上品ベーシックな私服スタイルが人気のエディター、三尋木奈保さん。マンネリしがちな冬の着こなしをアップデートする私的ワザを取材!エディター・三尋木奈保エディター・三尋木奈保きちんと感と女らしさを軸とした私服スタイルにファン多数。スタイルブック『マイ ベーシック ノート』(小学館)シリーズが累計18万部を記録メソッド04
夏の薄軽ボトムを冬も!素材のメリハリ効果を活用数年前まで冬にはウールのボトムがあたりまえでしたが、今は冬でも、夏っぽい薄軽ボトムで通すのがおしゃれの主流に。
「地厚なニット×夏っぽボトム」の組み合わせは、簡単にメリハリがついて着こなしがサクッと決まるんです。40代としては、厚ぼったいウールのボトムは地味見えの危険もありますよね。ツヤやとろみのある薄手ボトムのほうが、女っぷりが確実に上がります。
ここでは、昨年の夏に着ていたボトムの冬の活用法をご紹介。こうして並べてみると、夏も冬もそれぞれの配色が変わらないのが私らしい……(笑)。サーモンピンクのスカートはシャギーニットでより華やかに
「夏の間はTシャツをさらっと合わせて、甘さ控えめに着ていたピンクのスカート。冬はスカートの女っぽさをそのまま生かして、シャギーモヘアのカーディガンでフェミニン度マックスに。うんと寒い日に、こういう甘やかな着こなしをすると気分が上がります(笑)」SKIRT:ebure
KNIT:Whim Gazette
BAG:BOTTEGA VENETA
SHOES:PELLICO
EARRINGS:TIFFANY&Co.
BRACELET:TIFFANY&Co.
BANGLE:TIFFANY&Co.
NECKLACE:MARIHA肌見せできない冬は薄手ボトムが抜け感の役割に
「夏にコラボで作らせていただいた思い入れのあるスカート。透け感のある薄手シフォンを、こうして冬も堂々と着られるなんてうれしいかぎり。いい時代になったものです♡ 黒ベースの着こなしも、ボトムが軽やかだと重くならずに女っぽさをキープできますね」SKIRT:l'heritage martinique
KNIT:Drawer
STOLE:Ballsey
BAG:BOTTEGA VENETA
SHOES:JIMMY CHOO
BRACELET:TIFFANY&Co.
BANGLE:TIFFANY&Co.ツヤ素材のフレアパンツはリッチなワントーンでまとめて
「太めパンツは地厚な素材だと"おじさん"ぽくなりがちですが、ツヤのあるてろりん素材なら柔らかく上品な印象に。ベージュタートルでリッチ感を加速」。サングラス¥34,000/モスコット トウキョウ(モスコット) ネックレス¥67,000/マリハ 伊勢丹新宿店(マリハ)(アイヴァン)PANTS:STATE OF MIND
KNIT:AURALEE
STOLE:Johnstons of Elgin
BAG:ZANELLATO
SHOES:JIL SANDER
EARRINGS:TIFFANY&Co.
WATCH:Cartier
真っ白なナイロンスカートが冬スタイルを活性化
「白スカートはパリッとしたハリ感素材。ざっくりニットに合わせると、素材感のコントラストがすごく映えるんです。以前はナイロンのスカートを冬にも着るなんて考えられなかったけど、ファッションの自由化を感じますね。自分らしく時代の変化を楽しみたいもの!」SKIRT:ebure
KNIT:GALERIE VIE
STOLE:Johnstons of Elgin
BAG:FLYNN
SHOES:DEIMILLE
EARRINGS:LECOLLIER
BRACELET:TIFFANY&Co.
BANGLE:Vaid※価格表記のないものはすべて本人私物です【Marisol 2月号2021年掲載】撮影/須藤敬一(人物・ロケ物) 魚地武大(TENT/物) ヘア&メイク/神戸春美 スタイリング協力/松村純子 文/三尋木奈保