【目次】
「グリーン」を活用した夏インテリア
「リネン」を活用した夏インテリア
アラフィーJマダムの自宅拝見
①表情豊かな「グリーン」で涼しげなインテリア
こまやかな葉のグリーンを高低差をつけて置き、空間をつくる

「個性的な枝ぶりのシェフレラは、つややかで涼しげな葉をつけ初心者でも比較的育てやすい人気の観葉植物です」。一本でも様になるが、タマシダと高低差をつけて呼応するように置くと立体感が生まれ、空間がいきいきとしてくる。
植物右:シェフレラ¥27,000・鉢TRANSHIP POT L¥9,000・植物左:タマシダ¥1,800・鉢TRANSHIP POT M¥4,300/TRANSHIP クッションカバー¥6,500/リネンバードホーム ブランケット¥8,300・ラグマット¥18,000/イデーショップ 自由が丘店 その他/私物
"たれる"グリーンをレイヤードする

本棚やチェストの上には、たれ下がるグリーンを。緑のカーテンのようにみずみずしくさわやかな印象に。「グリーンのグラデーションが楽しめるように、葉色の濃淡が違うものを数鉢合わせるとより効果的」。
植物上:プミラ\4,500・鉢¥2,500・植物中:ディスキディアエメラルド¥5,500・鉢(皿つき)¥1,900・植物下:アイビー¥750・鉢¥580/TRANSHIP キャンドルホルダー(左)¥3, 200・(右)¥1,600/サラグレース青山本店 花器(左)¥3,800 /ザ・コンランショップ 鳥オブジェ¥1,600・花器(右)¥1,800/スローハウス
花のかわりにグリーンの寄せ植えを

「花が少なく、日持ちのしない夏は、多肉や観葉植物の寄せ植えを飾るのもおすすめです」。葉の色や形の異なるものを合わせてみると、グリーンだけでこんなにも表情豊かで華やかに。
植物:ペペロミア・ピレア・スキンダプタス 各¥750 ・鉢(皿つき)¥2,800/TRANSHIP プレート(白) 各¥1,500・(水色)各¥1,700/イデーショップ 自由が丘店 ナプキン¥2,400/リネンバードホーム その他/私物
鉢カバーをカゴに替え、夏仕様に

夏は鉢カバーに、市販のカゴを活用してみては。それだけで軽やかで涼しげに見えてくる。
植物(右)キサントソーマ¥18,000・(左)ウンベラータ¥20,000/TRANSHIP カゴ(右)¥6,400 /ザ・コンランショップ (左)¥7,800 /スローハウス
オブジェのように楽しめる苔玉

ガラスにちょこんとのった苔玉に、植物が植えられ、ロープで水を吸い上げる。夜は内蔵された電池式の揺らぎランプでキャンドルのようにも楽しめる。
(右)torch M(植物 シェフレラ)¥14,500・(左)torch S(植物 アスパラ)¥12,000 / TRANSHIP
②スタイリストに学ぶ「グリーンを上手に飾る」方法
植物のみずみずしさが、気持ちのよい季節が到来。ぜひインテリアに取り入れて楽しみたいもの。スタイリスト・くらとみ ようこさんのご自宅をお手本に、グリーンを上手に飾るアイデアをご紹介。
シンボルツリーをリビングにひとつ

たくさんの緑が囲むリビング。背の高いウンベラータにゲストから歓声が上がる。部屋全体のシンボルツリーになるこんな一本があると、たくさん置いた鉢植えがまとまった雰囲気に。6年前に親戚の花店から送られたときには、ほんの50㎝程度だったそう(写真左)。幹がどんどん上へ伸びたので、思いきって先端をカット。するとサイドの芽が伸びて枝が広がり、美しい樹形になった。大きな鉢には、ソフォラやレモンリーフなども寄せ植えにして。

ウンベラータの根元はこんな感じに。カタバミもいきいきと。

6年前は、こんなに小さかったウンベラータ。だんだん大きい鉢に5回ほど植え替えし、今は軽いプラスチック鉢を可動式にして(倉富さん撮影)
高低差をつけながらすき間なく配置すれば、部屋の一隅も庭のように

こちらは3階の小さな部屋。南東の窓のある一角には、テーブルやチェスト、床の高低差を利用しながら、トネリコ、シュガーバイン、ワイヤープランツ、ディスキディアなどを置いて。ポイントは、異なる葉の形や樹形になるものを取り混ぜ、緑の濃淡もバランスよく、すき間なく並べること。部屋の一隅でありながら、そこに庭が現れたような、新鮮な景観を生み出している。

赤い葉や茎のものを入れるとかわいらしく。蔓が下垂するプレクトランツス・ヌンムラリウスは、夫の実家の庭から枝をもらい、挿し木で増やした。

数が少なければ自然素材のトレイにまとめても。

この部屋は夫の会社の経理を担当している倉富さんの仕事場。デスクワークもランチもお茶も緑に囲まれて快適。
涼やかに飾りつつグリーンを増やす

グリーンの多くは丈夫で、挿し木で増やせるのも大きな魅力だ。「購入したものは最近はほとんどなくて、自分でどんどん増やしています。すごく楽しいです。この時期、ガラスの器に挿して飾っておけば目にも涼やかですし。白い根がちょっとずつ出てきたら、もう土へ移して大丈夫なんですよ。」
キッチンの窓を緑ではさんで。よりさわやかな時間になる

キッチンは一日のうちでも長い時間いる場所だから、少しでもグリーンがあるとさわやか。レンジわきのガラスキューブの窓を存分に生かし、緑を楽しめるように。外のベランダに置いたグリーンと、比較的キッチンの熱が当たらない場所に高く挿したブプレリウムの枝、シダの苔玉で窓の内外に緑の景色をつくり、明るくさわやかな空気感に。
和室なら、アジアのアンティークと合わせたい

親族などゲストがステイする部屋は、リビングに続く小さな和室。こちらのグリーンは静謐(せいひつ)な雰囲気だ。アンティークの道具を花器に、"線" が効いたグリーンを生けている。花器にしている香水つぼや陶器、ウッドボウルはベトナムや韓国、スリランカで見つけたアンティークやヴィンテージ。和の雰囲気になじむ。右の時代箪笥(だんす)は目黒にある『OTSU FURNITURE』で。下部の明かりとり窓から見えるアラカシの木もよいアクセント。

時代箪笥上に並ぶグリーンたち。和に似合う鉢植えの間にメラスフェルラやグリーンベルなど可憐な花を生けて。

水屋箪笥の上には旅で出会ったアンティークたち。エンドウマメとフィロデンドロン・セロームのみずみずしさを添えて。

壁に吊るした小さな花器にはエンドウマメの花と下垂するアイビーを生けて、動きを出している。
③アラフィーJマダムの「グリーンの飾り方」アイデア集
手軽に扱えてどんなインテリアにもなじむグリーン。多肉植物の飾り方やスワッグやリースを作った後、残ったグリーンの活用の仕方など空間デザインのプロでもあるSさんアイデアを拝借!
多肉植物の寄せ植えを、美しく見せる2つのルール

チームJマダムのSさんは空間デザインと植物に詳しく、日本の植物で作られたアロマにも精通。自宅リビングには大小さまざまなグリーンがいっぱい!
「多肉植物やサボテンも大好き。小さくて手間がかからないので、いくつか寄せ植えにしてちょっとしたコーナーにいろいろ置いています」
Sさんが多肉植物やミニサボテンを飾るときには、2つのルールがあるそう。花器を白で統一すること。そして、土ではなく園芸用ゼオライトを使うこと。グリーンの根本に土が見えると、インテリアとしてあまり美しくないと感じるから。
「園芸用ゼオライトとは多孔質の砂利のことで、水分を保持してくれる特徴があります。あまり根を張らない多肉植物やサボテン、エアープランツなどは、土のかわりにゼオライトにちょっと押し込むようにして植えています。倒れてしまうようなら、白い小石をかませればOK。
最近はブルーやグリーンなどいろいろなカラーのゼオライトがあるようですが、私は白が好き。白い背景にグリーンがよく映えて、多肉植物のユーモラスなシルエットが際立ちます」
園芸用ゼオライトはホームセンターや100円均一ショップで手に入るので、ぜひお試しを。
「多肉植物やサボテンも大好き。小さくて手間がかからないので、いくつか寄せ植えにしてちょっとしたコーナーにいろいろ置いています」
Sさんが多肉植物やミニサボテンを飾るときには、2つのルールがあるそう。花器を白で統一すること。そして、土ではなく園芸用ゼオライトを使うこと。グリーンの根本に土が見えると、インテリアとしてあまり美しくないと感じるから。
「園芸用ゼオライトとは多孔質の砂利のことで、水分を保持してくれる特徴があります。あまり根を張らない多肉植物やサボテン、エアープランツなどは、土のかわりにゼオライトにちょっと押し込むようにして植えています。倒れてしまうようなら、白い小石をかませればOK。
最近はブルーやグリーンなどいろいろなカラーのゼオライトがあるようですが、私は白が好き。白い背景にグリーンがよく映えて、多肉植物のユーモラスなシルエットが際立ちます」
園芸用ゼオライトはホームセンターや100円均一ショップで手に入るので、ぜひお試しを。
スワッグの余りもミニコーナーで活躍!

ヒノキでスワッグを作ったSさん。たくさん余って処分するのも忍びない。かといって、長さが短いものばかりなので使い道に悩むところ。
「円柱形で背の低い透明の花器に水を張り、ヒノキをたっぷり束にしてストンと挿しておくだけでも絵になります。そしてもうひとつ、私はトイレの小さな飾り棚にもあしらってみました」
それが上の写真。ガラスの深皿に白い花留めを置き、そこにヒノキの葉を挿していく。これなら葉が短くても倒れる心配がないし、小さなコーナーでも収まりがいい。
「一緒にアロマスティックも置いていますが、ただガラス瓶を置くだけでは味気ないのでひと工夫。愛犬の散歩のときに拾い集めた小枝を輪切りにした木の上にグルーガンで接着して、鳥の巣のような形に。そこにガラス瓶を置き、背景にヒノキの葉をあしらいました。こうすると、ミニコーナーに森のような世界観が広がり、見ていて楽しくなります」
ちょっとしたアイデアとひと手間で、グリーンがもっと楽しくなる。小さなコーナーこそ、腕の見せ所なのかも。
「円柱形で背の低い透明の花器に水を張り、ヒノキをたっぷり束にしてストンと挿しておくだけでも絵になります。そしてもうひとつ、私はトイレの小さな飾り棚にもあしらってみました」
それが上の写真。ガラスの深皿に白い花留めを置き、そこにヒノキの葉を挿していく。これなら葉が短くても倒れる心配がないし、小さなコーナーでも収まりがいい。
「一緒にアロマスティックも置いていますが、ただガラス瓶を置くだけでは味気ないのでひと工夫。愛犬の散歩のときに拾い集めた小枝を輪切りにした木の上にグルーガンで接着して、鳥の巣のような形に。そこにガラス瓶を置き、背景にヒノキの葉をあしらいました。こうすると、ミニコーナーに森のような世界観が広がり、見ていて楽しくなります」
ちょっとしたアイデアとひと手間で、グリーンがもっと楽しくなる。小さなコーナーこそ、腕の見せ所なのかも。
いつもの部屋が、ミニ盆栽で雰囲気チェンジ!
オブジェのように姿かたちが美しく、しっとり落ち着いた雰囲気もオツなもの。ミニ盆栽を楽しむJマダムAさんを直撃!

「アラフィーになり落ち着いた雰囲気のインテリアを好むようになったものの、家具を総入れ替えするのは大変。そこで思いついたのが、いつものインテリアのまま、グリーンで和のテイストを取り入れること」
和テイストのグリーンといえば、盆栽。家の中でも手軽に楽しめるミニ盆栽は、初心者でも取り入れやすいアイテム。
「とにかく手がかからないのが一番うれしい(笑) 玄関から廊下、リビングの入口から奥へと、動線に合わせて大小のグリーンを置いていますが、すべてを盆栽にするとやり過ぎ感があるので、一番目立つリビングのチェストの上だけにミニ盆栽を置いています」
それが上の写真。ヤブコウジの赤い実が愛らしく、洋風のリビングにも違和感なくなじむ仕立てだ。
「グリーンはどんな部屋にも溶け込んでしまうところが魅力。だから主張の強い花器や姿が奇抜な植物はあえて選びません。どこに置いてもしっくりするので、模様替えも簡単ですよ」
お気に入りのグリーンがあったら、季節や気分に合わせて飾る場所を変えてみるのも楽しそうだ。
和テイストのグリーンといえば、盆栽。家の中でも手軽に楽しめるミニ盆栽は、初心者でも取り入れやすいアイテム。
「とにかく手がかからないのが一番うれしい(笑) 玄関から廊下、リビングの入口から奥へと、動線に合わせて大小のグリーンを置いていますが、すべてを盆栽にするとやり過ぎ感があるので、一番目立つリビングのチェストの上だけにミニ盆栽を置いています」
それが上の写真。ヤブコウジの赤い実が愛らしく、洋風のリビングにも違和感なくなじむ仕立てだ。
「グリーンはどんな部屋にも溶け込んでしまうところが魅力。だから主張の強い花器や姿が奇抜な植物はあえて選びません。どこに置いてもしっくりするので、模様替えも簡単ですよ」
お気に入りのグリーンがあったら、季節や気分に合わせて飾る場所を変えてみるのも楽しそうだ。
存在感のあるグリーンと花器を選べば個性全開!
主張しすぎない点が魅力のグリーンだけれど、存在感のある葉や花器を選ぶと一転、ぐっと見栄えのするオブジェに! モダンでゴージャスな雰囲気を醸し出すYさんのグリーンテクをご紹介。

グリーンもお花も分け隔てなく、季節やそのときの気分に合わせて飾っているというYさん。お花屋さんでグリーンや切り花を買ってきて、「お気に入りの花瓶にパサッと活けるだけ」というシンプルさだけれど、グリーンのイメージを覆すような見栄えはお見事。
「グリーンでも存在感のあるタイプが好きで、枝ものや実ものをよく使います。写真は大好きな黒い花瓶に、赤いラインが入ったドラセナとグリーンになじむ色合いのエリンジウムを主役にしました。玄関の壁が白いので、あえて濃い色合いの花瓶やグリーンをセレクトしています」
玄関を入って最初に目を引く場所なのでスタイリッシュに。一方、キッチンに飾るグリーンは明るくやわらかな雰囲気のものをと、飾る場所に応じてイメージを切り替えているそう。
たかがグリーン、されどグリーン。選び方、あわせ方のセンスひとつでガラリと表情が変わる。グリーンの世界はまだまだ奥が深そうだ。
「グリーンでも存在感のあるタイプが好きで、枝ものや実ものをよく使います。写真は大好きな黒い花瓶に、赤いラインが入ったドラセナとグリーンになじむ色合いのエリンジウムを主役にしました。玄関の壁が白いので、あえて濃い色合いの花瓶やグリーンをセレクトしています」
玄関を入って最初に目を引く場所なのでスタイリッシュに。一方、キッチンに飾るグリーンは明るくやわらかな雰囲気のものをと、飾る場所に応じてイメージを切り替えているそう。
たかがグリーン、されどグリーン。選び方、あわせ方のセンスひとつでガラリと表情が変わる。グリーンの世界はまだまだ奥が深そうだ。
④夏を涼やかにする「リネン雑貨」でお部屋も衣替え
暑くるしい季節は、家での時間を少しでも快適に過ごすため、麻を効果的に暮らしにプラスしてみるのはいかが? 触り心地が涼しくなるだけで、ぐっと居心地がよくなり、部屋の温度さえひんやり感じられるはず。
ベッドリネンはさわやかな白。 スローとクッションでさし色をプラス

「夏は、真っ白なベッドリネンで。麻のデュべカバー(かけ布団用カバー)に布団を入れず、カバーを肌がけがわりにして眠ります」。適度な重みが心地よい眠りへと誘い、サラリとした肌ざわりと抜群の吸水性でさわやかな寝心地。
プリーツ デュべカバー ピュアホワイト(麻100%、シングルサイズ150×210㎝〜)¥36,300 〜・ピュアホワイト ボックスシーツ(麻100%、シングルサイズ100×200㎝〜)¥17,600 〜・プリーツ ピローケース ピュアホワイト(麻100%、50×70㎝、ふち5㎝)各¥7,700・シェル クッション(中材込、生地 麻100%、刺繡 ポリエステル、45×45㎝)各¥16,000・ネリンガスロー アイスグレー(麻100%、150×230㎝)¥24,200 /リネン&デコール
室内側カーテンは 透け感のあるクールカラーを

窓辺には2種類の麻のカーテン、室内側に透け感のあるネイビー、窓側には透け感のあまりない白&トープを。「日中は手前だけを引いています。落ち着いたネイビーは夏の強い日射しを遮り、見た目も涼やかに感じられます」。
すべて私物
クロスは明るめのグレー。 ランナーの横使いを夏のもてなしに

「ランナーを横に使う『ブリッジ』という敷き方ならフォーマルすぎず、軽やかなおもてなしができます」。ランナー、ナプキンなどクロスは明るめのグレーでまとめ、ガラスや籐を合わせて、カジュアルで大人な夏のテーブルに。
ランナー(参考商品)・リモージュ ナプキン(麻100%、47×47㎝)¥1,540・ブルージュ キッチンタオル(麻100%、45×70㎝)¥1,870 /リネン&デコール その他/私物
ソファに一枚。 これだけでさらり、ひんやり。

ソファに座っているだけでじんわり汗ばむこの季節。「張り地はなかなか洗えないけど、吸水性がよい布を一枚、カバーがわりに敷くと、さらりと快適に過ごせます」。ボーダー柄のタオルは"ハーフリネン" と呼ばれる麻と綿の混紡。汗をスッと吸い、麻100%よりも柔らかく、優しい肌ざわり。
セラン バスタオル(麻52%、綿48%、100×150㎝)¥8,800 クッション(中)ベルガモ クッションカバー(中材なし、イニシャルは別料金、40×40㎝、ふち5㎝)¥5,500・(手前)参考商品/リネン&デコール その他/私物
素足で歩きたくなるさわやかな足ざわり。 実は大切な足もとも"衣替え"

黄麻(ジュート)とビスコース混紡の洗練されたラグ。薄手で、サラッと心地のよい足ざわり。サイズ・色違いあり。
ラグ(200×300㎝)¥198,000/yamagiwa tokyo クッションカバー(左)¥3,800 /スローハウス (右)¥3,700 /サラグレース青山本店
リネンを指南してくれたのは……
LINEN & DECOR代表
菊川博子さん
LINEN & DECORではオリジナルの麻商品を中心に、暮らしを豊かに、美しくする商品を提案する。 https://www.linenanddecor.net
⑤Jマダムのおしゃれなインテリア実例
玄関のアクセント。それは…子どもの作品!
インテリアや雑貨が大好きなチームJマダムのSさん。流行の雑貨や家具に囲まれた暮らしぶりかと思いきや、あちらこちらにお子さんが小学生のときの工作が。インテリアにうまく取り入れる秘訣があるようで…。

上の写真は、Sさん宅の玄関を飾るシーサー。そんなシーサーの下に敷いてあるコースターが、Sさんのお子さんが小学生のとき夏休みの宿題で作ったもの。今から10年以上前の作品だそう。
「麻のネットに思い思いのタイルを貼っただけの簡単なものですが、色合いや質感が夏にちょうどいいと思って。コースターやランチョンマットなどを収納している引き出しに一緒にしまってあり、こうしてアイデアが浮かぶと取り出して活用しています」
ほかにも、壁に取り付けた飾り棚やデスク上の小引き出しなど、Sさん宅には子どもの作品がたくさん。
「何を作るにしても、学校から返却されたら家の中で実際に使えるように、色や形を考えていました。思い出がいっぱい詰まっているので何年たっても味わい深いし、家族みんなが大切に扱ってくれます。子ども本人も、自分が作ったものが家族の役に立っていると思うと、うれしいだろうし自信につながるのでは」
何年たっても色あせない子どもの作品。目に見える形で活かせたら家族みんながハッピー!
「麻のネットに思い思いのタイルを貼っただけの簡単なものですが、色合いや質感が夏にちょうどいいと思って。コースターやランチョンマットなどを収納している引き出しに一緒にしまってあり、こうしてアイデアが浮かぶと取り出して活用しています」
ほかにも、壁に取り付けた飾り棚やデスク上の小引き出しなど、Sさん宅には子どもの作品がたくさん。
「何を作るにしても、学校から返却されたら家の中で実際に使えるように、色や形を考えていました。思い出がいっぱい詰まっているので何年たっても味わい深いし、家族みんなが大切に扱ってくれます。子ども本人も、自分が作ったものが家族の役に立っていると思うと、うれしいだろうし自信につながるのでは」
何年たっても色あせない子どもの作品。目に見える形で活かせたら家族みんながハッピー!
あやしげな古道具も、アイデア次第で涼感インテリアの一部に!
すき間時間に雑貨屋さんをのぞくのが趣味だというSさん。何に使っていたのか分からない古道具も、ちょっと知恵をしぼれば何通りもの使い道があるという。たとえば…。

ガラス瓶の水に浮かぶグリーンが涼を呼ぶ、Sさん宅のダイニングテーブル。テーブルセンターのようにして下に敷いてあるのは、古道具屋さんで見つけた、ガラス板をはめ込んだ細長い木枠。
「飾り窓だったのか何なのか、実際の用途が分からないものだったのですが、とても珍しいので見た瞬間にビビッと。どう活かすかは追々考えればいいかなと思い、とりあえず速攻で買いました(笑)」
ガラス板と木枠の組み合わせなら夏のインテリアにぴったりだし、上に置いたガラス瓶やグリーンのテイストにも合う。そのほかの使い方でも、季節を問わず活躍しているそう。
「立てかけてレースをかければオブジェになるし、写真を貼るボードにしても。ふたつの脚立に渡して飾り棚にしたこともあります」
ひとつの雑貨が何通りも表情を変えて活躍できるなんて、まさにインテリアはアイデア次第。目先にとらわれて新しいものを買い込むよりも、ずっと楽しそうだ。
「飾り窓だったのか何なのか、実際の用途が分からないものだったのですが、とても珍しいので見た瞬間にビビッと。どう活かすかは追々考えればいいかなと思い、とりあえず速攻で買いました(笑)」
ガラス板と木枠の組み合わせなら夏のインテリアにぴったりだし、上に置いたガラス瓶やグリーンのテイストにも合う。そのほかの使い方でも、季節を問わず活躍しているそう。
「立てかけてレースをかければオブジェになるし、写真を貼るボードにしても。ふたつの脚立に渡して飾り棚にしたこともあります」
ひとつの雑貨が何通りも表情を変えて活躍できるなんて、まさにインテリアはアイデア次第。目先にとらわれて新しいものを買い込むよりも、ずっと楽しそうだ。
ガラスの演出が家族に好評の、涼しげダイニング!
リビングに家族の手作りの雑貨が飾ってあるという、チームJマダムのYさんのお宅。この夏はダイニングテーブルの上にYさんお手製のオブジェが登場。いったいどんな演出が?

年々暑くなる夏。目にも涼を呼ぼうと、みんなさまざまな工夫を凝らしている様子。そんな中、Yさんがこだわるのがガラス。
「夏はお気に入りの風鈴を吊るしたり、ガラスの器に花を浮かべたりと、ガラス製品を身近に使って涼しさを演出しています」
食事のときにも涼しさが感じられるようにとダイニングテーブルに施した演出が、上の写真。ガラスの大皿の上にパールのネックレスをあしらったワインクーラーと、手作りのガラスのオブジェを組み合わせた。
「ガラスのオブジェは私の手作り。タイルの上にさまざまな色のガラスをあしらいました。ブルー系の色合いが涼しげて、テーブルの上をさわやかな風が吹き抜けるようだと、家族からも好評でした」
うだるような暑さも吹き飛んでしまいそう!
「夏はお気に入りの風鈴を吊るしたり、ガラスの器に花を浮かべたりと、ガラス製品を身近に使って涼しさを演出しています」
食事のときにも涼しさが感じられるようにとダイニングテーブルに施した演出が、上の写真。ガラスの大皿の上にパールのネックレスをあしらったワインクーラーと、手作りのガラスのオブジェを組み合わせた。
「ガラスのオブジェは私の手作り。タイルの上にさまざまな色のガラスをあしらいました。ブルー系の色合いが涼しげて、テーブルの上をさわやかな風が吹き抜けるようだと、家族からも好評でした」
うだるような暑さも吹き飛んでしまいそう!
我が家のリビングに欠かせないもの。それは…。
建築家の美意識が詰まったシンプルモダンな家に暮らすチームJマダムのKさん。リビングに入ってまず最初に目につくコーナーを季節ごとに模様替え。そこに必ず置いているものとは、いったい?

ダイニングテーブルや棚といった大型家具のほとんどが造り付けだという、Kさん宅のリビング。だからこそ、小さなコーナーに何を選んでどう飾るかが腕の見せどころ。
「家のコンセプトがシンプルモダンなので、ともすると冷たい印象になりがち。なのでリビングに入って最初に目にするコーナーには、色味をおさえて自己主張させないようにしつつ、温かみを感じさせるような花器やオブジェを飾って季節感を演出しています」
そのコーナーが、上の写真。ふたつの白い花器に黒いドライバンブーを差し入れ、その間にガラス瓶と黒い花器が。涼しさと温かみが同時に感じられるようなアジアンスタイルだ。
そして中央には、Kさんにとって絶対に欠かせないという大切なものが。
「年齢とともに香りに敏感になってきたので、ルームディフューザーは不可欠です。写真に写っているのは、JO MALONE LONDONのもの。実は昨年のクリスマス限定の香りなのですが、ユーカリの香りがさわやかなので、この夏にフル稼働しています(笑) ほかにも、ソファにはリネンスプレーを欠かしませんし、食卓や階段にはAPOTHIAのIFとSCENEを置いています。ふたつが相まって、夏らしい甘くさわやかな香りが楽しめます」
そういえば、友人宅のインテリアで何をチェックするか聞いたアンケート(詳しくは50代のリアル「50代、友人宅を訪れたらインテリアでチェックするのは…」をご覧ください)で、「匂い・ルームフレグランス」が3位に入っていた。香りも、姿の美しいディフューザーも、Jマダムにとって欠くことのできないインテリアの一部のようだ。
「家のコンセプトがシンプルモダンなので、ともすると冷たい印象になりがち。なのでリビングに入って最初に目にするコーナーには、色味をおさえて自己主張させないようにしつつ、温かみを感じさせるような花器やオブジェを飾って季節感を演出しています」
そのコーナーが、上の写真。ふたつの白い花器に黒いドライバンブーを差し入れ、その間にガラス瓶と黒い花器が。涼しさと温かみが同時に感じられるようなアジアンスタイルだ。
そして中央には、Kさんにとって絶対に欠かせないという大切なものが。
「年齢とともに香りに敏感になってきたので、ルームディフューザーは不可欠です。写真に写っているのは、JO MALONE LONDONのもの。実は昨年のクリスマス限定の香りなのですが、ユーカリの香りがさわやかなので、この夏にフル稼働しています(笑) ほかにも、ソファにはリネンスプレーを欠かしませんし、食卓や階段にはAPOTHIAのIFとSCENEを置いています。ふたつが相まって、夏らしい甘くさわやかな香りが楽しめます」
そういえば、友人宅のインテリアで何をチェックするか聞いたアンケート(詳しくは50代のリアル「50代、友人宅を訪れたらインテリアでチェックするのは…」をご覧ください)で、「匂い・ルームフレグランス」が3位に入っていた。香りも、姿の美しいディフューザーも、Jマダムにとって欠くことのできないインテリアの一部のようだ。
オブジェ+壁面飾りのおしゃれテク!
ファブリックやオブジェなどをこまめに取り換えて季節感を表現しているという、チームJマダムのWさん。広い玄関の一角に海を思わせるオブジェを飾り、さらにその上の壁に選んだのは…?

「涼しげな雰囲気にするために、クッションカバーを寒色系のものにかえたり、テーブルクロスを透け感のあるレース素材にしたり。オブジェなどの飾り物も、夏を意識したものにかえています。そしてもうひとつ、私が意識しているのが、壁面の演出です」
そう話すWさんが、今年の夏のインテリアコーナーを紹介してくれた。海を連想する灯台と帆船のオブジェ、そして貝殻。その上の壁には、鮮やかな色彩の南国フルーツの絵が。この絵があることで、真っ白な壁のままより雰囲気がやわらぎ、肩の力が抜けたような解放感と夏らしい活気が伝わってくる。
「この木製の灯台と船のオブジェはとても好きなのですが、これだけだと色合いが控えめでちょっと地味。涼しそうではあるけれど夏のワクワク感が物足りない気がしたので、ハワイアンフェアで手に入れたビタミンカラーの絵を加えてみました。ちょっととぼけた感じの陽気さが気に入っています」
ただ好きなものを所かまわず飾るのではなく、少し引いて空間をとらえ、オブジェと壁面飾りの絶妙な好バランスを探り出す。さすがインテリア上級者、Jマダムの暮らしの知恵がここにも活かされている。
そう話すWさんが、今年の夏のインテリアコーナーを紹介してくれた。海を連想する灯台と帆船のオブジェ、そして貝殻。その上の壁には、鮮やかな色彩の南国フルーツの絵が。この絵があることで、真っ白な壁のままより雰囲気がやわらぎ、肩の力が抜けたような解放感と夏らしい活気が伝わってくる。
「この木製の灯台と船のオブジェはとても好きなのですが、これだけだと色合いが控えめでちょっと地味。涼しそうではあるけれど夏のワクワク感が物足りない気がしたので、ハワイアンフェアで手に入れたビタミンカラーの絵を加えてみました。ちょっととぼけた感じの陽気さが気に入っています」
ただ好きなものを所かまわず飾るのではなく、少し引いて空間をとらえ、オブジェと壁面飾りの絶妙な好バランスを探り出す。さすがインテリア上級者、Jマダムの暮らしの知恵がここにも活かされている。
撮影/川上輝明(bean) 矢野信夫 スタイリスト/石山とみ子 菊川博子 取材・文/おおくにあきこ 小林みどり 鈴木奈代 撮影協力/ FILE(http://file-g.com)
※2017年eclat6月号、2019年eclat7月号掲載
※2017年eclat6月号、2019年eclat7月号掲載
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