30年間のビューティトレンドと技術革新を振り返る。平成美容に、乾杯!

SPUR.JP

一部業界内で話題を呼んだ(!?)「スナックBUSU」のリターンズ! 平成美容を見続けたママと、平成っ子、平成美とで連日熱く語り合った。

スナックBUSUのママ

都内某所でスナックBUSUをひとりで営む。かなりの美容通なため、夜な夜な妙齢(!?)女子が美容アドバイスを求め集まる。年齢は非公表だが、平成を語る口ぶりをみると55歳ぐらい?

平成の申し子 平 成美

昭和生まれではあるけれども、物心ついた頃に元号が平成となり、平成時代を目の当たりにしてきた独身女子、34歳。ママの美肌の秘密を暴こうと、日々スナックBUSUに通い詰める。

お題:細眉ブーム
細眉ブームをきっかけに、眉のお手入れ習慣が一般化したわ

 あ~、アムロちゃんが引退しちゃって、それこそ平成が終わったって感じ。

ママ そうね。彼女は美容においても“細眉”ブームをつくった立役者。これをきっかけに、いろいろな眉トレンドがあったわ。何より、眉のお手入れが一般化したのは、彼女の功績が大きいと私は思っているの。

 確かに! ただ眉を抜くことが習慣になりすぎちゃって、その後来た太眉ブームに涙する人を多数見ましたが(笑)。

ママ だからアイブロウアイテムが発達したんじゃない。今じゃあ薄眉さん用に眉ティントまであるでしょ。あれは、この細眉ブームがあったおかげよ、きっと。

お題:ニキビ・毛穴ケアブーム
ニキビのもと、角栓を取る、取らない問題あったわよね~

ママ あら、額に想われニキビ♡

 何言っちゃってるんですか(怒)。誰かに想われていようが、いまいが、ニキビを喜ぶ女はいませんよ‼

ママ でも、最近はいいニキビ用化粧品があるじゃない。それこそ20年ほど前は“ニキビは青春のシンボル”なんていわれ、単に脱脂効果が高いものしかなかったんだから。ニキビのもととなる角栓を取る毛穴パックも空前のヒットになって、“取る、取らない”で毛穴問題が勃発したわ。

 毛穴問題ってそこからなんだ!

ママ 大人ニキビって言葉も登場したわね。敏感肌もそうよ。女性の社会進出とともにストレスがクローズアップされ、1997年にはデリケートな肌症状に対応したブランド「d プログラム」も資生堂から誕生したわ。

 いまやニキビも敏感肌も根本は一緒。研究が進みましたね~。

お題:ファンデーションの進化
トレンドを"肌"で表現するのって何げにスゴイこと

 ママ、クッションファンデーションって画期的だと思いませんか?

ママ そうよね。ランコムがブームを盛り上げた感じ。昔は……。

 出たー。ママの昔語り~♪

ママ ちょっと! 今でこそ“なりたい肌質”でファンデーションを選べるけれど、これは1997年に誕生した資生堂の「プラウディア」がプロモーションを展開したのがきっかけ。

 シーズンごとに肌感の提案をしていたし、ナチュラルな仕上げを求めだしたのもこの頃から?

ママ 正解! でも、日本女性にとってカバー力は永遠のニーズよ。

お題:落ちない口紅
マットリップは美人度がUPする効果絶大よ

ママ 成美ちゃん、今日のマットリップ素敵! あ~、思い出すわ、若かりし頃の“落ちない口紅”。食べても、キスしても落ちない……。

 そんな昔からあったんですか!

ママ 失礼ね! 落ちない口紅のニーズは女性の夢。1992年に登場したカネボウ化粧品の「テスティモ」の口紅は、そりゃあ一世を風靡したんだから!

 でも私の記憶では、口紅ブームってここ3年ぐらいな気がする。

ママ そうね、スーパーモデルブームでベージュメイクが世の中を席巻。その後はグロスが主流となり、口紅不遇の時代に。その間に、口紅技術が水面下で進化していたのね♡

お題:美白ブーム
美白はブームを超えもはや日本人のスタンダードケア

 いよいよ新作の美白化粧品が出てきますね! 美白ケアって、最先端技術を搭載しているって感じでワクワクするんですよー。

ママ 日本は美白大国だから。白肌文化は平安時代からだけど、昭和時代、夏は小麦肌、冬は白肌だったわ。

 それを言うなら、アムラー時代はガングロで、その後のあゆの影響で白肌が定着したって感じ?

ママ 平成美白の大きなニュースといえば、2011年にシャネルが開発した「TXC」が外資系企業で初めて美白有効成分として承認されたことかしら。

 以来、新成分は出てないですね。今の美白は“浸透力”勝負です。

お題:スリミングブーム
“塗るだけで痩せる”この言葉に日本中の女性が夢中に♡

ママ 平成といえば、ボディのスリミング系コスメティックスの勢いがハンパなかったわ。

 そうそう! 祖母、母、姉がハマり、塗り系をはじめ、スリミングアイテムが家中にあふれてました。

ママ 引き締まるような清涼感がきいている気がして好きだったわ。海外旅行に行く友人に人気のスリミングコスメのお土産を頼んだものよ。

 それ、円高だったんですね。

ママ ……まっ、ともかく、日本人のボディケア意識がこれによって変わったのは確かよ。

お題:小顔ブーム
日本人のコンプレックスを直撃した小顔ブーム到来

ママ ボディスリミングくらいに盛り上がったのが“小顔”ブーム。ある外資系メーカーの社長なんて、日本の美容ジャーナリストのひと言で、日本人女性のニーズが“小顔”であることを知ったって話よ。

 私も小顔になりたい!……って、今でも“小顔コスメ”はある?

ママ そこの外資系メーカーでは、進化しながらも現在も人気アイテムとして君臨しているわ。でも近年は、“リフトアップ”“引き上げ系”コスメがそれにあたるんじゃないかしら。

 やっぱ今は小顔ギアでしょ!

SOURCE:SPUR 2019年2月号「平成美容に、乾杯!」
illustration:Nozomi Oomori edit:Yuumi Fujii〈dis-moi〉
取材協力:花王、カネボウ化粧品、コーセー、資生堂、シャネル、パルファン・クリスチャン・ディオール、ランコム

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