今話題の「ガスケアプローチ」でケア!「骨盤底筋群エクササイズ」
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ガスケアプローチとは?

フランス人女医、ガスケ氏によって確立された、姿勢と呼吸から骨盤底筋群に働きかけるアプローチのこと。

「骨盤底筋群のみを単純に締めるだけではなく、よい姿勢と正しい腹式呼吸で骨盤底筋群にかかる圧力を最小限にして骨盤底筋群をケアするというものです。尿もれ防止や腰痛、便秘の解消、スタイルアップまで、幅広く効果が期待できるので、すべての女性に行ってほしいですね。一日に何回といったルールはありません。できるとき、やりたいときに行い、一生機能する骨盤底筋群を維持していきましょう」(瀬戸さん)。より詳しい情報は、日本ガスケアプローチ協会のHPをチェック。

教えてくれたのは…

理学療法士 瀬戸景子さん

一般病院に勤務しながら、フランスガスケアプローチ協会公認指導者としても活動。骨盤底筋群エクササイズの普及に努めている。

エクササイズを始める前に、

まずマスターしたい3つのこと

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【1正しい姿勢を覚えよう】
「姿勢が悪いと腹圧がかかり、骨盤底筋群を下に押し下げる力が働いてしまいます。肩と骨盤を最大限に引き離す感覚で"背すじをまっすぐ伸ばす" よい姿勢を意識して」と瀬戸さん。ねこ背は、悪い姿勢の代表。姿勢を正すことで、腹式呼吸も自然にできるようになるそう。上の写真のように膝を股関節より高い位置にすると背すじが伸びる。椅子が高すぎるときは台などを使って。
【2腹式呼吸ができるようになろう】
「腹式呼吸では横隔膜と骨盤底筋群が連動して動くので、息を吐き出すと横隔膜が上がり、骨盤底筋群も上方に引き上げられます。姿勢を正して、下腹部から上に空気を絞り出すように吐く練習を」(瀬戸さん)。体の力を抜けば、鼻から自然に空気が流れ込んでくるので、吸うことは意識しないでOK。ふだんから腹式呼吸を意識して。

【3骨盤底筋群を締めよう】
尿を我慢する要領で腟や肛門をぎゅっと締め、尾骨(おしりのしっぽ)を体の中に巻き込むような感覚で、骨盤底筋群をおなかに引き込んでみて。このとき、下腹の筋肉が軽く持ち上がるような感覚があればOK。できるようになったら、呼吸法とあわせて練習を。姿勢は背すじを伸ばし、腰を反らないように注意。
【ちなみに、腹式呼吸を座ってするときは…】
腕を上に伸ばした姿勢で行うと、より腹式呼吸がしやすくなる。腕を伸ばしながら骨盤底筋群を引き締め、下腹部から上に空気を逃がすように息を吐いてみて。背中のストレッチにもなり、気持ちイイ!

プラスアルファの効果も!

さあ、エクササイズを始めましょう

Exercise_01下腹ぽっこりが気になる人に

おなか全体を引き締める!

足と腕の抵抗運動

足と腕で押し合う抵抗運動。骨盤底筋群はもちろん、深層の腹筋群にも作用する!

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1.あおむけに寝て両膝を立てたら、右のかかとを左膝の上に置き、左手を右膝に当てて押しつけ合う。骨盤底筋群を締め、息をハーッと吐きながら行うこと。吐き終わったらいったん力をゆるめて。
2.手と足をかえて、もう片方も同様に行って。骨盤底筋群を締め、息を吐いている間に手と足を押し合うのがポイント。後頭部や床についた手は、床を押しているようなイメージで。

Exercise_02下垂感が気になる人に

内臓を正しい位置に!

ハーフブリッジ運動

尿道や子宮の下垂感を改善。同時に、背筋やおしりの筋肉にも効くエクササイズ。

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1.あおむけになり、背骨を床にぴったりとつけて膝を立てる。両膝は骨盤の幅に開き、手のひらは床につける。背中を反らさないように注意。
2.尿を我慢する要領で骨盤底筋群を締め、ハーッと息を吐きながら腰を持ち上げる。膝を前に押し出すような感じで行うと、さらに背骨が引き伸ばされる。息を吐いたまま3へ。
3.手を上にバンザイ。引き続き息を吐きながら、上の背骨から1段ずつ、床に下ろしていく。最後におしりがついたら、手を下ろして1の姿勢に戻る。2〜3のポーズで息を吐ききる。

【COLUMN】

エクササイズで意識したい、"腹圧"とは?

上の図の4つのの筋肉が内臓を包み込み、天然のコルセットとしての役割を果たしているが、この空間にかかる圧力が腹圧。息を止めていきむと、風船が膨らむイメージで骨盤底筋群を押し下げる力が働いてしまう。息を吐くことで骨盤底筋群は上方に引き上がり、また腹横筋も引き締まるため、エクササイズでは息を吐くことに意識を向けよう。

【腹筋を鍛えている人は要注意!】
ボディメイクがブームの最近は、「腹筋を割りたい!」と筋トレに励む女性が急増中。でも、写真のようにおなかを縮めて行う腹筋運動は、腹圧を高め、骨盤底筋群に大きな負担が。骨盤底筋群を守るためにも、腹筋や下腹部に力を入れる運動は極力避けて。

Exercise_03便秘が気になる人に

インナーマッスルを働かせる!

背中を丸めた猫のポーズ

インナーマッスルを鍛えながら便秘・尿もれを防ぐポーズ。ボディラインもスッキリ。

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1.まず正座をしてから、おしりをかかとにつけたまま、上体を前に倒し、両手を前に伸ばして床につける。手をできるだけ遠くにつき、背すじをまっすぐに。腕は肩幅ぐらいに開いて。
2.上体を持ち上げ、四つんばいに。このとき足の指は立てて。おしりを少し後ろに引いて、股関節の角度が直角から鋭角になるように調節しよう。
3.骨盤底筋群をキュッと引き締めて、下腹から息を絞るように吐き出しながら、猫がしっぽを丸め込むようなイメージで軽くおしりを巻き込む。
4.3に続いて息を吐いたまま、指を立てて、体全体で弧を描くように背中を丸めよう。息を吐き終えたら、おなかの力を抜いて空気を取り込む。2〜4の動作を繰り返す。

Exercise_04悪い姿勢が気になる人に

きれいな背中を手に入れる!

爪を立てる猫のポーズ

背すじ全体がすっきりと伸び、腰も楽になるポーズ。ふだんのねこ背姿勢が気になる人に。

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1.正座の姿勢からおしりをかかとにつけたまま、上体を前に倒す。手をできるだけ遠くにつき、背すじをまっすぐに。腕は肩幅ぐらいに開いておく。
2.おしりを上げて、ゆっくりと四つんばいの姿勢になる。足の指は立てておいて。肩が上がりやすくなるので、肩を耳から遠ざけるようにし、おなかを引き締める。
3.手首のあった位置に肘を置いて、手を前につく。猫が爪を立てるようなポーズで手の指を立てて固定する。
4.3の姿勢ができたら、骨盤底筋群を締め、息をハーッと吐きながらおしりをぐっと後ろに引いて、腕をしっかり伸ばそう。背中もまっすぐに伸ばして。この姿勢のまま、深い腹式呼吸を繰り返す。
撮影/齋藤晴香 ヘア&メイク/木村三喜 スタイリスト/程野祐子 モデル/近藤和子(エクラ 華組) 取材・文/及川夕子 イラスト/正田えり子(asterisk-agency)
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