あの千代の富士とのコラボレーションシリーズも! ケイタマルヤマのポップアップイベント

SPUR.JP

ケイタマルヤマが、2022年1月11日(火)まで銀座三越本館にて「銀座三越 丸山敬太の縁起物市」と題したポップアップイベントを開催中だ。近年はファッションの枠を超え、「食」や「住」へ活動の場を積極的に広げているデザイナーの丸山敬太。今回のポップアップイベントでは、一点もののスペシャルガウンが10種類登場。また、縁起物のオーナメントや手刺繍のストールなど、新年にぴったりの小物アイテムも充実のラインナップで取り揃える。

(左より)ガウン ¥242,000、エコバッグ(H×Wcm)各¥5,500/ケイタマルヤマ
(左より)ガウン ¥242,000、エコバッグ(H16×W12×D2cm)各¥5,500/ケイタマルヤマ

丸山がセレクトした陶器や雑貨には、陶芸作家の増田光、松浦ナオコ、廣田哲哉や、伊万里鍋島焼窯元 畑萬陶苑、インテリア雑貨のセレクトショップ Swimsuit Department(スイムスーツ・デパートメント)のアイテムが登場。そして2021年12月に発表された注目のコラボレーション、ケイタマルヤマ×千代の富士のアイテムの受注販売も行う。千代の富士といえば第五十八代横綱であり、「ウルフ」のニックネームで親しまれた昭和の大スターだ。

バッグ(HWDcm)/ケイタマルヤマ
千代の富士 利休バッグ(パープル)(H16×W29×D10cm)¥132,000(※受注販売となるため、お届けは2022年3月~4月を予定)/ケイタマルヤマ

美しく繊細なタッチのアイテムは、いずれも気分が華やぐデザインばかり。2022年の「買い初め」に、ぜひ銀座三越本館へ足を運んで。

/ケイタマルヤマ
縁起物オーナメント ¥16,500〜/ケイタマルヤマ

【ポップアップイベント開催概要】

「銀座三越 丸山敬太の縁起物市」 

場所:銀座三越本館1階 プロモーション
期間:2022年1月11日(火)まで
住所:東京都中央区銀座4-6-16  
電話番号:03-3562-1111 
営業時間:10:00~20:00 ※営業日及び営業時間は、銀座三越に準ずる。
※諸般の事情により営業日・営業時間などが変更、イベントが中止になる可能性あり。

ケイタマルヤマ
http://www.keitamaruyama.com/ 

text: Fuyuko Tsuji

関連記事
  • 定番の魅力、新作のわくわく感。話題のシリーズをはじめとした注目アイテムも勢ぞろい! いま手に入れたい、とっておきが見つかります! シンプルながら遊び心が見え隠れするのが、「イッタラ」と「アラビア」のいいところ。そして何より、使いやすさ! 丈夫だったり、効率よくスタッキングできたり。暮らしの中で長く愛せる要素にあふれています。 by Kanae Ishii 間違いのない定番は、カラーで遊び心をプラス Teema(ティーマ) ボウル 15㎝ (各)¥2750 ボウル 21㎝ (各)¥3300 プレート 17㎝ (各)¥2420 プレート 21㎝ (各)¥2750 プレート 26㎝ (各)¥3300 色はホワイト・リネン・ハニー・パールグレー カイ・フランクによるデザインで、1952年の発売以来、不動の人気を誇ります。そのサイズ展開の豊富さゆえ、どんなシーンも対応可能。「色を統一しても素敵だし、さし色的に違うカラーを選んでも。『ティーマ』の中だけでも、さまざまに楽しめるのが魅力です」(石井佳苗さん) ※リネンはボウル15㎝・プレート17㎝・21㎝のみの取り扱いとなります。 ボウル 15㎝をLEEマルシェでチェック! ボウル 21㎝をLEEマルシェでチェック! プレート 17㎝をLEEマルシェでチェック! プレート 21㎝をLEEマルシェでチェック! プレート 26㎝をLEEマルシェでチェック! 使う場所を選ばない、ポップな新シリーズです Helle(ヘレ) 大きいサイズから順に A4プレート 21×29㎝(アメジスト) ¥6050 A5プレート 15×21㎝(アメジスト) ¥4400 A6プレート 10×15㎝(アメジスト) ¥3300 A7プレート 7×10㎝(アメジスト) ¥2750 マグ 0.3L(アメジスト) ¥3300 名デザイナーとして活躍したオイバ・トイッカ。数年前に発見された作品パターンやスケッチから誕生したのが、新コレクション「キュリアス マインド オブ オイバ トイッカ」です。「中でも『ヘレ』はカラフルなドットが楽しいシリーズ。食卓以外でも活躍してくれそうです」(石井佳苗さん) A4プレート 21×29㎝(アメジスト)をLEEマルシェでチェック! A5プレート 15×21㎝(アメジスト)をLEEマルシェでチェック! A6プレート 10×15㎝(アメジスト)をLEEマルシェでチェック! A7プレート 7×10㎝(アメジスト)をLEEマルシェでチェック! マグ 0.3L(アメジスト)をLEEマルシェでチェック! かしこまらない雰囲気がうれしい、家族で使える脚付きグラス Lempi(レンピ) グラス ペア(クリア) (各)¥4400 すっきりとしたデザインながら、エレガントな空気をまとう、ほどよい薄さと軽さが魅力。「きっちりスタッキングできるのがうれしいですよね。ワインはもちろん、水やジュースを入れても雰囲気がいいので、使うシーンを選びません。デザートを入れても素敵です」(石井佳苗さん) グラス ペア(クリア)をLEEマルシェでチェック! ファン必見のアイテム。この色使いはさすがです iittala × minä perhonen(イッタラ × ミナ ペルホネン) マグ 0.3L(マルチカラー) ¥3080 プレート 21㎝(マルチカラー) ¥3080 ボウル 15㎝(マルチカラー) ¥3080 ガラスバード 135×82㎜(リネン) ¥8250 ガラスバード 79×132㎜(ブルー) ¥8250 ガラスバード 126×92㎜(ウォーターグリーン) ¥8250 皆川明氏がデザインした鳥のモチーフが印象的な磁器やガラスのコレクション。「ガラスのオブジェは、光の入り方によって見え方も変わってきます。食器は、『ティーマ』と形は同じ。大人はティーマ、子どもはミナ、なんて組み合わせもかわいいですよね」(石井佳苗さん) マグ 0.3L(マルチカラー)をLEEマルシェでチェック! プレート 21㎝(マルチカラー)をLEEマルシェでチェック! ボウル 15㎝(マルチカラー)をLEEマルシェでチェック! ガラスバード 135×82㎜(リネン)をLEEマルシェでチェック! ガラスバード 79×132㎜(ブルー)をLEEマルシェでチェック! ガラスバード 126×92㎜(ウォーターグリーン)をLEEマルシェでチェック! カジュアルだけど少しよそいき。その絶妙なさじ加減 Kastehelmi(カステヘルミ) タンブラー ペア(リネン) ¥5500  ジャー 116×114㎜(ダークグレー) ¥6050 ジャー 116×57㎜(クリア) ¥4950  フィンランド語で「露のしずく」を意味する、カステヘルミ。1964年に、オイバ・トイッカによりデザインされた人気のシリーズです。「新作のフタ付きジャーは画期的! ピクルスなどの常備菜を入れておき、冷蔵庫から食卓にそのまま出せるのがいいですね」(石井佳苗さん) タンブラー ペア(リネン)をLEEマルシェでチェック! ジャー 116×114㎜(ダークグレー)をLEEマルシェでチェック! ジャー 116×57㎜(クリア)をLEEマルシェでチェック! ステーショナリーも、お気に入りを妥協なく Fiskars × iittala(フィスカース × イッタラ) ハサミ 21㎝ (各)¥3850 上から、ポムポム・チーター・ヘレ 1649年にフィンランドで創業した「フィスカース」は、品質の高さと機能的なデザインで定評のある刃物を中心としたブランド。「ここのハサミは、フィンランドに行くたびに買い足すほどのお気に入り。機能性に遊び心をプラスした、このコラボはとてもうれしい!」(石井佳苗さん) ハサミ 21㎝をLEEマルシェでチェック! どう生けてもさまになる、頼れるフラワーベース Alvar Aalto Collection(アルヴァ・アアルト コレクション) ベース 160㎜(モスグリーン) ¥27500 ベース 95㎜(ホワイト) ¥11000 アルヴァ・アアルトによるデザインで、1936年に発表されたコレクション。流れるような有機的なフォルムはフィンランド デザインの象徴とも言われ、世界で最も有名なガラス作品のひとつ。「個人的にも長く愛用しているアイテム。サイズ違い、色違いでそろえたくなります」(石井佳苗さん) ベース 160㎜(モスグリーン)をLEEマルシェでチェック! ベース 95㎜(ホワイト)をLEEマルシェでチェック! 個性派ながら、長く愛されるには理由があります Paratiisi(Purple)(パラティッシ(パープル)) オーバルプレート 25㎝ ¥8250 ボウル 13㎝ ¥4400 ティーカップ(280㎖)&ソーサー ¥8250 プレート 16.5㎝ ¥3850 プレート 21㎝ ¥5500 コーヒーカップ(180㎖)&ソーサー ¥7700 マグ 0.24L ¥3850 マグ 0.35L ¥4400 プレート 26㎝ ¥7700 1969年から続く、「アラビア」のクラシックシリーズ。「形自体は、実は『ティーマ』とほぼ同じだから、使いやすいんです。『柄が華やかすぎて、盛りつけが難しそう』という声も聞きますが、盛ってみると、どんなものでも受け入れる意外な懐の深さに気づくはず」(石井佳苗さん) オーバルプレート 25㎝をLEEマルシェでチェック! ボウル 13㎝をLEEマルシェでチェック! ティーカップ(280㎖)&ソーサーをLEEマルシェでチェック! プレート 16.5㎝をLEEマルシェでチェック! プレート 21㎝をLEEマルシェでチェック! コーヒーカップ(180㎖)&ソーサーをLEEマルシェでチェック! マグ 0.24LをLEEマルシェでチェック! マグ 0.35LをLEEマルシェでチェック! プレート 26㎝をLEEマルシェでチェック! スタイリスト 石井佳苗さん 雑誌や書籍、広告など多岐にわたって活躍。思い出深いアイテムは20代の始めに買った「ティーマ」のプレート。 Instagram:kanaeishii_lc 公式サイト:https://kanaeishii-stylist.com 【LEE公式通販】LEEマルシェはこちら! ▼「石井佳苗」さん関連記事はこちらもチェック! 【石井佳苗さんセレクト】北欧食器「イッタラ」と「アラビア」で普段の暮らしに特別感を 石井佳苗さんが別注! 飯高幸作さんのインテリアにもなるコンポート【LEE DAYS】 石井佳苗さんが別注! 奥平明子さんのフラワーベースになるピッチャー【LEE DAYS】 撮影/宮濱祐美子 スタイリスト/石井佳苗 取材・原文/福山雅美 ※商品価格は消費税込みの総額表示(2022年1/7発売LEE2月号現在)です。
  • ウェブエクラ週間(2022/1/17~1/23)ランキングトップ10にランクインした人気記事をピックアップ。アラフィー御用達ブランドのディレクターやデザイナー、人気スタイリストの「これから欲しいもの」「欲しすぎて購入したもの」を大公開。 第1位 【ファッション】【2022冬のプチプラファッション】アラフィー華組ブロガーの『ZARA』高見えコーデ特集ZARAのプチプラアイテムを素敵に着こなすアラフィーおしゃれ読者モデル華組の「プチプラ高見えコーデ」を一挙、大公開!ワンピースコーデやパンツ、スカートコーデ、スニーカーコーデなど。アイテム選びから着回しテクまで、おしゃれなトータルコーディネートをぜひ参考にして。▶記事はこちら   第2位 【ファッション】2022年幸運を呼ぶ「最愛の財布」持つだけで気分があがる人気ブランド勢ぞろい!新しい年を迎えるにあたって、気分も一新したい。そんなときこそ財布の買い替えを。ここ数年人気のミニから使いやすいミディアム、大人っぽい長財布までサイズ別にご紹介。オリエンタル占星術に基づく水晶玉子さんの財布選びのアドバイスも必読!▶記事はこちら   第3位 【ファッション】【2022冬のプチプラファッション】アラフィー華組ブロガーの『ユニクロ・GU』高見えコーデ特集ユニクロ・GUのプチプラアイテムを素敵に着こなすアラフィーおしゃれ読者モデル華組の「プチプラ高見えコーデ」を一挙、大公開!ワンピースコーデやパンツ、スカートコーデ、デニムコーデなど。アイテム選びから着回しテクまで、おしゃれなトータルコーディネートをぜひ参考にして。▶記事はこちら   第4位 【髪型】【50代おすすめヘアカタログ】今、むしろ短いほうがフェミニンな印象に!最新ショートヘアスタイル髪質もボリュームも、顔の印象も変化するアラフィー世代にとって、ヘアスタイルは常に悩みの種。ちょっとした工夫をするだけで印象がガラッと変化するから、悩みどころをカバーしつつ実は簡単にしゃれ見せがかなう!女性らしさを醸し出す理想のショートスタイルを公開。▶記事はこちら   第5位 【ファッション】プロに学ぶセンスの磨き方!おしゃれ達人の「今、欲しいもの」リストアラフィー世代御用達ブランドのディレクターやデザイナー、エクラにかかわる人気スタイリストとエディター、総勢7人の「これから欲しいもの」「欲しすぎて購入したもの」をリサーチ。達人たちのおしゃれの磨き方をぜひ参考に!▶記事はこちら   第6位 【髪型】【50代のボブヘア】扱いやすさと華やかさ、両方に効く人気のボブヘアカタログ髪質もボリュームも、顔の印象も変化するアラフィー世代にとって、ヘアスタイルは常に悩みの種。ちょっとした工夫をするだけで印象がガラッと変化するから、悩みどころをカバーしつつ実は簡単にしゃれ見せがかなう!扱いやすさと華やかさ、両方に効くボブスタイル。似合う髪型が必ず見つかる!▶記事はこちら   第7位 【ファッション】【2022冬】ブーツで叶える大人のおしゃれ!ボトムス別「ブーツ履きこなしコーデ」秋冬のおしゃれに欠かせないブーツ。大人カジュアルに最適のショートブーツ、女性らしいロングブーツのおしゃれな履きこなしコーデを大公開!▶記事はこちら   第8位 【ライフスタイル】閉経を迎えるアラフィー世代へ【閉経したら何が変わるの?総まとめ】閉経を迎えるアラフィー世代。もうそろそろかも……という人は、“閉経したら、何が変わるの?”と不安でいっぱいなのでは。そこで、閉経経験者のリアルな声とともに、閉経の基礎知識から、前後に起こる不調の対策などまで詳しく解説!▶記事はこちら   第9位 【ファッション】【意外性のあるバッグが主役のコーデ4選】上質シンプルなコートには遊びの効いたバッグを!コート姿にマンネリを感じたら、旬バッグ投入のタイミング! 上質シンプルなコートに、トレンド感のある思いきりチャーミングなバッグを合わせてみて。その意外性こそ、大人のこなれたセンスを語るから。▶記事はこちら   第10位 【韓流】【韓流ドラマ】見始めたら止まらない!絶対ハマる「人気ドラマ8選」韓流ドラマブームを牽引している「愛の不時着」や「梨泰院クラス」のほかにも、緊迫感溢れるサスペンスや社会現象まで巻き起こした話題作など幅広く人気作品をご紹介。各ドラマの見どころや人気の秘密に迫ります!▶記事はこちら  ※集計期間:2022年1月17日(月)〜2022年1月23日(日)
  • マメ クロゴウチが、2022年プレスプリングコレクションのポップアップショップを伊勢丹新宿店 本館3階 センターパーク/プロモーションにて2022年2月1日(火)まで開催中だ。今シーズンは、デザイナー・黒河内真衣子のルーツである長野の豊かな自然からインスピレーションを得たテクスチャーやカラーパレットがポイントに。池の中で淡い光をたたえて輝く藻(も)や、一面に広がる苔(こけ)を思わせるグリーンを中心にアイテムを展開する。 (左)Marble Print Silk Shirt ¥72,600、(右)Silk Cotton Tucked Blouse ¥69,300、Silk Cotton Flared Skirt ¥64,900/マメ クロゴウチ今回のポップアップショップは、2022年プレスプリングコレクションの新作をフルラインナップでお届け。三越伊勢丹別注カラーのコットンドレスやミリタリーコートも登場するので、ファンならば見逃せない機会となっている。また、三越伊勢丹オンラインストアではアイテム販売のほか、「伊勢丹式 マメガイド」など、特別なコンテンツも公開中。さまざまなシーンに合わせた着こなしなども紹介する。 (左)High Neck Knitted Lamé Top ¥29,700、Geometric Pattern Mesh Jacquard Sleeveless Dress ¥42,900、Curved Line Sling Back Heels(H6.8cm)¥46,200・(右)Geometric Pattern Mesh Jacquard Dress ¥86,900、Curved Line Sling Back Heels(H6.8cm)¥46,200/マメ クロゴウチまた、昨年のホリデーコレクションに続き、フォトグラファー・吉田歩が手がけた美しいポップアップビジュアルにも注目を。さらに、フォトグラファー・野田祐一郎による自然の中で撮影された一連のルック写真は、フレッシュな命の芽吹きを感じさせる印象的な仕上がり。春の到来を予感させる美しいコレクションで、あなたのワードローブを一新してみては? (左)Geometric Pattern Mesh Jacquard Laced-Back Blouse ¥49,500、Silk Cotton Flared Skirt ¥64,900、Curved Line Sling Back Heels ¥46,200・(右)Silk Cotton Tucked Blouse ¥69,300、High Waisted Center Creased Trousers ¥42,900、Curved Line Sling Back Heels ¥46,200/マメ クロゴウチ【ポップアップショップ開催概要】 会期:2022年1月26日(水)~2月1日(火)会場:伊勢丹新宿店 本館3階 センターパーク/プロモーション 住所:東京都新宿区新宿3-14-1 電話番号:03-3352-1111(大代表)三越伊勢丹オンラインストア:https://www.mistore.jp/shopping/brand/women_b/012249.html text: Fuyuko Tsuji
  • トップス¥7249/ラヴィジュール ルミネエスト新宿店 寝癖や突然の吹き出物、むくみやくすみに消えないクマ……せっかく気持ちよく目覚めたのに、鏡を見て朝からユーウツになった経験はありませんか? そんな朝のおブスピンチを乗り切るテクニックをプロに伝授してもらいました! ラストはボディ編! 教えてくださったのは… エイジングデザイナー 村木宏衣さん 公式サイト 小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど、女性の様々な悩みに対して「姿勢」「肌」「髪」を土台から再構築する独自の「村木式整筋」メソッドを確立。『10秒で疲れがとれる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)など著書多数。 ピンチ1 寝違えて首を動かすのがツライ 「寝違えると首の筋肉がこわばってしまうので、頭の重みを支える胸鎖乳突筋をしっかりほぐしましょう。また、筋肉内のリンパが滞ると筋肉が収縮しづらくなってしまいます。頭を小さく動かしながらリンパを流すことで筋肉の弾力を回復させることが重要です」(村木さん、以下同) 胸鎖乳突筋は、耳の後ろから鎖骨中央にむけて通っている大きな筋肉。場所がわかりづらいときは、軽く首を倒すと浮き上がってみえます。この胸鎖乳突筋を下から上に向けて5カ所ほど刺激。 左手の人差し指から小指までの4本を、首の後ろの骨に軽くあてる。左の親指で胸鎖乳突筋に横から圧をかけるように押さえる。そのまま首を縦と横に、それぞれ6回ずつ小さく動かす。2セット繰り返したら、親指の位置を上にずらし、耳の後ろまで5カ所ほど同様に刺激する。右側も同様に行う。 親指以外の4本は、背骨にそって軽くあてればOK。 ピンチ2 寒すぎてテンションが上がらない 「寒さで体が縮こまると筋肉はこり固まり、血流やリンパの流れも滞りがち。朝からスッキリ動けるコンディションをつくるには、全身の流れを促すのがいちばんの近道です。30秒もあれば十分なので、ベッドから起き上がる前にぜひ試してください」 トップス¥11000/ヨギー・サンクチュアリ レギンス¥13200/スタイルボートマーケット インナーのベアトップ/スタイリスト私物 マット/カメラマン私物  仰向けに寝た状態で手足を天井に向けて持ち上げたら、ブラブラと細かく30秒ほど動かす。手首&足首をできるだけ小刻みに動かすのがポイント。 ピンチ3 体がカチコチでつらい… 「現代人はスマホやPCの使いすぎで手先から筋肉の緊張や捻れが起きてしまい、巻き肩になりがち。目覚めたら、ベッドの上で腕先から全身をリセットするのがおすすめです。腕のねじれはもちろん、腰や全身のねじれ・歪みも解消できます」 仰向けになり、両腕を真横に広げる。手のひらは床につけて、ひじをしっかり伸ばす。肩を下げ、肩甲骨を寄せる。顔は天井に向ける。 肩と手のひらが床から離れないように意識しながら、右足を天井にむけてまっすぐ上げる。手のひらで床を押すイメージ。足裏が天井を向くように足首を直角に曲げる。 顔を天井に向けたまま、腰からひねるように右足を左側へ倒す。このとき、右肩が浮かないように床に押しつけて。10回繰り返したら反対側も同様に行う。 ※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。 撮影/藤澤由加 ヘア&メイク/長井かおり スタイリスト/田中麻理乃 モデル/Yuki(マキアビューティズ) 取材・文/国分美優紀 企画・構成/横山由佳(MAQUIA)
  • パリもミラノも、マダムたちは“自分らしさ”を一番に、トレンドも軽やかに楽しんでいる様子。フラット靴で街を元気にかっ歩するおしゃれマダムのスタイルには、まねしたい発見がいっぱい!  【目次】 ①お手本にしたい!こなれスタイル ②明るくきれいな色みが主役 ③個性が光るアウター ④バッグは斜めがけ ⑤足もとはボリューム感 ①お手本にしたい!こなれスタイル冬のこなれスタイルのお手本は、やっぱりパリ&ミラノの2都市!アニック(インテリアデザイナー・パリ)襟に切り返しがある、スッキリとしたラインのボルドーカラーのコートは、長年大切に着ているというオールド セリーヌ。新作バッグ“ディオール ボビー”を斜めがけにして、さらに長めにラフにかけたマフラーで、今年風のエレガントな着こなしに。イエローのベルボトムパンツを合わせた個性のあるカラーミックスコーデは、足もとのスニーカーとリンクさせ、全体にまとまりを出して。アンナ(イベントオーガナイザー・パリ)斜めがけにしたジャックムスのミニハンドバッグがかわいいアクセント。ボリュームのあるトレンチは、ストックホルムのトーテム。ハイウエストでベルトを絞った、メリハリのあるシルエットがエレガント。インナーには、白のタートルにライトブルーのアクネ ストゥディオズのスウェットで、シンプルになりすぎないスタイリングに。ロングブーツは、ブルガリア発のブランド、バイファーのもの。ソフィ(ジュエリーデザイナー・ミラノ)ベーシックな着こなしのシックなアクセントにもなるロングジレを、ジャケット感覚で着るマダム。ニットのフーディもボリュームが出すぎないフォルムで、サイドラインパンツから縦につながるIラインが強調され、スタイルアップ効果もかなえてくれる。使い込んで深い味わいのあるサンローランのニキ チェーンバッグとゴールデングースのスニーカー。大人の女性らしいぬくもりと抜け感が素敵。ナタリア(コスメブランドオーナー・ミラノ)ベーシックなアイテムこそ高級感のある素材やシルエットがカギに。バーバリーのチェスターコートをさらりと肩かけしたり、カシミヤのタートルニットを無造作にウエストインしたり、センスフルなスタイリングが印象的。セレブにもファンが多いアクアズーラの上品なマウンテンブーツとモードなパンツを同系色にすれば、脚が長くすっきりきれいに見える効果が。斜めがけしたバッグはロエベ。 ②明るくきれいな色みが主役ニュアンスカラーからビビッドカラーまで、思い思いに、明るい色使いを身につけているマダムたちが増えている。ムリエル(女優・パリ)ボトムはワークパンツやサロモンのスニーカーでボリュームを出してマスキュランに。ブルーで合わせたジャケットや斜めがけにしたバッグ、マフラーもぐるぐる巻きにして、トップスはコンパクトに。絶妙なバランスが、ゆるさのあるスタイリッシュさを感じさせて。マルティーヌ(主婦・パリ)上質な毛皮に定評のあるスプラングフレールのベージュコートをメインに、インナーも白やベージュで統一。モスグリーンのマフラーが顔まわりにほどよい明るさを、細身のライトデニムでボトムにも軽快さをプラス。ベルトやブーツに引き締めカラーを取り入れて。オレリア(インテリアデザイナー・パリ)オフホワイト×ベージュのワントーンスタイリング。ウエストをマークしたフリースジャケットに、マフラーをシンプルに巻いて上半身をコンパクトに。さらに細身のデニムですっきりと。ビルケンシュトックで“見せる靴下使い”はまねしたいポイント。マリネッラ(主婦・ミラノ)プラダのスキニーデニムにVネックトップスを合わせたワンカラーコーデ。発色の美しいエルメスのチェック柄大判ストールは、コートがわりにラフにはおるだけでおしゃれ度がアップ。デコルテにはビーズアクセサリー使いで、大人の遊び心をプラスして。ブーツもエルメス。アレッシア(PR・ミラノ)ボリュームたっぷりに広がるデニムスカートには、ペルーの女性たちの手仕事の技でつくられたという、鮮やかなブルーのアルパカ製アウターを。一方顔まわりはタイトに巻いたエルメスのスカーフ、カシミヤのニット帽、トムフォードのサングラスで小さくまとめてメリハリを。ジョルジャ(フォトグラファー・ミラノ)気持ちが上向きになるハッピーカラーのコート。いつものトップスとデニムに合わせるだけで一気に華やいだ印象に。存在感がきわだつ赤を、ディオールのサドルバッグの陽気なラスタカラーで拾ってコートとリンクさせるテクもまねしたい。ニューバランスのスニーカーで軽快に。 ③個性が光るアウタートレンドのスポーティ、こなれデザインのチェック、端正なコートなど、アウターも自分らしいセレクトを楽しんでいる!スポーティキアラ(テクノロジー関係・ミラノ)バブアーのロング丈ワックスドコート。すそから少しだけ見えるチープマンデーのデニムとサンローランのウエスタンブーツで、タイトフィットかつ直線的なシルエットに。ジルサンダーのホワイトカラーのバッグが、ミニマルスタイルに拍車をかけて。サングラスはセリーヌ。パトリツィア(デザイナースカウトマン・ミラノ)サカイのボンバージャケットを大人の貫禄で楽しむマダム。フーディで軽やかにアップデートしつつ、白のワイドパンツでリラクシーに着こなして。ステラマッカートニーforアディダスのスニーカーとジャックデュランのメガネで、ややくせをつけて、今どきのバランスに。クレリア(エリアマネージャー・ミラノ)長め丈のナイキのMA-1タイプを軸に、インの上下を淡いローズピンクで品よくまとめながら、白いTシャツのチラ見せレイヤードでスタイリングに抜け感を。ムードの異なるアイテム同士を気負わずにマッチングすることで意外性の高い着映えに。斜めがけバッグはディオール。クリスティーナ(PR・パリ)エールフランスでも着用されているネイビーのブルゾンは、ジャストサイズをセレクト。ジルサンダーのシンプルなパンツやジップアップのブーツを合わせて、きれいめスポーティにアレンジ。アクセントカラーには、白とイエローをチョイス。ミニバッグはデンマークのエコー。チェック柄アンヌ=マリー(建築家・パリ)マージュのベージュのチェックジャケット、切りっぱなしのホワイトデニム、アディダスのスタンスミス、と定番のアイテムを使ったスタイリング。何げなく巻いたマフラー、アメリカ発イレステーバのサングラスなど、上質な小物使いで洗練された着こなしにグレードアップ。アナ(バイオテック関係・ミラノ)サカイらしいひねりを加えたハイブリッドなアウターに、ミラノで人気のロエベの太めロールアップデニムで高センスを感じさせる着こなし。「エコ、サステイナブルに積極的なブランドの商品を買って応援しています」と、we-ar4のスウェットとショルダーバッグをチョイス。きれいめクリスティーヌ(料理コンサルタント・パリ)ウエストをマークし、襟を立てたコートは、’70年代のセリーヌ。コペンハーゲンで見つけたお気に入りの一着だそう。手袋やバッグ、サングラスは、エルメスのヴィンテージでそろえ、サステイナブルなスタイリングに。グレーやネイビーの落ち着いた色使いがエレガントさを演出。 ④バッグは斜めがけブランドバッグもカジュアルバッグも、斜めがけするマダムが急増中。上質なカジュアル感を演出するのに最適なテクニック!ロベルタ(実業家・ミラノ)自分に似合うスタイルを熟知しているマダム。ブルマリンのコートにディオールのアイコニックなサドルバッグで視線を上に集める工夫を。華とツヤがある優美なパンツとコンバースのハイカットでスポーティさを加えた辛口ドレスアップ。サングラスはサンローラン。カロリーナ(主婦・ミラノ)ゆるシルエットのボトルネックニットとフェイクレザーパンツに、H&Mのダウンジレでこなれ感を。シャネルのバッグを投入すれば、日常の装いがすぐさま上質なたたずまいに。手もとには、キャロリーナ・ブッチのカラフルなビーズブレスをたっぷりと重ねて。マルタ(ビジュアルマーチャンダイザー・ミラノ)カジュアルにもきちんとにも、コーデしだいで表情を変えるJW PEIのバッグ。プラダのニットにチェック柄パンツ、ヴァレンティノのスニーカーというハンサムなルックスに、ザラのもこもこファーコートとクロコ型押しデザインのバッグでレディさをプラス。アレッシア(ファッションエディター・ミラノ)ダンガリーシャツ、マルジェラのざっくりニットの上からプロエンザスクーラーのバッグを斜めがけ。フレッシュなイエローをさし色に、メンズのチノパンでリラックスムードなのに、まわりと差がつくワンランク上のおしゃれ。トムフォードのサングラスもスパイスに。ジュリア(インテリアデザイナー・ミラノ)メゾンキツネのボーダーTと紺色ニット、ユニクロのデニムに、スポーツマックスのアニマル柄コートでパンチを効かせたスタイリング。クラシックなグッチのホースビットのバッグでさらにブラッシュアップして。冬でもヌーディな足もとで、ヘルシーな色気を。フロランス(占い師・パリ)ベージュトーンでまとめたトレンチコートスタイルに斜めがけしたのは、ライトなカーキの米軍ミリタリーバッグ。キャンバス地でマチもあり、太いストラップ使いが今どきスタイルにマッチ。パソコンなどを運ぶ仕事のときにも便利で、毎日使いしているのだそう。 ⑤足もとはボリューム感厚底フラット靴が席巻!シンプルスタイルも、足もとのボリューム感でたちまち新鮮バランス。ボリュームブーツキャロリーヌ(空港勤務・パリ)今年人気のチェルシーブーツ。コペンハーゲン発のビリビは、エッジの効いた厚いソールをアップデートした一足。オリジナルのブラウンの縁取りは、デニムとの相性もよさそう。エステル(プロデューサー・ミラノ)タータンチェックコートをゆるく着て女性らしいムードを醸し出していたマダム。ブラックデニムにJWアンダーソンのチャンキーソールのサイドゴアで足もとはマニッシュに。クレール(編集者・パリ)レザーのマウンテンブーツをふだん使いにも活用。クラシックなデザインが今また新鮮! だそう。デニムを合わせたカジュアルスタイルはもちろん、コーディネートの幅が広がる。ボリュームスニーカーリリアン(弁護士・ミラノ)セリーヌの端正なオーバーサイズコートと重めの足もとで冬のデニムルックを一新。ショートヘアに控えめなジュエリー使いで全体をシンプルにまとめたら、ディオールのスニーカーとスポーツソックスで、タフな女性のニュアンスを加えて。マーレイヌ(主婦・パリ)バレンシアガのトラックトレーナー。ホワイトにネオンカラーのオレンジがアクセントのスポーティなデザイン。5cmのソールになっているので、スタイルアップにも。アンナ(ファイナンス・ミラノ)モノトーンコーデは小物を替えるだけで気分が上がる。グッチのGG ソックスにディオールのカムフラージュ柄スニーカー。足もとからモダンでスポーティなエッセンスが香る。アニック(インテリアデザイナー・パリ)クロエの ブレーク ロウトップ スニーカー。素材をミックスした都会的なデザインと、軽量のラバーソールが人気。ビタミンカラーで冬のスタイリングを盛り上げてくれる。    ▲ページトップに戻る>>おしゃれマダムのスナップ記事一覧▼その他のおすすめ記事もチェック[パリ]撮影/Mari Shimmura 取材・原文/Shoko Sakai [ミラノ]撮影/Marco Bertoli 取材・原文/Akane Takadamaa ※エクラ2022年2月号掲載
  • ハワイからお届けするブレンダの連載、第8回目のテーマは「最愛ジュエリー」。母から譲り受けたアンティークなリングや、友人から贈られたイヤリングなど、大切な人の思いとともにつけこなす姿も必見。シルバージュエリーの中にビーズピアスで遊び心を クールなシルバーに、カラーとクラフト感でアクセントをつけるコントラストがブレンダ流。ピアス(KISIWA designs)・リング(2点ともエルメス)・シルバーバングル(太/Preloved)・シルバーバングル(細/Maxi)・その他/すべてブレンダ私物手もとのレイヤードでシンプルな白シャツを自分らしくアレンジ 手首にボリュームがあるぶん、ほかはシンプルに。重ねづけするときは全体のバランスがポイント。シルバーバングル・レザーブレスレット(ともにエルメス)・ビーズブレスレット(KISIWA designs)・その他/すべてブレンダ私物  高校3年生まで、アクセサリーをつけたことがありませんでした。少し興味が出てからも、小さなイヤリングやシンプルなシルバーのリングを最低限。首まわりや手首には何もつけたくなかった。 一方、母は、私にもっとドレスアップするようにすすめました。自分のお古のジュエリーを持ち出してきて、私のワードローブをスパイスアップしようとしてくれて(彼女はジュエリーが大好き)。いつもていねいに断ろうとしましたが、彼女も引かなかった。せっかくの気持ちを傷つけるのもいやなので、一応受け取って、これからも使うことはないと思いながら引き出しの奥にしまいました。彼女がくれたのは、ファンシーなアンティークリング、パール、1920年〜30年代のヴィンテージ時計などたくさん……。 話を現在に早送りすると、その母の気持ちを受け取っておいて本当によかった! 母のジュエリーは、今となっては私の一番のお気に入りなのです。 私は遅咲きだったのかも。おそらく30代前半まではジュエリーの楽しさをまったくわかっていなかったし、ファッションは今でもカジュアル。でも、シンプルな着こなしにジュエリーをレイヤードして遊ぶことを覚えました。首まわりや手もとにワンポイントを置くのが定番。ジュエリーなしで外出するのも全然OKだけれど、ひとつもつけないと、さすがに裸になったような気がするかも? 滅多にないけれど、忘れたときは家にとりに帰りました。 なので、今の私はジュエリーに取り憑かれているかも(昔の母みたいに)。彼女はそんな私をうれしく思っているに違いない。今でも私のファッションがシンプルすぎると文句はいうけどね(笑)。PRIVATE PHOTOS..きっと一生寄り添うであろう、思い入れのある大切なジュエリーのコレクションたち。自分のために誰かが作ってくれたり、プレゼントしてくれた、スペシャルなものが一番愛おしい。愛情あふれるメッセージがこめられた私の幸運のお守り。ローズクォーツ(愛の石として知られるヒーリングのクリスタル)のイヤリングは、親友がデザインしてギフトにくれたのよくつけるリングたち。上の2つ(ルビーとオニキス)は、母から譲り受けたアンティーク、そしてエルメスのリング、下の3つはハワイアンジュエリーブランドMaxiで私がコラボしたデザインふだんはとてもシンプルで、ほとんどつけていることを感じない細いネックレスを愛用。でもときどき、手持ち服のドレスアップのためにボリューミーで存在感のあるネックレスが必要。一瞬にして着こなしと気分を変えてくれるからすごいなぁと思うエルメスのコレクション。クラシックでタイムレスな、身につけられるアートでも私のお気に入りのネックレスはいつも、細くて繊細なもので、それを単品でつけるかレイヤードするか、です。これはティファニーと、LUCE&ME(友だちがデザイナーなの)ブレンダブレンダぶれんだ●ハワイ州出身。17歳でモデルデビューして以来、『JJ』『MORE』『BAILA』『Marisol』など数々の日本の女性誌の表紙を飾るほか、CMや広告、デザイナーとしても活躍。自身も大のファッション好きで、エクラでは’21年7月号よりこの連載がスタート!>>ブレンダの記事をもっと見る撮影/Ryan T. Foley ヘア&メイク/Risa Hoshino モデル・スタイリング・文/ブレンダ 取材・訳/Reiko H. ※エクラ2022年2月号掲載
  • 学びって実は大人になるほど楽しめるもの。そう教えてくれるのは、一歩先をゆく同年代の女性たち。知花くららさんやフォーリンラブのバービーさん、フリーアナウンサーの小熊美香さんなど、学んで人生を、世界を広げた5人のストーリーをご紹介。 1.知花くららさんは30代で建築学科に進学 祖父の家を未来に残す目標への一途な思いが40代への投資につながった History2011頃:沖縄・慶良間諸島の祖父の家を譲り受ける2019:京都芸術大学社会人課程に入学2021:大学を卒業 知花くららさん ちばな くらら●1982年生まれ、沖縄県出身。'06年にミス・ユニバース・ジャパンに選出され、各メディアで活躍。'07年から国連WFP大使。'12年より沖縄・慶留間島で子どもたちのための保養キャンプを主催。'19年に歌集『はじまりは、恋』を刊行。2児の母。 喜びと苦しみが詰まった建築学科卒業までの2年間 「国連WFP(世界食糧計画)の仕事や旅行で訪れた世界の国々。そこでは現地の方が暮らす住宅に招いていただく機会にも恵まれて。中でも印象に残ったのが牛糞や泥を塗り固めて建てるマサイ族の家。彼等は一夫多妻制なのですが、奥さまたちがそれぞれ自分の手で家を建てています。私が招かれたのはまだ若い新妻のお宅だったのですが、何か音がするなと思ったら、第一夫人と第三夫人が屋根の修理を手伝っていたりして。日本で暮らす私にとって、それはとても興味深くどこか不思議な光景でもありました」  家は住人の生活だけでなく、その国の文化や社会まで映し出す鏡。旅を通じて建築に興味を持つようになった知花さんが、本格的に勉強を開始したのは2年前。「建築を学ぼうと思ったのは、沖縄の慶良間諸島にある祖父の生家を受け継いだことがきっかけです。老朽化が進むその家は建て直す必要があるのですが、国立公園に指定されている島なので景観保全も考えなければいけない。だからこそ、何を残し、何を変えていくのか、自分自身で学びちゃんと考えたくて」  彼女が学びの場所に選んだのは、東京で生活しながら通信で勉強できる京都芸術大学建築学科の社会人課程。入学したのは第1子を妊娠しているときだった。「仕事がスローダウンするので、ある意味、これはチャンスだなと。ただ、通信だから家でゆるりと学ぶことができるのかなと思いきや、これが想像以上に大変で。教材をもとに自分で学ぶことが基本なのですが、製図や模型作りの実践過程は週末に学校に通いスクーリング。オンラインで提出する課題やレポートも、私はいつもギリギリ。睡眠時間を削り必死に制作した課題に対して、先生から厳しい批評が返ってきては落ち込む、そんな日が続くこともあったりして」  中でも「いちばん大変だった」と語るのが、第2子の妊娠中に挑んだ卒業制作。「つわりがひどいときには、横になりながら模型を作ったりして。卒業制作の発表後、修正した作品を京都のキャンパスに送るのが最後の課題だったのですが。発送を終えた帰り道に、一人でコッソリ泣きました。安堵と達成感が押し寄せてきて、“あぁ、終わったんだ”って(笑)」 「好奇心の赴くままに学びのドアをたたき続けたい」(知花さん) 人生の選択肢を広げてくれる学びは未来の自分への投資 つらく厳しい時間を過ごした卒業までの2年間。それでも学び続けることができたのは、喜びや楽しみもあったから。「私の至福のひとときは模型を作り終えたあとの撮影。スマホのライトを照らし朝日や夕日を再現しながら撮影をするのですが、カメラのレンズを通して見ると、そこで生まれるであろう生活や時間がえてくる。自分の頭の中にあるものが形になる、それは喜びを感じる瞬間でした。心が折れなかったのは、祖父の家を建て直すという明確な目標があったことも大きかったと思います。実は今、その計画も少しずつ動き始めていて。学校で建築関係の知り合いも増え、そんな仲間たちと意見を交わしている最中なんです」  今までも、建築に限らず短歌や古筆など様々な学びにトライしてきた知花さん。その原動力は“好奇心とノリ”。興味が湧いたら「合わなかったらやめればいい。とりあえず、やってみよう」の精神で飛び込むことを大切にしているそう。「学びは自分の可能性を広げてくれる。それを実感したのは大学在学中に学んだフランス語でした。留学も経験して身につけたそれは私の世界を広げてくれた……。私にとって学びは“未来の自分への投資”でもあります。特に年齢を重ねるほど“経験ずみ”のことが増えていく、ゆえに自分の可能性が狭まるような感覚に陥ることも。そこで足を止めたら何も変わらないけれど、学び知識を身につけ、できることが増えれば仕事や人生の選択肢が広がるかもしれない。それってすごくワクワクするじゃないですか」未来はいい意味で不確定。それはミス・ユニバース・ジャパンに選出され、一夜で人生が変わった体験を経て学んだこと。「今の時代、肩書はいくつあってもいいと思います。“これしかできない”より“あれもこれもできる”のほうが未来に夢を描くことができるから。これからも好奇心の赴くまま、私は学びのドアをたたき続けたいと思います」 スクーリング以外は基本自宅学習。自分のペースで学べるが、課題に追われているときは孤独を感じることもあったそう 卒業式は京都芸術大学の瓜生山キャンパスで。お気に入りの琉球紅型の訪問着を着て卒業証書を受け取りました トレンチコート¥88000/ヘンネ カスタマーサポート(HAENGNAE) 撮影/須藤敬一 ヘア&メイク/重見幸江〈gem〉 スタイリスト/山本隆司 取材・原文/石井美輪 ※BAILA2022年2月号掲載 知花くららさんの「学び白書」を詳しくチェックする 2.「フォーリンラブ」バービーさんは大好きな園芸の世界へ 自分自身を見つめ直して心から好きな「植物のこと」を形にしたら、人生の迷いが晴れた  History2016:日本園芸協会に資料請求2017:「ガーデンデザイナー」資格取得2018:4月渋谷公園通り ガーデニングコンテスト参加 2018:5月英国チェルシーフラワーショー ボランティア参加 バービーさん ばーびー●1984年生まれ、北海道出身。'07年にお笑いコンビ・フォーリンラブを結成。'16年から地元・北海道夕張郡栗山町の町おこし、テレビのコメンテーターやラジオパーソナリティなど幅広く活躍。ピーチ・ジョンと協業で下着の開発も行う。 自信がない自分を武装すべく取得したいくつもの資格 チベット体操インストラクターやスパイス&ハーブコンサルタントなど、今までにいくつもの資格を取得。実は“資格マスター”であるバービーさん。 「知識や特技を身につけることで自信を持ちたい、自分の中にそんな気持ちがあったんでしょうね。特に20代後半は人生に迷っている時期で。私はどんな人間なのか、何が適しているのか、自分の可能性を探るべくいろんな学びに手を出しました。『大人の家庭教師トライ』で急にビジネスや社会学を学び始めたかと思えば、『宣伝会議』のコピーライター講座に申し込み、講義を数回受けただけで挫折。通関士の資格を取るために高額な教材を取り寄せたものの、あまりの難しさに3日であきらめたこともありました(笑)」  ガーデンデザイナーの資格を取ったのも、そんな迷いの渦中にいた頃。 「自分を見つめ直さなきゃと思ったとき、何が本当に好きなのか考えて。そこで、頭に浮かんだのが“植物”だったんです。私の本名は“笹森花菜”なんですけど。草木を表す漢字がそろった名前を授けられたせいか、子どもの頃から自然や植物が大好きで。普段は何かにハマるということがあまりないのですが、長崎のハウステンボスで開催されるガーデンショーだけは一人旅がてら何度も訪れていたんです」  人生の迷いの波がMAXに高まった30代前半には、イギリスの世界的な園芸の祭典「チェルシーフラワーショー」に庭園デザイナー・石原和幸さん率いるチームのボランティアスタッフとして参加。 「ありがたいことに仕事はとても忙しかったのですが、過激なスタイルで笑いを取ることに疲弊している自分も。実はテレビというフィールドに限界を感じていた時期でもあって。また、私生活では一人の女性としての未来も考えるように。結婚したら仕事と家庭の両立は難しいかもしれない。でも、この仕事を辞めたら私に何が残るのだろう……。先延ばしにしていた迷いの答えをそろそろ出さなくちゃいけないぞと。相当、追い詰められていたんでしょうか。ネットで“ボランティアスタッフ募集”のHPを見つけた瞬間、何かにせかされるように申し込みボタンを押していたという。事務所に相談する前に、完全に勢いだけで(笑)」   「人生に悩み迷った30代の入り口。もがき学んだから答えが見えた」(バービーさん) 自分自身を取り戻せた英国のボランティア期間 ガーデンデザイナーの資格を取ってよかったことは何かと尋ねたとき、バービーさんから返ってきたのが「ボランティアスタッフを経験できたこと」だった。  「イギリスには約1週間滞在したのですが。まず、この仕事を始めてから、自分の意志で長期休暇を取ったのはそれが初めてだったんですよ。忙しさを理由に置き去りにしてきた“自分と向き合う時間”を持つチャンスだと思い、ボランティア仲間には“バービー”ではなく本名で呼んでほしいとお願い。その期間は仕事を忘れ“笹森花菜”として過ごすことができたんです。そして、それが自分自身を取り戻すとてもいい機会になったんですよね」  それまでは自分の大半を“バービー”に注いで生きてきたけれど、“笹森花菜”もちゃんと満たしてあげなければいけない。学びを通してそこに気づいたとき、目の前をずっと覆っていたモヤモヤがふうっと晴れていくのを感じた。 「私を“花菜ちゃん”と呼ぶ仲間と出会えたことも私にとっては大きな財産。今も交流がずっと続いていて。ゴリゴリの造園のプロとして活躍する仲間たちと、イモトアヤコちゃん宅のお庭を一緒に造ったこともあるんですよ」 大人になればなるほど学びはきっと楽しくなる!!   以前は“自信がない自分を武装するため”そして“自分探しのため”に学んでいたバービーさん。しかし、今はそれが“自分を豊かにするため”のものに変わった。 「大学を卒業してから、今がいちばん豊かに学べている気がします。ラジオ、執筆、書評の連載など、これまで触れてこなかったジャンルのお仕事をいただき、学ぶ機会が増えたこともきっかけなのですが。年齢や経験を重ねて、理解する解像度がすごくクリアになったというか。若い頃はわからなかったことが今になって理解できるようになった、そういうことがとても多くて。大人の学びはとても刺激的。クラブでお酒を飲んだり踊ったりするよりも充分に刺激的(笑)。もしかしたら、感受性は弱まっているのかもしれないけれど、それをカバーするくらいの経験値と蓄積された感情がありますから。そこに学ぶこと一つひとつがビリビリと大きく響くんですよね。この先もきっと、そのビリビリは増していくはず。それを今の私は楽しみにしていたりもするんです」 渋谷公園通りの花壇を飾る国際ガーデニングコンテストにひそかに参加。チームを結成して取り組み、アイディア賞を受賞 チェルシーフラワーショーで。自分を取り戻しつつある“笹森花菜”さん。仲間とともに真剣に好きなことと向き合った!! バービーさんが師と仰ぐ庭園デザイナーの石原和幸さん。長崎のガーデンショーにも発足から携わる、その道の第一人者 撮影/須藤敬一 ヘア&メイク/加藤志穂〈PEACE MONKEY〉 スタイリスト/谷口夏生〈TAKUTY PRODUCE&CREATE〉 取材・原文/石井美輪 ※BAILA2022年2月号掲載 フォーリンラブ・バービーさんの「学び白書」を詳しくチェックする 3.フリーアナウンサー小熊美香さんは“語学”から仕事の楽しさを再発見 「言語」への変わらない情熱。逃げ道も寄り道もすべての道はつながっていた  History2002:高校2年生カナダに留学2008:上智大学英語学科を卒業2010:日本語教師のスクールに通い始める 2012:休学、仕事に専念2016:第1子妊娠、復学2017:日本語教師資格を取得 小熊美香さん おぐま みか●1986年生まれ、静岡県出身。2008年、日本テレビにアナウンサーとして入社、「news every.」「ZIP!」ほかに出演。報道からバラエティまで幅広く活躍。2017年に退社し、現在はフリーアナウンサーとして活動。2児の母。 現実から逃げたくて通い始めた日本語教師の養成講座 「言語に惹かれるようになったのは高校生の頃。カナダ留学を経験したのがきっかけなんです。日本ではあまり社交的ではない私が、英語圏に突入した瞬間、明るく振る舞えるようになる。言葉を通じて自分の新たな一面を知り、同じ言葉を話すことで多くの現地の人とつながることができた、それはとても大きな体験で。そんな言語をもっと追求したい、言語を通じてもっといろんな人とつながりたい、次第にそう考えるようになったんです」大学では英語学科に進み、身につけた英語力を武器にハリウッドスターにインタビューをしたことも。そんな小熊さんが日本語教師の資格を取得すべく学校に通い始めたのは日本テレビに入社して間もない頃、アナウンサーとして活躍し始めてから2年目の出来事だった。 「自分がアナウンサーになって感じたのが“私はこんなにも日本語のことを知らなかったんだ”という驚きでした。そこで、もっと日本語を追求したいなと思ったのがひとつの理由ではあるのですが……。実はいちばんの理由は“この仕事は自分に向いていないんじゃないか”と壁にぶち当たってしまったからなんですよ(笑)。そもそも私は言語が好きで“言語を扱う仕事がしたい”という漠然とした思いでアナウンサーの仕事に就いたので、仕事を始めてから表に出ることの責任の大きさや伝えることの難しさを痛感、早々に心が折れそうになってしまって。そこで、もしかしたらほかの道もあるんじゃないか。仕事以外に何かひとつ武器を身につけることができたら、いずれ別の世界に飛び込めるんじゃないかと。早い話が“逃げ”ですね(笑)。大好きな言語を扱う日本語教師の資格があれば海外で生活できるかもしれないし、アナウンサーの仕事にも生かせるかもしれない。そんな思いから、学校に通い始めたんです。誰にも言わず秘密裏にコッソリと(笑)」 「学びをきっかけに、外側から自分を見直し仕事の楽しさも再発見できた」(小熊美香さん) 想定外の気づきに出会える。それが、学びの楽しさ    当時は早朝番組を担当。生放送が終わったあとのスキマ時間や週末に学校へ。帰宅後は19時に就寝して翌朝3時に起きて出社。ハードな毎日ゆえに「座学は眠くて仕方がなかった」と笑う。「いろんな授業があるのですが、楽しかったのが模擬授業。実際に海外からやってきた生徒さんを相手に授業をするんですけど、自分でカリキュラムを組み教材も準備しなければいけないので。厚紙を切り、マグネットを貼り、ホワイトボードに貼りつける教材を徹夜で製作したりして。そして、挑んだ授業では、たとえば“木に登る”と“木を登る”、私たちが普段は気にしないような助詞の差について“何が違うの?”と質問されることも。教える立場の自分が日本語の難しさに頭を抱える場面も多々あり、正直、大変だったのですが。その分生徒さんに伝わったときの喜びもすごく大きくて。キラキラした瞳で“先生”と呼ばれるたびに、私のやる気や情熱も高まっていったんです」 日本語の知識をより深めたい、そんな思いから通い始めた学校。しかし、小熊さんが何より身についたと実感しているのが“教える喜び”。「実は今、役立っているのもそれなんです」と言葉を続ける。「教えは与えるものではなく相手から引き出すもの。先回りして答えを出さない、一緒に考えながら答えを出す。模擬授業で学んだことは、後輩や新人の指導役を任されたときに役立ちましたし、今も子育てにとても役立っているんですよ」想定外の出会いや発見が待っている、それも学びの楽しさであり面白いところ。 「実はほかにも大きな想定外があって。学校に通い始めてからアナウンサーの仕事を楽しめるようになったんですよ。それまでの私は仕事がすべてだったからこそモヤモヤしたり、不安になることが多かった気がするんです。でも、一歩外に出て、外側から眺めたことで、あらためてアナウンサーの仕事の楽しさや素晴らしさに気づくことができた。結果、別の道を探す当初の予定が覆り、生き生きと会社に向かう毎日。次第に学校から足が遠のいてしまいまさかの休学。卒業するまで約7年もかかってしまったという(笑)」 大人の学びの“正解”は自分で見つければいい “逃げ道”から始まり途中には“寄り道”も。マイペースな小熊さんの学びの道。「本当、ダメダメですよね(笑)。でも、肩の力を抜いてゆっくりと、大人の学びはマイペースでもいいのかなって思う自分もいるんです。社会人になると“仕事がすべて”になりがち。そんな狭い世界から外へ連れ出してくれる学びは、息抜きや新しい風を届けてくれて、その時々の自分を救ってくれることも。知識を得ることだけがゴールじゃなくていい。迷っているときは学びに、好きなことに逃げてもいいと思うんです。また、学びで得た知識をどのタイミングでどう使うのか、それも自由。今は使えなくても未来のために楽しみながら蓄えてもいいと思うんです。私自身、学校に通い始めた当初に抱いていた“日本語教師をしながら海外で暮らしたい”という夢は今もなお健在。子育てをしている今は難しいけれど、それが終わったらいつか……。そのときこそは、7年かけて得た資格を生かそうと思っていますからね(笑)」 高校2年生の1年間を過ごしたカナダのエドモントンで。使う言語が英語になると性格が変わる自分に驚いたそう 「ZIP!」のニュースキャスターとして英語力を生かしインタビューも。写真は2016年に大統領選挙の取材で訪れたNYで 日本語教師資格を取得するためには400時間以上の座学と外国人生徒への模擬授業経験がマスト。写真は自作した教材 ジレ¥20900・パンツ¥19800/ストラ ニット¥13200/ルーニィ その他/スタイリスト私物   撮影/目黒智子 ヘア&メイク/YUMBOU〈ilumini.〉 スタイリスト/山﨑静香 取材・原文/石井美輪 ※BAILA2022年2月号掲載 フリーアナウンサー小熊美香さんの「学び白書」を詳しくチェックする 4.美容ジャーナリスト鵜飼香子さんはMBAを取得 MBA取得に通ったビジネススクールでの出会いが、第2の人生の扉を開けた  History2016:雑誌編集部から独立2019:ビジネススクール入学2021:MBA取得、卒業 鵜飼香子さん うかい きょうこ●会社員を経て美容雑誌『MAQUIA』で'04年の創刊からエディターとして活動。'16に独立し、美容ジャーナリストとして多数の女性誌や広告などで活躍。2児の母。 経験が一周まわったと感じたとき、違う道を探し始めた 「美容雑誌のエディターとして働き始めてから13年目、世間ではよく“トレンドは一周する”と言いますが、私がそれを体感したのがそのときで。ワンサイクル経験した今、2周目に突入する前に違う道を探したいと考えるようになったんです」美容の世界で活躍していた鵜飼さんが、早稲田大学ビジネススクール(WBS)に通い経営管理修士(MBA)を取得。畑違いとも思える世界に飛び込んだきっかけは書店で出会った一冊の本だった。「それまでも仕事を通じて知り合った会社の方々からブランドマネージングの相談を受けることが多かったんです。エディターとしての経験から、売れるものやトレンドは感覚としてはわかる。でも、それをロジカルに説明する力が私にはなくて。“右脳”ではなく“左脳”で考え伝える力が足りないのかも、そう思っているときに出会ったのが、WBSで教鞭をとっている内田和成さんの『右脳思考』という本で。“右脳派の自分にビジネスは無理かもしれない”とあきらめていた学びへの好奇心をかき立ててくれたんです」自らを「好奇心旺盛で後先考えずに行動するタイプ」と分析。受験を決めたのは入試の1カ月前。そして「好きなものにはトコトンのめり込む」性格に突き動かされ見事に一発合格。しかし、入学してからがとても大変だったそうだ。「途中から新型コロナウイルスの影響で授業はオンラインになったのですが、それまでは9時から16時半まで教室で座学。家庭と仕事を両立させながら大量の課題にも向き合わなければいけない。特に必修科目を学び終えた2年目は好きな授業を詰め込みすぎて睡眠時間は平均3時間。自分で選んだ道ではあるものの、泣きたくなるほどハードな毎日でした」     同じ景色を眺め続けるより知らない海に飛び込んでいたい 好奇心も知識欲も旺盛な鵜飼さん。そんな毎日も「楽しかった」と振り返る。 「授業や講義はもちろんのこと、普段は出会えない人たちに出会えたことが私の中では大きくて。WBSには異業種の方々や留学生が通っていて、教室に集まる生徒は年齢も国籍もバラバラでとてもグローバル。その出会いは自分のいる世界がまだまだ小さいことを教えてくれ、私の視野をグンと広めてくれたんです」学校で手に入るのは知識だけではない。夢や目標に向かい突き進む仲間に出会い刺激をもらえるのも学びの魅力。実は今、そんな仲間と組んでコオロギビジネスを計画中。「WBSがセカンドチャンスの扉を開けてくれた」と笑顔で語る。「WBSで学んだことで環境への意識が高まり、そこで目に留まったのが昆虫食。コオロギは環境負荷をかけずに育てることができ、良質なタンパク質を摂取することもできるんです。肝心の味も美味しくて。揚げればまるで居酒屋さんで出てくる海老の素揚げのようですし、おだしはまるで関西風。鶏ガラよりも繊細でまろやかなコクが出るんです。そんなコオロギを浸透させるべく、国内外の論文を片っ端から読みエビデンスを集めたり、カンボジアでコオロギを育てる理工学部のチームを紹介していただきセッションを重ねたり。そこでもWBSで培った人脈に助けられているんです」今の夢はコオロギを手軽なスナックフードとして定着させること。「いずれは給食に出るような存在にしたい」と語る。「今はまだ道半ば。それを現実に変えるにはいくつもの壁を乗り越えなくてはいけない。でも、まだ見ぬその壁も楽しみだったりするんです。人生は一度きり、同じ景色を眺め続けるよりも、私は知らない海に飛び込んでいたい。計画性がないのが私の欠点ではありますが、学びにおいては長所だと思っています。身軽に勢いで動くことができるので。自分の中でやりたいことを温め続けても何も変わらない。行動を起こすことが大切。失敗もいずれ自分の財産になりますから‼」 ビジネススクールを卒業するまで、約2年間の“学び”がギッシリ詰まったノート。その数は軽く15冊を超え、最後には成績優秀者に選ばれる快挙も 留学生から「中国の卒業式ではこれが流行」と教えてもらったリボンをガウンにつけて。グローバルな同級生からは様々なことを学びました 環境負荷の低い餌で育てることから始めたいと、こだわり飼い始めたコオロギ。多いときは500匹以上いたそう 撮影/目黒智子 取材・原文/石井美輪 ※BAILA2022年2月号掲載 美容ジャーナリスト鵜飼香子さんの「学び白書」を詳しくチェックする 5.スーパーバイラーズ太田冴さんは“女性の働きやすさ”を見直し大学院で勉強中 立ち止まったからこそ見えた社会の仕組みへの疑問を建設的に発信していきたい History2018:パニック障害と診断される。その後休職を経て退職2020:大学院に入学2021:修士論文を執筆中 太田 冴さん おおた さえ●元金融機関OLで現在はフリーランスライター。早稲田大学大学院社会科学研究科修士課程在籍中。'20年からスーパーバイラーズ。 パニック障害を患い休職。自分の中にたくさんの疑問が生まれた 早稲田大学法学部を卒業後、大手金融機関に就職。総合職として入社し出世コースを突き進んでいた。丸の内のバリキャリ女子だった太田さんが、会社を退職して大学院修士課程に入学したのは約2年前。30歳を迎えたときだった。「私がいた総合職は“男社会”で。130人いる同期の中で女性は11人だけ。周りから“あとに続く女性たちのロールモデルにならないとね”と声をかけられることも。そんな期待にこたえるべく、必死に働いていたのですが、どこかで無理をしていたんでしょうね。入社7年目、心身のバランスをくずしてパニック障害に。休職することになってしまったんです」太田さんにとって“人生初の挫折”になった約1年間の休職期間。「それまで当たり前だったことができない、皆と同じ生活を送ることすらままならない。病気になって感じたのが“社会は元気な人を中心につくられている”ということ。世界は平等に見えるけど実は違う。自分がその立場に立って初めてマイノリティについて考えるようになったんです」そんな時間を過ごすなかで、実は今までの自分も会社ではマイノリティな存在だったということにも気づいた。「男社会の中で男性に合わせてガムシャラに頑張らなきゃいけない。それが正解だと自分に言い聞かせ必死に働いてきたのですが。学生時代は同じように勉強や受験をしてきたのに、会社に入った途端になぜ差をつけられてしまうのか。男性となかなか同じポジションにつけない、男性以上に頑張らないと同じキャリアをつかめない。周りは“あとに続く後輩たちのために頑張れ”というけれど、自分のやっていることは逆に彼女たちを苦しめることになるのではないか……。それまで見て見ぬふりをしていた疑問が自分の中にワッとわき上がってきたんです」女性が働きやすい環境をつくりたい。でも、今のままでは“個人の意見”で終わってしまう。学問的な知識を手に入れればきっと説得力が生まれる。自分の声がより多くの人に届き受け入れてもらえるかもしれない。太田さんは“もう一度、学び直すこと”を決めた。 夢や目標が見つからないなら「今はお金を貯めておけ‼︎」 大学院では女性の社会科学や公共政策を研究。現在は修士論文を執筆中。「16人の女性管理職の方にインタビューしたんです」と生き生きとした表情で語り「卒業後は女性をエンパワーメントするための発信をしていきたい」と言葉を続ける。「休職中は“これからどう生きていけばいいのか”と途方に暮れてしまった時期も。そんなときに始めたのが自分の経験を綴ったブログで。そこに届いたのが“実は私も”というたくさんの声でした。周りに相談することもできず、心身の不調を抱えながら一人で悩む女性が多いことを知り驚き、そして、そんな方々の声に私自身とても励まされて。同じように悩んでいる人たちにも“大丈夫、あなただけじゃないよ”と伝えたい、それが発信したいと思う大きなきっかけになったんです」バイラの読者ブロガー「スーパーバイラーズ」としても活動中の太田さん。その応募も「発信したい」思いがあったから。自分の経験を綴ったブログが反響を呼び、今はライターの仕事もスタート。自ら下した決断で人生は大きく変わった。「会社を辞めて学び直す、大きな決断を下すことができた理由をよく聞かれるのですが、その答えは“貯金があったから”なんです。使う暇がないくらい忙しく働いていた結果、気づいたらある程度のお金が貯まっていた。そして、それが選択肢を広げてくれた。現状に満足していない、いつか何かを学びたい、漠然とそう思っている人に助言するなら“とりあえずお金を貯めておけ”。それは迷う自分の背中を押してくれ、最初の一歩を踏み出す勇気を届けてもくれる。いずれ自分の強い味方になってくれるはずですから!」 自宅は作業しやすいようにかなり改造。昇降型デスクやスクリーン、修論で頭を整理するためのホワイトボードも導入 教科書や資料本の一部。特に中野円佳さんの著作は入学前に読んで感銘を受け、太田さん自身にとってのロールモデルに コロナ禍での勉学に、いいリフレッシュ効果をくれたのはベランダで過ごす時間。ハーブ苗を育ててティータイムも 撮影/須藤敬一 ヘア&メイク/サイオチアキ〈Lila〉 取材・原文/石井美輪 ※BAILA2022年2月号掲載 スーパーバイラーズ太田冴さんの「学び白書」を詳しくチェックする
  • ジャケットを羽織ったきれいめカジュアルが多かったのがミラノ。形は断然テーラードが主流で、インにはハイネックニットやブラウスを重ね、パンツに合わせてさらりと着こなすコーディネートは、私たちのお仕事スタイルの参考にもなりそう。3都市のアラフォー女性のトレンドを徹底解剖! パリ・ミラノ・NY「2022冬 おしゃれ実例」 この冬、パリ、ミラノ、NYから到着したばかりのおしゃれスナップをご紹介!今季パリで人気のコートは? NYのトレンドカラーは…? いつの時代も私たちを魅了してやまない、3都市の最旬コーディネートを現地の素敵な空気感と一緒にお届けします。     ■お仕事スタイルの参考にしたい!ミラノ流「テーラードジャケット」着こなし    ☆ルドウィカ/トレーナージャケット:ヴィンテージ ニット:UNIQLO パンツ:ZARA バッグ:PRADA 靴:ヴィンテージ メンズのクラシカルなジャケットとワイドパンツ。鮮やかなパープルのニットに合わせたヴィンテージのつけ襟と白いブーツが、ほどよくフェミニンでモードに見せてくれる。こんなミックス感のあるコーデを楽しむのが今の気分! 耳もとを飾るのはシチリア島で購入したというイヤリング。「海外ブランドや新進デザイナーなど、アクセサリーはつねにアンテナをはっています」 ☆アントニエッタ/デザイナージャケット:ヴィンテージ ニット:UNIQLO パンツ:FRANKIE SHOP バッグ:FENDI 靴:NIKE ダブルジャケットはツヤがあるベルベット素材。きれいめはもちろん、彼女のようにタートルニットにタックパンツ、スニーカーと合わせたカジュアルコーデとも相性よし。ボタンは留めずインナーを見せて女性らしく着こなして  ☆ノラ/モデルジャケット:CHLOEのヴィンテージ ニット:ZARA ジレ:ヴィンテージ パンツ:ZARA バッグ:PRADA 靴:ノーブランド オーバーサイズジャケットを軸に、暗くなりがちな冬のコーデを絶妙なカラーミックスで一新。 アクセサリー感覚で斜めがけしたムルティポシェットバッグがおしゃれなアクセントに。タイトにまとめたヘアでクール感も演出   [テーラードジャケット] 関連アイテム一覧 GREY LABEL ブリティッシュチェックテーラードジャケット/MACKINTOSH PHILOSOPHY46,200円 ≫  素材は、ウールブレンドのオリジナルファブリックを使用。長い期間着られる生地感で、きれいめな表面感。ブリティッシュなチェック柄が特徴。 テーラードジャケット/INED39,600円 ≫    シンプルでカッコよく決まるテーラードジャケット。ベーシックデザインながらも、美しいシルエットで着用でき、華奢見えするアイテム。 リバー仕立てテーラードジャケット/DRESSTERIOR52,800円 ≫  裏側に縫い代のでないリバー仕立てで仕上げたテーラードジャケット。小さめの衿と袖に入れたプレスラインがポイント。 【セットアップ対応】金ボタンテーラードジャケット/ROPE’ PICNIC7,689円 ≫  レーヨンが入ったなめらかな素材。クラシカルなゆったりシルエットのダブルジャケット。金ボタンでエレガントさがアップ。   ☆ヴィオレッタ/インテリアデザイナージャケット:GABRIELA HEARST トップス:ノーブランド デニム:ヴィンテージ バッグ:HERMES 靴:HERMES ホワイトカラーのジャケットがいつものデニムルックをブラッシュアップ。アイコニックなケリーバッグはストラップで遊んだり、ブーティはバイカラーでひねりをつけたり、まわりと差がつくスパイス小物をチョイスして   ☆ロベルタ/ホテル勤務ジャケット:イタリアのテーラーメイド ニット:ZEGNA パンツ:SLVRLAKE バッグ:BOTTEGA VENETA 靴:PRADA メンズの服を気負わずさらっと着こなして、自分のものにしてしまうのはさすが。上質なアイテムを取り入れることで、全体的にセンスよくまとまった印象に。トレンドのブラウンカラーで足もとは、今っぽいニュアンスをプラス  Coordination&text: Akane Takadama Photographs: Marco Bertoli Edit: Sachiko Nitta  ▼ファッションSNAP 2022冬
関連キーワード

RECOMMEND