センスが光る「とっておきの器」教えます!プロの愛用品からおすすめショップまで網羅

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①器を愛する目利きの「お気に入りの器」

毎日手に触れ、目に触れる器。心ときめくものや、使いやすいものが見つかれば、毎日がより豊かに幸せになるはず。心から器を愛する5人の目利きに、お気に入りの器をうかがった。
料理家 冷水希三子さん

料理家 冷水希三子さん

奈良県出身。レストラン等で経験を積み、大阪でフードコーディネーターとしての活動を開始。素材を生かした季節感あふれる料理に加え、器などのスタイリング提案にも定評がある。連載、著書も多数。

器は、一番気軽なインテリア。ときめくものだけを、使いたい

小さな器を大事に選んで卓上の、室内の景色をつくる

料理家にとって、器は仕事道具。こだわりはあって当然だが、冷水希三子さんの“器愛”は並々ならぬものがある。撮影や料理教室にも使う自宅のダイニングキッチンに並ぶ器の量は、ちょっとしたギャラリー顔負けの量で、ディスプレイ収納のセンスのよさも知られるところ。今年2月には、都内のギャラリーで開催された5人の作家の展示でキュレーターも務めた。

「家具も好きですが、価格やスペースを考えると“集める”のはなかなかむずかしい。その点、器は気軽に求められる。見せる収納を工夫すれば、室内の雰囲気も変わる。一番気軽なインテリアなんです」

陶器に磁器、木地もの、作家は重鎮から新進気鋭まで、東西のアンティークに民芸品と、セレクトの幅も広い。基準は「ものとして力があるもの」だという。

「新しい作家さんとの出会いは直感が第一。その中で定番になるのは、やはり“使いやすい”ものです」

個人的にこれから注目していきたい作家として、陶芸家・タナカシゲオさんの名があがった。

「李朝の焼きものからの影響と、薪窯焼成の素朴さのバランスがとても素敵で。いろんな作品を見てみたいと、機をうかがっています」

第一印象で心をつかまれ、リピートしている器のつくり手のひとりが、木工作家・藤本健さん。

「木地の表情が生きた器は、どんな料理も美しく映えて、手ざわりなど質感も心地よいんです」


一方で日常的には、数をそろえられるアイテムも重要。コロナ禍で機会は減ったものの料理教室に公私の食事会と、大人数での食事の機会も多いからだ。

「わが家で最も活躍してくれているのは、中本純也さんの器。デザインもよく価格も良心的で、うちでファンになるかたも多いです」

加えて自身の経験から「作家にこだわらずそろえておくとよい」と推すのが、六寸皿。前菜にも取り皿にもよく、異なるデザインも卓上のアクセントになるのだとか。

「気になる作家に出会ったら、小さなものをまず2点。気に入ったら、数を増やしたり、違う形の器を求めたり。気軽な入口を見つけて、器を楽しんでほしいですね」
 

冷水希三子さんの「ときめく器」

1.割れやゆがみも「顔」になる木工作家・藤本健さんの作品

沖縄県南城市に工房を構える藤本健さんの作品は、5年ほど前から愛用。「工房と敷地内にあるレストラン『胃袋』におじゃましたのがきっかけで」と、冷水さん。沖縄で育った木の、豊かな表情を生かした作品が魅力なのだという。ボウル(φ25㎝×H12㎝)。

2.メキシコ、オアハカ州からFranciscoの素焼きの器

メキシコ、オアハカ州の作家・Franciscoのプレート(右、φ15㎝)と鉢(左、φ11㎝×H7㎝)。「素焼きの陶器のような、プリミティブな風合いが好きです。シンプルだから盛りつける料理を選ばず、日本の土ものとも違和感なくなじむ」のだとか。

3.洗練と素朴さをあわせもつタナカシゲオさんの世界

古陶磁を手本に奈良で作陶するタナカシゲオさんは、冷水さんが「今、最も気になるひとり」と話す陶芸作家。洗練されたデザインと薪窯焼成が生む、自然で、どこか素朴な風合いに惹かれるのだそう。台皿(φ16×H3.8㎝)。小皿 各(φ7.3㎝×H2㎝)。

ものとして力のある器が好き。新しい作家さんは直感で。

使える六寸皿は何枚でも。「重ねて見せる」収納も

六寸皿(φ18.5㎝)コレクション。小野哲平さん、山田洋次さん、荒川真吾さんなど作家はさまざまだが、不思議と親和性がある。

友人に依頼し作ってもらった棚が20年以上活躍する。棚板のみのシンプルな造りで、手前・奥の別なく取り出しやすいそう。

冷水希三子さんの「使える器」

1.余白が料理を引き立たせる寒川義雄さんの白磁

広島を拠点に作陶する寒川義雄さんの磁器も、冷水さんのヘビーローテーションアイテムのひとつ(φ18 ×H5㎝)。「無釉薬なので盛りつけの前に水にさらすと匂いがしみ込みにくいです」とのアドバイスも。上品な盛りつけで、余白の美しさを楽しみたい。

2.シンプル、丈夫、美しい。中本純也さんの頼れる器

出会いは大阪の器屋さんに勤めていた20年前というから、かなり長いお付き合い。冷水さんの定番中の定番で、器のほかピッチャーやボウルなどもそろう。「教室でも大活躍。長く使っていても飽きがこず、日常の料理に寄り添ってくれます」。中鉢(φ16×H7㎝)

3.アンティークのような風合い。オルミナキルンのプレート

奈良で作陶をする櫻井美奈子さんの『オルミナキルン』。フランスのアンティークのような風合いが特徴で「余白の見せ方で表情が変わり、“適当な盛りつけ”でも絵になる。女性に人気です」とのこと。
この日は鯖とフェンネル、いちじくのサラダに。プレート(φ28㎝)。

4.ひとつあると景色が締まる清水善行さんの大鉢

京都・南山城村を拠点とする清水善行さん。「この器の石のような質感が好きです」と冷水さん。「大きな器は敬遠されがちだけれど、ひとつあると卓上が“締まる”」とも。
サラダやお刺身によし、写真のサーモンのフリカッセのような温かい料理にも。大鉢(φ23㎝)。
ヘア&メイクアップアーティスト 野田智子さん

ヘア&メイクアップアーティスト 野田智子さん

ヘア&メイクアップアーティストとして雑誌や広告、テレビなどで活躍。確かな技術と明るく気さくな性格でモデルやタレントからの信頼も厚く、指名が多い。休日はギャラリーで器を見たり野菜づくりに励む。
「器選びの一番の基準は『かわいい』と思う気持ちや『ときめく』気持ち。あとは作家さんのお話をうかがい、ものづくりに対する思いや姿勢や、背景にあるストーリーを知ってから手に入れることも大切にしています」

日々忙しく働く野田さんの癒しは器。かれこれ10年以上、足繁くギャラリーやショップに通い、作家ものの器や骨董と興味の対象を広げてきた。そんな野田さんも最初のころは、あえて作家が在廊していない日をねらって個展を訪れていたという。
「買わなきゃいけないような気がして(笑)。あと背景がわからないほうがシンプルにものとして見られるのかな?とも思い。でもあるとき、作家さんとお話しして、見ただけでは想像もつかない制作過程のことや、どんなコンセプトや思いでつくっているのかなどをうかがう機会があって。その器に対する興味、思いがいっそう強くなり、より愛着がわくようになったんです。以来、できるかぎり、個展の初日や作家在廊日に行くようにしています。直接お話を聞きたいし、初日に行くとたとえ購入しなくてもたくさんの作品を見られますから。手に入れた器を見るたびに、うかがった話や作家さんを思い出し、エネルギーをもらえます」
作家の器だけでなく、古い器にも目が向くようになってからは、アンティークショップめぐりも楽しみに。
「ショップの人から聞く、まるで歴史の授業のような、その器が生まれた時代背景や器にまつわる話がおもしろくて。質問しながら気づくと数時間近く話し込んでしまうことも」

歴史の授業は好きではなかったのに、器を介すると楽しいと笑う。
「器って大切ですよね。たとえシンプルな料理でも食が豊かになるし、気分が上がります。一日の始まりに、今日はどの器にどんな料理を盛ろうか?と考えるのが楽しみです」

野田智子さんの「ときめく器」

1.職人技を感じる緻密さに惹かれて

京都・清水焼の伝統工芸士、北村賀善(がぜん)の染付の皿。「この驚くほど緻密な蛸唐草模様に惹かれて手に入れました。北村さんの染付には、白地が多いものもありますが、私は全面にこまやかな模様が施されているのが好き。もう一枚、白地に藍で描かれた皿も持っていますが、そちらも同じくらい細かいんです」。

2.自分の目で見つけ出したお気に入り

「3年くらい前、浅草橋にあるギャラリー白日のガラスケースの中に、ポツンと置いてあったもの。ひと目惚れでした。かなり古いものだと思うのですが状態もとてもよくて」というお気に入りの天目茶碗。愛めでるだけでなく、さくらんぼなどのフルーツや、青菜のおひたしなどを盛って日々活用している。

3.イタリアらしいおおらかさにひと目惚れ

アーツアンドサイエンスで出会ったイタリア、ムラノのYALIというブランドのセット。「カラフルな縁にイタリアっぽい遊び心が感じられ、ガラスにちょっとムラがあるような、表情豊かなところも気に入っています。飲み物はもちろん、グラスにはつるんとしたゼリーなどを入れてもいいなと思っています」。

4.ずっと見続けていきたいアーティスト

「小山剛さんの作品は置くだけで絵になり、見るたびにときめきます。どれも唯一無二のストイックな作風で、まるでアートのよう。個展にはできるだけ出向き、これからも新しい作品をこの目で見続けていきたいと思う作家さんです。お盆や敷板以外にアートピースも所有しています」

野田智子さんの「使える器」

1.旅先の韓国で出会った懐深い一枚

旅行で韓国に行ったときにギャラリーで購入したもの。「あまり日本では見かけないようなテクスチャーと色合いが気に入って、形違いもいくつか持ち帰ってきました。力強さがあって、特に写真の器はとにかく何を盛っても映えます」。陶器だが表面に漆が塗ってあり、扱いやすいところも魅力だとか。

2.やっぱり使える、雰囲気のある白い皿

「アンティークの白い皿は、写真のように状態のいいものも、金継ぎが施されたようなものも集めています。新品にはない趣おもむきのある白が、料理を引き立ててくれます」。アンティークスタミゼで購入することが多く、1700〜1800年代のフランス製がほとんどだが、一部珍しいイギリスの初期のウェッジウッド社製も。

3.並べて使う、愛おしいガラス器

「小澄正雄さんのガラス皿は繊細なガラスの薄さとこの小さくてかわいらしい形がとても愛いとおしいんです。少しずつ前菜などを盛って、並べるのもいいし、ジュエリーを置いたりすることも」。伝統的な型吹きガラスの手法で手をかけてつくられる優しい肌合いのガラスの小皿たち。並べたお盆は小山剛のもの。

4.絵柄は表だけでなく裏も必ずチェック

「少しずつ集めてきた染付の小皿や豆皿は、江戸後期のものが多いでしょうか。表はもちろん、裏にまでていねいに描かれた絵柄がかわいいんです」。主に京都を訪れたときなどに骨董を扱う店で購入することが多いとか。「店主に年代の見分け方を教えていただきながら、器がつくられた時代の話などをうかがうのも楽しみ」。
モデル ゆうきさん

モデル ゆうきさん

本誌をはじめとする数々の女性誌、広告、カタログなどでモデルとして活躍。仕事を通じて知り合った野田さんの影響で器好きに。野菜づくりも始め、自作の野菜で料理を作り、好きな器に盛る楽しみも。

ゆうきさんの「ときめく器」

1.和菓子も映える仏アンティーク皿

アンティークを扱う友栄堂で見つけた、フランスの金属製のプレート。「店主のおすすめをうかがい、古い器についての話を聞きながら購入しました」。和菓子やフルーツを盛りつけることが多いそう。鈍く光るシルバーのアンティークの洋皿には、和菓子も映える。

2.強いけど優しい、大好きな作家の器

「島るり子さんは大好きな作家さん。個展でお会いしたときに『あなたみたいなお若い人が私の器を持ってくれているだけで幸せだわ』とおっしゃっていただき感激しました」。焼き締めの湯飲みは丈夫で使いやすく、お茶だけでなく杏仁豆腐を盛ることも。

ゆうきさんの「使える器」

1.作りおきのおかずも豊かに。長く、毎日使用したい

作りおきのおかずも豊かに。 長く、毎日使用したい「仁城義勝さんの入れ子組椀は、個展で見てすごく欲しくて。値が張るので悩みましたが、長く使えると思いきって数セット購入しました。年を重ねてもこれで毎日食事をしようと思って」。一汁三菜とごはんのための漆器は仁城義勝の手による貴重なもの。

2.調理してそのまま食卓へ。美しく、機能的でお気に入り

「こちらも大好きな島るり子さんの耐熱器。直火にかけられるので、調理してそのまま卓上へ。島さんにならって焼きリンゴを作ったり、野菜をさっと炒めていただくときにも重宝します。この器で参サム鶏ゲ湯タンを食べることも」
器と対峙し、じっくり時間をかけて選ぶというゆうきさん。長く見るうちに好きな作家も定まってきて、買うのはもっぱら個展が多いとか。「まず『好き』と思う器をじーっと見つめ、それから手で持ってみて、重さや触り心地を確かめます。それを何度も繰り返します。好きだなと手にとってみても、『あれ、ちょっと違う?』と思うことがあり、触ってみるのは大切だなと。そして、必ず使うものを買います。使いこなせそうで、使うシーンが想像できるものを。かわいいけど使わないなって思ったら、潔くあきらめます」

ゆうきさんの人柄がうかがえるような、慎重で堅実な選び方だ。「買った器はすぐに使ってみます。時間のあるときに、まとめておかずの作りおきをしているので、それを大きめの皿に少しずつワンプレートディッシュのように盛りつけたり。いくつか小皿を並べ、盛ってみたり。変わり映えのしないおかずも器で目先を変えて、食事を楽しんでいます」

定期的に食器棚の中の入れ替えもして、手に入れた器は、できるだけまんべんなく使うようにしているそう。
「日々の暮らしに役立つ『使える器』はひととおりそろってきたので、これからは、美しい色のものなど『ときめく器』を増やしていきたいですね」
スタイリスト 岩﨑牧子さん

スタイリスト 岩﨑牧子さん

インテリア&フードスタイリストとして幅広く活躍。親交のある作家の工房を訪れたり、イベントで器の提案も行う。
「器を選ぶときは、持っているものとの相性や使いやすさを考えます。そしてなるべく和洋に使えるものを。ときめくのは飾るだけでも素敵で、経年変化を楽しめる器。使えるのは見てすぐに盛りつけたい料理が思い浮かび、同じく経年変化も楽しめる器です。気づくと渋くてざらっとしていたり、マットな質感の器ばかり選んでいる気がします」

岩﨑牧子さんの「ときめく器」

1.質感と色がお気に入り

ニュアンスのあるグレーやブルーのグラデーションが美しい波多野裕子さんのガラス器。パート・ド・ヴェールという手間のかかる技法でつくられたマットな質感と色が好き。グラスには冷酒を、皿には水菓子やデザートを。大皿も持っていてサラダの緑がとても映えます」

2.テクスチャーが魅力の木工作家

「木の小物や家具も手がける督田昌巳さんの白錆漆の径26㎝の平皿は、新宿のギャラリーで入手。私好みのざらっとした質感で、和洋に合う皿です。ドライフラワーなどを上にポンと置いて飾るだけでも絵になる、とても雰囲気のある一枚です」

岩﨑牧子さんの「使える器」

1.日々の食事に大活躍

日々の食事に大活躍「額賀章夫さんの器は昔から愛用しています。笠間のアトリエにおうかがいしたことも。とにかく料理が映え、使いやすく合わせやすく、盛りつけがしやすい。写真のしのぎの皿以外にもどんぶりや片口なども持っていて、簡単な日々のごはんをおいしそうに見せてくれます」

2.和洋を受け止めるおおらかさ

「料理上手な作家の器は、料理が映え、とても使いやすい。野口悦士さんもそんなひとりです」。大皿には和食はもちろん、パスタを盛ってと大活躍。鹿児島に拠点を置きながらデンマークでも作陶をし、北欧っぽさを感じるモダンさと、プリミティブな強さがある器。
スタイリスト 城 素穂さん

スタイリスト 城 素穂さん

食まわりのスタイリストとして活躍。ベルギーへ遊学経験も。昨年誕生した長女、夫、愛犬との暮らしはセンスにあふれる。
「私にとって使える器とはつい手にとってしまい、いろいろな料理が盛れる汎用性があること。ときめくのは多少緊張して使うことを強いられても、それが心地よく、豊かさを感じられる器です。作家ものも量産品も人の手の跡が感じられるものが好き。主張しすぎず、さりげないけれどしっかりとした技術のもとにつくられた器に惹かれます」

城 素穂さんの「ときめく器」

1.食卓になじむオールドバカラ

きっかけは夫が購入した2客のオールドバカラのワイングラス。「バカラは重々しく華やかなイメージで私たちの食生活には合わないと避けていたのですが、薄づくりでとても品があり、スッとなじみました。以来少しずつ集めています。ほかのガラスにはない透度と硬さを感じ、口当たりだけでなく気持ちまでもキリッとします。ワイングラスではワインや炭酸水を、タンブラーでは夫はウイスキー、私は薬草酒などを飲んでいます」。

2.料理がみずみずしく、映える

個展で出会ったピーター・アイビーのφ25㎝の平皿。「薄いオリーブグリーン色で、気泡が入っていたり、揺らぎがあって柔らかさを感じるガラスです。6枚あり、来客時には冷たい前菜の盛り合わせを必ずこちらで。魚のカルパッチョなども映え、盛った料理をみずみずしく見せてくれるガラス器です」。

城 素穂さんの「使える器」

1.気負いなく使える頼もしさ

「気軽に使え、汎用性があるものをと探し、思い浮かんだのが実家で使っていたロイヤルコペンハーゲンの皿。ケーラーから復刻されたと知り28㎝の『ウワスラ』オーバル皿を6枚入手しました。カレーやパスタ、ワンプレートディッシュにと盛りやすく、楕円なのでほかの器と並べて置きやすい。量産品ですが、職人が一枚ずつ釉薬をかけていて、人の手が見える感じも気に入っています」

2.ステーキにはこの皿を

「富井貴志さんの白漆皿は来客時にメイン皿として使いたいと思いφ27㎝を6枚購入。フォルムは洋皿ですが、和洋問わず使え、グレーっぽい白漆の色はどんな料理も映えます。漆器なのにナイフやフォークも使え、わが家はステーキのときはこの皿と決めています。軽くて、洗うときなど扱いもラクです」

 
②おしゃれな人の器選びと盛り付け

あの人のとっておきの器を知りたい!と、食卓の様子を自撮りで撮影してもらうことに。センスのいい人は、器選びのセンスも盛りつけもやっぱり素敵。
料理家 ワタナベマキさん

料理家 ワタナベマキさん

グラフィックデザイナーを経て料理家に。近著に『和えもの春夏秋冬』(誠文堂新光社)など、著書多数。
岡山県で作陶されている人気作家、伊藤環さんの皿は個展で出会いました。マットな質感で絶妙な色合いのオーバル形、28㎝くらいある大皿です。ちょっとした前菜や、どさっと盛るパスタなど、とにかく日々の食卓で大活躍。これに盛るとどんな料理もおいしそうに見え、食卓がかっこよくきまる、不思議なお皿だなと思います。
料理家 小堀紀代美さん

料理家 小堀紀代美さん

料理家。近著は『LIKE LIKE KITCHEN LESSON NOTE ライクライクキッチンの旅する味』(主婦の友社)。
少し大人になったせいか(笑)、最近は白い器を好むように。こちらは韓国の作家、キムサンインさんの花弁皿です。白磁ですが少しぽってりとして厚みがあり、優しい印象で日常にも使いやすい。フルーツや唐揚げ、サラダなどをたっぷりと。副菜を余白を残して盛ってと盛りつけ方によって雰囲気が変わり、合わせやすいのも魅力です。
料理家 真藤舞衣子さん

料理家 真藤舞衣子さん

料理家。東京と山梨の2拠点暮らし。やまなし大使を務める。近著は『はじめてのサワードゥブレッド』(文化出版局)。
銀座和光の個展で購入した赤木明登さんのφ21㎝の漆器皿。落ち着いた黒い漆の色合いは料理がとても映え、スープ、パスタ、カレー、写真のビビンバと盛るものを選ばず重宝しています。軽くて扱いやすいため、ついつい手にとってしまい、気づけば毎日のように使っています。今から大切に使い、育てていきたいなと思っています。
スタイリングディレクター 大草直子さん

スタイリングディレクター 大草直子さん

本誌をはじめ雑誌や広告でのスタイリングの提案から、ウェブメディア「AMARC」開催、商品開発、執筆と大活躍。
スタイリスト 中里真理子さん

スタイリスト 中里真理子さん

フードや日用品のスタイリストとして雑誌、書籍、広告と幅広く活躍。抜けのあるセンスあふれるスタイリングが人気。
グランピエで買ったφ24㎝のアフガニスタンの器。シンプルなサラダやフルーツをざっくりと、きれいに盛りつけなくてもよく映えます。ふだんはシンプルな料理が多いので、柄のあるものや民芸の器を選ぶことが多いです。ガラスも好きで、好き!と思う直感で器を選んでいますが、不思議と違和感なくまとまり、自分の世界になっています。
スタイリスト 青木貴子さん

スタイリスト 青木貴子さん

スタイリスト、ファッションディレクターとして雑誌、広告で活躍。趣味の料理好きが高じ、レシピ本も出版。
江戸後期の伊万里焼、染付白抜き宝づくし文小皿は京都のてっさい堂で購入。古伊万里との出会いは一期一会、この器もひと目惚れでした。「富貴昌皇」の言葉も麗しく、自分の名の「貴」が入っているのもお気に入りの理由。柄、文字、色のすべてのバランスが美しく、存在感があります。お茶時間にお菓子をのせたり、取り皿としても愛用。
ヘア&メイクアップアーティスト 山本浩未さん

ヘア&メイクアップアーティスト 山本浩未さん

気持ちが元気になるポジティブな美容理論が好評。「スチームON顔」などオリジナルメソッドの開発も積極的に行う。
銀座の骨董市で出会った金海窯の祭器です。高台のあるシンプルな形と、透明感と貫入のある釉薬の柔らかな肌質が気に入りました。中国茶のときに茶菓子を盛りつけては?と購入しましたが、手羽先の海水焼きや炒飯と、何を盛っても映える懐の深い器です。欠けも味ではありますが、金継ぎをしているので挑戦してみようかなと思っています。
エディター 東原妙子さん

エディター 東原妙子さん

編集・ライターとしてファッション誌や広告に携わる。人気ブランド「uncrave」をはじめディレクターとしても大活躍。
沖縄県読谷村にあるやちむんの里に行ったとき、大嶺實清さんとお茶を飲みながらおしゃべりをさせていただきました。そのときの思い出とともに大切にしているこの大皿は、個展のためにつくられたもの。中心には花模様が描かれています。大嶺さんらしいコバルトブルーの中でも、鮮やかさだけでなく深みや土くささが感じられ、とても気に入っています。

 
③器ショップ&ギャラリー

今欲しいのは、日々の暮らしが楽しくなり、いつもの料理がおいしそうに見える器。どんな料理を盛ろうか?とワクワクするような一枚に出会えるショップ&ギャラリーを紹介。

AELU GALLERY

今までレストランの一角にあったギャラリーが、昨年同じビルの4Fに移転し、面積も拡大してますます充実。作家の器をレストランの料理とギャラリーの2方向で紹介し、取材時は小野象平の個展開催に合わせ、1Fのレストランでも小野氏の器を使用。こんなふうに作家の器に料理を盛っている姿を、レストランで体験できることもあるそう。
取材時は小野象平の個展を開催。AELUでは常時30人以上の作家を扱う。
12月は吉田直嗣の個展を開催。「ボウル」(φ12×H6㎝)¥4,400
岩田圭介「手つき豆片口」 各¥6,600
どっしりとした碗はごはんや料理が柔らかくおいしく感じられる。すべて山田隆太郎「碗」(φ13〜16×H5〜9㎝)¥5,000〜15,000
内田悠「盆」[左]神代タモ材(φ30×H1.5㎝)¥36,300、[右]神代ニレ材(φ38.5×H3㎝)¥44,000

東京都渋谷区西原3の12の14 西原ビル4F
☎03・6479・1434

11:30〜19:00
㊡水・木曜

https://www.aelu.jp/gallery/

 

銀座 日々

上質で美しく、お互いを引き立て合う、シンプルで取り合わせのしやすい器を扱う。年間30回以上の個展を開催し、扱う作家は50〜60人。店内は隅々にまで美意識を感じる落ち着いた内装で季節のしつらいに心和む。器や作家についてたずねれば、気軽にていねいに対応してくれ、長年のファンが多いのもうなずける。銀座へ食事や買い物がてらぜひ訪れては。
[奥から]竹下鹿丸「白磁焼き〆花器」¥11,000、紀平佳丈の木製蓋つき・谷口嘉「ガラス器」¥16,500、谷口嘉「ガラス器」¥11,000、泉泰代「漆片口」¥27,500
季節のしつらいも美しい店内。
光藤佐[右]「黒釉皿 大」¥5,940、「同 中」¥4,620、「同 小」¥3,300、[左]「とびかんな皿」(φ20.5×H3.5㎝)¥7,700 
村田眞人「色絵豆皿」¥1,980〜、中野知昭「ひな片口」¥22,000、安西淳「乾漆折敷」(φ33㎝)¥31,900

東京都中央区銀座3の8の15

APA銀座中央ビル3F

☎03・3564・1221

11:00〜18:00(展覧会最終日は17:00終了) ㊡木曜

https://ginza-nichinichi.co.jp/

 

うつわ楓

今年3月に移転オープンした青山の人気店。盛る料理を選ばず、手持ちの器とも合わせやすい日常で使える器がそろう。店主の島田さんはガラスと陶器など異素材の組み合わせも提案。「外食が減り、私自身も今まであまり目が向かなかった色絵や鮮やかな色の器を手にとるように。そんな器も少しずつ提案していけたら」。年20回開催する個展にも注目だ。
趣のある店内。
河内伯秋[右]「しのぎ鉢七寸」(φ22×H8㎝)¥13,530、[左]「リム皿八寸」(φ25×H5.5㎝)¥15,510、[奥]「しのぎ鉢七寸」(φ22×H7.5㎝)¥13,530 
馬目隆広[右]「スクラッチ長方皿 大」¥6,050、「同 中」¥3,300、「フリーカップ」¥2,200、「七寸リム鉢」(φ21×H6㎝)¥5,280
小宮崇のガラス「白の器シリーズ」。
[右]小林慎二「漆飯碗」¥13,200、[左]増田勉「白土灰釉飯碗」¥3,300、[奥]中尾万作「錆金彩平向 小」¥4,400、[下]樋上純「漆皮折敷」¥13,200

東京都港区南青山4の17の1 1F

☎03・3402・8110

12:00〜19:00

㊡火・(個展会期中以外の)月曜、祝日

http://utsuwa-kaede.com

 

雨晴/AMAHARE

「雨の日も晴れの日も心からくつろげるくらし」をコンセプトに白金にオープンして6年。作家ものも職人によるものも隔てなく、卓上に並べてすんなりコーディネートできる器や道具が、バランスよくセレクトされている。地域性を感じる作家の器や、つくり手の特徴が伝わるものを多く提案。話題のレストランなどでも使われる注目作家の器もそろう。
唐津の作家、矢野直人「黒釉皿」(φ16×H0.8㎝)¥4,400、(φ23×H0.8㎝)¥7,700
Shimoo Design「浮様 DAEN」 S¥23,100、M鎹¥33,000
撮影時は手前がfresco&辻野剛の個展、奥が常設。
fresco主催のガラス作家、辻野剛。ワイングラス「ベネチアンクラシック」[右]¥32,450、[左]¥30,800
数々の星つきレストランで使用される釋永岳の器「GAKU」(φ23×H5.5㎝)¥16,500

東京都港区白金台5の5の2

☎03・3280・0766

13:00〜18:00

㊡月・火・水曜

https://www.amahare.jp

 

pejite 青山

益子に本店がある、古家具、古道具、器、革製品などを扱うショップpejiteの青山店。器のうち7〜8割は益子の作家のもので、日々の料理に合わせやすく比較的手ごろな値段のpejiteオリジナルの器も人気。オーナーが見出した、まだあまり他店では扱いのない若い作家の器も必見だ。器だけでなく日本の古家具や古道具などと一緒に見られるのもうれしい。
pejiteオリジナル「フリーカップ」(φ7〜7.5×H8〜10㎝) 各¥2,200、pejiteオリジナル「八角木皿」(φ30×H2.5㎝)¥11,000
二階堂明弘「白焼締めどら鉢」(φ16.5×H6㎝)¥6,600
青山店には小ぶりの古家具も多くそろう。
都心とは思えない、緑が多く静けさを感じる店構え。

東京都港区南青山5の6の9サウス青山マンション102

☎03・6427・6131
12:00〜19:00
㊡木曜

http://www.pejite-mashiko.com

 

yamahon

三重県伊賀市と京都府京都市に実店舗をもち、’14年にオンラインショップをスタート。オーナーの審美眼で選ばれた商品は、小さな生活の道具から名匠の茶碗までと実に幅広く、それらが一度に見られる楽しさがある。作家による1点ものの器以外にプロダクトの器も扱う。
[右]富井貴志「We Are Atoms 白漆彫模様三段丸重箱」(φ10×H17〈三段で〉㎝)¥49,500、[左]大村剛「黒鉢」(φ19.7×H8㎝)¥8,800

<URLはこちら>

https://shop.gallery-yamahon.com/

 

季の雲

滋賀県長浜市に実店舗があり、早い時期からオンラインショップもスタートした人気店。店主の目にかなったシンプルモダンな器や、表情豊かで温もりのある器をはじめ古道具、布製品、オブジェを扱う。気軽に飲め、奥の深い中国茶をもっと知ってもらいたいと茶器の品ぞろえも充実。
[奥]小倉広太郎「オーバル皿」(39.5×23.3×H4.5㎝)¥29,700、[手前]塚本友太「リム皿」(φ25.5×H2㎝)¥5,830、「リム皿」(φ17×H1.6㎝)¥4,180

<URLはこちら>

https://www.tokinokumo.com/

 

matka

「うつわと生活道具のお店」matkaが扱うのは使い込むほどに味わいが出てくる、育てていく楽しみのある作家の器たち。生活空間に自然と溶け込むようなナチュラルな色合いや静かなたたずまいの器が多い。デザイン事務所とアロマサロンが運営する実店舗が群馬県高崎市にある。
[右]安齋新・厚子「米色青磁菱形鉢」(20×17×H5.8㎝)¥6,050、[左]生形由香「刻紋豆皿」(各φ9×H1.8㎝)各¥2,750

<URLはこちら>

https://matka-str.com/

 

IZUMO[utsuwa]

アラフィー世代の女性店主がセレクトするのは、シンプルで色合いがきれいな、柔らかさのある器。実際に使ってみてよいと思え、料理がおいしく見えて毎日が楽しくなるような器を紹介する。オンラインショップだけでなく、神奈川県横浜市に実店舗があり、定期的に個展も開催する。
[奥]半田濃史「青楔手浅鉢五寸」(φ15×H5.7㎝)¥6,050、[手前]竹村良訓「大皿」(φ29.5×H4.3㎝)¥33,000

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https://izumo-utsuwa-shop.com/

 
④華組&Jマダムのとっておきの器

心ときめくとっておきの器を、華組とJマダムの5人が披露。
エクラ 華組 佐藤綾子さん

エクラ 華組 佐藤綾子さん

和の器も大好き。季節の花や手作りのスイーツと合わせて。
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味わい深いヴィンテージの器。逸品に出会えたときの喜びは格別!

「ヴィンテージものは一期一会なので、アンティークショップを見かけたら立ち寄るようにしています。上の写真はアラビア社の『ルスカ』。釉薬の関係で器ごとに色みが微妙に異なるのですが、大好きな濃い色のお皿を見つけて迷わず購入。季節のフルーツやシンプルな料理などを盛りつけると、素材のよさを引き立ててくれます。下の写真は、イギリスの古きよき時代を思わせる精緻な絵柄に惹かれ、蚤の市で手に入れました」
エクラ 華組 細谷奈弓さん

エクラ 華組 細谷奈弓さん

テーブルコーディネートを学び、仕事で陶芸家の取材も。
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器の誕生過程や作家の情熱に関心あり。ほれた器は数知れず!

「上の写真は、約20年前のロシア旅行で出会って以来少しずつ集めてきた『インペリアル・ポーセリン』の蓋つきロシアンティーカップ。下の写真は京焼を代表する美術家、小川宣之さんの豆皿とプレート。ビクトリア王朝時代のアンティークレースをイメージしたプレートは、メキシコ駐在中にインスタグラムでひと目惚れし、希望のサイズでつくっていただいたもの。帰国の際には手荷物にして大事に抱えて日本に持ち帰りました」
エクラ 華組 一色華菜子さん

エクラ 華組 一色華菜子さん

蚤の市や上海などで古九谷や赤絵の豆皿をコレクション。
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作家の息遣いが感じられる味わい深い器にときめく!

「そこにあるだけで目をひく、味わいのある土くさい器が好きです。上の写真は、10年以上前に京都の喫茶店にあった展示会予告カードに載っていた浅鉢。内側の乙女な色合いと外側の渋い茶色のコントラストにときめき、作家さんに連絡して手に入れた思い出深い器です。下の写真の黒いプレートは戸塚佳奈さんの作品。刺繡作品を置いたり、ガトーショコラなどダークなお菓子にもよく似合い、頼れる一枚です」
Jマダム SUKCAIさん

Jマダム SUKCAIさん

繊細な造形が美しい伊藤剛俊さん、emuniさんの作品にも注目。
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曲線美がエレガントな芸術性の高い器に心奪われる

「10年ほど前に京都のギャラリーでひと目惚れした、木下和美さんの作品。マットな黒とシルバーのコントラストがモダンで、芸術品のような美しさの大ファン。気づけば100点以上所有しています。作品のエレガントな雰囲気が一貫しているのでコーディネートしやすく、写真のように大小の鉢を重ねて花を生けるなど楽しんでいます」
Jマダム セルリさん

Jマダム セルリさん

片口やそば猪口に花やエアープランツを飾るのも定番。
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柔らかな表情の器が好き。作家さんとの交流も楽しい!

「ぽってりとしたシンプルな器が好き。気になる作家さんの展示会に足を運び、お話をうかがいながら器を選ぶのが楽しい。映画に登場した器が忘れられず、作家さんを調べて直接連絡して購入したことも。写真は、石岡信之さんの作品をはじめとする粉引の豆皿。ササッと作るおつまみを、この豆皿たちが引き立ててくれます」
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ものづくりへの情熱、上質を極めた素材。職人たちによる卓越した手しごとの技が紡ぎ出す、革新的なエルメスの名品。使う喜びを感じさせてくれる、愛すべきホームコレクションの逸品を紹介。
アラフィー女性の毎日を癒しの空間に変えるインテリアセンスアップ計画!何げない毎日に彩りを添える「花あしらいと花器」、おいしいお酒を飲みながら自宅でゆったりと過ごすための「グラスや大人のカクテルレシピ」、日常のアクセントになる、インテリアの名脇役「ルームフレグランス」をご紹介。
「花器」で気軽に自宅を心地よく、上質な空間にするためのヒントをご提案。1種類や数輪だけを生けても様になる、色ガラスや異素材ミックスガラス、質感のある陶器など、存在感のある花器を紹介。
部屋の観葉植物や花に癒され、ベランダや庭で野菜を育てるようになった人も多いのではないでしょうか。グリーンをセンスよく取り入れ、心地よく過ごしませんか。インテリアに精通するプロに、手持ちのグリーンを素敵に飾る方法を教えてもらいました。
家で過ごす時間が多くなった今、住環境への関心が高まっている。アラフィー世代の女性たちは一体どんな暮らしをしているのか。人気ファッションディレクター&デザイナーの素敵なセンスは暮らしの空間にも。おしゃれな4人のクリエイターたちの自宅拝見。大人だからこそ実現できる、こだわりがたくさんつまった憧れのインテリアがここに。毎日をごきげんに過ごすためのアイデアを参考にして。
撮影/宮濱祐美子 邑口京一郎 渡辺謙太郎 白石和弘 鈴木静華 ヘア&メイク/野田智子(ゆうきさん) スタイリスト/岩﨑牧子 料理製作/久保田加奈子 取材・文/鈴木奈代 佐々木ケイ(P.128〜131)※文中のφは直径、Hは高さです ※エクラ2021年12月号掲載
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  • おいしいものを、誰かと一緒にいただく。シンプルな幸せがとても愛おしく感じられる昨今。そんな一年を華やかで、温かく、豊かに締めくくりたい。料理、お菓子、しつらえのアイデアをセンスあふれる3人のかたがたに教えてもらいました。大切な人も、自分も、幸せになれる時間をどうぞ。 【目次】 ①有元葉子レシピ「歓声が上がる肉料理」 ②冷水希三子レシピ「お酒に合うご褒美おつまみ」 ③相原一吉レシピ「とっておきのスイーツレシピ」 ①有元葉子レシピ「歓声が上がる肉料理」食卓で「わぁ!」と歓声が上がるのは、やっぱりかたまり肉のお料理。見た目が豊かなのに、作るのがラクな点もかたまり肉の魅力。お肉がより華やかにおいしくなる付け合わせのアイデアもご紹介。セージとバターのよい香り! パリパリの皮もおいしいイタリア仕込みのごちそう鶏のセージバター焼き皮の下にセージを指で差し込むことで見た目もおしゃれで、すばらしい香りの鶏のお料理のできあがり。バターをかけながら焼くので皮がおいしそうな色に。材料(4人分) 丸鶏……1羽 塩、オリーブオイル……各適量 セージの葉……3枝分ぐらい バター……80gぐらい 作り方 1.丸鶏は前日に下処理する。表面とおなかの中に粗塩をまぶしてよくすり込み、ボウルに入れて蓋をし、冷蔵庫にひと晩おく。2.翌日、鶏から出た水分を流水で洗い流す(これをすることでくさみがとれる)。ペーパータオルでおなかの中の水分もしっかりふき取る。皮と身の間に指を入れて、セージの葉をところどころに1枚ずつ差し込む。鶏の内側や脚の部分にも同様にセージを差し込む。【Point】 丸鶏はしっかり塩をして、ひと晩おいて余分な水分を抜く。その後、セージの葉を入れる。 3.全体にオリーブオイルを回しかけて、マッサージするようにすり込み、オーブンに入れられるフライパンにのせる。200℃に予熱したオーブンにフライパンごと入れる。【Point】 焼く前に全体にオイルを塗る。マッサージするように手でしっかりすり込む。4.バターを小鍋に入れて熱し、溶かす。 5.3を15分ぐらい熱したところで、4の溶かしバターを刷毛で全体に塗る。このようにときどきバターを塗り、フライパンを回して鶏の向きを変えながら、全体に焼き色がつくまで1時間ほど焼く。6.金串を刺してみて、透明な汁が出れば中まで焼けている。器に移し、小鍋に残った溶かしバターをたっぷりかける。※フライパンに残った焼き汁は鶏のうま味が出ているので、捨てないこと。蒸し野菜をあえたりして食べるとおいしい。【Point】 途中で何回か鶏の向きを変えて、溶かしバターを塗りながら焼き上げる。付け合わせideaにんじんのグラッセバターとセージの香りに包まれた鶏肉には、優しい味のグラッセを添えて。色違いのにんじんを、懐かしいシャトー型に切って合わせるのがかわいい。材料(4人分) にんじん……1本 赤や黄の色変わりにんじん……1本 バター……大さじ2 メープルシロップ……小さじ2 塩……少々作り方 1.にんじんはそれぞれ皮つきのまま5㎝長さに切り、縦4等分に切る。皮をむきながら、角を薄く削ぎ取ってフットボールのような形にする(シャトー型)。 2.にんじんを塩を入れた湯で軟らかくゆでる。湯をきり、鍋にバター大さじ1、メープルシロップ小さじ1、塩少々を加えて再び火にかけ、にんじんに味をからめる。 3.赤や黄の色変わりにんじんも、2と同様にグラッセする。 4.2と3のにんじんを器に盛り合わせる。鍋でゆっくり火を入れた肉の軟らかなこと。リッチなソースをたっぷりのせて召し上がれ 豚のロースト、マスタードクリーム土鍋でも無水鍋でもストウブでもOK。肉のまわりを焼きつけたら弱火にして、じっくりじっくり1時間ほど焼きます。火を止めてからしばらくおくのもポイント。材料(4人分) 豚肩ロースかたまり肉……1kg 粗塩、オリーブオイル……各適量 ローズマリー、ローリエ……各適量 〈マスタードクリーム〉マスタード……適量生クリーム……200㎖シェリービネガー……適量作り方 1.豚肉の全体に粗塩をまぶしつけて少しおく。出た水分を捨てて、豚肉にオリーブオイルを回しかけ、マッサージするようによくすり込む。【Point】 肉は必ず室温にもどしてから調理する。全体に塩をまぶして、しばらくおく。2.無水鍋(あるいは土鍋)を温めて豚肉を入れ、最初は強めの火で表面を焼きつける。 3.豚肉の全面を焼きつけたら蓋をして、1時間ほど弱火にかける。途中でときどき肉の上下を返し、返したときに肉が鍋に張りついているようならば、オリーブオイルを回しかける。途中でローズマリーとローリエを加えて焼く。【Point】 最初からハーブ類を入れると焦げてしまうので、途中で鍋に加える。4.1時間ほど焼いて、全体においしそうな焼き色がついたら、金串を肉の厚みのあるところに差し抜いて、透明な焼き汁またはうっすらとピンク色の焼き汁が出れば火を止め蓋をしてそのまま1時間置いておく。 5.ボウルにマスタードを好みの量入れて、生クリームを加えて混ぜる。最後にシェリービネガーを少しずつ加えて混ぜ、とろりと軟らかいソースを作る。ビネガーを加えるとすぐ硬くなるので、様子を見ながら加える量を調節する。 6.豚肉をスライスして器に盛り、マスタードクリームをたっぷりかけていただく。付け合わせideaカリフラワーとロマネスコのサラダお肉料理には野菜をたっぷり合わせたい。冬においしい花か蕾らい野菜ばかりをコリッと歯応えよく蒸して、レモンとオイルと塩でシンプルに。材料(4人分) カリフラワー……小1株 オレンジカリフラワー……小1株 ロマネスコ……1株 オリーブオイル、レモン、塩、こしょう……各適量作り方 1.カリフラワー、ロマネスコはそれぞれ芯の部分に切り目を入れて、手で割るようにすると、房に分けやすい(ポロポロとしたカスが出にくい)。2.湯気の立ったセイロに野菜を入れて、歯応えが残るように蒸す。3.蒸し上がった野菜を大ボウルに入れて、オリーブオイルを回しかけ、レモンを搾り、塩、こしょうを加えてあえる。付け合わせideaフェンネルのグリルとりんごのソテーりんごと豚肉の相性のよさは格別なので、ぜひ、豚のローストと合わせて。イタリア人の大好きなフェンネルは焼くと香ばしさが出て素敵な味わいに。材料(4人分) フェンネル……1株 オリーブオイル……適量 塩、こしょう……各少々 りんご(秋映えなど)……2個 レモン汁……1個分 バター……30g メープルシロップ……大さじ1 ローズマリー……適量作り方 1.フェンネルは葉の部分を切り落とし、縦に6等分に切り目を入れて、手で割る。2.1をオーブンに入れられるフライパンにのせて、オリーブオイルを回しかけ、塩、こしょうをふる。220℃のオーブンに入れて、少し焦げ目がつくまで焼く。3.りんごは皮つきのままくし形に切り、芯をとる。ボウルに入れてレモン汁をかけておく。 4.フライパンを温めて、バターとメープルシロップを入れ、3のりんごをレモン汁ごと加える。ローズマリーをしごき入れ、りんごを軽くソテーする。りんごは中まで火を通さなくてよい。5.2のフェンネルと4のりんごを盛り合わせる。フライパンでじわじわ焼くだけ。塩とオリーブオイルとローズマリーをまとわせて イタリア風ローストビーフ牛のかたまり肉は、厚手のフライパンで弱い火で時間をかけて焼くのがポイント。焼き方はひとつ。それを味つけやスパイスで和洋中といろいろに楽しめます。材料(4人分) 牛たたき用かたまり肉……500g 塩……少々 オリーブオイル……少々 塩、塩漬け黒こしょう(または粒黒こしょう)……各少々 ローズマリー、オリーブ……各適量 仕上げ用オリーブオイル……適量作り方 1.牛肉は縦半分に切り、軽く塩をふる。【Point】 牛肉は半分ずつに切って焼くのがおすすめ。上手に火が入れられる。2.厚手のフライパンを温めて、オリーブオイルをうっすら引き、牛肉を入れる。じわじわ、じわじわと小さな音がしているぐらいの小さな火にかけて、肉をゆっくり焼く。 3.焼き色がついたら面を返して(焼き上がったときに切る方向がわからなくなるので、切り口は焼きつけない)、全体に焼き色がつくまで焼き、蓋をして15~16分弱火のままで焼く。 4.金串を肉に刺して、中心に届いたら1、2と数えて金串を抜き、下唇に当ててみて温かければ中まで火が通っている。火を止めて、30~40分そのままおく。【Point】 中まで火が通ったら、30~40分そのままおくことで肉汁が落ち着く。5.4の肉をスライスし、しばらくそのままおいて空気にさらし、赤い色を出す。 6.5を器に並べ、塩をふり、塩漬け黒こしょう(あるいは粒黒こしょう)を散らす。ローズマリー、オリーブを散らし、オリーブオイルを回しかける。 ※和風で食べるときは、肉を焼いたあとの肉汁が残ったフライパンを火にかけて、しょうゆを加えてソースを作り、肉にかけていただく。このソースにゆずこしょうを加えても美味。付け合わせideaビーツのマリネビーツも冬に食べたい野菜。硬いので圧力鍋を使ってふっくらと火を通す。「イタリア風ローストビーフ」に添えて深みのあるパープルの世界を楽しんで。ビーツも冬に食べたい野菜。硬いので圧力鍋を使ってふっくらと火を通す。「イタリア風ローストビーフ」に添えて深みのあるパープルの世界を楽しんで。材料(4人分) ビーツ……3~4個 紫玉ねぎ……1個 赤ワインビネガー……大さじ5 メープルシロップ……大さじ3 塩……少々作り方 1.ビーツは圧力鍋で30分ほど加熱し、軟らかくなるまで火を通す。硬さを確かめるときは圧力鍋を火からおろし、流水をかけて圧を下げ、蒸気が出なくなったら蓋を開けて、ビーツに串を刺してみる。まだ硬ければ再び圧力鍋で加熱する。2.紫玉ねぎはくし形に切ってボウルに入れ、塩少々をふっておく。3.ビーツに火が通ったら洗って皮をむく。加熱したての軟らかいうちのほうが、皮をむきやすい。縦に食べやすい大きさに切り、ボウルに入れて、赤ワインビネガー、メープルシロップ、塩少々であえてマリネする。4.2の紫玉ねぎから出た水気を手でぎゅっと絞り、紫玉ねぎを3のボウルに加えてあえる。 ※塩はごく軽く加える程度にして、食卓であとからビーツに粗塩をのせて食べるのがおいしい。付け合わせideaビーツと紅芯大根のサラダ透きとおった赤紫のひらひらが美しい目が喜ぶ冬のサラダ。スライサーで、ごく薄い輪切りにするだけ。みずみずしさと歯応えを味わえる。材料(4人分) ビーツ……1個 紅芯大根……1個 オリーブオイル、レモン汁、塩、こしょう……各適量作り方 1.ビーツは皮をむいて、スライサーでごく薄く切る。ぬれぶきんをボウルの下に敷いて滑らないようにし、ボウルの上にスライサー(「レズレー」のスライサーを使用)をのせて、薄く切れる刃の間隔にセットしてスライスする。途中で付属のガードを使用して、くれぐれも手を切らないように注意する。2.紅芯大根もビーツと同じようにごく薄切りにする。3.1と2を氷水につけて、パリッとしたら水気をきり、冷蔵庫に入れておく。4.3をオリーブオイル、レモン汁、塩、こしょうであえて器に盛る。撮影/三木麻奈 スタイリスト/千葉美枝子 構成・原文/白江亜古 ※エクラ2022年1月号掲載    ▲ページトップに戻る ②冷水希三子レシピ「お酒に合うご褒美おつまみ」冷水希三子冷水希三子料理家。レシピ製作からスタイリングまでをこなし、雑誌、書籍、広告、イベントなどで活躍。食材の取り合わせの妙や盛りつけの美しさには定評があり、独特の世界観に憧れるファンも多い。 Instagram:kincocyan親しい人たちとワインや日本酒を飲む機会が増えるシーズン。いつもよりちょっと贅沢な食材を使って、大人が喜ぶおしゃれなおつまみをお酒も好きな冷水希三子さんが、簡単なのに映えるおつまみレシピをご紹介。簡単レシピ鯛とフランボワーズのセヴィーチェ「白身魚にさわやかなライムの酸味と香りをまとわせ、フランボワーズの甘味をアクセントに。身が締まりすぎないよう、早めに味わって!」材料(2〜3人分) 鯛(刺身用さく)……150g みょうが……1個 フランボワーズ……10粒ほど 塩……適量 A(ライム果汁……30㎖ 昆布水〈昆布を水に浸して半日ほどおく〉……20㎖ 酒……10㎖ 塩…少々) オリーブオイル……適量作り方 1.鯛に塩をふり、冷蔵庫で1〜2時間おく。みょうがは縦半分に切って小口切りにする。 2.1の鯛の水気をふいてスライスし、Aを合わせたボウルの中に入れて1〜2分マリネする。 3.2を器に盛り、1のみょうがとフランボワーズを散らし、2のマリネ液を少しかけ、オリーブオイルを多めに回しかける。 簡単レシピブッラータチーズとトレヴィス「チーズにナイフを入れてとろっとしたところを、トレヴィスにからめてどうぞ。濃厚なクリーム味に苦味が合います。アンチョビの塩気がまとめ役」材料(2〜3人分) ブッラータチーズ……1個 トレヴィス……4〜5枚 アンチョビフィレ……4枚 バルサミコ酢……適量作り方 ブッラータチーズを器に盛り、ちぎったトレヴィスとアンチョビを添え、バルサミコ酢をかける。チーズにナイフを入れていただく。 簡単レシピ洋梨と生ハム「ジューシーな洋梨としっかり塩気のある生ハムが、メリハリのある味に。ハーブで優しい香りを添えて。ワインは白やオレンジ、泡などでも」材料(2〜3人分) 洋梨……1個 生ハム……5枚 A(白ワインビネガー……小さじ1/2 オリーブオイル……大さじ1) 好みのハーブ(ディル、バジルなど)……適量作り方 1.洋梨は皮と芯を除いて大きめの乱切りにし、ボウルに入れて、Aを加えてあえる。 2.器に1の洋梨と生ハムを交互に盛り、ボウルに残っている汁もかけて、ハーブを散らす。簡単レシピかぶとカラスミまるで絵画のように美しいひと皿。「歯ざわりのいい生のかぶのスライスと、コクのあるカラスミが相性抜群!塩気はカラスミだけで十分です」。材料(2〜3人分) かぶ(茎を少し残したもの)……1~2個 カラスミ……適量 オリーブオイル……適量作り方 かぶはスライサーなどで薄切りにして器に並べ、カラスミをピーラーで薄くスライスしながら全体にのせる。オリーブオイルを回しかける。日本酒に合うレシピラムチョップの豆豉ソテー発酵食品である豆豉(トウチー)のコクと、ねぎの香りが食欲をそそる。「ラムは余熱で火が入るのでレアに焼くのがコツ。コクのある日本酒と」。材料(2人分) ラムチョップ……4本 A(豆豉……5g しょうがのみじん切り……1片分 長ねぎ〈縦半分に切って小口切り〉……10㎝分 赤とうがらし〈種を抜く〉……1/2本)  B(酒……大さじ2 紹興酒……大さじ1) 太白ごま油……大さじ2 しょうゆ……小さじ1作り方 1.フライパンに太白ごま油大さじ1を中火で熱し、ラムチョップを入れて両面を焼いていったん取り出す。2.1のフライパンの油をふき取り、太白ごま油大さじ1を入れ、Aを入れて炒める。香りがたったらラムチョップを戻し入れ、Bを加えて2分ほど加熱し、最後にしょうゆを加えて器に盛る。 日本酒に合うレシピ蒸し車海老のねぎオイルあつあつのオイルをジャッとかけると、ねぎの香りがふわっと立ちのぼる。「海老のうま味をねぎオイルのコクで。キリッとした辛口が合いますね」。材料(2〜3人分) 車海老……6尾 細ねぎ……1/2束 酒……大さじ2 太白ごま油……大さじ2作り方 1.車海老は背わたをとって背開きにし、耐熱容器に入れて酒をかける。蒸し器に入れ、強火で色が変わる程度に蒸す。2.器に1の車海老を並べ、小口切りにした細ねぎをのせる。3.小鍋に太白ごま油を入れ、煙が立つほどあつあつに熱して②の細ねぎの上にかける。 日本酒に合うレシピ湯引きマグロと長いもの黄身じょうゆ材料(2〜3人分) マグロ(刺身用さく)……150g 長いも……5㎝ 卵黄……1個分 しょうゆ(あれば刺身用)……小さじ1作り方 1.マグロのさくは熱湯に2〜3秒入れて氷水にとり、水気をふいて冷蔵庫で冷やす。 2.長いもは皮をむき、みじん切りにしてからたたく。卵黄としょうゆを混ぜ合わせる。3.1のマグロをスライスして器に盛り、2の長いもを添え、黄身じょうゆをかける。 ワインに合うレシピねぎと蟹のシトラスマリネ「甘味が出た長ねぎをグレープフルーツの風味でマリネ。蟹との相性も抜群です。キリッとした白ワインと味わってください」材料(4人分) 蟹のむき身(ボイル)……適量 長ねぎ……3〜4本 ディル……1パック A(グレープフルーツ果汁……120㎖ 白ワインビネガー……小さじ1 ナンプラー……大さじ1/2弱 赤とうがらし〈種を抜く〉……1本 オリーブオイル……大さじ2)作り方 1.長ねぎは5㎝長さに切って耐熱容器に入れ、蒸し器で25〜30分蒸す。ディルは粗みじん切りにする。 2.ボウルにAの材料を混ぜ合わせ、1の長ねぎと蒸し汁50㎖くらい、1のディルを加えて混ぜ、冷蔵庫で1時間以上マリネする。3.2の長ねぎを器に盛り、ほぐした蟹の身をのせ、残ったマリネ液をかける。ワインに合うレシピウニトーストねっとり濃厚なウニと磯の香りののり、ついつい手が伸びる禁断のおつまみ。「バゲットをバリバリに焼くのがコツ。オレンジワインがおすすめ」材料(2〜3人分) ウニ……小1箱 バゲット……適量 バター、もみのり、粗塩……各適量作り方 1.バゲットは薄めにスライスして、カリッと香ばしく焼く。 2.1にバターを塗ってウニをのせ、粗塩をふる。器に盛って、もみのりを散らす。ワインに合うレシピ鴨のソテーきのことぶどうのソース果汁たっぷりのぶどうを赤ワイン風味のソースにして、うま味の強い鴨肉と。「鴨肉は皮目9割、身1割で焼くのがコツ。ワインはやっぱり赤ですね」。材料(4人分) 鴨胸肉……1枚 赤玉ねぎ……1/6個 しいたけ……4個 黒ぶどう(種なしで皮ごと食べられるもの)……8粒 塩、こしょう……各適量 バター……10g A(赤ワイン……100㎖ バルサミコ酢……大さじ1) オリーブオイル……大さじ1強作り方 1.鴨肉は塩、こしょうをすり込む。赤玉ねぎは薄切りにしてザク切り、しいたけは石づきをとって4等分、黒ぶどうは半分に切る。バターは細かく切って冷やしておく。 2.フライパンにオリーブオイルの半量を熱し、1の鴨肉の皮目を下にして入れ、弱火でじっくりと20〜30分焼く。途中、時々フライパンにたまった脂をスプーンで肉にかける。裏返して軽く焼き、取り出してアルミホイルに包んで保温する。3.2のフライパンの余分な脂をふき取り、残りのオリーブオイルを入れる。1の赤玉ねぎとしいたけを入れ、塩少々をふって炒める。黒ぶどうとAを加えて1分ほど煮立て、軽くふたをして2〜3分煮て、火からおろす。4.2の鴨肉をスライスして器に盛る。3のフライパンを再び火にかけて1のバターを混ぜ、ソースごと鴨肉にのせる。 撮影/加藤新作 スタイリスト/岩崎牧子 取材・原文/海出正子 ※エクラ2022年1月号掲載    ▲ページトップに戻る ③相原一吉レシピ「とっておきのスイーツレシピ」相原一吉相原一吉Kazuyoshi Aihara●スイス・フランス菓子研究所「お菓子の教室」を主宰。香川栄養専門学校製菓科卒業後、故・宮川敏子氏に師事。ベストセラー『お菓子作りのなぜ?がわかる本』をはじめ、近著には『バターの使い方がわかるお菓子の本』など。何度となく女性誌に取り上げられ、50年以上も愛されているレシピがあるという。相原一吉さんが師でもある故・宮川敏子氏から受け継いだ「タルト・オ・フロマージュ」の作り方を紹介。伝説のレシピ手間をかける価値のある心豊かになれるお菓子タルト・オ・フロマージュ長年愛され続けてきた、クリームチーズとカスタードクリームをベースにしたシンプルなチーズケーキ。相原さんの師でもある故・宮川敏子氏から受け継がれたレシピだ。「パート・シュクレ(サブレ生地)を半焼きして、スフレタイプの種(アパレイユ)を詰めて焼き上げます。半焼きは面倒と思われるかもしれませんが、底生地をしっかり焼くのが、おいしいタルト。オーブンの中でまさにスフレ、まっすぐ持ち上がることで美しい姿に仕上がります。ここでは仕上げに何もしませんでしたが、粉砂糖をふったり、お好みで杏ジャムなどを塗っても」 ほろっとしたタルト生地と濃厚な風味が、心を豊かにしてくれる。「家庭のお菓子こそ、手を抜かず、おいしいものを作らねば」という言葉どおり、手間をかける価値のあるこのうえなく贅沢なお味。不朽のレシピ、全工程お見せしますちょっとした作業やコツが、極上の味につながる――こまやかな気くばりに、心も感性も豊かになる相原流お菓子作り。思慮に満ちた工程を余すところなくご紹介!材料(直径20cmの型1台分) パート・シュクレ(できあがり約400g) ※20㎝タルトにはその内約250g使用  バター……100g  塩……ひとつまみ  粉砂糖……80g  卵黄(大きめ)……1個分(約20g。卵黄が小さければ卵白を足す)  薄力粉……200g 杏ジャム……約30g 種(アパレイユ)  クリームチーズ……200g  〈カスタードクリーム〉   牛乳……150g   砂糖……40g   薄力粉……20g   卵黄……2個分  パイナップル(缶)……1枚分(みじん切り)  レモン汁……小さじ2  〈メレンゲ〉   卵白……50g   粉砂糖……大さじ1 《パート・シュクレを作る》《1》軟らかくしたバターをボウルに入れ、塩を加え泡立て器で空気を含ませるように攪拌(かくはん)する。《2》粉砂糖を3回に分けて加え、そのつど十分に攪拌する。《3》卵黄を入れ、均一になるまで混ぜる。《4》薄力粉の1/3量を加え、泡立て器で見えなくなるまで混ぜ、泡立て器をはずす。《5》泡立て器についた生地もていねいに落としてボウルへ入れる。《6》残りの粉を加え、ヘラで粉が見えなくなるまで混ぜる。《7》最後は指先を使って生地をまとめ、ボウルの中を転がす。《8》ボウルがきれいになり、ひとつにまとまるようにする。《9》これをポリ袋に入れ軽く押さえ平らにする。《10》扱いやすくなるまで冷蔵庫で冷やし休ませる(できればひと晩)。《生地をタルト型へ》《1》型に軟らかくしたバター(分量外)を塗り、冷蔵庫で冷やし、強力粉(材料外)をふり、余分な粉は落とす。《2》生地250gを取り出し、切り開いたポリ袋ではさみ、上からめん棒でつぶし、転がし生地をのばす。《3》円形になるように生地の周囲を寄せながら型より3~4㎝大きくなるようにのばす。《4》上面のポリ袋をはずして、生地を型にかぶせ、周囲から少しずつポリ袋をはずす。《5》型からはみ出した生地を型の内側面に落とす。《6》上からはみ出したところを下に押し、側面の生地を少し厚くする。《7》ナイフを内側から外にすべらせるように動かし、余分を切り取る。《8》内側面を中指の腹で断面を親指の腹で同時に押さえ、生地を型に密着させ、断面を整える。《9》底の部分をフォークでピケする。できれば30分くらい休ませる。《10》中温(170~180℃)のオーブンで、内側がうっすらと色づくまで半焼きに。底に杏ジャムを塗る。《種を作る》《1》クリームチーズはあらかじめ室温にもどし、ヘラでつぶしなめらかなクリーム状にする(A)。《2》ボウルに薄力粉と砂糖を入れ泡立て器でよく混ぜ、ここに50℃くらいに温めた牛乳を加え、泡立て器でよく混ぜる。《3》砂糖を溶かし、別のボウルに網で濾しながら移す。《4》ボウルごと中火にかけ、クリーム状に煮る。一度火からおろし、卵黄を加え混ぜる。《5》再び火に戻し、20~30秒煮て卵黄に火を通す。カスタードクリームができる。《6》クリームが熱いうちにAのクリームチーズを少しずつ加える。パイナップル、レモン汁を加える。《7》別のボウルで卵白と粉砂糖を泡立てて硬いメレンゲを作る。《8》メレンゲの約1/3をクリームのボウルに加え、均一になるように混ぜる。《9》残りのメレンゲも加え、泡をつぶしすぎないよう、しかし均一になるように混ぜる。《10》最後はヘラで混ぜムラがないことを確認する。《焼く》《1》準備したタルトに流す。表面は平らにする。《2》生地と種の間に人さし指の先で溝を作る。表面に霧を吹き、中温(170~180℃)のオーブンに入れ20~25分で焼き上げる。《3》オーブンから出したら、すぐに平らな台の上に5~6㎝高さから2~3回、トントンと落とし、ショックを与える。《4》型からはずす。高さのある器などにのせるとうまくはずれる。《5》網台に移し、冷ます。かわいいデザートフランス・アンジュ地方のフレッシュでかわいいデザート クレメ・ダンジェクレメ・ダンジェフランス・ロワール河流域アンジュ地方のスペシャリテ。現地ではヨーグルトによく似た熟成させないフレッシュチーズ(フロマージュブラン)に生クリーム、メレンゲを加え、ガーゼを敷いた穴あき陶製ハート型に入れ、ひと晩、水を抜いて作る。 「この特別な型がなくても茶こしで代用できます。100円ショップなどで入手できる直径7㎝くらいのステンレス茶こしに水でぬらしたガーゼを敷き込み、茶こしがはまり、少し空間ができるコップなどに重ねます」今回はフランボワーズソースを添えたが、「イチゴ、キウイ、桃などでもおいしいですよ。フランスでは手持ちのジャムを水やワインなどでのばして使うことも。そうすればもっとソースを気軽に楽しめます」。材料(10個分) フロマージュブラン……300g  (今回は500gを水抜きをして300gに※) 生クリーム……150g メレンゲ  卵白……150g  砂糖……60g 〈ソース フランボワーズ〉 フランボワーズ(冷凍)……100g(濾すと80g) 砂糖……20g リキュール……適量(お好みで小さじ2〜大さじ1)※今回使用したフロマージュブランは、北海道産・脂肪分0%のヨーグルト状のゆるいタイプ。製品によっては水分・脂肪分に幅がある。水分の多い今回のようなタイプはフロマージュブランのみで、キッチンペーパー(またはコーヒー用ペーパーフィルター)で2~3時間水分を抜いてから使用するが、ゆるいタイプでなければそのまま使用しても。プレーンヨーグルトを水抜きしても代用可(400gが200gに)。作り方 1.フロマージュブランをボウルに入れ、そこに軟らかめに泡立てた生クリームを加え、混ぜる。 2.別のボウルで卵白と砂糖を泡立ててしっかりしたメレンゲを作り、それを1に2回に分けて加え混ぜ、ガーゼを敷き込んだ網(今回は茶こしを使用)に分け入れ、茶こしがはまり、少し空間ができるコップなどに重ねる。ラップをして冷蔵庫にひと晩おく。 3.上のガーゼを開き、器をかぶせ逆さにし、まず茶こしをはずしガーゼを静かにはずす。 4.ソース フランボワーズを作る。フランボワーズを解凍し、網で濾す。濾すと100gが80gくらいになる。そこに砂糖とリキュールを加える。クレメ・ダンジェにかけていただく。かわいいデザート例えば、手みやげに。季節の果実とのマリアージュに心躍るラ・フランスのチーズタルトレット季節のフルーツをのせた、タルト・オ・フロマージュの発展形。食べやすいタルトレットは、手みやげにすればとても喜ばれそう。「タルトレットは火通りがよいので半焼きの必要がなく、そのうえクリームも混ぜるだけなので、気軽に作れると思います。旬のラ・フランスでコンポートを手作りしましたが、缶詰を利用してもけっこうですし、りんご、杏など、または生のぶどうなどもこのお菓子には向いています」 ティータイムにはもちろんのこと、食後のワインと一緒にいただいても素敵な時間が過ごせそう。材料(直径7.5㎝のタルトレット型10個分) パート・シュクレ……350g(直径7.5㎝のタルトレット型使用、1個につき約35g×10個)  ※パート・シュクレの材料と作り方はこちら 杏ジャム……80~100g ラ・フランスのコンポート(缶詰でも)……4つ割り×5個種  クリームチーズ……125g  プレーンヨーグルト……25g  レモン汁……小さじ2~3  卵黄……1個分  砂糖……15g  薄力粉……10g  〈メレンゲ〉   卵白……1個分   粉砂糖……20g作り方 1.型には軟らかくしたバター(分量外)を塗り、冷蔵庫で冷やし固め強力粉(材料外)をふり、余分な粉は落とす。 2.パート・シュクレを作る(作り方はこちらを参考)。3.生地をポリフィルムの間で厚さ3㎜くらいにのばし、直径9㎝の抜き型で抜き、ポリフィルムの下から指で持ち上げ、もう一方の手に持ち替え、型にかぶせ、空気穴を3カ所くらいあける。生地の周囲を少し立てるようにすると生地が型に落ちていく。 4.台にトントンと平らに当てるとさらに型に落ちていく。指先で底と隅の空気を抜き、型に密着させる。側面は指の腹で押さえ、縁の高さまで持ち上げ、改めて底をピケする。底には杏ジャムを塗る。 5.種を作る。室温にもどしたクリームチーズをボウルに入れ、ヘラでつぶしながらなめらかにする。ここに少しずつヨーグルトを加えのばし、レモン汁、卵黄、砂糖、薄力粉を加えて混ぜる。 6.卵白と粉砂糖でしっかりとしたメレンゲを作り、まず1/3量を5に加え混ぜ、続いて残りも加え混ぜる。 7.6を直径1㎝くらいの丸口金をつけた絞り袋に入れ、型の深さ2/3くらいまで分け入れ、中央にシロップをきって2つに切ったラ・フランスを1つのせる。 8.表面に霧を吹き中温(170~180℃)のオーブンに入れ、15~20分で焼き上げる。 9.焼き上がったらすぐ、天板ごとショックを与え(上から落とす)、きれいな軍手(乾いた布)をはめた手で逆さに返して型からはずし、網台にとる。<<ラ・フランスのコンポートの作り方>>材料(4個分) ラ・フランス……4個 水……400㎖ 白ワイン……200㎖ 砂糖……200g レモン汁……大さじ1~1½ 作り方 1.まず平鍋にシロップを作る。水、ワイン、砂糖、レモン汁を入れ火にかけ、砂糖を煮溶かし、ひと煮立ちさせる。紙の落とし蓋を用意する。 2.食べごろのラ・フランスを4つ割りにし、皮と芯を除き、シロップに入れ、落とし蓋をして火にかけ、煮立ったら弱火にし、10~12分煮て、火を止めそのまま冷ます。冷めたら容器に移し、冷蔵庫で保存する。タルトレットに使う分は2つに切り、網にのせ余分な水分をきる。撮影・スタイリスト/三木麻奈 構成・原文/本誌編集部 ※エクラ2022年1月号掲載>>有元葉子さんの記事一覧はこちら>>冷水希三子さんの記事一覧はこちら>>食卓を彩るおすすめ「レシピ」の記事一覧    ▲ページトップに戻る▼その他のおすすめ記事もチェック
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  • パリで暮らす雨宮塔子さんのホームパーティを拝見。飾らず心を開いて向き合える友人たちとの和気あいあいとした時間をどう過ごしているのか。パリ流の「おもてなし」について教えてもらった。雨宮塔子雨宮塔子Toko Amemiya●TBSを’99年に退社し渡仏。西洋美術史を学び、パリ暮らしをつづったエッセーを多数刊行。TBS『NEWS23』のメインキャスター(’16〜’19年)を務めたあと、再びパリを拠点に執筆や番組等で活躍中。YouTube「À l’aube」by Toko and Mahoが好評!「雨宮塔子から見える景色」(東洋経済オンライン)連載中。▶12月のパリの集まり〈前編〉はこちら好きと得意を持ち寄ったテーブルを囲んで、おしゃべりのつきない愛しい時間12月という季節に合わせて雨宮さんが選んだメインディッシュは、お気に入りのシャルキュトリー店『アルノー・ニコラ』のパテ・アン・クルート。飲み物は、お店のソムリエさんの「細かい泡のシャンパーニュが合う」というアドバイスから、「テタンジェ」のミレジメを選んだ。お肉系のメインならば、やはり野菜が欲しいところ。そこはサラダ上手のクリスティーナさんの出番。 「日本だと、ゲストに何かお願いするのを遠慮してしまうかもしれませんが、彼女がサラダが得意なのはみんなよく知っているので、無理のない範囲でお願いしてしまう。全員参加型なんです」と、雨宮さん。ホスト役のアイデアがもとになって、メニューが自由に発展してゆくのも楽しいところ。気の早い冬の西日の時間まで、おいしい会話が続く。メインは、M.O.F.(フランス最優秀職人章)のタイトルをもつArnaud NICOLAS(アルノー・ニコラ)のパテ・アン・クルートとパテ。そしてクリスティーナさんのサラダ2種。上はチコリ、ビーツ、青りんご、クルミとスモークサーモンをタヒーナドレッシングで。下は、ほうれん草、カレーで風味づけをしてローストしたさつまいも、ザクロ、紫玉ねぎ、松の実、キヌアなどを取り合わせたサラダ。デザートはLe Comptoir de Milana by Dossemont Parisというパン屋さんで調達。シュー生地のスイーツはできたてが最高。直前に買ったものにラズベリーを飾って。インテリアのコーナーにしっくり溶け込む大人っぽい花飾り。花選びにもその人らしさが出るもの。12月だから赤や金というステレオタイプなものではなく、気分や好みで花材や色を選ぶそう。右からクリスティーナ・コストさん、雨宮さん、木本真帆さん、濱村純さん。ロックダウンを経験したからこそ、こうして会えることが本当にうれしい時間。頻繁に誰かの家に集まっていても、常に話題はつきることなく……。>>「おもてなし」の記事一覧はこちら撮影/吉田タイスケ ヘア/MIHARU OSHIMA メイク/YUMI ENDO(eight peace) 取材・原文/鈴木春江 ※エクラ2022年1月号掲載
  • フランス在住の雨宮塔子さんが、気の置けない女友だちを自宅に招いて“のんびりランチ”。ロックダウン中はできなかったことだからなおさら、会えること自体が楽しい。「もてなす」というより、一緒にキッチンに立って準備するところから和気あいあいとした時間が始まる。雨宮塔子雨宮塔子Toko Amemiya●TBSを’99年に退社し渡仏。西洋美術史を学び、パリ暮らしをつづったエッセーを多数刊行。TBS『NEWS23』のメインキャスター(’16〜’19年)を務めたあと、再びパリを拠点に執筆や番組等で活躍中。YouTube「À l’aube」by Toko and Mahoが好評!「雨宮塔子から見える景色」(東洋経済オンライン)連載中。天井の高いアパルトマン。白い壁を優しく照らす日の光が満ちるころ、三々五々、友人たちが集まる。今日のランチのメンバーは、真帆さん、クリスティーナさん、純さん。雨宮さんがパリに暮らしはじめたころ、あるいは子育てを通して知り合った彼女らは、飾らずに心を開いて向き合える大切な友人。ドアを入ってみんなが最初に向かうのはキッチン。クリスティーナさんが抱えてきた大きなかごバッグには、マルシェで調達した野菜が入っていた。「なによりも会うことが目的」と、雨宮さんはいう。「みんなが頻繁に会いたいから、もてなすというよりも、ホスト役の人が重荷にならないように一緒に準備をしたり、持ち寄ることもあります。もちろん何品もの料理を作って“おもてなし”することもありますが、こういうラフな集いのほうが断然多い。フランスにいると、ラフでいいのだな、と思えるのです」ゲストも一緒にキッチンに立って準備を。この日は、友人たちとサラダの盛りつけを完成。オープンキッチンだから、支度をしながらテーブルまわりにいるゲストとの会話を楽しんで。緩急をつけながらトータルで考えた花飾り。この日雨宮さんが選んだのは、大好きなこっくりとした深みのある色合いのあじさい。それに合わせたユーカリとビバーナムは、テーブルにも流れるようにあしらった。フレッシュなサラダの材料が入ったクリスティーナさんのかごバッグ。チコリ、ほうれん草の若芽の下には、ガラス瓶に入った2種類のお手製ドレッシングもしのばせてある。花材は今日のメンバーのひとり、パリで活躍するフローリストの濱村純さんとプロの花市場で調達。日本で苔木とも呼ばれる「リケーヌ」は季節の森の風情さながら。ユーカリの枝をたわめてリースにするのも心憎い演出。>>「おもてなし」の記事一覧はこちら撮影/吉田タイスケ ヘア/MIHARU OSHIMA メイク/YUMI ENDO(eight peace) 取材・原文/鈴木春江 ※エクラ2022年1月号掲載
  • エクラの好評連載「飲むんだったら、イケてるワイン」で毎号、素敵なワインをご紹介してくださっているワイン&フードジャーナリストの安斎喜美子さん。小社から新刊「ワイン迷子のための家飲みガイド」が発売されました。連載のほうは、「知っているとちょっとカッコイイ!」、まさに「イケてるワイン」をピックアップしていますが、こちらは「家飲み」なので、もっとカジュアルな雰囲気。 手ごろな値段で、家でリラックスしながらいただけるデイリーなワイン。そうそう、そういうの、たくさん知りたいですよね!でも、ワイン売り場にいくとなにを選んだらいいのかわからなくなってしまう‥‥そんな、私のような方におすすめの一冊がこちらです。まずは安斎さんおすすめのワインをまるっと真似して買ってみるのが一番。そして、あわせてブドウの品種や生産国の解説を読むと、そのワインが選ばれた理由が魅力がわかって、家飲みの楽しみが2倍に増えると思います!上の写真はこちらの本にものっているもので、安斎さんに教えていただき、私がワインショップで選べるようになったワインたちです。 「ムートン・カデ・ルージュ」はメドック格付け第1級の「シャトー・ムートン・ロスチャイルド」を所有するバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社が手がけるワイン。 「ブルゴーニュ ピノ・ノワール」は1859年創設の老舗「ルイ・ジャド」のもので安定の美味しさです。 連載担当としてワインの取材に同行させていただいている私ですが、いつも感動するのは安斎さんの「これとあわせたら美味しそうですね~」というサジェスチョン。以前連載でもご紹介した例ですが、レモンタルトとアルザスをあわせたり、甘~い煮物とドイツのピノ・ノワールをあわせたり、すごく意外性に富んでいるんです。でもこれが「もうこれ以外はありえない!」と思えるようなピッタリの組み合わせなんですよね‥‥! 今回の「ワイン迷子のための家飲みガイド」でも「へえ!」と思える面白いペアリングが紹介されていますよ。ぜひ、ぜひ、ご覧ください!安斎喜美子「ワイン迷子のための家飲みガイド」(集英社・¥1760)
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