キム・ジェウク
-
初主演作「偶然見つけたハル」でライジングスターとなったSF9のロウンさん。韓国では演技もできるアイドルを演技ドルといい、彼がそのひとりとして認められた作品でもあります。名もなきエキストラだったハルを好演、ハルは次第に「こんなイケメンうちのクラスにいたっけ?」と言われる”漫画を破って出てきたような男=マンチンナム”として注目を集めていきます。ヒロインのへユンさんも初主演だったのですが、ドラマが始まるやいなや、その面白さに瞬く間に視聴率を上げた話題作。身長差にもときめくと言われたカップルには、その身長差でお互いの声がよく聞こえなかったとのエピソードも。とにかく、ロウンさんの代表作となったこのドラマ。ただの学園ものではなく深く共感でき、最後まで引き込まれる謎解きもありと緻密なストーリーなので要チェックです!!美しいカメラワークや映像にも心奪われます。このドラマの大ヒットで時の人となり多忙を極めるロウンさん。マリソルの質問にひとつずつ丁寧に、真摯に答えてくれる姿が印象的でした。190.5センチの神スタイルで、スーツも素敵に着こなしていました!9月に授賞式のあったソウルドラマアワード2020でも、「梨泰院クラス」「愛の不時着」などと並び優秀賞に輝いた作品。放映から一年以上経った今でもファンの「オハル」(タイトルの略)愛は深く、宝物のようなドラマなのでお見逃しなく!●”MBC演技大賞男性新人賞”と”視聴者が選んだ今年のドラマ賞”おめでとうございます。ーありがとうございます(パチパチと小さく手を叩く)!●この作品がこんなにも視聴者に愛されたのはどうしてだと思いますか?ーただ運が良かったのだと思っています。●キャストのみなさんもとても役に合っていましたよね。ーはい、僕もそう思います。●キム・へユンさんがインタビューで、見習わなければいけないいちばんの努力家でムードメーカーでした、と、ロウンさんを絶賛していました。へユンさんの印象は?ーへユンさんはとても賢くて演技も上手く、まわりの人に配慮もできて性格も優しくとても明るいので、僕と一緒に撮影現場でもムードメーカーでした。友達としてもウマがあったなと思いますし、だからこそ僕たちふたりのケミ(化学反応)が生まれたんだと思います。本当に親しいからこそ出てくる雰囲気が、仲が良いフリではなく、そのままTVを通じて伝わったんじゃないかなと思います。●このドラマで好きなシーンを挙げるとしたら?ー作品の中で、ハルが、本人の存在理由を考えて自分がなぜここにいるのかを考えさせられるシーンです。第5話あたりの、ハルの存在理由の根本を知らせてくれるようなシーンです。それから、カーテンを星型にくりぬいて、ダノに夜空を作ってあげるシーンがあるんですが、そのシーンが気に入っています。ドラマ後半には感情をうまく表現しなくてはいけないシーンがとても多かったんです。そんな時に台本に書かれた決まったセリフではなくて、僕が本当にハルになりきって集中していた時に、自然とアドリブで出てきたセリフでOKをもらったシーン。OKがかかったあとも、その感情がずっと続いた時の感覚が良かったと思います。●この作品から得たこと、何か深く考えさせられたことはありますか?ーすべての行動には、意味や考えがあってこそ体も動くし言葉も出てくると考えるようになったので、撮影中はずっと悩み続けてました。どのシーンも心を楽にして臨んだ場面はまったくなくて、ハルというキャラクターに集中していました。自分自身とハルの共通点は何かと探してみたり、毎回何に集中すべきなのか、と考えました。自我を持っている時と持っていない時を、はっきり区別して演じなくてはいけないと思ったので、外見的な点にも気を遣いましたし。服だとか靴だとか。ずっとそれだけを考えてました。起きる時や寝る時も、服からも感情が見えてくると思ってスタイリングにも気を遣ったり、自分であれこれ考えたり、台本に書かれていない部分もなんとか表現したいと思ったので、それに合うような小物を用意したり探してみたりしました。●例えばどんな小道具を用意したんですか?ー実際にはそのシーンは使われず残念だったのですが、ダノが心臓病で何日も学校に来れない時期があって、僕が演じたハルは、ダノがいてこそ自由になれるので、何もできないでいたんです。ハルはいつもなぜここにいるのかという理由を探しているので、ロッカーに向かっている時も、なぜロッカーに向かっているのかを考えているし。そう考えた時に「図書館で心臓病の本を探して持っているのはどうですか?」と監督に提案してみたら賛成してくださって、タイトショットを撮ったんです。●共演したキム・へユンさん、キム・ジェウクさん、キム・ヨンデさん、ナウンさん、チョン・ゴンジュさん、イ・テリさんの実際のキャラクターをひとことで表現すると?ーへユンさんは優しくて明るく、とても賢くて、演技に対してしっかりと悩み抜いて臨む、想像力も豊かな女優。ドラマを通して皆仲良くなったのですが、その中でもいちばん仲良くなったジェウクさんは、若いけれど幅の広い、柔軟性も持った俳優で、僕と演技のキャッチボールもうまくでき、とてもいい役者だなと思いました。みんな優しく現場の雰囲気もとても良かったのですが、ゴンジュさんも優しくて、演技を重ねるほどに想像していた通りの役に近づいていって不思議な感じがしました。ヨンデさんはともすると僕やペクキョンとの関係が重くなりかねないのに、彼とドファを演じたふたりが、気分のいいシナジー効果、役割を果たしてくれて。ヨンデさんはウィットとセンスのある人間だと思いました。ナウンさんも若いけれど演技のキャリアがあり、演技の話もよくしましたし、いい意味での欲もあって刺激を受けました。小さなシーンにも一生懸命に取り組む姿が素晴らしいなと思いました。テリさんは子役の時から演技をしてきた方ですよね。撮影すればするほどハルとの関係性で悩みました。チミチェがどんな存在なのか、監督が考えていた答えと僕の答えが違ったところがあって、より考えさせられたんです。でも、テリさんには内なる何かがあって、彼との撮影は気を楽にして進めることができました。彼ならではの内なる力のおかげで、演技の息が合って楽だったんです。そんなこともあって、最後のシーンは本当に記憶に残ってます。●SF9のチャニさんも役者として活躍していますが、何か感想などありましたか?ー僕は、今回のドラマではなく、前作のドラマの撮影のときにすごく心理的なストレスを感じて大変な思いをしたんです。今考えてみれば、なぜ辛かったかと思えば、自分の演技というものにまだ自信が持てていなかった。だからドラマの撮影に臨みながらもあまり楽しいという気持ちを持てなかったんです。そんな僕に対して、今回のドラマの撮影にあたって、チャニくんが「ロウンさんは演技も上手いから、どうか現場で楽しみながら撮影に臨んでほしい」と言ってくれたんです。チャニくんが僕の性格もよくわかっているので、それも踏まえて撮影のまえに声をかけてくれたんだと思います。●演技のどんなところが面白いですか?ー今回「偶然見つけたハル」を通して感じたのですが、ある瞬間、役がぴったり自分と合ってくる感覚があるんです。その時がいちばん楽しいです。最初はどうしてこう思うんだろう、こうするんだろうと理解ができなかった部分が、たくさん悩んで役に入り込むことでそれがわかってくる瞬間があって、演技しながら痺れるなあと思います。そうなるためには悩みに悩まなきゃいけませんし、悩むのはとても大変なことなんですけど。演技には明確な答えがそこにはないので、悩み続けていると、本来の自分の姿と役柄が近づいて合っていく時がある。役柄の行動や考えが理解しやすくなっていく。努力しなくても言葉や行動が自然に出てくる時が、いちばん大きな面白さでもあり、楽しいところだと思います。●SF9の活動でとても忙しい毎日だと思いますが、気分転換法はありますか?ー探しているところなんです(笑)。●好きな香りはありますか?ー花の香り、木の香りも好きです。強すぎる香りは苦手です。●マリソル読者が韓国を旅するならどこをお勧めしますか?ー有名な観光地、漢江や南山タワーのようなところもいいですが、そういうところより、普通に街をただ散歩されたらいいと思います。僕も日本に仕事で来るたび、5分でも10分でもその辺を散歩します。自分の見知らぬ土地で、ちょっと路地に入って歩くだけでもワクワクするので。人がたくさんいるところより、静かな路地をゆっくり歩いてみるのがいいんじゃないかなと思います。「偶然見つけたハル」」2020年12月2日(水)DVD-BOX1発売/Vol.1~8レンタル&配信開始2021年1月6日(水)DVD-BOX2発売/Vol.9~16レンタル&配信開始価格:各BOX12,000円+税発売・販売元:ポニーキャニオン(C)2019MBC 撮影/天日恵美子11月13日
-
「韓流ドラマは長すぎて、、、」という方々に、お勧めしたいのが映画!この秋から心に響く話題作が目白押しなので、いくつか紹介したいと思います。まずは、韓国での公開直後の6月にソウルで観た『パラサイト 半地下の家族』。5月のカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞したポン・ジュノ監督のこの話題作は、期待をはるかに上回りました。スクリーンから役者の体温や匂いが伝わってきそうな迫力で、そのストーリーにただただ圧倒されっぱなし。笑えて、そして切なく、なんとも言えない余韻が残ったこの映画は、来年1月に日本公開が決まっています。6月にソウルでインタビューをしたキム・ジェウクさんも、マリソル読者に推薦してくれた作品です。 『パラサイト 半地下の家族』では、チェ・ウシクさんがメインキャラクターを演じているのですが、チェ・ウシクさんは気の合う親友だと昨年インタビューで話してくれた、パク・ソジュンさんもカメオで登場します。とにかく強力プッシュ作品ですが、このほか最近機上で観た『エクストリーム・ジョブ』(来年1月3日公開予定)と『ガールコップス(原題)』も良かったです。かなり笑えて、私好み!!『エクストリーム・ジョブ』の美しいイ・ハニさんはハリウッドにも進出予定だとか。ミスユニバース第4位、ソウル大学出身、特技は伽耶琴、パンソリという多才な女優さんです。ドラマ「熱血司祭(原題)」でも熱演が光っていました。そしてこの作品のイ・ビョンホン監督が脚本・監督を手がけたドラマ「メロが体質(原題)」も面白いと評判なので早く観たい!映画にもこのドラマにも若手名脇役コンミョンさんがキャスティングされています。『ガールコップス』は『怪しい彼女』が好きならきっと気に入ると思う作品。個性派のベテラン女優ラ・ミランさんと、モデル出身のチャーミングなイ・ソンギョンさん演じる警察官が事件と立ち向かう姿がコミカルで爽快!同じくわたしは機上で観た作品なのですが、現在日本公開中の『毒戦 BELIEVER』も良くできています。 そして、この秋続々と日本で公開される韓国のブロックバスター映画といえば、『EXIT イグジット』。今月開催された釜山映画祭でも注目された動員数940万人という大ヒット作品。舞台出身で演技に定評のあるチョ・ジョンソクさんと、少女時代のユナさんが主演です。製作陣に『ベテラン』の監督も参加と聞くだけで期待。有毒ガスから逃げる手に汗握るサバイバル・パニック映画で、脇を固めるお馴染みのベテラン役者たち、冒頭カメオで登場するキム・ガンヒョンさん、「私の恋したテリウス〜A Love Mission〜」で助演賞を受賞するなど旬の脇役カン・ギヨンさんらが集結し、リアルで、温かみとユーモアも感じさせる作品となっています。 また、11月15日からシネマート新宿とシネマート心斎橋で開催される「のむコレ」で上映予定の映画も見逃せません!昨年、ハン・ジミンさんが最優秀女優賞を多々受賞した『虐待の証明』、コン・ヒョジンさんのサスペンス『ドアロック』、マ・ドンソクファン必見の派手さはないけどじんわり響く、アクションクライム・エンターテイメント『ザ・ソウルメイト』(共演はキム・ヨングァンさん)、ドラマ「無法弁護士〜最高のパートナー」でも圧倒的な美しさとカリスマを見せたイ・ジュンギさんの『王の男』デジタルリマスター版なども。全羅南道の街を舞台に、ヤクザ役のキム・レウォンさんが国会議員を目指す『英雄都市』には、注目している新鋭女優ウォン・ジナさんが弁護士役で登場。アクションあり、人間模様あり、爽快な映画で楽しめます!(『犯罪都市』のカン・ユンソン監督作品なので、マ・ドンソクさんやユン・ゲサンさんもカメオで出演!)キム・レウォンさんはコン・ヒョジンさんとの最新作『最も普通の恋愛(原題)』が、目下今年のラブコメ映画興行ナンバーワンと話題で、その人気は不動です。ウォン・ジナさんは、『金の亡者たち』にもキャスティングされていてその売れっ子ぶりがうかがえます。この映画の主演は、リュ・ジュンヨルさん。金融界が舞台の頭脳戦、圧巻です!彼は先の『毒戦 BELIEVER』でも主演していて、演技派で存在感のある若手俳優。韓国映画界を牽引するひとりとも言われています。『金の亡者たち』では、ユ・ジテさんが共演、ハリウッドで活躍するダニエル・ヘニーさんもカメオで登場と、これ以上ない豪華キャストです。 日本公開はまだまだ先になりそうですが、ドラマ「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」以来のキム・ゴウンさんとの共演で、チョン・ヘインさん自身が「歳をとったらまた観直したい」という『ユ・ヨルの音楽アルバム(原題)』や、原作本も興味深かったこともあり楽しみにしている、今月韓国で公開となるチョン・ユミさんとコン・ユさんの『82年生まれ、キム・ジヨン(原題)』などにも注目しています。 少し前の作品だと、『怪しい彼女』や『新感染ファイナル・エクスプレス』『ベテラン』『リトル・フォレスト 春夏秋冬』などコメディからノワールまでジャンルは様々、秋の夜長にDVDや配信にも良作が揃っていますのでぜひ観ていただきたいです!!10月16日
-
キム・ジェウクさんといえば、「ボイス~112の奇跡~」、「愛の温度」、「客-ザ・ゲスト-」と話題作が続き、ラブコメ「彼女の私生活(原題)」の放送が韓国で終了したばかり。不動の人気を誇る大注目の俳優です。多忙を極める彼に、「客-ザ・ゲスト-」の日本でのDVDレンタル開始に合わせ、ソウルでお話をうかがって来ました。サイコパスを演じたかと思えば、ロマンスもので視聴者の心を溶かす、目が離せない存在のジェウクさん。昨年は日本の映画『蝶の眠り』で中山美穂さんと共演し、日本でもさらに脚光を浴びました。なかでも、韓国の友人がどっぷりハマったと教えてくれた「客-ザ・ゲスト-」は、とにかく興味深いドラマ。ジェウクさんが司祭役、2007年の「コーヒープリンス1号店」以来の共演となったキム・ドンウクさんが霊媒師役、「リターン」でも注目された女優、チョン・ウンチェさんが刑事役で共演しています。さすが、「ボイス~112の奇跡~」のキム・ソンホン監督の作品なだけに、映画のような映像、息を飲む展開、そして深く考えさせられるドラマになっているので、ぜひ、です。ジェウクさんは流暢でなめらかな日本語で、真摯に質問に受け答えしてくれました。●ジェウクさんは、このドラマのような望まざる”客”に乗り移られないように、健全な心身で過ごせるよう日頃心がけていることはありますか?ーそうですね、快楽主義者ではないんですが、なるべくできるだけポジティブに人生を生きていこうと考えているんです。30代も後半ですし。好きな人たちといい時間を過ごしたり、美味しいもの食べたり。それくらいですかね。本当に好きなものが何かを把握したり、それに集中したり、無駄な時間を奪われないように気をつけたり、そういう風に生きています。●「客-ザ・ゲスト-」はとても興味深いドラマでしたが、ご自身ではどう感じましたか?ー僕もすごく好きな作品です。脚本を読みながらも緊張感があり汗が出るくらいで、これを映像化してドラマを作ったら、すごくいい作品になるだろうなと思って出演を決めました。●共演の方々も役にとても合っていましたね。ーそうですね。キャスティングもすごく良かったですね。●チョン・ウンチェさんとは初顔合わせでしたよね?ーそうです。普段から好きな女優さんだったんですけど、こういう風な役で会うとは思ってなかったです(笑)。すごく良かったです。●役者として成長したなと思うことはありますか?ー周りが見えてきたことですね。もうちょっと昔は自分のキャラクターや芝居だけに集中していたけど、現場でいろんなことが見えてきた、周りが見えてきた、それくらいですね。●どんな役者でありたいですか?ー常に気になってしまう役者でありたいですね。どんな作品に出ても好奇心を持てる、次が気になる、次はどういう風なキャラクターで、どう戻って来るのかなと思ってもらえる俳優でありたいです。●ジェウクさんにとって、演じることの面白さとは?ー演じることの面白さ。深いですね(笑)。この作品で僕がいちばん目立ちたいとか、ここで最高の芝居を見せようとかではなく、ちゃんとこの役になんで僕がキャスティングされたのか、その作品の中で、例えば、森の中の一本の木としていることのバランスがいちばん大事だと思うんです。そんな感じですかね。●答えがないから面白いとも言いますよね。ーそうですね、その役にその人以外には誰も演じられないものがありますよね。例えばこれを他の役者がやったらどういう感じだったのかなって。●ドラマが次々と注目され、昨年は日本の映画『蝶の眠り』にも出演、地上波で「愛の温度」が放映されたり、新たなファンを獲得しているジェウクさん。日本にいらっしゃる予定はありますか?ー去年『蝶の眠り』のプロモーションで5月に行ってから日本には行ってなくて。もうドラマの撮影も終わったので、ふらっと行くかもしれません。ずっと撮影があったんですよ。いつも会社には言っていて。ちゃんとまだ時期が決まってないんですが、できるだけ早く行きたいと思ってます。ごめんなさい(笑)。もう少し待ってください。必ず行きます。●多様な役を演じ続けているジェウクさんの充電方法、気分転換法は?ー旅行が好きですね。旅行か、家でダラーっとしてるか。普通ですよ、好きな人たちと会って時間を過ごしたりするのが、いちばんの充電だと思います。●どんなところを旅してますか?これから行きたいところはありますか?ーいろんなところに行きます。国内も海外も。まだ南米とアフリカには行ってないんですが、機会があったらそういうところに行ってみたいです。旅、大好きです。●マリソルの読者が韓国を旅するならどこがオススメですか?ーマリソルの読者さんは、僕の年くらいですよね。何をお勧めしたらいいですかね。文化的なことか、グルメか。ソウルじゃなくていいなら、日本の京都みたいな慶州。やっぱり違うんですよ。同じアジアの、すごくそういう昔の文化や建物とか残っているところは。そういうところ、20代だったら興味がないかもしれないんですが、この歳になったら面白い旅になると思いますよ。●そうですね、慶尚南道の韓国の伝統家屋を一部だけモダンにリノベーションした宿がとても素敵でした。ーそういうライフスタイルが最近の人たちに流行りみたいになっていて、韓屋(ハノク)を改装したところがあったり、すごく素敵なところです。●ドラマの衣装もいつも素敵ですが、ファッションには興味がある方ですか?好きなスタイル、興味のあるブランド、デザイナーはいらっしゃいますか?ー韓国のデザイナーではウーヨンミさんが好きです。楽ですね、普段は楽なスタイルです。ここ何年間か、ずっと撮影ばかりしていたので、現場に行くときには必ずジャージなんですよ(笑)。いちばん楽なので、(きちんとした)服は着た記憶があまりないです。この何年間か時間がなくて(笑)。●人々が誤解しているキム・ジェウクさんのイメージとは?ーどういうイメージに見られてるかわからないです(笑)。冷たそうとか?そこまで明るい人に見られてないのは知っています。●実際は違う?ー(一緒にいる)人によって違うと思います、誰に会うとかで。明るくしてくれる人がいたら、明るく振る舞うし、結構影響を大きく受ける方なんですよ。誰と一緒にいるかで自分が変わる。普通です、普通。●ジェウクさんが考えるかっこいい男性、かっこいい人間って?ーひとことで言えることじゃないと思いますけど。かっこいい男性はいっぱいいるんですけどね。僕は、いい人、悪い人で分けるのが好きじゃないんです。どういうタイプでも、魅力があったらいいと思います。絶対的な基準で言えないじゃないですか、いい人、悪い人って。立場によって違うし、場合によって違うので。●サイコパスのような役と、甘いラブコメ、どちらが演じやすいですか?ーあははは。全部難しいです。本当です。●新たに挑戦してみたいことはありますか?ーないです。(そういうことを)深く考えるタイプじゃないんです。●知られざる特技はありますか?苦手なことは?ー(ひとしきり考えた末・・・)わからないです、どうしよう(笑)。●オススメの映画や、よく聴く国内外のアーティストがいたら教えてください。ーこのあいだ、今韓国ではブームなんですけど、(5月にカンヌでパルム・ドールを受賞した)ポン・ジュノ監督の『寄生虫』を観たんですが、この作品はお勧めです。韓国ではあまり観られない感じの素晴らしい作品が生まれたと思います。最近ドラマの現場ですごく癒されたのは、パク・ヒョシンというアーティスト。その人の音楽にすごく力をもらいました。「客 -ザ・ゲスト-」2019年9月4日(水) Vol.1〜Vol.7 レンタルDVD(1話〜14話)/デジタル配信開始2019年9月18日(水) Vol.8〜Vol.13レンタルDVD (15話〜26話) /デジタル配信開始【DVD】全26話収録/各話約40分/各巻2話収録 *日本語字幕のみ発売元:ACM 販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント(c) STUDIO DRAGON CORPORATION9月4日