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シネマに乾杯

  • 『マダム・マロリーと魔法のスパイス』×「ルイ・ロデレール クリスタル」/品格と優しさ。マダムの人柄を物語る、歴史に彩られたシャンパーニュ【シネマに乾杯!vol.4】
    『マダム・マロリーと魔法のスパイス』×「ルイ・ロデレール クリスタル」/品格と優しさ。マダムの人柄を物語る、歴史に彩られたシャンパーニュ【シネマに乾杯!vol.4】
    ワインを知ると映画はもっと楽しい!エクラでもおなじみのワイン&フードジャーナリストの安齋喜美子が、映画の中に登場するワインやシャンパーニュを楽しく解説!第4回目は映画『マダム・マロリーと魔法のスパイス』をご紹介!  幸運の扉は、いつ、どこで開くかわからない――。カダム一家は、故郷インドでの暴動から逃れ、新天地を求めてヨーロッパへと向かう。火事で家も一家の中心だった母も失い、失意の底にいた。一家はポンコツ車でフランスにやってくるが、途中、とうとう車が故障し、田舎町のサン・アントンに足止めされる。だが、実はその街にこそ、幸運の扉があったのだ。 その扉を開けたのが次男のハッサンだ。彼には母親譲りの料理の才能があった。父親(以下、通称パパ)は「ル・ソール・プリョルール」というミシュラン1ツ星のフレンチ・レストランの向かい側に空き家を見つけ、ここでインド料理の店を開くことを決意する。とはいえ、フランス人にとって馴染みのないインド料理の店には一向に客が入らない。 パパは店を盛り上げようと大音量で音楽を鳴らし、店の前で客の呼び込みを始めるのだが、これが「ル・ソール・プリョルール」のマダム・マロリー(ヘレン・ミレン)の逆鱗に触れた。オーナーであった夫亡き後、この格式ある店を守るのは自分。著名人の客も多いことから”街の顔”として品格を保たなくてはならないという使命感も持っていた。 だから、街の雰囲気にそぐわない異文化のレストランの存在が気に入らず、早速パパに苦情を訴えたのだが、豪気なパパが屈するわけもなく、“フランス料理vsインド料理の仁義なき戦い”が始まったのだった。 一方で、ハッサンには新たな人生が始まっていた。車が故障した時に修理工場を教えてくれたマルグリットと交際していたのだ。彼女はマダムの店のスーシェフ(副シェフ)で、二人は会うたびに料理や食材のことを語り合っていた。ハッサンは次第にフランス料理に興味を持つようになるのだが、自分がパパの店でシェフを務めていたことから、家族には言いだせないでいた。マルグリットはハッサンに、彼の料理をマダムに味見をしてもらうよう勧め、そしてある日、現実となったのだ。 ハッサンの料理をひと口食べたマダム・マロリーは、彼が天才であることに気づく。とはいえ、彼は“異文化”。プライドが高い彼女にとっては素直にそれが認められない。当然、パパも息子の夢には大反対。だが、ある日、悶々としていたマダムは彼をシェフとして迎えるため、“敵陣”に乗り込み、こう言うのだ。「道を1本挟んだその店は“彼の未来”!」と。 その後、ハッサンのスパイスを使ったフランス料理は評判となり、店はますます繁盛していく。そして「ミシュラン」の発表の日。レストランで電話を待つのはマダムと、なんとパパ! ふたりは、互いに理解し合える関係になっていたのだ。この時、マダムが“2ツ星”に昇格したらお祝いに開けようと準備していたのが「ルイ・ロデレール クリスタル」だ。 ワインファンの憧れともいえるシャンパーニュで、その味わいは、まさに”エレガンスの極み“。「ルイ・ロデレール」のシャンパーニュをこよなく愛したロシア皇帝アレクサンドル2世が、暗殺から身を守るために、平らな瓶底のクリスタル製のボトルを特別に作らせたことからこの名がつけられた。透明のボトルで、瓶底にくぼみがなければ爆薬を隠すことはできないからというのがその理由だ。”クリスタル“は歴史を彩ったシャンパーニュでもあるのだ。 この“クリスタル”の登場シーンが何とも微笑ましい。ミシュランからの連絡を電話の前でじっと待つマダムに、パパは「やつらにかまわず開けて飲むんだ!」と言って、ボトルを開けようとする。マダムは「ダメよ、開けないで」と懇願するが、後の祭り。パパは「星なんか! スターはあなただ!」と、ポンッとコルクを抜いてしまうのだ。“2つ星に昇格“の連絡が来たのは、まさにその時。彼らは無事、”クリスタル“で祝杯を挙げたのだ。そして、これをきっかけにマダムはハッサンをパリへ送りだす。「世界が彼を待っているのよ」と周りを説得して。 映画では、他のシーンでも“クリスタル”が登場することから、マダムの店のハウスシャンパーニュが“クリスタル”であることがわかる。それがあまりにも彼女にぴったりで、感動してしまった。“クリスタル”は「格」のあるシャンパーニュだ。店の格の高さをさりげなく物語るのは当然ながら、マダム自身も誇り高く、品格を重んじる。加えて、広くは知られていないことだが、“クリスタル”は最新の2012年ヴィンテージから完全なビオディナミで造られ、ナチュラルで優しい味わいを持つ。これもまた、愛に満ちたマダムの人柄と重なるのだ。 最後に、パリで大きな成功を収めたハッサンがマダムの店に戻ってくるのだが、この時のセリフが感動的だ。「3つめの星は、あなたたちと取ります」――。それはおそらく夢ではない。そしてその幸福の瞬間を見守るのも、きっと「ルイ・ロデレール クリスタル」なのだろう。マダム・マロリーと魔法のスパイスブルーレイ+DVDセット ¥3,800+税DVD ¥3,200+税発売元/ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン「ルイ・ロデレール クリスタル 2012」(ボックス付き) フランス・シャンパーニュ地方。ピノ・ノワールとシャルドネをブレンド。1776年創設の歴史あるメゾンで、エリゼ宮などでも使用されている。「ルイ・ロデレール クリスタル」の誕生は1876年。現在では、ビオディナミ農法で育てられた自社畑のブドウで造られる。白い花、ハチミツ、トースト、スパイスの香り。シルキーな舌触りで余韻も長い。750ml \38,000■「ルイ・ロデレール クリスタル」のお問い合わせ先/エノテカ 0120-81-3634(フリーダイヤル)取材・文/安齋喜美子ワイン&フードジャーナリスト。女性誌を中心に多くの媒体で執筆。ふだんごはんからスイーツ、星つきレストランまで幅広くカバーする。映画が大好きで、登場するワインは必ずチェック。最近は海外の醸造家とオンラインでワインテイスティングの日々を過ごす。シャンパーニュ騎士団シュヴァリエ。
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    11月18日
  • 『5時から7時の恋人カンケイ』×「ジャン ポール エ ブノワ ドロワン」 /初めての恋愛のように強烈な印象を残す ピュアで清らかなシャブリ【シネマに乾杯!vol.3】
    『5時から7時の恋人カンケイ』×「ジャン ポール エ ブノワ ドロワン」 /初めての恋愛のように強烈な印象を残す ピュアで清らかなシャブリ【シネマに乾杯!vol.3】
    ワインを知ると映画はもっと楽しい!エクラでもおなじみのワイン&フードジャーナリストの安齋喜美子が映画の中に登場するワインやシャンパーニュを解説!第3回目は映画『5時から7時の恋人カンケイ』をご紹介! 描かれているのは不倫の愛。いや、違う。悲しいほどに純粋な愛の物語だ。原題は『5 to 7』。人の行方がはっきりしなくなる時間のことで、フランス語では不倫関係を意味するという。 作家志望の24歳のブライアンは、ある日、街角でタバコをくゆらす美しい女性アリエルに出会い、一目で恋に落ちる。言葉を交わし、彼女が33歳のフランス人であることを知り、会える時間を聞くと、「平日なら5時から7時まで」。アメリカ人の彼にはその言葉の意味がわからない。だが、この時すでにふたりの恋は始まっていた。 初めてのデートで、アリエルは彼に話すのだ。外交官と結婚していること、子どもがふたりいること、夫には自分も公認している恋人がいること……。ブライアンはショックを受けるが、彼女はとても自然にこう語る。「私の文化では非難されないわ」と。真面目なユダヤ教徒でもあるブライアンは、文化の違いや道徳観の相違に戸惑いつつも、ますますアリエルに惹かれていく。 映画館や公園など、ふたりは普通の恋人同士のようにデートを重ねるが、印象的なのがワインショップでのテイスティングだ。アリエルは白ワインと赤ワインを用意し、ブライアンに目隠しをさせて白ワインのグラスを差し出す。そして、「白? 赤?」と訊ねのだが、ワインを知らないブライアンは「赤ワイン」と答え、アリエルを驚かせる。次のシーンでは、今度はアリエルがビールのテイスティングをするのだが、互いにとっての身近な飲み物を知ろうとするふたりの姿は、純真さに満ちて微笑ましい。 このシーンで登場する白ワインが、フランス・ブルゴーニュのシャブリだ。すっきりした辛口で、柑橘の爽やかな香りと厚みのあるミネラルが特徴。造り手は「ジャン ポール エ ブノワ ドロワン」で、トップクラスのシャブリの生産者として名高い。映画の中で、このワインを選んだのが誰なのかは描かれていないが、おそらくはアリエルだろう。外交官の妻である彼女にとって、自国の“質のよいシャブリ”はニューヨークでの生活においてはなくてはならないものだったに違いない。 映画には彼女が飲み物を飲むシーンがいくつか登場するが、彼女が選んでいるのはシャンパーニュとワイン。外交官の妻であればきっとパーティーも多く、銘醸ワインも知っているはず。シャブリには「シャブリ グラン・クリュ(特級畑)」、「シャブリ プルミエ・クリュ(一級畑)」といった等級があるが、映画に登場するのは3番目にランクされる「シャブリ」で、日常的に楽しめる等級のもの。とはいえ、カジュアルラインでもトップ生産者のものを選ぶところにアリエルのセンスの良さが窺える。 だが、“5時から7時”の関係は、ある日突然終わりを迎える。ブライアンが本気で彼女を愛してしまったから。彼女は、彼に一通の手紙を残し、去っていくのだ。 ラストシーンで、数年後、ふたりは偶然再会する。ブライアンは小説家になり、妻と子どももいた。このシーンが穏やかで悲しく、そして美しい。ここはあえて書かないでおこう。アリエルの思いが、このシーンに凝縮されているからだ。 初めての本気の恋愛は、痛みを伴う優しい記憶となって深く心に刻まれる。同じように、大好きな人と一緒に飲んだワインは、たとえ銘柄は忘れてしまっても、その香りや味わいもまた、心に長く残る。ブライアンにとっての「ジャン ポール エ ブノワ ドロワン」のシャブリも、またそうだったに違いない。 恋愛の記憶とシャブリのピュアな余韻。まったく別のものであるのに、どこか似ているように思えるのはなぜなのだろう。もしかしたらそれは、記憶と余韻の奥には確実に幸福な時間があるからなのかもしれない。『5時から7時の恋人カンケイ』DVD ¥4,000(税抜)発売元/アット エンタテインメント販売元/アメイジングD.C.ジャン ポール エ ブノワ ドロワン シャブリフランス・ブルゴーニュ地方シャブリ地区。シャルドネ100%。1620年に歴史を遡る老舗。現在は14代目のブノワ・ドロワン氏がテロワールを生かしたワイン造りを行う。香りは、フローラルながらチョークのようなニュアンスも。ミネラル豊かで酸味もフレッシュ感に満ちている。牡蠣やカルパッチョ、サラダと相性抜群。750ml \4,000■「ジャン ポール エ ブノワ ドロワン シャブリ」のお問い合わせ先/稲葉(ショールーム)TEL052-741-4702取材・文/安齋喜美子ワイン&フードジャーナリスト。女性誌を中心に多くの媒体で執筆。ふだんごはんからスイーツ、星つきレストランまで幅広くカバー。映画が大好きで、登場するワインは必ずチェック。最近は海外の醸造家とオンラインでワインテイスティングの日々。
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    10月15日
  • 『クーパー家の晩餐会』×「フレシネ コルドン ネグロ」/堅実に生きる家族の幸福に寄り添う、スペインのスパークリングワイン「カバ」【シネマに乾杯!vol.2】
    『クーパー家の晩餐会』×「フレシネ コルドン ネグロ」/堅実に生きる家族の幸福に寄り添う、スペインのスパークリングワイン「カバ」【シネマに乾杯!vol.2】
    ワインを知ると映画はもっと楽しい!エクラでもおなじみのワイン&フードジャーナリストの安齋喜美子が映画の中に登場するワインやシャンパーニュを解説!エクラ本誌でも好評だった企画が、WEB限定の連載としてスタート!第2回目は映画『クーパー家の晩餐会』をご紹介! アメリカの人々にとって、クリスマスは一年で最も大切なイベント。いつもは離れて暮らす家族が一堂に会し、テーブルを囲みながら無事を確かめ合う。「クーパー家」もそんな典型的なアメリカン・ファミリーだ。夫婦で長く働き、ようやく自由な時間ができた。庭のある一戸建てを所有、息子と娘にも恵まれ、可愛い孫もいる。クリスマスにやってきた愛犬のラグズは家族の歴史を見守る存在で、今や立派な大型犬に。その暮らしぶりからは、クーパー家はアメリカの社会においては恵まれた中産階級にいることがわかる。他人から見たらうらやましい存在だ。夫婦でアフリカに旅行するという話もあったのだから。実は、この家族には、互いに知られたくない秘密があった。主人公のシャーロット(ダイアン・キートン)と夫のサムは、このアフリカ旅行が原因となって別居を決意。長男のハンクは仕事を失い、こちらはすでに妻と別居中。長女のエレノアは不倫に悩み……と、家族には話せないことばかり。おそらくは今年が家族そろっての最後のクリスマスになると思ったシャーロットは、「子どもたちに完璧なクリスマスの思い出を」と料理にも力を入れ、ディナーの準備をするのだ。だが、クリスマス当日、さまざまな事件が起こる。そのひとつが、長女のエレノアが偽の婚約者”を家に連れ帰ったこと。彼女は、いつも結婚を心配する母への対策として、空港で偶然出会った軍人のジョーに“恋人のふり”を頼むのだ。だが、事実を知らないシャーロットとサムは大喜び。シャーロットは乾杯のために「バブリー、バブリー♪(泡よ!)」と言いながらスパークリングワインを準備するのだ。(字幕では「シャンパンね」) ここで開けられたのが、スペインの「カバ」と呼ばれるスパークリングワイン「フレシネ コルドン ネグロ」だ。グレープフルーツの香りやクリスピーなミネラル感が魅力で、価格はなんと1,400円前後。アメリカ市場では12ドルくらいで販売されている。この“泡”の登場シーンにぐっと来てしまった。なぜなら、「フレシネ コルドン ネグロ」がシャーロットとサムの堅実な生き方を語っているように思えたから。ふたりはきっと、長年真面目に働き、ていねいに日々を重ねてきたのだろう。おそらくは、ワインは好きでも、さほど詳しくはないはず。けれど、「お祝いごとには泡」というスタイルは、彼らの生活に根づいている。「おいしくてリーズナブルだから」という理由で彼らの定番になったのでは……などと考えてしまう。「フレシネ コルドン ネグロ」は世界150カ国以上に輸出されているワインだが、素晴らしいのはワイナリーの心意気だ。ブドウの収穫はすべて手摘み、一番搾りの果汁のみを使用し、瓶内熟成も18か月以上。上質の味わいが造りのよさを表し、そのコストパフォーマンスは“絶大”だ。映画は、ハッピーエンドに終わり、見終わった後、温かな気持ちになる。すると、“泡”が飲みたくなるのだ。おそらく、「フレシネ コルドン ネグロ」で日々の幸せを祝う家族は、世界中にたくさんいるのだろう。ワインなど知らなくても、“ポンッ”とコルクを開けた瞬間に、幸せの時間に誘われる。今度、ちょっとうれしいことがあった日に、気軽に開けてみたい。「バブリー、バブリー♪」とシャーロットを真似ながら。『クーパー家の晩餐会』発売中 価格:¥1,143(税抜)発売元:ギャガフレシネ コルドン ネグロスペイン・カタルーニャ地方。バレリャーダ、マカベオ、チャレロなどスペインの在来品種の白ブドウをブレンド。1861年設立の老舗で、「フレシネ」は初代オーナーのニックネームから。「コルドン ネグロ」は「黒い帯」の意。瓶内熟成によるきめ細やかな泡。レモンや白い花、ブリオッシュの香り。生き生きとした酸味で、前菜から魚料理、鶏肉など幅広くカバー。750ml /\1,680(参考価格/編集部調べ)■「フレシネ コルドン ネグロ」のお問い合わせ先/サントリーワインインターナショナル フリーダイヤル0120-139-380(お客様センター)取材・文/安齋喜美子ワイン&フードジャーナリスト。女性誌を中心に多くの媒体で執筆。ふだんごはんからスイーツ、星つきレストランまで幅広くカバー。映画が大好きで、登場するワインは必ずチェック。最近は海外の醸造家とオンラインでワインテイスティングの日々。
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    9月16日
  • 【シネマに乾杯!~ワイン編~】登場人物の人生を照らす、映画に登場するワイン7選
    【シネマに乾杯!~ワイン編~】登場人物の人生を照らす、映画に登場するワイン7選
    ワインを知ると映画はもっと楽しい。ワイン&フードジャーナリストの安齋喜美子が誘(いざな)う、おいしい物語の世界。前回のシャンパーニュ編に続いて、今回はワイン編。名画の登場人物の人生を照らし出すワインを解説します。>>前回の記事【シネマに乾杯!~シャンパーニュ編~】はこちらグラスの奥で輝きだす、主人公の人生映画の中にはさまざまなワインが登場する。ほんの一瞬の登場ゆえに見逃しがちだが、ワインに着目してみると、登場人物たちの人生がより深みを帯びて私たちの前に映し出される。グラスの奥には数々の物語が秘められており、それが彼らの状況や心情とリンクして、ひとつひとつのシーンが輝きを増してくるのだ。 今回は、登場人物の人生を照らし出すワインを解説。50年の時を経てめぐりあう恋人たちを見つめる“熟成の美しさをもつ赤”、男性社会で前向きにがんばるヒロインの心を表すような“ピュアで意志的な白”――。品格を感じさせるワインが、さりげなく彼らに寄り添う。 映画とワインはときめきをくれる“心の美容液”。週末は、グラス片手に“映画と素敵な小旅行”を! 1.『ジュリエットからの手紙』×「カパルツォ」年を経て結ばれる真実の恋もある。ふたりを祝福するのは“熟成した赤ワイン”『ロミオとジュリエット』の舞台・ヴェローナを訪れた主人公のソフィは、世界中からの恋愛の悩みに答える「ジュリエットの家」の秘書たちと親しくなる。そこで50年前に書かれたクレアというイギリス人女性の手紙を見つけ、“ジュリエットの秘書”として返事を書くが、それをきっかけに、ソフィとクレアはかつてのクレアの恋人を探す旅へ――。道の途中のレストランで飲むのが「カパルツォ」なのだが、クレアが恋人との再会を果たしたのもこのワイナリーだった。「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」はイタリアの“3大赤”と称され、熟成してこそ、その魅力を増す。年を重ねて結ばれたふたりに寄り添うのにふさわしく、芳醇で深みのある味わいだ。トスカーナの田園風景も美しく、旅に出かけたくなる。●U-NEXTにて配信中カパルツォ ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2015イタリア・トスカーナ。サンジョヴェーゼ100%。赤いベリーの複雑な香り。果実味が豊かで、重厚かつ繊細な味わい。余韻も長い。750㎖ ¥6,800/ヴィーノフェリーチェ 2.『大統領の料理人』×「ニコラ・ジョリー」新しい世界で奮闘するヒロインに共感! ロワールワインの魅力にも開眼フランス大統領官邸初の女性料理人としてミッテラン大統領に仕えた実在の人物をモデルに、カトリーヌ・フロが主人公のオルタンスを演じる。大統領の一族が集う昼食会で、官邸のソムリエールが「シャラント風スープ」に合わせて提案したのがこのワイン。ニコラ・ジョリーは“ビオディナミの伝道師”と称され、生命力あふれる味わいが魅力。造り手のパイオニア精神が、どこかオルタンスに通ずる。官邸で働いたあとは南極観測基地の料理人になるなど、男性社会で奮闘する彼女の姿に勇気づけられる。ちなみに、写真の場面には「シャトー・ラヤス」が登場。●U-NEXTにて配信中ニコラ・ジョリー クロ ド ラ クレ ド セラン 2018フランス・ロワール。シュナン・ブラン100%。熟した果実やカリンの香り。ミネラル感も豊か。「クレ ド セラン」は由緒ある最良の畑。750㎖ ¥12,900/ファインズ 3.『キングスマン』×「シャトー・ラフィット・ロスチャイルド」英国紳士の心意気はワイン選びにも表れる? “格”を無視する敵への“返し”がお見事!表向きは高級テーラー、その実は世界最強のスパイ組織「キングスマン」。エージェントのハリー(コリン・ファース)が、巨大な陰謀を企む敵に招かれた席でふるまわれたのがファストフード店のハンバーガーとボルドー・5大シャトーの筆頭「シャトー・ラフィット・ロスチャイルド 1945」。“ワインの格”に敬意を払わない敵に、ハリーは「スポンジケーキとシャトー・ディケムも合う」と応答。“上流階級の遊び心ある組み合わせの妙”で応えるところが英国紳士らしいユーモア精神を感じさせる。●U-NEXTにて配信中シャトー・ラフィット・ロスチャイルド 2011フランス・ボルドー。カベルネ・ソーヴィニヨン主体にメルロなどをブレンド。メドック格付け第1級。典雅の極みで、心に長い余韻を残す。750㎖¥130,000/エノテカ 4.『プロヴァンスの贈りもの』×「シャトー・ラ・カノルグ」劇中で「まずいワイン」は現実では美味! 子供のころのノスタルジアも蘇る主人公マックス(ラッセル・クロウ)のおじが遺(の)こしたプロヴァンスのシャトーを舞台に描かれるラブストーリー。相手役はマリオン・コティヤール。撮影に使用されたのは「シャトー・ラ・カノルグ」で、リュベロンの偉大な生産者として評価が高く、原作者ピーター・メイルのお気に入りとしても知られる。シャトーのワインは、映画では「まずいワイン」として描かれているが、果実味豊かで、そのおいしさは折り紙付き! 表向きはラブストーリーだが、陰の主役は小学生の甥に延々とワインをレクチャーするマックスのおじとブドウ畑について熱く語る栽培家のデュフロ。映画を通して、プロヴァンスワインの魅力と人生の楽しみ方を教えてくれる。●U-NEXTにて配信中シャトー・ラ・カノルグ ラ・カノルグ ロゼ 2018フランス・プロヴァンス。シラー、グルナッシュ、ムールヴェードルをブレンド。チェリーの香りとさわやかな酸味が印象的。750㎖ ¥2,800/ル・ヴァン・ナチュール 5.『ボンジュール、アン』×「クロ・デ・パプ」大人の恋の始まりに、ワインは必需品! エレノア・コッポラ監督のワイン選びも粋有名映画監督の妻・アン(ダイアン・レイン)は耳の不調で飛行機に乗れなくなり、夫の仕事仲間のジャックとカンヌからパリへ車で向かうことに。最初のランチで訪れたレストランですすめられたのがこのワイン。夫以外の男性とのふたりだけの食事にとまどいを見せるアン。大人の恋の始まりを予感させるシーンだ。赤に生ハムとメロンを合わせるのも地元流でおしゃれ。行く先々で魅力的なワインを飲んで語らい、“寄り道”をするうち、自分自身とも向き合っていく。「よい食事は魂の糧にもなるんだよ」というジャックの言葉も心に残る。シャトーヌフ・デュ・パプ クロ・デ・パプ・ルージュ 2017フランス・ローヌ。グルナッシュ主体。「クロ・デ・パプ」は“教皇の区画”の意で歴史ある畑。味も優雅。※写真は2002年。現行ヴィンテージは2017年。750㎖ ¥16,000/エノテカ●『ボンジュール、アン』DVD発売中 ¥3,800 発売・販売元:TCエンタテインメント 6.『サイドウェイ』×「ヒッチング・ポスト」カリフォルニアワインを変えた問題作。この映画をきっかけに“ピノ・ブーム”が到来!教師でワイン通のマイルスは、親友とふたりでサンタ・バーバラのワイナリーめぐりに出かける。バツイチの彼がのちに思いを寄せるワイン好きの女性、マヤと出会うのが「ワイナリー ヒッチング・ポスト」オーナーのレストランで、劇中にはこの生産者のピノ・ノワールが登場。主人公がこの品種を偏愛していたことから、現地では“一大ピノ・ブーム”が起こり、多くの生産者が栽培に着手。カリフォルニアワインの潮流に大きな影響を与え、今では世界有数の産地となったほど。映画はアカデミー賞脚色賞を受賞、“ワインオタク”のセリフが時に痛々しく、そして感動的。●U-NEXTにて配信中ヒッチング・ポスト ハイライナー ピノ・ノワール サンタ・バーバラ・カウンティ 2016アメリカ・カリフォルニア。ピノ・ノワール100%。豊かな果実味とハーブのニュアンス。タンニンもなめらか。750㎖ ¥7,000/ワイン・イン・スタイル 8.『悪の華』×「シャトー・オー・ブリオン」フランスの階級社会をワインで表現。“不条理”を見守るのはボルドー最高級の白フランス・ボルドーのブルジョワ一族“ヴァスール家”の退廃的な物語。どこかギリシャ神話の悲劇を思わせる映画で、監督は“最後のヌーヴェル・ヴァーグ”と評されるクロード・シャブロル。長男のフランソワが久しぶりに帰省したときに、大叔母の“リーヌおばさん”が用意したのが郷土料理の「ウナギの煮込み」。それに合わせて父が選んだワインが5大シャトーのひとつ「シャトー・オー・ブリオン」が造る白だった。週末、家族が集まる食卓に地元の最高級の白が登場。今も根強く残るフランスの階級社会をさりげなく表現している。同時に、ワインの清らかで品格ある味わいが、彼らが抱える秘密や澱んだ時間を浄化してくれるかのようにも思えてくる。シャトー・オー・ブリオン ブラン 2017フランス・ボルドー。ソーヴィニヨン・ブラン主体。オレンジの花の香り。優雅で妖艶。※写真は2007年。現行ヴィンテージは2017年。750㎖ ¥170,000/エノテカ >>安齋喜美子さんの連載「飲むんだったら、イケてるワイン」はこちらから取材・原文/安齋喜美子  ※エクラ2020年9月号掲載(2020年8月1日掲載記事)
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    8月26日
  • 『ダリダ~あまい囁き~』×「パイパー・エドシック」/フランスの歌姫の人生を彩ったのは、元祖“セレブ・シャンパーニュ”!【シネマに乾杯!vol.1】
    『ダリダ~あまい囁き~』×「パイパー・エドシック」/フランスの歌姫の人生を彩ったのは、元祖“セレブ・シャンパーニュ”!【シネマに乾杯!vol.1】
    ワインを知ると映画はもっと楽しい!エクラでもおなじみのワイン&フードジャーナリストの安齋喜美子が映画の中に登場するワインやシャンパーニュを解説!エクラ本誌でも好評だった企画が、WEB限定の連載としてスタートします!第1回目は映画『ダリダ~あまい囁き~』をご紹介! フランスの国民的歌手で女優のダリダ。彼女の名前は知らなくても、”パローレ”というフレーズが耳に残る「あまい囁き」は知っている人は多いのではないだろうか。アラン・ドロンとのデュエットで大ヒットし、当時は熱愛も噂された。 映画『ダリダ~あまい囁き~』は、世界に愛された歌姫の知られざる人生を描いた作品だ。長くマネージャーとプロデューサーを務めたダリダの実弟、オルランド・ジリオッティ氏の全面協力のもとに作られているだけあって、彼女が抱えていた孤独と秘密、そして生涯真実の愛を求めた姿が細やかに描かれている。 映画では全編を通じてダリダのヒット曲が流れるのだが、驚くのが「聞いたことがある」という曲が多いこと。「ベサメムーチョ」、「花の季節」など、'70年代の歌謡曲の空気感をまとって、どこか懐かしさを感じさせる。「数々のヒット曲の裏側にこんな物語があったなんて」と、スターであるダリダがひとりの女性として急に身近に感じられてくる。彼女が本当に欲しかったものは名声ではなく、“夫と子どもと生きる穏やかな日常”。だが、彼女の美貌と才能、そして運命がそれを許さなかった。 映画には、随所にシャンパーニュが登場する。特に印象的なのが、ダリダを見出した音楽プロデューサー・ルシアンとの結婚式と、その1か月後に出会う恋人・ジャンがリサイタルが終わるのを待ちながらシャンパーニュと1輪のバラを用意するシーン。 銘柄は「パイパー・エドシック ブリュット」でリンゴや洋梨のフルーティーさとブリオッシュやアーモンドなどの香ばしい香りをもつ、洗練された味わいのシャンパーニュだ。1991年からはカンヌ国際映画祭の公式サプライヤーにも選ばれ、世界のセレブレティに愛されてきた。また、時を遡れば、1789年にマリー・アントワネットに献上され、以後、愛飲されたという史実もある。まさしく正真正銘の“セレブ・シャンパーニュ”で、ダリダの人生を彩るにふさわしい。当時、パリのセレブレティの間でも絶大な人気を誇っていたから、おそらくは、ダリダ本人も何度も口にしたことだろう。アロマティックな香りが、時に彼女の気持ちを軽やかにしてくれたに違いない。 また、映画でチェックして欲しいのがシャンパーニュグラスだ。'70年代から'80年代はクープ型とフルート型が主流で、近年は「香りが立つ」という理由からチューリップ型に移行しているが、映画は流行に忠実に時代を映している。ちなみに、クープ型は「マリー・アントワネットの乳房を模った」とも「ポンパドール夫人の乳房を模った」とも伝えられ、ここ5年ほどは「女性がもっとも美しく見えるグラス」として、人気が復活している。「首を反らすことなく飲めるから」というのがその理由だ。 この映画は、ぜひエンドロールまで観て欲しい。「歌いつづけて」の歌詞がダリダの人生に重なり、胸を打たれる。偉大なスターであるダリダと、敬虔なカトリックで繊細な心を持つヨランダ・ジリオッティ(本名)。映画のあとで、懸命に生きた彼女に杯を掲げたくなる。シャンパーニュはもちろん「パイパー・エドシック ブリュット」。それも、女性がもっとも美しく見えるクープグラスで。『ダリダ~あまい囁き~』価格 DVD¥3,800+税発売元・販売元 株式会社KADOKAWAパイパー・エドシック ブリュットフランス・シャンパーニュ地方。ピノ・ノワール50~55%、ムニエ20~25%、シャルドネ15~20%をブレンド。フレッシュな果実味としなやかな酸味。スタイリッシュで軽やかなスタイル。750ml/¥6,000長年「パイパー・エドシック」の最高醸造責任者として活躍したレジス・カミュ氏。現在は「パイパー・エドシック」の最高ブランド「レア・シャンパーニュ」の最高醸造責任者。ワイン業界の重鎮でもある。「もちろん、映画は観ました。素晴らしかった。あの時代、エキゾティシズムと美しさ、歓びとともに人々をダンスに誘っていましたね」。ちなみに、好きな曲は「COME PRIMA」。■「パイパー・エドシック ブリュット」のお問い合わせ先/日本リカー ☎03-5643-9770取材・文/安齋喜美子ワイン&フードジャーナリスト。女性誌を中心に多くの媒体で執筆。ふだんごはんからスイーツ、星つきレストランまで幅広くカバー。映画が大好きで、登場するワインは必ずチェック。最近は海外の醸造家とオンラインでワインテイスティングの日々。
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    8月19日
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