トータルビューティアドバイザーの水井真理子さんが提案。ストレッチ&マッサージでバストも顔も引き上がる!「お顔のお手入れをする際に、バストまわりからケアすると肌ツヤや血色がグンとよくなるんです」。顔もバストもアップする、その方法を教えてもらいました!マリソル世代になると、位置が下がってきたり、上部がそげてきたり、脂肪が脇に流れてしまったりといった、バストまわりの悩みがあれこれ出てくるもの。 こんなお悩みを一気に解決できるというウワサなのが、水井真理子さんの「新・おっぱいマッサージ」。その効果について水井さんに伺った。「女性はバストまわりがこり固まっている人がとても多いのですが、これはふだん、背中を丸めてスマホを見たりする習慣などによって胸が縮こまってしまい血液やリンパの流れが悪くなっているせい。そのためバストも下がってしまうのです。こんな状態では顔も下がってたるみやすくなり、血流やリンパの流れも悪くなって肌のくすみの原因にも。ですから私はクライアントさんのフェイシャルケアをする時、最初にバストまわりのマッサージもしています。そうすると施術後に顔が引き上がって血色がよくなるのはもちろん、バストがグッと引き上がるんですよね。皆さんそれがうれしいようで、更衣室でずっと鏡を見ていてなかなか外に出てこないんです(笑)。バストは自分ではなかなかケアしない部分ですが、やはりバストが若返るって女性にとってすごくうれしいことなんですよね」 そんな水井さんが提唱する「新・おっぱいマッサージ」とは?「バストに深くかかわっているのが肩甲骨や腕や首。特にふだんの悪い姿勢から肩甲骨まわりが硬くなって可動域が狭くなっている人が多数。肩甲骨が硬くなると肩が前に入り込むため肋骨上部がロックされるので、呼吸が浅くなってバストに送られるストレッチ&マッサージでバストも顔も引き上がる酸素や栄養も減ってしまううえ、バストを引き上げる力もなくなります。また、首から鎖骨にかけて走る胸鎖乳突筋も胸の土台につながる筋肉なのでここがこり固まっているとバストのたるみを招きますし、腕が縮んで内側に巻き込んでいることもバストの下垂につながります。ですからまず肩甲骨や腕、首をストレッチでよくほぐしてからバストのマッサージをするのが〝新・おっぱいマッサージ〟の大きな特徴。そのうえで硬くなりやすいバストの大胸筋のこりをほぐしてから脇のリンパを流して老廃物の排出を促し、腕や脇に流れた脂肪をバストに集めるようにマッサージをすれば、ふっくらと丸みがある引き上がったバストが蘇ります」 新・おっぱいマッサージの効果はほかにも。 「血流がよくなるので冷えや肩こりが改善しやすくなりますし、肌の血色がよくなってくすみが解消し、透明感やツヤ感がアップ。ふだんから自分でバストにさわる機会が増えると、マソル世代にも増えている乳がんの早期発見にもつながります。ぜひ新・おっぱいマッサージを習慣に」【step 1】準備運動猫背で肩甲骨が硬くなっていたり、腕が前に入り込んでいたり、首の胸鎖乳突筋が硬くなっているとバスト下垂を招くから、まずはストレッチでリセット。①肩甲骨のストレッチ「肩甲骨が固まっていると、肋骨の上部がロックされて呼吸が浅くなりバストに酸素や栄養が届きにくくなるうえ、肩が前に落ちてバストが引き上がらなくなるので、肩甲骨を外回しして柔軟にし、肩を開きましょう」1.両肘を曲げて肩甲骨を下げる両肘を曲げて体から少し離し、手のひらは前に向け、肩甲骨を下げる。2.両肘を合わせて腕を上げる両肘を閉じて、胸の前で合わせる。肘を合わせたまままっすぐ上に腕を伸ばしていく。3.肘を開いて腕を外側に回す肘を上に伸ばしたら、肘を開いて両腕を外回しに5 回回す。回した腕が体の後ろにきた時、肘を下までしっかり下げるのがポイント。②腕と首のストレッチ「耳から鎖骨につながる胸鎖乳突筋と、硬くなりやすい背中や腕の筋肉を伸ばすストレッチ。内側に巻き込んだ肩も改善しやすくなり、バストが引き上がりやすいベースを作ります」1.腕を上げて肘を曲げ、右手を左肘へ両腕を上げて肘を曲げ、右手で左肘をつかみます。この時、左右の二の腕が耳の真横にくるように後ろに引く。これがきつく感じる人は巻き肩になっているということ。2.上体を右に倒し、左脇腹を伸ばすそのまま上体を右に倒して、左の脇腹を伸ばす。左右の二の腕は耳の横にくるように後ろに引いたまま行って。これをゆっくりと5 回。反対側も同様に行う。3.頭を右に倒し、首の左側を伸ばす次に右手を頭の左側に当てて、頭を右に倒して首の左側をグーッと伸ばして10秒キープ。これを左右とも行う。ここまで行うと肩の力が抜けてリラックスするはず。【Marisol 7月号2019年掲載】撮影/藤澤由加 ヘア&メイク/木村三喜 スタイリスト/程野祐子 モデル/相澤とみえ 取材・文/和田美穂