ちょっとしたひとさじで、“印象に残る人”になれるコツ、教えます!アラフォーなら単なる"キレイな人"より"雰囲気があってキレイな人"を目ざしたい。とはいえ雰囲気を出すってむずかしそう……。いえ、実はメイクの力を借りれば、簡単に雰囲気美人に近づけちゃうんです!ヘア&メイクアップアーティストの岡野瑞恵さんがその方法を指南。清潔感、個性、トレンド感の三位一体が雰囲気を作る「雰囲気がある美しさに不可欠なのはまず、クリーンな健やかさ」と岡野瑞恵さん。具体的には「肌には内側からにじみ出る血色感を。またポイントメイクは技巧的になりすぎず、肌になじんでいて抜け感があること。それが『何げないのに、なんでこんなに目をひくのだろう』と思わせるコツです」。けれど、ただ小ぎれいにしているだけでは雰囲気美人にはほど遠い。「そこには個性が必要です。目もとにアイラインがほどよくきいていて、いやみのないかっこよさがあるとか、眉に立体感があって意思的であるなどの演出を。また、ナチュラルが前提とはいえ、トレンド感も必須。左ページのアイメイクも、肌なじみのいいコパー系でグラデを作って余裕ある感じを出しつつ、上まぶたにポイント的に流行のベリー色を入れて、“ただ者ではない感”を出しています」。さらに目と唇のバランスを変えれば、目ざす雰囲気の方向チェンジも可能。日々雰囲気を操って印象に残る人になろう。
■目もとは肌なじみと末端のていねいさが決め手雰囲気作りに不可欠な末端の美しさを強調すべく、眉は自分の形を生かしながらやや強めに、ラインは目の幅きっちりにどちらもていねいに仕上げる。アイカラーは肌なじみを意識しつつ流行感をオン。 ■肌につやめきを与えて抜け感アップ。骨格を意識しながらほんのりチークで血色を“クリーンな健やかさ”を出すには肌とチーク。ツヤ感の高いファンデーションをつけてから、頰骨の高いところを中心に、オレンジ系のチークを広めにふわっと。■口もとはツヤと赤みの強弱&質感で雰囲気をコントロールリップは唇の輪郭どおりにていねいに塗り、清潔感を。また、リップが赤系で光沢含みなら色っぽく、赤みを抑えてマットにするほど知的に。
☆How to Make up!
・①のファンデーションを肌全体に薄く塗る。・⑥のペンシルで眉をやや太めに描く。・③の右上のコパー色を上の目のキワからアイホールまでになじませ、右下のゴールドを上の目頭側1/3と目じり側1/3に重ねる。左下の濃いブラウンを二重幅全体に入れる。目の下全体に細く左上の淡いブラウンを塗り、黒目の下にコパー色を細く重ね、その下にゴールドをプラスする。・上のアイホールの目じり側1/3に④のベリー色を細く入れる。・上のキワに⑦でラインを引き、⑧のマスカラを。・②のチークを2 色混ぜて頰の高い部分を中心にぼかす。・⑤のリップを輪郭をはみ出さないように塗る。①ザ グローイング クリームメークアップ 30g全6 色¥13,000/エスト ②ルナソル カラーリンググレイズ 02¥6,200/カネボウ化粧品 ③ディメンショナルビジョンアイパレット 03¥6,500/THREE ④トーン タッチ アイズ 02¥3,700/SUQQU ⑤ドラマティックルージュN BE771¥2,800(編集部調べ)/マキアージュ ⑥エスプリーク W アイブロウ(スリムペンシル&パウダー) GY002¥2,100(編集部調べ)/コーセー ⑦ロングラスティング アイライナー 03¥3,500/アンプリチュード⑧ロングラッシュ マスカラ BR301¥3,500/コスメデコルテロングベスト¥14,500・パンツ¥21,000/ライフズ 代官山店(トゥデイフル) ロングシャツ¥14,000/ユニバーサルランゲージ渋谷店(ユニバーサルランゲージ) イヤカフ¥4,500・バングル¥5,000/ボヌール(ポルトボヌール)【Marisol 12月号2019年掲載】撮影/八木 淳(SIGNO/人物) 扇 光(物) ヘア&メイク/岡野瑞恵(ストーム)スタイリスト/程野祐子 モデル/樋場早紀(マリソルビューティ専属) 取材・文/入江信子 構成/原 千乃