『デンクシフロリ』
和食とフレンチがひと皿に。串料理のイノベーション
ひと皿目に供されるブーダンノワールの串揚げ。パン粉の衣の食感は確かに串揚げだが、中からフレンチの香りがふわり。いわし団子にレバームースを添えて、ピジョンは味噌漬けで。フレンチと和食の融合で、串料理の新境地を開く。
ナチュラルワインや日本酒はもちろん、わさびやしょうがの漬け込み酒で作るサワーにテキーラハイボールまで、ドリンクメニューも新しくバラエティ豊か。厨房を囲むコの字のカウンターで、「気軽に楽しむ」ことが唯一の作法だ。

味噌漬けにしたピジョンとしょうゆ漬けにしたボタン海老。鳩の内臓とねぎのペーストとともに。ボタン海老のだしでいただく自家製タリオリーニを添えて。

硬めのプリン。クリームに煎茶のアクセント。

ブーダンノワールとりんご。りんごは甘酢漬けの“ガリ”仕立て。料理はすべて夜¥9,800コースより。

フルオープンの厨房を囲む。

想像をかきたてるお品書きも楽しい。

料理長に抜擢された森田祐二さん。
東京都渋谷区神宮前5の46の7 GEMS青山CROSS B1
☎03・6427・2788 12:00~15:00(13:00LO)、18:00~19:30最終入店
㊡月曜、ほか不定休
“和魂漢才”の料理と精度の高いドリンクペアリングで、中華の世界から一躍、世界のガストロノミーシーンに躍り出た南麻布『茶禅華』。同店のオーナーの林亮治さんが、六本木に新店『桃仙閣 東京』を開いた。