ニューノーマル時代の冬。ただでさえ寒くて体調を崩しがちなうえ、長く続く感染対策のプレッシャーもUPし、漠然と不安を抱えている人も多いはず。「MAQUIA」1月号から、各専門家のアドバイスをご紹介。参考にできることから取り入れてみて。

ウイルス、乾燥、冷え…正しく知って、乗り切ろう
冬不調に負けない! 100問100答

グローバルヘルスケアクリニック院長
水野泰孝先生
日本感染症学会 感染症指導医・専門医。

美容家
石井美保さん
Riche代表。独自のメソッドが話題。

順天堂大学医学部 免疫学講座特任教授
奥村 康先生
医学博士。免疫学の国際的権威。

ウォブクリニック中目黒総院長 皮膚科医
髙瀬聡子先生
皮膚疾患、美容医療の専門家。

アシル治療室 鍼灸師・臨床家
若林理砂さん
東洋医学に精通。https://www.asil-llc.info/
Q この冬はどんなふうに過ごせばいい?
A 身も心も、守って守って大事に。発散させず、静かに過ごすこと
「東洋医学では、冬は“衛気”(防御力)が下がるため感染症がはやるとされています。衛気を減らさないためには、体から放出されるエネルギーを減らすことが大切です。日の入りが早くなる冬は、本来動物は早く寝る季節。自然のリズムに従って十分に睡眠をとり、体幹部や首元を温かく保ち、外出も控えめに、身も心も大切に守って過ごしましょう」(若林さん)
Q 今、自分の免疫力がちゃんとあるか知りたい
A 普通に日常生活を送っているなら、免疫力はちゃんとあります
「免疫力は誰にでももともと備わっていて、普通に日常生活を送っているなら、免疫力はちゃんとあるので安心を。その免疫力を下げないようにすることが大切です。一年に何度も風邪をひくという人は免疫力が下がっている可能性も」(奥村先生)
Q コロナウイルスとインフルエンザ、同時に感染してしまうこともあるの?
A あり得ます
「同時にかかることはあり得ます。どちらも高熱が出るなど症状が似ていて鑑別が難しいので、両方の検査を受けるのが望ましいです。インフルエンザは予防接種を受けておきましょう」(水野先生)
Q ウイルス感染予防にはどんな方法がある?
A まずは、とにかく手洗い。消毒、マスク着用、換気など、基本的なことをしっかりと
「まずはこまめな手洗い。手が洗えないときはアルコール消毒を。また、飛沫感染対策にマスクの着用も大事ですし、人が多い室内ではこまめな換気をするなど基本的な対策をしっかりと」(水野先生)
Q マスクをつけるし、紫外線も弱いから、ベースメイクしなくてもいい?
A 肌の防御のために、絶対にすること!
「肌荒れしやすい人こそ、肌とマスクが直接触れるのはリスク。下地やFDで肌とマスクの間に一膜つくることで、肌負担をガードしましょう。オフするとき負担の少ないアイテムを選ぶのが大切です」(石井さん)
