究極のデニムが
できるまでの
製作過程に迫る!
どんな体型の人でも履けて、美脚に見えるデニムをsuadeoで作りました!今回、世界から注目を浴びているデニムメーカー・ジャパンブルーとコラボ。そんなジャパンブルー は、デニムの聖地とも言われている岡山県・児島で作られています。Vol.3では、児島にあるジャパンブルーの工場でデニムが作られている様子をお届け。緻密な計算と熟練の職人技によって作られるこだわりのデニムは必見です!
もともとは学生服の産地だった岡山県・児島
児島はもともと瀬戸内海に浮かぶ島だったそうですが、干拓により本土がつながった歴史があります。海だと塩っ気が強く農作物やお米などを作れない代わりに、塩に強い綿花を栽培するようになりました。そこから紡績ができるようになり、織物業が発展。学生服を縫うようになると生産が盛んになり、“学生服の産地”として有名になりました。
その後、アメリカ産のデニム生地を輸入し、日本のデニムを作ろうとなったとか。厚いデニム生地を縫うには、厚い学生服を縫っていた児島のミシンでないと耐えられないとなり、児島で縫い始めたことがきっかけで、徐々に学生服屋さんからデニムメーカーへと増えていきました。そんな歴史があり、児島は“デニムの聖地”として知られるようになりました。
コラボデニムができるまで
デニムがどのように作られているかをジャパンブルーの吉田さんに伺いました。丹精を込めて作られる工程は必見です!
1.生地を染めていく
デニムの生地を染めるために、糸を極太のロープ状態にし、染料の入った釜に入れて染めます。この方法は“ロープ染色”と呼ばれ一本一本の糸がムラなくきれいに染まるんです。日本には染め機が3台しかなく、作業が3社に集約されています。マニアな人は、どこで染められているか分かる人もいるのだとか。
ロープ染色をすることで、糸の芯まで完璧に染まらず芯の部分が白い芯白の糸になります。こうすることで、デニムをはき込むほどに色落ちし、デニムの風合いが増してきます。
2.生地を手裁断
生地をパーツごとに切り落とします。熟練の職人が一寸の狂いもなく、手で裁断。何枚も重なった生地をズレなく切るには、数年では修得できない高度な技だとか。
3.縫製
パーツごとに切り落とした生地をミシンでつなぎ合わせ形にしていきます。パーツごとに適したミシンを使い分け縫製。厚みのあるデニム生地をつなぎ合わせる作業も高度で、1年以上の修練が必要です。
4.裾上げ
デニムの風合いを出すために、裾上げをします。ユニオンスペシャルという名機を使い、チェーンステッチで裾上げすることで裾の部分に立体感が出て、ヴィンテージデニムのような味のあるデニムが仕上がります。
5.洗い加工
デニム特有の自然な風合いをつけたり、生地を柔らかくするために水洗いし加工をします。その後、天日干しにし風合いを出します。天気や気候によって仕上がりが左右されるので、扇風機を当てるなどコントロールをすることが重要です。
6.完成
こうしたいくつもの工程を経て、デニム一本がようやく完成します。
「児島の最大の特徴がそれぞれの工程を全部別の会社が行なっているということです。縫製は縫製工場で、洗い加工は洗い場で。誰もが簡単にできる仕事ではなく、それぞれがプロフェッショナルとしてやっているので、それぞれのこだわりが詰まっています。児島地区全体として生地のロスを少なく、地球環境にも配慮し誇りを持ってデニム作りに取り組んでいます」とジャパンブルーの吉田さんは語ってくれました。
デニム一本を作るのに、これだけ人の手がかかっているということに驚きです。職人の情熱とこだわりが詰まったデニムをチェックしてみましょう!
座って体感!究極のストレッチ効果で安心&細見え効果抜群の一本
世界的な生地メーカートルコのISKO社が誇るハイパーストレッチ生地を使用。非常に伸びが良く、キックバックの強いので、穿きやすく、補正効果もあり、細見えすること間違いなし。そして、何より動きやすいのが特徴。実際に座ってみると、この生地のすごさを実感できます!また、裾に向かってテーパードしていることで、どんな体型の人でも綺麗ですっきり見えるのがうれしいところ。撥水加工を施しているので撥水、防汚に優れています。
バイヤーたちも「こんなにはき心地が良いデニム初めて!」「座ったときに生地がきちんと体にフィットしてくれるから、しゃがんだときも安心!」「立ったり座ったりしても窮屈感がなく、運動できそう」と感嘆の声をあげるほど。
カラーバリエーション
WHITE(ONE WASH)
小尻に見えるヒップポケット
ヒップポケットはコンパクトで小尻効果も抜群!左右対称の位置にバランスよく、計算されてつけられています。
キックバック性の強い生地を使用
生地が横に伸び、引き締め効果の高い生地で作りました。ストレッチ性が高いので、どんな体型の人でもはきやすい一本に。
Le minor ヴィンテージワッシャーコートワンピ ¥18,000+税/SINME スリットリブタートル ¥22,000+税/La Maison de Lyllis LOOP ¥4,800+税/Flea Store Vegetal 【Flea Store Vegetal】Kiwi band ミニバスケット ¥16,000+税
ピアス ¥10,000/UTS PR(ノース ワークス) サンダル/スタイリスト私物
M7days 【編集部と考えました!】バンドカラーブラウス ¥11,200+税/A VACATION FAN トートバッグ ¥52,000+税/DANIELE LEPORI ビットローファー ¥23,000+税
ピアス¥26,000/UTS PR(ルフェール) メガネ¥31,000/モスコット トウキョウ(モスコット) 時計¥21,000/オ・ビジュー(ロゼモン)
撮影/岡本卓大(モデル)、坂田幸一(商品) 取材・文/梅澤 暁