
ヘア&メイクアップアーティスト 広瀬あつこさん
年齢とともに変化する女性の悩みに寄り添い、その人らしさを引き出すプロフェッショナル。妥協のないアイテム選びとテクニックに、業界からの信頼も厚い。
①マスクの日の「手抜きメイク」は老け見え
マスクがあたりまえの今、“顔=目もと”と心得て!
「マスクをしていると、表情を読み取ろうと目もとばかりに視線が集まります。そんなときにくすみやくまなどのノイズがあると、生活感が出て疲れた印象に。お疲れ印象とマスクのダブルパンチで、本当に具合が悪く見えてしまうという経験、アラフィーなら一度はあるのでは? アイメイクで華やかに見せる方法もあるけど、まずはコンシーラーでノイズを消し去ることが先決。動きの多い目もとにしっかりフィットする薄膜&ハイカバーの3色パレットさえあれば、アラフィーの目もと悩みをすべてカムフラージュすることができますよ!」
マスクをすると、よりノイズが目立つ
ファンデーションのみ

ノイズが消えて、明るい印象に
ファンデーション+コンシーラー


アラフィーのマストハブは《3色パレットタイプ》
☑濃淡ベージュ+オレンジの3色
☑クリーミーなテクスチャー


②目頭ぐすみ
アイホール全体に明るいベージュを
長年蓄積した摩擦ダメージや、骨格による影でくすみが出やすい目頭を中心に、アイホール全体を均一に整えて。

これを使用


1.くすみが出やすい目頭に点置き
明るいベージュを筆にとり、目頭に。まぶたのきわに塗るとたまりやすいので、少しあけてのせるのがコツ。

2.目頭からアイホールにブラシを使ってのばす
点置きしたコンシーラーを、アイホールに向けてブラシでのばす。強くこすると摩擦によるくすみが増長するので、優しくていねいに。

3.指の腹でならしてまぶたに密着させる
指の腹を使ってコンシーラーを密着させるようにポンポンと押さえる。指をすべらせるとコンシーラーがムラになりやすいので注意して。
③どんよりぐま
目の下の頑固なくまはオレンジで一掃
お疲れ印象を助長する目の下のくまは、補色のオレンジでカバーを。気になる部分だけをピンポイントで攻めて。

これを使用


1.くまが一番濃い部分にオレンジを線状にオン
くまが濃く見える部分に、ブラシでコンシーラーをのせる。このあとのばすので、くまよりもひとまわり短く入れて。

2.涙袋の下までブラシで塗り広げる
1で塗ったコンシーラーを、ブラシを横にすべらせながら目の下に塗り広げる。涙袋まで塗ると不自然に見えるので、塗らなくてOK。

3.ブラシを小さく動かしきわのくすみもオフ
アイメイクなどによる色素沈着でくすみが出やすい下まぶたのきわ。目じりから目頭に向けて、ブラシを左右に小刻みに動かしながらカバーを。
④もやもやジミ
広範囲に広がるシミは2色使いで自然にカバー
シミは濃いベージュできちんと隠してから、明るいベージュを重ねて肌のトーンを合わせる2段階のプロセスを。

これを使用


1.目じりから目頭へ濃いベージュを斜線入れ
シミが目立ちやすい目じり部分が一番濃くつくよう、目じりから目頭のほうへシミが気になる部分に斜線状にオン。

2.シミ全体を覆うように指を使ってなじませる
コンシーラーを指の腹でトントンとなじませ、シミをカバー。広げすぎるとコンシーラーが薄くなり、シミが透けてしまうので気をつけて。

3.ひとまわり狭い範囲に明るいベージュを
明るいベージュを目頭から目じりへ斜線入れし、指でなじませる。ひとまわり狭く入れることで立体感アップ。