• 軽やかに、でも着実に、美しさとキャリアを磨き上げてきた、バイラ世代の憧れミューズ。昨夏も拠点を新たにし、さらに活躍の幅を広げた。今回はみな実さんの美容にクローズアップ。週ごとにチェンジするというスキンケアやヘビロテコスメなどを大公開。 ワンピース¥19250/ショールーム セッション(ノーメント) ピアス¥18150/TEN.(TEN. ) リング¥101200/ヒロタカ 表参道ヒルズ(ヒロタカ) Q 最近のスキンケアトレンドは? A 生理周期に合わせてスキンケアを週ごとにチェンジ 私の場合、規則的な生活を心がけていても生理周期で肌状態が安定しないことも。最近は生理がくるタイミングを軸にスキンケアを変えています。生理中は肌の調子がグンとよくなるので攻めのケアを。肌実感が得られるのでリッチケアもここで取り入れます。調子がいい状態が少し落ち着いた2週目は、保湿メインのケアにシフト。肌荒れの予兆を感じる3週目には、肌にも心にも優しいオーガニック系のスキンケアを頼ります。肌荒れしやすい4週目は絶大な信頼を寄せているドイツコスメの出番。肌の調子がいいときって睡眠が不足しても、ぽつっとニキビができても、肌全体のトーンがぱーんと明るいからさほど気にならなかったりしますよね。すべてはホルモンのバランスなんだと実感。 「クリームオンリーでスキンケアが完了するドイツコスメのハウトシールド」。ナイトEQクリーム 50g ¥11000/ハウトシールド 美容EQクリーム 50g ¥9350/ハウトシールド 「これをつけてお風呂に入ったり」。ミルキィオイルセラム 30㎖¥7700/アスレティア 「肌荒れの予兆を感じたらこちらにスイッチ」。同 コアバランス トーニングローション 150㎖ ¥6050/アスレティア 「クチコミでも評判だったので買ってみたらよかった! プチプラなのに偉い」。アルジェラン オーガニック認証 高保水化粧水 180㎖ ¥1650/マツモトキヨシお客様相談室 Q 最近始めた美容法は? A 朝イチに白湯1ℓ! 冷えが取れて、肌が トーンアップして、お通じもよくなって最高 朝、白湯を飲み始めてから調子がいいです! 寝ている間に体中から奪われた水分を補給するのはとっても大切なこと。たっぷりのお湯を沸かしたら、少し冷めるのを待ちながら美顔器やらパックやら、朝の支度の合間にちょびちょび、胃がびっくりしない程度にちょっとずつ1ℓくらい飲みます。大きめのマグカップ1 杯で充分ですのでくれぐれも無理はしないでくださいね(笑)。 Q 今ヘビロテしているコスメを教えて! A ディーアップのマスカラ! 春はメイクアイテムが可愛くて幸せ♪ お芝居のときは基本自分メイク。役柄の設定や年齢、照明、シーンに合わせて試行錯誤しています。何のしばりもないオフの日はカラーものやラメ入りコスメでちょっと冒険したい気分です。春のコスメって見ているだけで気持ちが高揚する。仕事でもプライベートでもめちゃくちゃ気に入って使っているのが、ディーアップのチェリーブラウンのマスカラ。絶妙なブラウンにドハマりしています。今日も下まつげに使っていますよ! 「リピート買いしまくる予定(笑)」。ディーアップ パーフェクトエクステンションマスカラ for カール チェリーブラウン ¥1650/ディー・アップ 「色つきなのにファンデーションという発想の面白さに惹かれて。マスクにもつかず優秀」。カラーファンデーション 02 SPF9・PA+20㎖ ¥4950/RMK Division 「透け発色や質感が大人っぽくて好き」。ルナソル アイカラーレーション 12 ¥6820/カネボウ化粧品 Q 今思う「30代の美しさ」とは? A 造形美よりも“経験美”。気品漂う美しさを身につけたい 「生き方=美しさ」になり始める年頃かもしれません。衣食住を自ら選択し、そのスタイルが定まってくる頃。願わくば丁寧に、美しく、気品を感じられる暮らしをしたいものだけど子育てや家事、仕事に追われて理想のライフスタイルを送ることは不可能に近い(笑)。それでも、美しくありたいという気持ちを持ち続け、あきらめなければ、必ずその人の中に美しさは宿ると思うんです。お化粧をする暇もなく、髪を振り乱して育児をするお母さんがふとした瞬間わが子に向ける笑顔は神々しい。一心不乱にPCに向かうひっつめ髪の働く女性の横顔はたくましく美しい。造形の美しさを超越した美が30代の女性には現れてくるのだと思っています。 Q 最近どんなトレーニングにハマってる? A 横手先生の「Positive Link Studio」! 呼吸や正しい姿勢を徹底追求 ガシガシ運動をするというよりは、骨や筋肉の構造を理解しながら効率的に体を動かすトレーニングです。整体的な要素やほぐしもあって1回1回体の変化を実感しています。知らずしらずのうちに縮こまってしまった体がリセットされて、ジムを出る頃には心身ともに解放されたような感覚に。無理に力の入ったポージングをしなくても、体のベースが整い、深い呼吸を意識できることで360度どこから見ても美しいボディラインを目指しています。まだ数カ月ですが、筋肉の隆起の仕方が変わって、立ち姿に自信を持てるようになってきました。深く鼻呼吸ができることで、睡眠の質も向上した気が! Q 以前は「ヒップ集中!」。今のボディメイクのポイントは? A 今はトータルで“整えている”という感じ 鍛えてヒップだけボリュームを出す、とかじゃなくて全身のバランスを考えるようになりました。普通に立っているだけなのにヒップの位置が上がって見える、首が長く見えて、顔も引き上がってスッとしているのが理想。特にお芝居をしているときはあらゆる角度からの表現を求められるので、力を抜いた状態でも美しく見える体を目指しています。 田中みな実 たなか みなみ●’86年11月23日生まれ。元TBSアナウンサー。フリーアナウンサー、女優など多方面で活躍。美容マニアとしても男女問わず熱い支持を集める。ドラマ「生きるとか死ぬとか父親とか」(テレビ東京)に出演。 ドラマ「生きるとか死ぬとか父親とか」 原作/ジェーン・スー『生きるとか死ぬとか父親とか』(新潮文庫)出演/吉田羊、國村隼、田中みな実、富田靖子、松岡茉優テレビ東京 ドラマ24 金曜24時12分〜24時52分 ラジオパーソナリティのジェーン・スーが自身の家族との出来事と思い出を描いたリアルストーリー。親子の愛憎と家族の裏表を描く。みな実さんはトキコ(吉田羊)のラジオ番組をともに進行するラジオ局所属のアナウンサー・東七海役。 撮影/吉田 崇 ヘア&メイク/AYA〈ラ・ドンナ〉 スタイリスト/斉藤くみ 取材・原文/通山奈津子 構成/斉藤壮一郎〈BAILA〉※BAILA2021年5月号掲載 【BAILA 5月号はこちらから!】
  • 軽やかに、でも着実に、美しさとキャリアを磨き上げてきた、バイラ世代の憧れミューズ。昨夏も拠点を新たにし、さらに活躍の幅を広げた。社会も大きく変化し「風の時代」ともいわれる今、みな実さんが思う「30代の歩き方」を聞きました。 トップス¥31900・パンツ¥37400/ebure GINZA SIX店(ebure) タンクトップ¥4950/アダストリア(イーアールエム) イヤカフ(右耳)¥46200・(左耳)¥39600/ヒロタカ 表参道ヒルズ(ヒロタカ) ブレスレット¥17600/エレメントルールカスタマーサービス(パティエラ) リング¥16500/TEN.(TEN.) Q 女優として、目指していくものは? A 現在、目標ナシ。一つひとつ、目の前の仕事に丁寧に取り組みたい 雑誌のお仕事も最初はビューティ誌の4分の1ページから始まって、それが次第に増えていき、表紙を飾らせていただけるようになりました。表紙を目標にしていたわけではなく、ただ好きで興味があった美容の取材を大小関係なく一つひとつ楽しくやらせていただいていたら、そんなお話が舞い込んで。本当にありがたいことです。お芝居も、同じように、一つひとつ目の前の課題にしっかりと向かっていれば、いつか結果が伴ってくると信じています。ただ、好きで習慣になっている美容とお芝居は別モノで、まったくの新しい分野への挑戦は不安です。不安しかありません。それでもいい年をして「できません」なんて泣き言は通用しないから、もうやるしかないんですよね(笑)。 Q バイラ世代が、新たな世界へ常に踏み出すみな実さんのようになるには? A 可能性に自ら制限をかけない 飽き性なのか好奇心旺盛なのか、確かに常に新しい自分を求めている気がします。でも、それがいいことだとも言い切れません。ひとつの分野を突き詰めること、何かを続けることだって立派な才能だと感じます。だから、必ずしも新しい世界へ踏み出すことはないのだけど、同じところにとどまって、進歩がないのは楽しくない。常々、「自分に飽きたら終わり」だと思って生きているから飽きないように必死で新たな課題を探し回っているような気さえするのです。たとえそれが自らの首を絞めることになるとわかっていても。多分、死ぬまで一生そうなんだと思います。得意な分野の中で生きていられたとしても、そこから著しく成長する見込みがなければ飛び出したくなってしまう。そういう、ちょっと変わった性質であるというだけのこと。 田中みな実 たなか みなみ●’86年11月23日生まれ。元TBSアナウンサー。フリーアナウンサー、女優など多方面で活躍。美容マニアとしても男女問わず熱い支持を集める。ドラマ「生きるとか死ぬとか父親とか」(テレビ東京)に出演。 ドラマ「生きるとか死ぬとか父親とか」 原作/ジェーン・スー『生きるとか死ぬとか父親とか』(新潮文庫)出演/吉田羊、國村隼、田中みな実、富田靖子、松岡茉優テレビ東京 ドラマ24 金曜24時12分〜24時52分 ラジオパーソナリティのジェーン・スーが自身の家族との出来事と思い出を描いたリアルストーリー。親子の愛憎と家族の裏表を描く。みな実さんはトキコ(吉田羊)のラジオ番組をともに進行するラジオ局所属のアナウンサー・東七海役。 撮影/吉田 崇 ヘア&メイク/AYA〈ラ・ドンナ〉 スタイリスト/斉藤くみ 取材・原文/通山奈津子 構成/斉藤壮一郎〈BAILA〉※BAILA2021年5月号掲載 【BAILA 5月号はこちらから!】
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  • 5月に渋谷のBunkamuraシアターコクーンで上演されるコクーン歌舞伎第十七弾『夏祭浪花鑑』に、兄の勘九郎さんとともに出演する中村七之助さん。合同取材会で、舞台への思いを語りました。■『夏祭浪花鑑』は父との思い出がつまった作品   古典歌舞伎とは違うアプローチと斬新な演出で、毎回大人気のコクーン歌舞伎。1994年に、七之助さんの父・十八世中村勘三郎丈と、演出家の串田和美氏とがタッグを組んで誕生したもので、今年5月に上演されるのは、その第十七弾『夏祭浪花鑑』。大坂の下町を舞台に、義理と人情に生きる男たちとその妻の生き様を描いた人気演目です。コクーン歌舞伎では何度も上演されてきたほか、平成中村座としてはニューヨーク公演、ヨーロッパ公演でも成功を収めてきた本作に、中村勘九郎さん、中村七之助さん、尾上松也さんほか、新しいキャストで挑みます。    「『夏祭浪花鑑』という作品は、主人公の団七九郎兵衛が祭りの最中に義理の父親を斬るなどショッキングな場面もありますし、悲劇的なお芝居なんですけれど、その反面、とても華やかで熱気がある舞台です。これまで出演したときのことを思い出すと、みんなが笑顔で、毎日がそれこそお祭りだったという思い出があります」。  何より「父との思い出がいっぱいつまった作品」と言います。  「2004年には、平成中村座のニューヨーク公演でも『夏祭浪花鑑』をやりました。平成中村座がリンカーンセンターの広場に立ったときの父の横顔は忘れられないですね。そして『ニューヨークタイムズ』に絶賛の劇評が載りまして、みんなで喜んでみんなで泣いて。帰ってきてから大阪の松竹座で凱旋公演をしましたが、毎日がお祭りみたいでした。あとにも先にもあんなフェスティバルみたいな気持ちで、1か月演った公演はないですね。終演後にはみんなが街に繰り出していて、どこかの店に行けば、かならず誰かいるという感じで(笑)。本当にすごかったです」。  2010年11月、大阪平成中村座で、最後に勘三郎さんが団七を演ったときも、思い出深いそう。  「その前月の10月は大阪平成中村座で『封印切』に出ていて、父は忠兵衛を、僕は遊女・梅川をやらせていただいていました。あんなにがっつりの恋人役というのは初めてで、毎日、二人でタクシーに乗って劇場に向かっていました。そして翌月が『法界坊』と『夏祭浪花鑑』。じつは『法界坊』は、うちの祖父が床にゴザを敷いて寝てたくらい疲れるそうです。疲れないように見える演目なんですけれど、本当に疲れるんですって。そんな『法界坊』と『夏祭浪花鑑』の両方を同じ日にやるというは、相当な体力が必要だったと思います。ただ、舞台に立っているときの父は、疲れている様子も見せず、客席も大盛り上がりでそれもすごいなと思いました」。 ■お梶は、ちゃんと生きているように演じたい   そんな思い入れのある『夏祭浪花鑑』。今回は、これまで勘三郎さんが演じてきた主人公の団七九郎兵衛を兄の勘九郎さんが、七之助さんはその妻・お梶を勤めます。  「今回、僕は初めてお梶を演じますが、正直、『僕がお梶か!』って感じです。父が団七を演じていたときは、いつも(中村)扇雀さんがお梶だったので、扇雀さんのイメージしかないんですよ。扇雀さんのお梶は、まさに『そこにいる』という感じで、芝居なのか現実なのかわからないんですよね。お梶というお役は、その存在感がバチッと出ていると、団七との関係性もよくわかるし、悲劇性も増して、いい芝居につながるお役。だから、僕も扇雀さんのように、ちゃんと生きているように見えるといいなと思います」。  上演されるシアターコクーンは、打ちっぱなしのコンクリートやグリーンの客席など、歌舞伎の小屋とは、まったく違う異空間。そこで1から原作を読み解き、新しいアプローチで古典歌舞伎に挑むのは、楽しみでもあり、難しさもあり。  「2014年の『三人吉三』のときは、本当に苦しかった。黙阿弥の作品で、下座音楽をとって、七五調のセリフのまんま、節をなくすという演出で、ゲネプロの前まで何もできてなかったんです。とくにそのとき初参加だったマッティ(尾上松也)は、初日の挨拶のときに涙ぐんでいて、本当に辛かったんだろうなって思いました。僕たちは、まだ何度かコクーンに出ていて雰囲気もわかっていましたが、マッティはゼロからだったので。でも、あの涙を見たとき、僕たちの代には、この涙があって、『やっとスタートに立てたな』と思いました。  今回もこれまでの演出のインパクトが強いので、どう変えるのか不安はあります。とくにコロナ禍ということもあり奇抜な演出は難しい。だから今回、肝となるのは、根っこのところから台本を掘り下げて、感情がどのように移り変わっていくのか、もう一度考えていくことじゃないかと思います。特別な演出より、ハートのほうで勝負したいと。笹野高史さんなど、昔からずっと出演している人もいますので、演出の串田さんを中心に、みんなで、もう1回、頭を柔らかくして、ひとつひとつ話し合いながら新しいものを作っていきたいです」。    令和に生まれ変わる『夏祭浪花鑑』。きっとまた新鮮な刺激を私たちに届けてくれるに違いありません。<演目紹介>  串田和美 演出・美術渋谷・コクーン歌舞伎 第十七弾『夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)』 ■日程:2021年5月6日(木)~30日(日) 昼の部 午後1時~/午後2時~ 夜の部 午後5時~/午後6時~ 【休演】13日(木)、24日(月) ■劇場:Bumkamuraシアターコクーン   団七九郎兵衛 中村 勘九郎団七女房お梶 中村 七之助一寸徳兵衛/徳兵衛女房お辰 尾上 松也玉島磯之丞 中村 虎之介団七伜市松 中村 長三郎傾城琴浦/役人左膳 中村 鶴松三婦女房おつぎ 中村 歌女之丞三河屋義平次 笹野 高史釣船三婦 片岡 亀蔵  ▶詳細・チケット販売 写真/富田 恵 ヘア&メイク/宮藤 誠(Feliz Hair) スタイリスト/寺田 邦子 取材・文/佐藤 裕美 衣裳協力/NEWYORKER・BERKLEY/ともに株式会社ダイドーフォワード
  • 軽やかに、でも着実に、美しさとキャリアを磨き上げてきた、バイラ世代の憧れミューズ。昨夏も拠点を新たにし、さらに活躍の幅を広げた。女優業への思い、そして社会の変化や、自身の環境の変化について聞いた。 トップス¥31900・パンツ¥37400/ebure GINZA SIX店(ebure) タンクトップ¥4950/アダストリア(イーアールエム) イヤカフ(右耳)¥46200・(左耳)¥39600/ヒロタカ 表参道ヒルズ(ヒロタカ) ブレスレット¥17600/エレメントルールカスタマーサービス(パティエラ) リング¥16500/TEN.(TEN.) Q 話題作にも多数出演、さらに今季もドラマ「生きるとか死ぬとか父親とか」出演とますます女優としても活躍。みな実さんにとって「女優業」は今、どんな存在? A 「楽しいです!」とは、まだ言えないけど経験を積んで、いつかはそう思えるようになりたい ドラマや映画など、お芝居の機会は確かに増えました。でも、今は手放しで「楽しい!」と思えるほどの余裕はなくて、毎度あくせくしています。久しぶりの連ドラ「生きるとか死ぬとか父親とか」は撮影日数こそ多くありませんでしたがたくさんの学びがありました。曖昧な表現になってしまうけど「あ、いい感じ」と思える瞬間がたびたび訪れ、演じていてなんだかしっくりくる感覚が心地よかったです。吉田羊さんはじめ、現場の皆さんがそういう空気感をつくってくださったからなんですけどね。演技のお仕事は、役割や求められることが明確な進行役の仕事とは違って表現方法にかなり幅があり「正解」がわかりません。もしかしたら、「正解」を探そうとすること自体ナンセンスなのかもしれません。今はとにかく、ただひたすらに経験を積んで環境に慣れていきたいと思っています。 Q 前職でもある「局アナ」役。経験を生かせたのでは!? A 役立った半面、怖さも。“田中みな実”像との戦いです お悩み相談のお便りを読んだり、ラジオに携わるアナウンサーの“リアル”を表現するのに前職の経験が生きたところはあると思います。その半面、「局アナの皆さんやラジオスタッフ、リスナーの皆さんがご覧になったらどう感じるかしら」などと気負いし、考えすぎたりもして。役柄が当人が経験してきたことにあまりに近いと「“田中みな実”そのままじゃん!」などという印象を与えかねません。反対に、イメージにない役をいただくと、「無理をしてる」なんて揶揄されたり。すべては私の経験不足ゆえなんですけどね。あとはイメージとの闘いです。まっさらな10代、20代とは違うから、世間に知っていただいている分、プラスもあれば、それが邪魔することもあるのだと知りました。 Q 社会の変化や、自身の環境の変化などを経て“働き方”にはどんな変化がありましたか? A 失った分、得られるよう努力し始めているところ 「あのとき、この選択をしてよかった」と胸を張れるよう日々手を抜かずに頑張りたい。昨年から今年にかけて、世の中にあらゆる変化が訪れました。時同じくして、私も、事務所を移籍したことで働き方がじわじわと変化していくのを感じています。局アナの頃から大切にしてきた番組を卒業したり、ご褒美のように楽しい雑誌の仕事がスケジュール的にかなわないことが増えたり。何が正解かなんて誰にもわからない。どこへ向かっているのか自分でもわからない(笑)。でも、いつの日かこの選択が「よかった」と、お世話になった皆さんにも思ってもらえるような活躍をしなければと思っています。お芝居の仕事は孤独な作業が多く、早くも気がめいりそうだけど(笑)。与えられた少ない材料から、自分で考え準備をして現場に向かうのですが、想定していたものとまるで違ったということもざらで面食らいます。完璧に覚えたはずのセリフも、いざ相手と対峙したり、動きがつくと頭が真っ白になることも。それが怖くて、夜中の3時に飛び起きて「……あれ、何だったっけ?」と台本を読み返すこともしばしば。いつか慣れる日がくるのでしょうか。 田中みな実 たなか みなみ●’86年11月23日生まれ。元TBSアナウンサー。フリーアナウンサー、女優など多方面で活躍。美容マニアとしても男女問わず熱い支持を集める。ドラマ「生きるとか死ぬとか父親とか」(テレビ東京)に出演。 ドラマ「生きるとか死ぬとか父親とか」 原作/ジェーン・スー『生きるとか死ぬとか父親とか』(新潮文庫)出演/吉田羊、國村隼、田中みな実、富田靖子、松岡茉優テレビ東京 ドラマ24 金曜24時12分〜24時52分 ラジオパーソナリティのジェーン・スーが自身の家族との出来事と思い出を描いたリアルストーリー。親子の愛憎と家族の裏表を描く。みな実さんはトキコ(吉田羊)のラジオ番組をともに進行するラジオ局所属のアナウンサー・東七海役。 撮影/吉田 崇 ヘア&メイク/AYA〈ラ・ドンナ〉 スタイリスト/斉藤くみ 取材・原文/通山奈津子 構成/斉藤壮一郎〈BAILA〉※BAILA2021年5月号掲載 【BAILA 5月号はこちらから!】
  • 美男子揃いのBLドラマで人気に火がつき、今世界中で大ブームを巻き起こしている「タイドラマ」。一度ハマると抜け出せない魅惑の世界を"推し男子"とともにピックアップ! 第8回は『Manner of Death/マナー・オブ・デス 』をご紹介。 【第8回】法医学者×容疑者の許されざる関係…!最後まで展開がまったく読めないLOVEサスペンス『Manner of Death/マナー・オブ・デス 』 最終回まで展開がまったく読めない上質な法医学サスペンス『Manner of Death/マナー・オブ・デス』。法医学者×事件の最有力容疑者という、決して惹かれてはいけない運命の二人が主人公の本作は、まさに“瞬き一つ許さない”、圧倒的な名作に仕上がっています。 © WeTV 物語は、法医学者であるバン(トゥン)が、仲の良い友人である教師・ジェーンの不可解な死の現場に検視で立ち会ったことから始まります。 バン役・トゥン(右)© WeTV その第一発見者でありジェーンの恋人と思われていたテーン(マックス)と出会い、この事件の真実を突き止めようと動きだすバン。しかし、なぜか警察はジェーンの事件を自殺と早く片付けたがり、またバン自身も何者かに命を狙われ始め…。   バンとテーンが真実を一つひとつ手繰り寄せていくたびに距離を縮め、いつしか心と体を交わしていくようになる過程はとても本能的で、情熱的。でもときに切なく、絶望的で…。本当に愛していいのか、信じていいのか、そんな疑いがありながらもどうしようもなく求めてしまう姿には、人間のどうしようもない愛の引力を感じてしまうはず…。 (左)バン役・トゥン(右)テーン役・マックス © WeTV 物語が進むにつれ、謎が謎を呼び、いったい誰を信じていいのかわからない展開に!そのなかでバンが確実に信じられるのは、“相手を想っている”という心だけ…。   その後バンとテーンは警察から犯人の疑いをかけられ、逃亡劇が始まります。陰謀から逃れるための激しい銃撃戦やカーチェイスなどハラハラの連続。どんな状況下でも相手を想い、愛を信じる二人に、本当に大切なものは何かを教えてもらえるはずです。 © WeTV 本作の魅力のひとつである、驚くほどセクシーな二人のラブシーンは、主人公を演じる“タイBLのレジェンド”と呼ばれるマックスとトゥンによる名人芸。カップルを演じるのが本作で4度目という彼らだからこそできる、息のあった、そして力強く、言葉を失ってしまうほどのシーンは必見です! © WeTV 想像しがたい驚くべきラストシーンと、その結末を迎える二人の姿に、今までにない感覚を得られるはずです。キュンキュンなラブストーリーだけじゃ満足できないという人にこそ見てもらいたい、極上のクライムサスペンスを堪能してみてください! 推しタイ!Pick Up タイ美男子名鑑 トゥン(Tul/Pakorn Thanasrivanitchai) © WeTV 嘘と妥協を許さない、正義感の強いバンを演じたのは"Tul"(愛称:トゥン/本名パーコーン・タナシーワニットチャイ)。1992年10月8日生まれ。目を奪う圧倒的な肉体美と、強さのなかに愛らしさが入り交じるビジュアルが魅力。テーンを演じたマックスとは、『Bad Romance』『Together with Me』『Together with Me:The Next Chapter』、そして本作で4度目のカップル役を演じています。すでにお互いの細部までわかり合っているからこその芝居は圧巻。『Together with Me』では二人の初々しい姿を見られるのでぜひそちらも見てみてくださいね。 【作品情報】 『Manner of Death/マナー・オブ・デス』 Rakuten TVとビデオマーケットにて配信中   監督:チューキアット・サックウィーラクン『ミウの歌~Love of Siam~』原作:Sammon『Manner of Death』出演: バン役:パーコーン・タナシーワニットチャイ(トゥン/Tul) テーン役:ナッタポン・ディロックナワリット(マックス/Max) エム役:サポン・アッサワマンコーン(グレイト/Great) ルンティワー役:ナットワラー・ウォンワーサナー(ミント/Mint) ジェーンジラー役:チョンニカーン・ネーチュイ(メーコ/Meiko) プード役:パタラ・エークセンクン(フェーイ/Foei) オート役:ナッタポン・ピブーンタナキアット(エムディー/MD) タット役:プーディス・ウィセーチット(プー/Bhu) ソラウィット役:デートピシット・チャールコーンアピワット(パッター/Putter) ポー役:スラパン・チャーオパークナム(エー/A) © WeTV   エンタメ系フリーライター 吉田可奈 音楽や映画を中心に執筆中。推しは日に日に増える推し増し型。 Twitter:@knysd1980 構成・文/吉田可奈 企画/斉藤壮一郎〈BAILA〉 「美しきタイドラマの世界」他の記事を読む