」と「みずから」の「あわい」の問題として設定しています。すなわち、「「はかる」とは、すぐれて「みずから」の営みを表す言葉であるが、その営みが「おのずから」との、ほどよい「あわい」を失って暴走し出したところに、近現代の科学・技術の問題があるのではないか」と。 ここで言う「おのずから」とは、震災をはじめ、四季折々の移り行きもそうですが、自然に、ひとりでに、ということで、私たちはそれを時に偶然として捉え、時に必然として捉えたりする訳ですが、いずれにせよ、老いや死などと同じく、生きている以上、不可避な働きとしてあります。 無論、そこに自分自身の力を働かせる「みずから」が加わることで、立ち向かうことで避けられたり、可能になったりすることもあるにはありますが、世の中や人生のさまざまな出来事というものが両方からのせめぎあいの「あわい(間/淡い)」の上に成り立つ以上、根本的にはそこにはどうにもできない領域を認めざるを得ない。 そうした“余白”のある世界観や人生観がふと口をついて出たときに、私たちは「仕方ない」という言葉を使ってきたはずです。 今期のやぎ座もまた、ただいたずらに自身の無力さを嘆いてみせる訳でもなく、かといって努力や意志ですべてをはかろうとする訳でもないところで、そっと「仕方ない」とつぶやけるだけの余白を感じ取っていくことが、ひとつのテーマとなっていくでしょう。 参考:竹内整一『やまと言葉で哲学する 「おのずから」と「みずから」のあわいで』(春秋社) 《水瓶座(みずがめ座)》(1/20〜2/18)今期のみずがめ座のキーワードは、「brachliegen」。 2020年は主に新型コロナウイルス感染症への対策をめぐって、政府やその長として総理と言うより、日本学術会議(あらゆる分野の科学者の意見をまとめ国内外に発信する機関)の存在感を改めて感じさせられた年でもありました。 しかし一方で、科学が探究する決定論的な真理や政治的理念といった解や意味をいくら単線的に追求したところで、それはコロナ禍で分断を深めた社会やそこに暮らす人々の痛みや、そこはかとない不安が和らいだり解消されたりすることとはまったく無縁なのだということも、改めて痛感させられたのではないでしょうか。 哲学者のジョルジョ・アガンベンは、科学や政治もまた人間が作り出すものである以上「閉じられた世界」であり、例えば動物などは決してそれを知り得ないにも関わらず、人間以上にいきいきと豊かに生をまっとうしているように見えることについて、「動物の放心」という言葉で表しました。 さらに興味深いことに、アガンベンはそうした動物の「真理については何ひとつ知らないし、何ひとつ予期してもいない」状態について、人間の「深い倦怠」と似ているという指摘もしています。 アガンベンはこの特殊な状態について、「不活性のまま滞留する」と翻訳される「brachliegen」というドイツ語の動詞にも置き換えており、これは翌年に種を撒くことができるように耕作しないままにしておく農地を意味するBrache(休耕地)という言葉に由来し、活動しないまま、あらゆる判断を宙づりにしたままに保持されてあるということであるとも説明しています。 同様に、今期のみずがめ座もまた、そんな風に具体的な可能性を活性化しないようにすることによってはじめて「本質的な震撼」を顕現させ、そこにいきいきと豊かに生をまっとうしていくきっかけを見出していくことがテーマとなっていきそうです。 例えば、波乱に満ちた人間世界とは異なる次元にいる鳥たちが、そのさえずりの中で突き抜けた歓喜とともにあるように。 参考:ジョルジョ・アガンベン、岡田温司・多賀健太郎訳『開かれ―人間と動物』(平凡社ライブラリー) 《魚座(うお座)》(2/19〜3/20)今期のうお座のキーワードは、「無言の前衛」。 2020年はコロナ対策について各国の首脳がみせた力強く頼もしいリーダーシップを羨ましがったり、日本政府とのあまりの違いに落胆を隠さない人々の反応をSNSなどで何度も目にしましたが、個人的にはそうした光景に直面するたび、かつて訪れたヨーロッパの国で感じた、街のすべての光景が人々の意志に強く繋がれて出来ているような印象を思い出していました。 そこには日本では感じられた、何か危うい、あいまいなものを、解釈の余地を温存したまま楽しんだり、見つめたりする空気のようなものがなかったのです。 いま新しい年を迎えていくにあたって、改めて各国ごとのニューノーマルということを考えていく上で、否が応でも私たちは「日本らしさ」の再発見という課題を突きつけられていくのではないか。そんな風にも思っている訳ですが、ここで思い出されてくるのが、赤瀬川原平の『千利休 無言の前衛』です。 「新しい価値観の生まれてくるような世界にあっては、言葉というものの乱暴さばかりが目につくのである。どのように丁寧な言葉を心がけても、言葉の存在自体が乱暴になっていく。何事かを言葉に託すごとに、その言葉に裏切られる。そして沈黙が生れる。」 質素さを尊ぶ禅の精神を取れいれた「わび茶」によって茶の湯の革命児となり、その高い美意識ゆえに秀吉の怒りを買い、自害を命じられて生涯を終えた千利休(せんのりきゅう)について、赤瀬川はさらに次のように続けるのです。 「だから利休は言葉を使わずに、何事かを黙って示す、ということになる。示すというより、黙って置くのだろう。その置かれたものに人が何事か気付いてくれればいいし、気付いてくれなければ仕方がない。そのまま黙っている。というふうであったろうと想像している。何事かを説明し、説得する、というようなことはいちばん遠い人だと思うのである。いっぽう秀吉というのは、何事かを示しながらどんどんしゃべる、そんな人ではなかったのか。」 ある意味で、今期のうお座もまた、いかにこうした「黙っておかれた何事か」そのものになっていけるかというところにあるのではないでしょうか。そしてそれは、日本らしさという空気感とも少なからず自然と一致してくるはずです。 参考:赤瀬川原平『千利休 無言の前衛』(岩波新書) <プロフィール>應義塾大学哲学科卒。卒業後は某ベンチャーにて営業職を経て、現在西洋占星術師として活躍。英国占星術協会所属。古代哲学の研究を基礎とし、独自にカスタマイズした緻密かつ論理的なリーディングが持ち味。--------占いの関連記事もチェック--------ルネ・ヴァン・ダール研究所のMORE HAPPY 占い(無料)365日お誕生日占い(無料)文/SUGAR イラスト/チヤキ12月27日
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激動の2020年を経て2021年はさらに変革の年に。仕事・人間関係・恋愛はどうなる!? 水瓶座の2021年の運勢をご紹介。星からのメッセージ&月別アドバイスをチェックして、チャンスをつかみ取って! 水瓶座(1/20~2/18生まれ) 時代の激変を体感しながら進む、12年に一度のラッキーイヤー 【全体運】 12年に一度巡ってくる幸運の星・木星とトレーニングの星でもある土星が同時に水瓶座へ入り、追い風を受けるとともにブレーキもかかる大変化運。2021年は前年から続く風の時代への過渡期であり、その変化の真っただ中で活躍することに。 とはいえ、多くの人は新しいことが多すぎる、と戸惑うかもしれませんが、先進的な水瓶座にとっては時代が自分に追いついたと思うこともしばしば。過去にやってみたかったけれど反対されたことも、今ならできるかもしれません。もしかしてと思ったら、ぜひもう一度チャレンジしてみてください。 次々に幸運期が巡ってくるため、2021年前半は活躍と決断の連続。周囲に抜擢されて大舞台に立つこともあれば、自分の生き方を変えるために思い切った決断をする必要も。忙しくて目が回りそうですが、へこたれずに前へ進んでいきましょう。 体力面で少し気をつけたいのは5月。気力は充分あるものの、体がついていかないかもしれません。調子がいまいちだなと思ったら、まずは休養と食事でケアを。年明け、健康に関する対策を考えておくと、春以降の不調にもいち早く気づき、カバーできそうです。気力体力ともに過信しないことが元気を保つ秘訣です。 素晴らしい幸運期、どんなトラブルにもめげずに立ち向かうパワーを得られるでしょう。 【恋愛運】 全体的に好調かつ勢いのある運気を駆け抜ける2021年前半の水瓶座ですが、恋も例外ではありません。 恋愛運は2月からブーストがかかり、びっくりするほどパワフルに! 自分からアタックをするのも平気だし、アプローチされたらすぐデートをするなど、ためらいなく恋に飛び込んでいけるでしょう。 結婚運は後半に集中しているため、思う存分、恋を満喫するなら今しかない、というほど恋愛が楽しい時期。時間がないとかタイプじゃないとかあまり考えすぎず、やってくる恋の嵐を次々に受け止めて。もし失恋したとしても、すぐ出会いがやってきます。 【仕事運】 2020年からスタートした新しい働き方にすぐ慣れていける水瓶座。さまざまな試験的な取り組みにも積極的に手を挙げ、自分から経験していくとますます運を高められるでしょう。 個人事業主となって時間、場所にとらわれない立場を選択する可能性も。ただ、その場合はいつでも問い合わせなどに対応できるネット環境と、夜は働かないと決めるなど強い意志も必要。 3月初旬までは新規事業、転職、独立のいずれにも運がありますから、この先の生き方を見通し、後悔しない働き方を選択しましょう。同じ職場でデジタル要員となり、改革していくのもあり。 月別アドバイス 1月 センシティブになりやすいとき。アートにふれると心が癒され、自分を取り戻せます。 2月 始動の運気が巡っている月! なにごとにも勇気を持って、大胆に。行動するほど幸運が! 3月 金運好調。うれしいプレゼントをもらえる暗示も。あなたから贈り物をするのもグッド。 4月 好奇心が運を高めてくれる星回りです。難しく考えず、なんでも調べてみるとよさそう。 5月 おうち時間を心地よく過ごすためのアイデアがわいてきそう。のんびりと過ごすと吉。 6月 主役になれる好調運! クリエイティブなことにツキがあるので何か作品を作っては。 2021年 相性TOP3 1位 牡羊座 時代を読む感覚がピタリと合う最強コンビ。何をするにも意識し合って。2位 天秤座 テンションが同じになりやすい相手。楽しいことを共有すると強運に。3位 双子座 分厚い壁も突破してくれるあなたの味方。なにかと頼りになるはずです。 イラスト/itabamoe 取材・原文/説話社 構成/斉藤壮一郎〈BAILA〉 ※BAILA2020年1月号掲載 鏡リュウジの星座占い【12月~1月の運勢】もチェック! 他の占いをみる 鏡リュウジの12星座別【2021年上半期星占い】 タロット占い ルーシー・グリーンが占う今週の運勢12月23日
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激動の2020年を経て2021年はさらに変革の年に。仕事・人間関係・恋愛はどうなる!? 天秤座の2021年の運勢をご紹介。星からのメッセージ&月別アドバイスをチェックして、チャンスをつかみ取って! 天秤座(9/23~10/23生まれ) 自分がどうしたいか? それがすべてを決める基準に 【全体運】 自分らしさとは何かに気づき、のびのびと自己表現ができるときです。社交性はありながら、その高いバランス感覚であまり強くは主張しないところのある天秤座。しかし、2021年前半は持ち前の魅力がまばゆいほどに輝きだし、周囲があなたをほうっておかないでしょう。 持ち上げられても舞い上がらない冷静さがありますから、どんな場でものびのびと振る舞ってOK。周囲に気をつかいすぎずストレートに意見を言ったとしても、認められやすいでしょう。いつもなら「ノー」と言えないことも、この時期は口にしてよさそうです。 また、クリエイティブな才能を発揮できるときでもありますから、何か作品をつくってみるのはおすすめ。イラストや音楽、造形などを新しく習い事として始めてみたり、できたものをSNSを通じて発表してみたりするといいでしょう。あなたのファンができてよりクォリティの高いものを作ろうという気持ちが芽生えてきそうです。 前半は、損得や常識的かどうかよりも、あなたがワクワクするか否かがものごとの基準に。選択すべき場面で、普通に考えたらこっちを選ぶべきだろうな、というものであっても、感情として苦しくなりそうなら選ばないほうがよさそう。何かを決めるときは、これならきっと楽しめるという確信があることがハッピーへの近道に。 【恋愛運】 2月、5月に出会い運が。しかも2月はモテ期でもあるため、あなたが動かなくても相手のほうからどんどんアタックしてくれるラッキー月。この時期にいいなと思った相手とは積極的に交流すると交際に発展しやすいでしょう。 結婚運は4月に盛り上がりがあります。年明けしばらくして出会った人と結婚を考えることになりそう。ただ、スピード婚になる場合は価値観のすり合わせを早めにしておく必要が。働き方、家事について、出産や育児のときに休みを取れるかどうか。「そのとき考えよう」という相手は頼りにならないかも。当事者意識のある人を選んで。 【仕事運】 実力が認められて活躍の場が広がるなど充実感のある星回り。特に2021年前半は「遊び心」が仕事運のポイントに。同じように働くならもっと楽しめないか、ビジネスツールやオフィスファッション、ちょっとした文具にいたるまで気持ちがアガるように考えてみてください。ふまじめじゃないかなどと気にしなくて大丈夫。その遊び心がテンションを高め、仕事へのやる気を大いにかき立ててくれるはず。後輩からも憧れの存在に。 4月下旬から6月上旬は仕事への野心が高まります。成長の大チャンス期ですから、ライバルとも切磋琢磨し実力を磨いて。 月別アドバイス 1月 熱のこもった時間を過ごせる月です。人の意見を気にせず、好きなことに没頭してOK。 2月 人を惹きつける力が高まるとき。恋でも仕事でも周りを巻き込んで場の中心人物に。 3月 こまやかな気配りと穏やかさで周囲から愛されます。ソフトな笑顔を心がけましょう。 4月 「美」が心をときめかせる月です。美容やファッション、春メイクにも力を入れて。 5月 なにごとにも前向きな月ですが、小さな裏切りに胸がちくり。心から信頼できる人を大切に。 6月 いい話がたくさん耳に入ってきます。不意に飛び込んできた言葉の意味を考えてみて。 2021年 相性TOP3 1位 双子座 お互いを高め合える好相性です。やる気を出したいとき連絡してみて。2位 水瓶座 水瓶座の推進力に引っぱられ、いろいろなことにチャレンジできそう。3位 射手座 会話が弾む相手。気がつけば何時間もたっていて、驚いてしまうかも。 イラスト/itabamoe 取材・原文/説話社 構成/斉藤壮一郎〈BAILA〉 ※BAILA2020年1月号掲載 鏡リュウジの星座占い【12月~1月の運勢】もチェック! 他の占いをみる 鏡リュウジの12星座別【2021年上半期星占い】 タロット占い ルーシー・グリーンが占う今週の運勢12月23日
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激動の2020年を経て2021年はさらに変革の年に。仕事・人間関係・恋愛はどうなる!? 双子座の2021年の運勢をご紹介。星からのメッセージ&月別アドバイスをチェックして、チャンスをつかみ取って! 双子座(5/21~6/21生まれ) 今まではめていた枠を壊して見たことのない自分になる 【全体運】 チャレンジ運がやってくる2021年の双子座。自分で「きっとここまでだろう」と思っていた枠を壊し、大胆な行動がとれるときです。 本格的な幸運のピークは6月にやってきますが、年明けから5月まではその大切な準備期間になるといえるでしょう。年明けすぐは、まだ方向が定まらない悩みを抱えながらも足を踏み出すことに。アクションを起こすことで刺激と学びが得られ、だんだん自分なりの希望や方向性が見いだせるようになりそうです。 チャンスは3月、そして6月に巡ってきます。まずは春先の幸運に向けて、自分の気持ちを整理していきましょう。上半期の双子座にとって我慢は禁物。やるのは難しい、周囲に悪いかもといったマイナス要素はすべて忘れて。目の前に壁があると感じても、ではどうしたらできるかという問いかけを常に心に抱き、運命の冒険者として勇気を持って困難と対峙してください。そうすればきっと最高の上半期を過ごせるはずです。 少し注意したいのは自己投資としてお金を使いすぎてしまいがちなところ。2月は衝動買い、5月はつい「まあいいか」と思って支出額を増やしてしまいやすい暗示があります。本当に必要なものかどうか熟考すること、そして予算を決めることが散財を防いでくれるでしょう。好きなものを自由に買うお楽しみ予算を確保するのもおすすめです。 【恋愛運】 一生をともに過ごしたいと思える相手が見つかるときです。1月は深く信頼できるパートナーが見つかりやすく、すでに近しい関係の人と親密になる可能性も高いでしょう。 ただ、恋人に対しては少し嫉妬深くなりやすいので要注意。好きなことをして、恋愛への一時的な執着から自分を解き放ってあげるとラクになります。 2月下旬から3月中旬までは結婚運が好調。顔合わせから結納など、手順を踏んで進めていくと順調に事が運ぶ暗示です。ただ、小さな違和感をそのままにすると問題が大きくなりやすいかも。ちょっと面倒でもその都度話し合うことが大切。 【仕事運】 才能を発揮し、順調な成長が見込める好調運。年明けから幸運の追い風が吹いており、意欲的に働けるでしょう。同僚などの頑張りにも刺激され、ますます前向きになれそうです。 好結果が出て周囲からの評価が高まるのは3月。多くの人の助けに感謝し、謙虚な気持ちで結果を受け止めれば、ますます助けられ、支えられる存在になれるはずです。 5月からは運気が急上昇。一念発起して独立する、チームリーダーになるなど新展開が。最初は不慣れな業務もありそうですが、機械や人に任せられる部分はどんどん手放し、無理をせずに継続を図ることが大切です。 月別アドバイス 1月 なにごとにも集中して取り組めるときです。チャレンジ精神を持って挑むと成功が目前に。 2月 視野を広げましょう。ノンフィクションの書籍、映像などをチェック。目が開かれます。 3月 仕事運が高まる月。根を詰めるより、楽しみながら働くほうがうまくこなせるように。 4月 波のある運気。空回りしていると思ったら一時停止を。落ち着きを取り戻せます。 5月 運気は急上昇しますが気持ちが追いついていかないかも。少しずつ前進すれば大丈夫。 6月 新しい習い事などを始めてみては。動画編集など新しい技術を身につけるといい武器に。 2021年 相性TOP3 1位 天秤座 チャンスを与え合いやすい好相性。元気のないときは励まし合いも。2位 牡羊座 思わぬパスを投げてくれる相手です。キャッチするとラッキーが。3位 乙女座 サポート役になってくれそう。耳に痛い意見もしっかり聞きましょう。 イラスト/itabamoe 取材・原文/説話社 構成/斉藤壮一郎〈BAILA〉 ※BAILA2020年1月号掲載 鏡リュウジの星座占い【12月~1月の運勢】もチェック! 他の占いをみる 鏡リュウジの12星座別【2021年上半期星占い】 タロット占い ルーシー・グリーンが占う今週の運勢12月23日
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激動の2020年を経て2021年はさらに変革の年に。仕事・人間関係・恋愛はどうなる!? 星からのメッセージ&月別アドバイスをチェックして、チャンスをつかみ取って! 鏡リュウジさん1968年、京都府生まれ。国際基督教大学大学院修了。心理占星術研究家・翻訳家。『鏡リュウジの 星がささやく未来予報カレンダー2020』(オレンジページ)が発売中。 @media screen and (min-width:889px) { .profile_190827 { padding-top: 25px; } } 2021年、あなたの運勢は?自分の星座を選んで、クリック! 【牡羊座】鏡リュウジが占う2021年の運勢 【牡牛座】鏡リュウジが占う2021年の運勢 【双子座】鏡リュウジが占う2021年の運勢 【蟹座】鏡リュウジが占う2021年の運勢 【獅子座】鏡リュウジが占う2021年の運勢 【乙女座】鏡リュウジが占う2021年の運勢 【天秤座】鏡リュウジが占う2021年の運勢 【蠍座】鏡リュウジが占う2021年の運勢 【射手座】鏡リュウジが占う2021年の運勢 【山羊座】鏡リュウジが占う2021年の運勢 【水瓶座】鏡リュウジが占う2021年の運勢 【魚座】鏡リュウジが占う2021年の運勢 イラスト/itabamoe 取材・原文/説話社 構成/斉藤壮一郎〈BAILA〉 ※BAILA2021年1月号掲載 鏡リュウジの星座占い【12月~1月の運勢】もチェック! 他の占いを見る ルーシー・グリーンが占う今週の運勢 タロット占い アイビー茜のルナモンスター占い(今日の運勢)12月23日