【初トレッキング準備編】ウエアや携行品と、出かける前に知っておきたいこと
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これさえあれば! 基本のウエア3点

1.レインウエア

「初心者にはジャケットとパンツがセットになったレインウエアが使いやすい。いざというときのために、視認性の高い鮮やかなカラーを選んで」。どんなフィールドでも活躍する、ゴアテックス® 3層構造の防水透湿レインウエア。ジャケットは防水性を高めたダブルフラップ、フードは襟もとに収納できる。体の自然な動きに追従する、立体パターン仕上げ。スタッフサックつき。「レインテックス プラズマ」(上下セット)¥46,000/ザ・ノース・フェイス 3(ザ・ノース・フェイス)

2.トレッキングシューズ

「初めてのトレッキングシューズは、履き心地が柔らかく、軽量で歩きやすいミッドカットのデザインがおすすめ」。安定性に優れた高めのカフと、防水透湿性を備えたゴアテックス®のライニングを取り入れた、防水仕様のトレッキングシューズ。衝撃吸収性とグリップ力を高めたソールをあしらい、重装備のトレッキングからカジュアルなハイキングまで、多彩なシーンで活躍する。「トラバース X4ミッド GTX®ウーマン」¥26,000/スポルティバジャパン(ラ・スポルティバ)

3.バックパック

「日帰りのゆるトレッキングなら20〜25ℓ程度の軽量モデルが最適です。ザック選びの際は必ずヒップベルトを締めて、背負い心地を確かめて」。重量わずか600gながらチェストストラップやトレッキングポールホルダーをあしらい、ライトトレッキングに対応する基本的な性能を備えたザック。シティユースも想定したシンプルなデザインなら、トレッキング以外にも幅広く使えそう。25ℓのザック「utility20」(H51×W28×D23㎝)¥9,800/カリマージャパン(カリマー)

山デビューに必須の携行品

1.常備薬

「絆創膏、軟膏、鎮痛薬、胃腸薬もぜひ携行して」。ファーストエイドキット(S)¥1,700/ICI石井スポーツ登山本店(ユニバーサルトレーディング)

2.水&手ぬぐい

「汗を拭えて救急にも使える、薄手で速乾性の高いタオルは必需品。水は最低でも500㎖必要です」。手ぬぐい¥2,500/かまわぬ代官山店(かまわぬ)

3.地図&携行食

「行動中のエネルギー源となる行動食は、ドライフルーツやナッツなど高カロリーのものを好
みで。地図と合わせ、サコッシュなど出しやすい場所にまとめて収納して」。(左から)フルーツ&ナッツバー¥280・ドライフルーツ¥480/ビープル バイ コスメキッチン エナジージェル¥240・¥250/オッシュマンズ新宿店サコッシュ(H17×W23×D1㎝)¥3,500/サムソナイト・ジャパン(グレゴリー)

4.日よけグッズ

(左から)ノンケミカルの日焼け止め¥3,300・SPF50のUVスティック¥2,700/オッシュマンズ新宿店 サングラス¥20,000/ミラリジャパン(レイバン)

5.トイレットペーパー

「山小屋には備えつけがない場合もあるので携行しましょう」。携帯用トイレットペーパーケース¥1,400/モンベル・カスタマー・サービス(モンベル)

6.防寒義

「山の上は冷え込むことも。動きやすく汗抜けもいい、薄手のフリースを」。フリース¥22,000/パタゴニア日本支社 カスタマーサービス(パタゴニア)

7.帽子

「強い日射しを浴びると疲れやすくなるので、帽子などの日よけグッズは必ず」。ネックシェードつきハット¥6,500/ICI石井スポーツ登山本店(マムート)

初めてのトレッキングQ&A

Q.初めての山歩き。まず注意したいことは?

A.

ひとりではなく、必ず経験者と一緒に出かけましょう。山歩きに慣れている友人と出かけるのがベストですが、もし一緒に行く人が見つからないなら、登山ガイドと歩く、登山ツアーに参加するといった方法も。体調のことやトイレ問題を相談しやすい女性のガイドも活躍しているので、ガイド団体やツアー会社に問い合わせてみましょう。

Q.事前にはどんな準備が必要?

A.

大切なのはプランニングです。登りたい山を見つけたら、ガイドブックや山のウェブサイトなどで情報を集めましょう。また、ルートが決まったら、トイレや山小屋、水場の位置、トレイルの整備状況、登山口〜頂上〜下山口のコースタイムを確認して。プランニング時は初めに下山時間を決め、そこから逆算して山に入る時間を決定しましょう。遅くとも15時には下山する計画を立て、歩くペースに自信がない場合は平均的なコースタイムより1時間余裕をもたせて。

Q.山にはどんな格好で、何を持っていけばいいですか?

A.

必ずそろえたいのがレインウエア上下と軽量のデイパック、軽くて歩きやすいミッドカットのトレッキングシューズ。身につけるものは吸水速乾性に優れた機能性素材のスポーツブラとショーツ(コットンはぬれたときに乾きにくく、汗冷えするのでNG)、メリノウールや機能素材で仕立てた七分袖〜長袖のトップス、ストレッチが効いて足さばきのいいパンツといったウエアリングをベースに、天候や気温でアレンジを。携行品は左ページを参照して。

Q.行動中に気をつけることは?

A.

水分とエネルギーの補給に気をくばることが大切です。摂取するタイミングは「のどが乾く前、空腹を感じる前」がベスト。口が湿っている状態をキープできるよう、のどを潤す感覚でこまめに水分を補給して。行動食は、速やかにエネルギーに変わるエナジーバーやジェルなどを携行し、すぐに取り出せるよう、ポケットやサコッシュなどに小分けにして収納するのがおすすめ。また、行動中は常に下山時間を気にかけるようにしましょう。

Q.前日に天気予報をチェックしたら、あいにくの天気。こんなときは?

A.

街の天気とは異なるので、山用の天気予報をプランニング時からこまめにチェックしましょう。明らかな悪天の際は思いきって延期・中止に。ぬれた山道は滑りやすいうえに眺望も望めず、楽しめない可能性大。微妙な天気の場合は、現地で臨機応変に対応を。例えば急な予定変更に対応できるよう、近場でできる別の計画を考えておくのも手。温泉やワイナリー、郷土の名物など、プラスアルファの魅力があるエリアは悪天時の代替案が立てやすいですよ。

Q.体力がなく、長時間歩けるかどうか不安です。

A.

ふだんから階段を使う、ひと駅分を歩くなど、日常生活で多めに歩くことを心がけてみては。山道では大股で歩かず、疲れにくい「ちょこちょこ歩き」を実践し、おしゃべりをしながらでも息の切れないペースを守って。特に歩き始めの30分は息が切れやすいので、そのつど深呼吸して息を整えましょう。また、荷物の重さが肩にかかると疲れを感じやすくなるので、ザックのウエストベルトをきちんと締め、荷物を腰で支える感覚を意識して。ザックには余分なものを入れず、軽量を心がけるのも大切。休憩のたびにザックを下ろして肩を解放させると肩こりの予防にも。また、上りの休憩時は体の向きを谷側に、下りは山側にすると筋肉を休めることができます。このとき、足首を持って前ももをのばしたり、肩甲骨をぐるぐると回したり、簡単なストレッチも意識して行うとさらに効果的です。

Q.肩、膝、腰に不安があります。

A.

ウォーキングポールを活用するのがおすすめ。最近は軽量でコンパクトに折りたためるモデルも多数登場していて、心強い味方に。怪我をしやすい下りや疲れたときに威力を発揮するので、不安がある場合は携行しましょう。そのほか、背の高い女性は下りの際に膝をゆるめて目線を下げるのも有効です。こうした心がけだけでも怪我のリスクをぐっと減らすことができます。

Q.そのほか、山歩きならではの注意事項は?

A.

友人と出かける場合は、お互いの緊急連絡先とその日の予定を家族に伝えておきましょう。また、携帯電話の電源が落ちた場合を想定して、お互いの緊急連絡先を記したメモも持参しておくと安心です。
撮影/飯坂 大(P.156〜157) 伊藤大作(The VOICE / P.162〜163) スタイリスト/古田千晶 取材・文/倉石綾子
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