桜の下で、セルジュ・ルフューとそぞろ歩き
SPUR.JP

Serge Ruffieux / セルジュ・ルフュー

スイス出身。ジュネーヴ造形芸術大学卒業。クリスチャンディオール、ソニア リキエル、モスキーノを経て、2017年1 月にカルヴェンのクリエイティブ・ディレクターに就任。

リニューアルを果たした表参道のフラッグシップストアにて。SHUNSUKEがこの日着ていた東京ブランド、ダブレットのDIYワークジャケットに興味津々。「ストリートっぽいデザインだけど、ファブリックと仕立てがいいね!」と太鼓判

 1「私の考えるカルヴェンは "女の子"と"女性"の両方を含んでいます」
2・3 スポーティなディテールが フレッシュなカルヴェンの2018-’19年 秋冬コレクションより。素材もテイストも自由にハイブリッドしたルックの数々 

 セルジュ・ルフューが生まれたのは、スイスのヴァレ・ドゥ・ジュー。地図でいうと、ちょうどジュネーヴとローザンヌから等距離にあたる山岳地帯で、著名な時計ブランドが本社を構えることでも高名な地区。調べてみると、彼の父親はジャガー・ルクルトで、姉はオーデマ・ピゲで時計師として働く職人家系。

「スイス人は、フランス人に比べて実直でまじめ。その点は日本人にも似ているかもしれません。フランスの文化は、私にとって秩序あるカオスのようなものです」と語る彼。しかし、エレガントな佇まいで仕立てのいいデニムのジャケットにスカーフを巻く彼の姿は、典型的なパリジャンといった風貌だ。

 カルヴェンのクリエイティブ・ディレクターとして、東京のフラッグシップストアのリニューアルを祝うために来日したセルジュ。前日に、フォトグラファーの鈴木親氏とストリートで撮影をしていたという彼は、どうやら日本の文化に大いにインスピレーションを受けた様子。「混沌とした東京の街並みと、若者のエネルギー。それでいて秩序が保たれている。鈴木さんが捉えるリアルな東京の姿は、まさにカルヴェンが理想とするビジョン。非常にインスピレーションにあふれたプロジェク トでしたね」

 13年前に初めて日本を訪れて以来、これまでに何度も足を運んできたという。今回、取材をするために彼が選んだのは、目黒川沿いのカフェ。何故ここを選んだのかと聞くと、桜の花を見たかったから、と語る。日本の印象については「日本の自然が好きです。先週もプライベートで京都に行ってきました。フランスの装飾的な様式と異なり、日本には奥ゆかしさの美学がありますね」と、これまたまじめなコメント。さぞ優雅な滞在だったのだろうと思い、来日中最も印象的だった場所を尋ねると、知る人ぞ知る新宿の老舗バーの名前が挙がった。「レトロな内装、ディープなカルチャー、それでいて老若男女幅広い年代のファンが集まっている。これまでに何度も足を運んでいますが、あれほど魅力的でエネルギーにあふれた場所は世界中探してもほかにありません」

from SHUNSUKE

エレガントなセルジュさん。共通の友人が取材に立ち会ってくれたので、今度はパリで会う約束をしました。

#Ask Serge

Q プレイリストのトップ3アーティストは?
A フィッシャースプーナー、ザ・ナイフ、 スティーヴ・ライヒ

Q 一番よく使うフランス語5つは?
A Au revoir (さようなら)、Non (いいえ)、 Demain (明日)、C'est pas moi! (身に覚えがない)、Bisous bisous (さよならのキス、ビズ・ビズ)

Q 敬愛するアーティストは?
A シンディ・シャーマン、ジャン・コロナ、 ヴォルフガング・ティルマンス

Q 自分を動物にたとえると?
A 猫

>>江戸の風情を感じにジェイソン・ウーと浅草へ

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