おすすめ映画
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いつもよりゆっくり時間が取れる今、映画を見て心洗われる時間を過ごしてみるのもいいかも。新緑が鮮やかな季節になりましたね。今日は感動する!映画をご紹介したいと思います。色んなジャンルの映画がありますが、ホラーやサスペンスも面白いけれど、私はやっぱり観た後元気になれる映画が大好きです。写真は数年前に訪れた奄美大島。滝でエビを釣ったり、マングローブをカヤックしたり。海でカメさんとずっと一緒に泳いだり。島の人たちもとても温かく、雨の多い奄美にしては珍しく晴天に恵まれ、思い出の感動旅になりました。1.セントラルステーション(Central do Brasil)(1998)ベルリン国際映画祭の金熊賞、ゴールデングローブ賞最優秀外国語映画賞など多数を受賞したブラジル映画。リオデジャネイロの駅で代筆業を営む中年独身女性の元教師、ドーラが主人公。字を書けない人たちの代わりに手紙を書き、切手代をもらって郵送するという仕事だが、切手代はもらうけれど実際には投函せず切手代を自分の懐に入れて生活しています。ある日夫宛の手紙を頼みに来た母親と息子が、手紙を書いた直後目の前で母親が交通事故で亡くなり、9歳の少年がドーラの前に取り残されることに。煙たく思った彼女は彼を養子斡旋所に大金で売るものの、そこは実は臓器売買ブローカーだということを知り、慌てて彼を連れ出し、ブローカーから追われる成り行きで母親がドーラに書かせた手紙を元に彼の父親を探す旅に。人を信じず、子供嫌いなドーラと、ドーラを信用せず反発し続ける少年ジョズエとのロードムービー。ブラジルの広大な土地を舞台に、徐々に紐解かれていくドーラの過去と二人の交流が胸を打ちます。エンディングは今思い出しても涙が出てくる結末。公開当時から何度も見た名作です。2. ワンダー 君は太陽(Wonder)(2017)病気で顔の形が変形している主人公オギ―(ジェイコブ・トレンブレイ)は、手術で入退院を繰り返しながら自宅学習を続けていたが、容体が安定してきたことから学校に通学することを決意。予想していた通り、学校ではオギーの外見から差別やいじめが始まる。何度もくじけそうになるオギーだが、母のイザベル(ジュリア・ロバーツ)、ネート(オーウェン・ウィルソン)姉のオリヴィア(イザベラ・ヴィドヴィッチ)の家族と共に乗り越えて、徐々に周りのクラスメートたちもオギーの内面に目を向けるように。同じ世代の子供を持つ身として、もしこれが自分だったら私は耐えられるだろうか、ここまで息子の力を信じて見守ってあげられるだろうか、と思いました。障がいを持つ弟がいる姉、オリヴィアにもスポットを当てて描かれていたのも素晴らしかったです。最後の校長先生のスピーチは感動。涙が止まりませんでした。3.グッドウィルハンティング(Good Will Hunting)(1997)マットデイモンとベンアフレックの共同脚本、ダブルキャストの名作。孤児で大学の清掃員のアルバイトをしているウィル(マット・デイモン)は数学の天才的な才能を持つが素行が悪く、少年院入りを繰り返している。彼の才能に気づいた大学教授ランボーは、学生時代の同級生で心理カウンセリングをしているショーン(ロビン・ウィリアムズ)に彼のカウンセリングを依頼。ウィルはショーンのカウンセリングを受けながら徐々に心を開いていく。心に傷を抱えたウィルと、同じく心を閉ざしているショーンの二人。最初は最悪だけれどだんだんとお互い心を開きあいながら、二人ともが人生に再び希望を見出していく姿はまさにカタルシス!友情ってすばらしい!と素直に思えて泣ける映画です。4.ウォルター少年と、夏の休日(Secondhand Lions)(2003)伯父たちと少年の夏の休日を描いた心温まるストーリー。14歳の主人公ウォルターは、母親と二人暮らし。まるで交流もなかった伯父たちが最近大金を手にしたらしいという噂を聞きつけた母は、ウォルターを無理やり伯父たちに預けることに。人里離れた家に暮らす伯父たちは、行動も常識外れ。お金目当てのセールスマンが来たら銃を撃って追い返して大笑い。嘘とも誠とも分からない昔話。紐解かれていく過去。ウォルターは半信半疑ながらも二人の世界に引き込まれていき、孤独だった自分自身も変わっていきます。観終わった後、今でも自分の要になっている子供の頃の強烈な夏の日を想い出すかのような、不思議な感動を覚える映画です。5.ニュー・シネマ・パラダイス(Nuovo Cinema Paradiso)(1988)言わずと知れた名作ですが、感動する映画と言われてやはりこれは思い浮かぶ映画。主人公の映画監督、サルヴァトーレが、故郷で古い知人のアルフレードの訃報を知るところから映画は始まります。故郷の村にあった、たった一つの映画館。そこは小さな片田舎の村に住むサルヴァトーレにとってただ一つの外の世界を知れる場所でした。そこの映画技師だったアルフレードとサルヴァトーレの幼少期から青年期までの交流が切なく、美しく描かれます。エンニオ・モリコーネの音楽が最高です。最後に、映画ではないですがおまけの番外編。6.モダンラブ(Modern Love)(2019)Amazonプライムオリジナル作品のドラマ。NYタイムズ紙に実際に掲載されているModern Loveというコラム欄を元に作られた一話30分のドラマです。アンハサウェイもその脚本に惚れ込み出演を希望したと聞きました。舞台はNY。男女の愛だけでなく、様々な人たちのLoveが描かれます。どれもとても心温まる秀逸なストーリーで、自然と感動の涙が。とってもおすすめです!ラブアクチュアリーを思い出しました。NYの街並みも観ていて素敵です。映画や本は、自分の人生だけでは経験できない人生を疑似体験できる素晴らしいツール。思春期の葛藤の中、失恋して寂しい時、子育てでほとんど眠れずグロッキーな時、、いつも映画には助けられてきました。おうち時間が長い今、ぜひ皆さんも映画でリフレッシュはいかがでしょうか。5月9日
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ひきこもり生活、恋愛映画でリフレッシュしてハッピーな気持ちに♪外はまさに春!外出はできないけれど、ジャカルタから日本に来ると、窓を開けて空気がこんなに美味しいだけでかなり幸せなことに感じます。ふとした時に窓を開けたりベランダに出て、おひさまを浴びて深呼吸をするのが日課になっています。さて、今日は懐かしの恋愛映画を幾つかおすすめしたいと思います♪気付けばすっかり落ち着き、どうやって恋をするんだったかも思い出せない私笑。たまに大好きな恋愛映画を見ると、色んな気持ちを思い出して元気になります。1.幸せのレシピ(No Reservations)(2007)ドイツ映画「マーサの幸せレシピ」のリメイク版。マンハッタンの超人気レストランの料理長を務めるケイト(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)は仕事を愛し、完璧主義で恋愛もせず。しかしある日シングルマザーの姉が不慮の事故で亡くなり、姪のゾーイを引き取ることに。仕事漬けの生活は一変。さらに喪が明けてレストランに戻ってみると彼女とは正反対な陽気な料理人ニック(アーロン・エッカート)がスーシェフとしてレストランに迎え入れられていました。超完璧主義なケイトはニックの仕事の仕方にもペースを乱されて反発を強めるけれど、徐々に彼女の生活は変化していきます。突然子育てをすることになり、仕事との板挟みになりながらもゾーイによって封印していた家族の思い出と向き合い、固かった心がほどけていくケイトと、仕事のスタイルが違うライバルのニックに徐々に惹かれて変わっていく彼女がとっても美しくて、そして出てくるお料理がおいしそうで、エンディングもとっても素敵で大好きな恋愛映画です。2.25年目のキス(Never Been Kissed)(1999)新聞社のエディター、主人公ジョジ―(ドリュー・バリモア)は仕事はできるけれどキスもしたことがない25歳。10代のリアルな実情をリポートをする取材で高校生に成りすまして潜入取材をさせられることになり、嫌な思い出しかない高校生活を送ることに。ベタな設定だけど、もう一回高校生活送れたらどういう風になるかなーとか、色々妄想しながら気楽に楽しめる映画!不器用なジェジーが弟の助けも借りながら自分らしさを出せるようになり、どんどん素敵になっていき、初めて恋に落ちるのを知らず知らずのうちに応援してしまいます。最後の野球グラウンドでのシーンもザ・王道でとってもロマンチック!3.あと一センチの恋(Love, Losie)(2014)イギリス、ドイツ合作のリリー・コリンズ主演のラブロマンス。リリーコリンズ演じるロージーとサム・クラフリン演じるアレックスは幼馴染の友達以上、恋人未満。二人の小さいころからの半生を追体験できる映画。とにかくもどかしい!せつない!!笑互いを気にしながらとにかくすれ違い続ける二人に、「キー!!」となり続けます。恋愛ってこういうことの積み重ねで、タイミングが合うか合わないかがかなりな鍵だったりするよなぁ、と思います。あと一歩踏み出せたらどこかでもっと早く変わるのにー、と観ている方は思うけど、意外とそこが二人にとってベストタイミングだったのかな、とか。最後のシーンもとても素敵です。4.世界一キライなあなたへ(Me Before You)(2016)結末が議論を呼んだ、ラブロマンス。夜一人で観ていてとにかく最後涙が止まらず、ちょうど帰宅した旦那さんが超びっくりして「どどどしたの??」となっていました笑。主人公のルー(エミリア・クラーク)はイギリスの田舎町で大家族を支える26歳のウェイトレス。失業をきっかけに仕事探しを始め、見つけた仕事は大富豪の青年ウィル(サム・クラフクリン)の介護。ウィルは2年前の事故で首から下が動かない四肢麻痺の状態で、生きる希望をなくしていました。ルーに対しても厳しく当たり続ける彼との関係がだんだん変わっていき、二人は恋に落ちます。最後のシーンは激しい賛否両論を生んだそうですが、私は二人の純粋な恋愛に心打たれた映画になりました。5.ホリディ(The Holiday)(2006)カリフォルニアとイギリスのサリーを舞台にしたキャメロン・ディアスとケイト・ウィンスレット主演の有名ラブコメディ。映画のキャッチコピーは「人生に一度だけ、誰にでも運命の休暇はある」。ロンドンの新聞社に勤めるコラムニストのアイリス(ケイト・ウィンスレット)はひどい失恋をきっかけに、お互いの家を交換する「ホーム・エクスチェンジ」をやることを決意。彼女の家を選んだアマンダ(キャメロン・ディアス)もまた失恋をしたところ。アイリスはカリフォルニアで、アマンダはイギリスでお互いの家での生活がスタート、そこで出会う人たちとの恋愛や友情が始まります。個人的にはアイリスが、引退したハリウッド脚本家の老人、アーサー(イーライ・ウォラック)との友情をきっかけにカリフォルニアの明るい空気に癒されながら輝いていくのが大好きです。そして、キャメロン・ディアスの着ている服が全部!ツボ!で可愛すぎます。見終わった時には幸せな気持ちになれる、クリスマスを舞台にした明るい素敵なラブスト―リーです。6.ラブ・アクチュアリー(Love Actually)(2003)恋愛映画と聞いてこれは外せない一つ!物語のスタートはクリスマス5週間前のロンドン。様々な登場人物の様々な恋愛ストーリーが絡み合い、クリスマスをクライマックスに最後は繋がっていきます。全員がそれぞれ悩みや孤独を抱えていて、それがクリスマスの力も借りて少しずつ動いていく素敵なストーリーです。アメリカ同時多発テロの犠牲者が最後に遺したのは憎しみではなく愛のメッセージだった、というディヴィッド(ヒュー・グラント)によるナレーションから始まるヒースロー空港での冒頭部分がとても印象的。恋愛のみならず、愛を信じさせてくれる映画。次回は感動する!映画を書けたらなと思っています♪映画館で映画が観られる日が早く戻ってきますように、願いを込めて。4月20日
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長い長いおうち時間のお供に♪ついに非常事態宣言が出て、おうちから出ない日々が続いていますね。皆さまいかがお過ごしでしょうか。私も日本に一時帰国後仮住まいにいったん落ち着き、家族とひきこもり生活を送っています。突然始まった、家族以外の人と会わず終わりが見えない生活。気分が滅入ることも正直多いですが、今自分にできることを前向きにやっていこう!と思っています。こういう時私が助けられるのが映画!アラフォー世代には懐かしい映画ばかりかと思いますが、今日はあまり難しくなくダイレクトに元気を貰えるガールズパワーな映画を幾つか紹介したいと思います。1.キューティー・ブロンド(Legally blonde)(2001)リース・ウィザースプーンの言わずと知れた有名ハッピーコメディ。おしゃれでピンク大好きなブロンドヘアの女子大生エル・ウッズが、見た目で彼氏に振られたのをきっかけに猛勉強してハーバードのロースクールに入り、持ち前の超ポジティブな性格で成長していストーリー。自分の大好きなファッションを貫き、困難な状況にも猛烈に明るくパワフルに突き進む姿はまさに力業!見終わった時には自分も明るい気持ちになれること間違いなし!です。2.バーレスク(Burlesque)(2010)クリスティーナ・アギレラとシェールの豪華共演の映画。片田舎に住む歌が大好きなウェイトレスのアリ(クリスティーナ・アギレラ)が、夢を叶えるためにロサンゼルスにある有名なナイトラウンジ「バーレスク」へ。そこでウェイトレスとして雇ってもらううち、経営者のテス(シェール)に歌の才能を認められ、才能を開花していく。クリスティーナ・アギレラの圧倒的な歌唱力とセクシーなダンス、そのパワフルさに圧倒され、鳥肌が立ちます!衣装もダンスもセクシーでとってもかっこいい!見終わったあと、あんな風に歌えて踊れるようになりたい!とやたら踊りだしたくなる映画。3.魔法にかけられて(Enchanted)(2007)エイミー・アダムス主演のディズニー映画。ディズニーに出てくる典型的な「お姫様」が魔女の策略で現代のNYに!そこで出会ったロバート(パトリック・デンプシー)と恋に落ちるラブストーリーです。現代世界に現れることで、プリンセスの不自然さ(会話の途中で歌をいきなり歌いだしたり小鳥が服を縫ってくれたり)がとっても際立つのだけれど、同時に彼女のあり得ないほどの純粋さがザ・ニューヨーカーな彼や周りの人たちを動かして、最後はもちろんハッピーエンド!終始明るい主人公ジゼルを見ていると、自分も明るい気持ちになれます。最初もしや星の王子様NYへ行くみたいなストーリーか?と思ったら全然違いました笑。これがディズニーの映画というのがすごいな、とディズニーの余裕も感じさせられる映画。4.マダムインニューヨーク(English Vinglish)(2012)インドで暮らすシャシャ(シュリデヴィ)はお菓子作りがとても得意な専業主婦だけれど、英語ができないことで夫からも子供たちからもばかにされる日々。そんな彼女が親族の結婚式を手伝うためNYへ行くことに。そこでも恥ずかしい思いをさせられた彼女は一念発起して周りには隠して英会話学校に通うことに。伝統的なインドの家庭の主婦だったシャシャが徐々に自信をつけて輝いていく姿が痛快で心地よいです。自分のコンプレックスを克服することで活き活きとし、家族との関係も変わっていき、最後のインド式の結婚式のシーンはとても美しい!主演のシュリデヴィはこの映画が結婚・休業を経て15年ぶりの復帰作だったけれど、50歳とは思えない美しさ!です。5.ローラーガールズ・ダイアリー(Whip it)(2009)ドリュー・バリモア初監督作。田舎町に住むエレン・ペイジ演じる女子高生ブリスは、母親に美人コンテストに出され続ける生活。そんな中たまたま目にした、美人コンテストに出ている子たちとは真逆の女子たちで繰り広げられるローラーゲームに惹かれ、年齢を偽って参加することに。親から自立しようとする10代女子の青春映画の王道!まさに女子のパワームービーです。ドリューを始め周りの脇役たちもとても個性豊かで、元気をもらえます。急な生活の変化で皆さん本当に大変な毎日を過ごされていると思います。いつか世界が落ち着く日まで、今自分ができることを日々やり続け、そしてたまには息抜きをして免疫力をあげて頑張りましょう!次は懐かしのラブロマンス映画を書けたらなぁ、と思っています♪4月16日