【ブルガリのブライダルリング】華やかに映えるデザインに情熱的な愛を託して!

@BAILA

イタリアの情熱的な愛が表現された「ブルガリ」のブライダルリング。イタリア語で“運命の愛の出会い”を意味する「インコントロ ダモーレ」のエンゲージリングは永遠の愛を象徴する輝き。

【ブルガリ】華やかに映えるデザインでイタリアの情熱的な愛を表現

【ブルガリ】華やかに映えるデザインでイタリアの情熱的な愛を表現

イタリア語で“運命の愛の出逢い”を意味する「インコントロ ダモーレ」のエンゲージリングは、立体的な台座がダイヤモンドの存在感を格別に引き立てて。


(右)「インコントロ ダモーレ エンゲージメントリング」(Pt×DIA0.18ct〜)¥276100〜・(左)「デディカータ・ア・ヴェネチア ハーフエタニティリング」(Pt×DIA)¥325600/ブルガリ ジャパン(ブルガリ)

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撮影/赤尾昌則〈WhiteSTOUT〉 取材・原文/東原妙子 ※Pt=プラチナ、WG=ホワイトゴールド、PG=ピンクゴールド、YG=イエローゴールド、SG=サクラゴールド™、DIA=ダイヤモンドの略です ※BAILA2021年12月号掲載

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  • 学びって実は大人になるほど楽しめるもの。そう教えてくれるのは、一歩先をゆく同年代の女性たち。知花くららさんやフォーリンラブのバービーさん、フリーアナウンサーの小熊美香さんなど、学んで人生を、世界を広げた5人のストーリーをご紹介。 1.知花くららさんは30代で建築学科に進学 祖父の家を未来に残す目標への一途な思いが40代への投資につながった History2011頃:沖縄・慶良間諸島の祖父の家を譲り受ける2019:京都芸術大学社会人課程に入学2021:大学を卒業 知花くららさん ちばな くらら●1982年生まれ、沖縄県出身。'06年にミス・ユニバース・ジャパンに選出され、各メディアで活躍。'07年から国連WFP大使。'12年より沖縄・慶留間島で子どもたちのための保養キャンプを主催。'19年に歌集『はじまりは、恋』を刊行。2児の母。 喜びと苦しみが詰まった建築学科卒業までの2年間 「国連WFP(世界食糧計画)の仕事や旅行で訪れた世界の国々。そこでは現地の方が暮らす住宅に招いていただく機会にも恵まれて。中でも印象に残ったのが牛糞や泥を塗り固めて建てるマサイ族の家。彼等は一夫多妻制なのですが、奥さまたちがそれぞれ自分の手で家を建てています。私が招かれたのはまだ若い新妻のお宅だったのですが、何か音がするなと思ったら、第一夫人と第三夫人が屋根の修理を手伝っていたりして。日本で暮らす私にとって、それはとても興味深くどこか不思議な光景でもありました」  家は住人の生活だけでなく、その国の文化や社会まで映し出す鏡。旅を通じて建築に興味を持つようになった知花さんが、本格的に勉強を開始したのは2年前。「建築を学ぼうと思ったのは、沖縄の慶良間諸島にある祖父の生家を受け継いだことがきっかけです。老朽化が進むその家は建て直す必要があるのですが、国立公園に指定されている島なので景観保全も考えなければいけない。だからこそ、何を残し、何を変えていくのか、自分自身で学びちゃんと考えたくて」  彼女が学びの場所に選んだのは、東京で生活しながら通信で勉強できる京都芸術大学建築学科の社会人課程。入学したのは第1子を妊娠しているときだった。「仕事がスローダウンするので、ある意味、これはチャンスだなと。ただ、通信だから家でゆるりと学ぶことができるのかなと思いきや、これが想像以上に大変で。教材をもとに自分で学ぶことが基本なのですが、製図や模型作りの実践過程は週末に学校に通いスクーリング。オンラインで提出する課題やレポートも、私はいつもギリギリ。睡眠時間を削り必死に制作した課題に対して、先生から厳しい批評が返ってきては落ち込む、そんな日が続くこともあったりして」  中でも「いちばん大変だった」と語るのが、第2子の妊娠中に挑んだ卒業制作。「つわりがひどいときには、横になりながら模型を作ったりして。卒業制作の発表後、修正した作品を京都のキャンパスに送るのが最後の課題だったのですが。発送を終えた帰り道に、一人でコッソリ泣きました。安堵と達成感が押し寄せてきて、“あぁ、終わったんだ”って(笑)」 「好奇心の赴くままに学びのドアをたたき続けたい」(知花さん) 人生の選択肢を広げてくれる学びは未来の自分への投資 つらく厳しい時間を過ごした卒業までの2年間。それでも学び続けることができたのは、喜びや楽しみもあったから。「私の至福のひとときは模型を作り終えたあとの撮影。スマホのライトを照らし朝日や夕日を再現しながら撮影をするのですが、カメラのレンズを通して見ると、そこで生まれるであろう生活や時間がえてくる。自分の頭の中にあるものが形になる、それは喜びを感じる瞬間でした。心が折れなかったのは、祖父の家を建て直すという明確な目標があったことも大きかったと思います。実は今、その計画も少しずつ動き始めていて。学校で建築関係の知り合いも増え、そんな仲間たちと意見を交わしている最中なんです」  今までも、建築に限らず短歌や古筆など様々な学びにトライしてきた知花さん。その原動力は“好奇心とノリ”。興味が湧いたら「合わなかったらやめればいい。とりあえず、やってみよう」の精神で飛び込むことを大切にしているそう。「学びは自分の可能性を広げてくれる。それを実感したのは大学在学中に学んだフランス語でした。留学も経験して身につけたそれは私の世界を広げてくれた……。私にとって学びは“未来の自分への投資”でもあります。特に年齢を重ねるほど“経験ずみ”のことが増えていく、ゆえに自分の可能性が狭まるような感覚に陥ることも。そこで足を止めたら何も変わらないけれど、学び知識を身につけ、できることが増えれば仕事や人生の選択肢が広がるかもしれない。それってすごくワクワクするじゃないですか」未来はいい意味で不確定。それはミス・ユニバース・ジャパンに選出され、一夜で人生が変わった体験を経て学んだこと。「今の時代、肩書はいくつあってもいいと思います。“これしかできない”より“あれもこれもできる”のほうが未来に夢を描くことができるから。これからも好奇心の赴くまま、私は学びのドアをたたき続けたいと思います」 スクーリング以外は基本自宅学習。自分のペースで学べるが、課題に追われているときは孤独を感じることもあったそう 卒業式は京都芸術大学の瓜生山キャンパスで。お気に入りの琉球紅型の訪問着を着て卒業証書を受け取りました トレンチコート¥88000/ヘンネ カスタマーサポート(HAENGNAE) 撮影/須藤敬一 ヘア&メイク/重見幸江〈gem〉 スタイリスト/山本隆司 取材・原文/石井美輪 ※BAILA2022年2月号掲載 知花くららさんの「学び白書」を詳しくチェックする 2.「フォーリンラブ」バービーさんは大好きな園芸の世界へ 自分自身を見つめ直して心から好きな「植物のこと」を形にしたら、人生の迷いが晴れた  History2016:日本園芸協会に資料請求2017:「ガーデンデザイナー」資格取得2018:4月渋谷公園通り ガーデニングコンテスト参加 2018:5月英国チェルシーフラワーショー ボランティア参加 バービーさん ばーびー●1984年生まれ、北海道出身。'07年にお笑いコンビ・フォーリンラブを結成。'16年から地元・北海道夕張郡栗山町の町おこし、テレビのコメンテーターやラジオパーソナリティなど幅広く活躍。ピーチ・ジョンと協業で下着の開発も行う。 自信がない自分を武装すべく取得したいくつもの資格 チベット体操インストラクターやスパイス&ハーブコンサルタントなど、今までにいくつもの資格を取得。実は“資格マスター”であるバービーさん。 「知識や特技を身につけることで自信を持ちたい、自分の中にそんな気持ちがあったんでしょうね。特に20代後半は人生に迷っている時期で。私はどんな人間なのか、何が適しているのか、自分の可能性を探るべくいろんな学びに手を出しました。『大人の家庭教師トライ』で急にビジネスや社会学を学び始めたかと思えば、『宣伝会議』のコピーライター講座に申し込み、講義を数回受けただけで挫折。通関士の資格を取るために高額な教材を取り寄せたものの、あまりの難しさに3日であきらめたこともありました(笑)」  ガーデンデザイナーの資格を取ったのも、そんな迷いの渦中にいた頃。 「自分を見つめ直さなきゃと思ったとき、何が本当に好きなのか考えて。そこで、頭に浮かんだのが“植物”だったんです。私の本名は“笹森花菜”なんですけど。草木を表す漢字がそろった名前を授けられたせいか、子どもの頃から自然や植物が大好きで。普段は何かにハマるということがあまりないのですが、長崎のハウステンボスで開催されるガーデンショーだけは一人旅がてら何度も訪れていたんです」  人生の迷いの波がMAXに高まった30代前半には、イギリスの世界的な園芸の祭典「チェルシーフラワーショー」に庭園デザイナー・石原和幸さん率いるチームのボランティアスタッフとして参加。 「ありがたいことに仕事はとても忙しかったのですが、過激なスタイルで笑いを取ることに疲弊している自分も。実はテレビというフィールドに限界を感じていた時期でもあって。また、私生活では一人の女性としての未来も考えるように。結婚したら仕事と家庭の両立は難しいかもしれない。でも、この仕事を辞めたら私に何が残るのだろう……。先延ばしにしていた迷いの答えをそろそろ出さなくちゃいけないぞと。相当、追い詰められていたんでしょうか。ネットで“ボランティアスタッフ募集”のHPを見つけた瞬間、何かにせかされるように申し込みボタンを押していたという。事務所に相談する前に、完全に勢いだけで(笑)」   「人生に悩み迷った30代の入り口。もがき学んだから答えが見えた」(バービーさん) 自分自身を取り戻せた英国のボランティア期間 ガーデンデザイナーの資格を取ってよかったことは何かと尋ねたとき、バービーさんから返ってきたのが「ボランティアスタッフを経験できたこと」だった。  「イギリスには約1週間滞在したのですが。まず、この仕事を始めてから、自分の意志で長期休暇を取ったのはそれが初めてだったんですよ。忙しさを理由に置き去りにしてきた“自分と向き合う時間”を持つチャンスだと思い、ボランティア仲間には“バービー”ではなく本名で呼んでほしいとお願い。その期間は仕事を忘れ“笹森花菜”として過ごすことができたんです。そして、それが自分自身を取り戻すとてもいい機会になったんですよね」  それまでは自分の大半を“バービー”に注いで生きてきたけれど、“笹森花菜”もちゃんと満たしてあげなければいけない。学びを通してそこに気づいたとき、目の前をずっと覆っていたモヤモヤがふうっと晴れていくのを感じた。 「私を“花菜ちゃん”と呼ぶ仲間と出会えたことも私にとっては大きな財産。今も交流がずっと続いていて。ゴリゴリの造園のプロとして活躍する仲間たちと、イモトアヤコちゃん宅のお庭を一緒に造ったこともあるんですよ」 大人になればなるほど学びはきっと楽しくなる!!   以前は“自信がない自分を武装するため”そして“自分探しのため”に学んでいたバービーさん。しかし、今はそれが“自分を豊かにするため”のものに変わった。 「大学を卒業してから、今がいちばん豊かに学べている気がします。ラジオ、執筆、書評の連載など、これまで触れてこなかったジャンルのお仕事をいただき、学ぶ機会が増えたこともきっかけなのですが。年齢や経験を重ねて、理解する解像度がすごくクリアになったというか。若い頃はわからなかったことが今になって理解できるようになった、そういうことがとても多くて。大人の学びはとても刺激的。クラブでお酒を飲んだり踊ったりするよりも充分に刺激的(笑)。もしかしたら、感受性は弱まっているのかもしれないけれど、それをカバーするくらいの経験値と蓄積された感情がありますから。そこに学ぶこと一つひとつがビリビリと大きく響くんですよね。この先もきっと、そのビリビリは増していくはず。それを今の私は楽しみにしていたりもするんです」 渋谷公園通りの花壇を飾る国際ガーデニングコンテストにひそかに参加。チームを結成して取り組み、アイディア賞を受賞 チェルシーフラワーショーで。自分を取り戻しつつある“笹森花菜”さん。仲間とともに真剣に好きなことと向き合った!! バービーさんが師と仰ぐ庭園デザイナーの石原和幸さん。長崎のガーデンショーにも発足から携わる、その道の第一人者 撮影/須藤敬一 ヘア&メイク/加藤志穂〈PEACE MONKEY〉 スタイリスト/谷口夏生〈TAKUTY PRODUCE&CREATE〉 取材・原文/石井美輪 ※BAILA2022年2月号掲載 フォーリンラブ・バービーさんの「学び白書」を詳しくチェックする 3.フリーアナウンサー小熊美香さんは“語学”から仕事の楽しさを再発見 「言語」への変わらない情熱。逃げ道も寄り道もすべての道はつながっていた  History2002:高校2年生カナダに留学2008:上智大学英語学科を卒業2010:日本語教師のスクールに通い始める 2012:休学、仕事に専念2016:第1子妊娠、復学2017:日本語教師資格を取得 小熊美香さん おぐま みか●1986年生まれ、静岡県出身。2008年、日本テレビにアナウンサーとして入社、「news every.」「ZIP!」ほかに出演。報道からバラエティまで幅広く活躍。2017年に退社し、現在はフリーアナウンサーとして活動。2児の母。 現実から逃げたくて通い始めた日本語教師の養成講座 「言語に惹かれるようになったのは高校生の頃。カナダ留学を経験したのがきっかけなんです。日本ではあまり社交的ではない私が、英語圏に突入した瞬間、明るく振る舞えるようになる。言葉を通じて自分の新たな一面を知り、同じ言葉を話すことで多くの現地の人とつながることができた、それはとても大きな体験で。そんな言語をもっと追求したい、言語を通じてもっといろんな人とつながりたい、次第にそう考えるようになったんです」大学では英語学科に進み、身につけた英語力を武器にハリウッドスターにインタビューをしたことも。そんな小熊さんが日本語教師の資格を取得すべく学校に通い始めたのは日本テレビに入社して間もない頃、アナウンサーとして活躍し始めてから2年目の出来事だった。 「自分がアナウンサーになって感じたのが“私はこんなにも日本語のことを知らなかったんだ”という驚きでした。そこで、もっと日本語を追求したいなと思ったのがひとつの理由ではあるのですが……。実はいちばんの理由は“この仕事は自分に向いていないんじゃないか”と壁にぶち当たってしまったからなんですよ(笑)。そもそも私は言語が好きで“言語を扱う仕事がしたい”という漠然とした思いでアナウンサーの仕事に就いたので、仕事を始めてから表に出ることの責任の大きさや伝えることの難しさを痛感、早々に心が折れそうになってしまって。そこで、もしかしたらほかの道もあるんじゃないか。仕事以外に何かひとつ武器を身につけることができたら、いずれ別の世界に飛び込めるんじゃないかと。早い話が“逃げ”ですね(笑)。大好きな言語を扱う日本語教師の資格があれば海外で生活できるかもしれないし、アナウンサーの仕事にも生かせるかもしれない。そんな思いから、学校に通い始めたんです。誰にも言わず秘密裏にコッソリと(笑)」 「学びをきっかけに、外側から自分を見直し仕事の楽しさも再発見できた」(小熊美香さん) 想定外の気づきに出会える。それが、学びの楽しさ    当時は早朝番組を担当。生放送が終わったあとのスキマ時間や週末に学校へ。帰宅後は19時に就寝して翌朝3時に起きて出社。ハードな毎日ゆえに「座学は眠くて仕方がなかった」と笑う。「いろんな授業があるのですが、楽しかったのが模擬授業。実際に海外からやってきた生徒さんを相手に授業をするんですけど、自分でカリキュラムを組み教材も準備しなければいけないので。厚紙を切り、マグネットを貼り、ホワイトボードに貼りつける教材を徹夜で製作したりして。そして、挑んだ授業では、たとえば“木に登る”と“木を登る”、私たちが普段は気にしないような助詞の差について“何が違うの?”と質問されることも。教える立場の自分が日本語の難しさに頭を抱える場面も多々あり、正直、大変だったのですが。その分生徒さんに伝わったときの喜びもすごく大きくて。キラキラした瞳で“先生”と呼ばれるたびに、私のやる気や情熱も高まっていったんです」 日本語の知識をより深めたい、そんな思いから通い始めた学校。しかし、小熊さんが何より身についたと実感しているのが“教える喜び”。「実は今、役立っているのもそれなんです」と言葉を続ける。「教えは与えるものではなく相手から引き出すもの。先回りして答えを出さない、一緒に考えながら答えを出す。模擬授業で学んだことは、後輩や新人の指導役を任されたときに役立ちましたし、今も子育てにとても役立っているんですよ」想定外の出会いや発見が待っている、それも学びの楽しさであり面白いところ。 「実はほかにも大きな想定外があって。学校に通い始めてからアナウンサーの仕事を楽しめるようになったんですよ。それまでの私は仕事がすべてだったからこそモヤモヤしたり、不安になることが多かった気がするんです。でも、一歩外に出て、外側から眺めたことで、あらためてアナウンサーの仕事の楽しさや素晴らしさに気づくことができた。結果、別の道を探す当初の予定が覆り、生き生きと会社に向かう毎日。次第に学校から足が遠のいてしまいまさかの休学。卒業するまで約7年もかかってしまったという(笑)」 大人の学びの“正解”は自分で見つければいい “逃げ道”から始まり途中には“寄り道”も。マイペースな小熊さんの学びの道。「本当、ダメダメですよね(笑)。でも、肩の力を抜いてゆっくりと、大人の学びはマイペースでもいいのかなって思う自分もいるんです。社会人になると“仕事がすべて”になりがち。そんな狭い世界から外へ連れ出してくれる学びは、息抜きや新しい風を届けてくれて、その時々の自分を救ってくれることも。知識を得ることだけがゴールじゃなくていい。迷っているときは学びに、好きなことに逃げてもいいと思うんです。また、学びで得た知識をどのタイミングでどう使うのか、それも自由。今は使えなくても未来のために楽しみながら蓄えてもいいと思うんです。私自身、学校に通い始めた当初に抱いていた“日本語教師をしながら海外で暮らしたい”という夢は今もなお健在。子育てをしている今は難しいけれど、それが終わったらいつか……。そのときこそは、7年かけて得た資格を生かそうと思っていますからね(笑)」 高校2年生の1年間を過ごしたカナダのエドモントンで。使う言語が英語になると性格が変わる自分に驚いたそう 「ZIP!」のニュースキャスターとして英語力を生かしインタビューも。写真は2016年に大統領選挙の取材で訪れたNYで 日本語教師資格を取得するためには400時間以上の座学と外国人生徒への模擬授業経験がマスト。写真は自作した教材 ジレ¥20900・パンツ¥19800/ストラ ニット¥13200/ルーニィ その他/スタイリスト私物   撮影/目黒智子 ヘア&メイク/YUMBOU〈ilumini.〉 スタイリスト/山﨑静香 取材・原文/石井美輪 ※BAILA2022年2月号掲載 フリーアナウンサー小熊美香さんの「学び白書」を詳しくチェックする 4.美容ジャーナリスト鵜飼香子さんはMBAを取得 MBA取得に通ったビジネススクールでの出会いが、第2の人生の扉を開けた  History2016:雑誌編集部から独立2019:ビジネススクール入学2021:MBA取得、卒業 鵜飼香子さん うかい きょうこ●会社員を経て美容雑誌『MAQUIA』で'04年の創刊からエディターとして活動。'16に独立し、美容ジャーナリストとして多数の女性誌や広告などで活躍。2児の母。 経験が一周まわったと感じたとき、違う道を探し始めた 「美容雑誌のエディターとして働き始めてから13年目、世間ではよく“トレンドは一周する”と言いますが、私がそれを体感したのがそのときで。ワンサイクル経験した今、2周目に突入する前に違う道を探したいと考えるようになったんです」美容の世界で活躍していた鵜飼さんが、早稲田大学ビジネススクール(WBS)に通い経営管理修士(MBA)を取得。畑違いとも思える世界に飛び込んだきっかけは書店で出会った一冊の本だった。「それまでも仕事を通じて知り合った会社の方々からブランドマネージングの相談を受けることが多かったんです。エディターとしての経験から、売れるものやトレンドは感覚としてはわかる。でも、それをロジカルに説明する力が私にはなくて。“右脳”ではなく“左脳”で考え伝える力が足りないのかも、そう思っているときに出会ったのが、WBSで教鞭をとっている内田和成さんの『右脳思考』という本で。“右脳派の自分にビジネスは無理かもしれない”とあきらめていた学びへの好奇心をかき立ててくれたんです」自らを「好奇心旺盛で後先考えずに行動するタイプ」と分析。受験を決めたのは入試の1カ月前。そして「好きなものにはトコトンのめり込む」性格に突き動かされ見事に一発合格。しかし、入学してからがとても大変だったそうだ。「途中から新型コロナウイルスの影響で授業はオンラインになったのですが、それまでは9時から16時半まで教室で座学。家庭と仕事を両立させながら大量の課題にも向き合わなければいけない。特に必修科目を学び終えた2年目は好きな授業を詰め込みすぎて睡眠時間は平均3時間。自分で選んだ道ではあるものの、泣きたくなるほどハードな毎日でした」     同じ景色を眺め続けるより知らない海に飛び込んでいたい 好奇心も知識欲も旺盛な鵜飼さん。そんな毎日も「楽しかった」と振り返る。 「授業や講義はもちろんのこと、普段は出会えない人たちに出会えたことが私の中では大きくて。WBSには異業種の方々や留学生が通っていて、教室に集まる生徒は年齢も国籍もバラバラでとてもグローバル。その出会いは自分のいる世界がまだまだ小さいことを教えてくれ、私の視野をグンと広めてくれたんです」学校で手に入るのは知識だけではない。夢や目標に向かい突き進む仲間に出会い刺激をもらえるのも学びの魅力。実は今、そんな仲間と組んでコオロギビジネスを計画中。「WBSがセカンドチャンスの扉を開けてくれた」と笑顔で語る。「WBSで学んだことで環境への意識が高まり、そこで目に留まったのが昆虫食。コオロギは環境負荷をかけずに育てることができ、良質なタンパク質を摂取することもできるんです。肝心の味も美味しくて。揚げればまるで居酒屋さんで出てくる海老の素揚げのようですし、おだしはまるで関西風。鶏ガラよりも繊細でまろやかなコクが出るんです。そんなコオロギを浸透させるべく、国内外の論文を片っ端から読みエビデンスを集めたり、カンボジアでコオロギを育てる理工学部のチームを紹介していただきセッションを重ねたり。そこでもWBSで培った人脈に助けられているんです」今の夢はコオロギを手軽なスナックフードとして定着させること。「いずれは給食に出るような存在にしたい」と語る。「今はまだ道半ば。それを現実に変えるにはいくつもの壁を乗り越えなくてはいけない。でも、まだ見ぬその壁も楽しみだったりするんです。人生は一度きり、同じ景色を眺め続けるよりも、私は知らない海に飛び込んでいたい。計画性がないのが私の欠点ではありますが、学びにおいては長所だと思っています。身軽に勢いで動くことができるので。自分の中でやりたいことを温め続けても何も変わらない。行動を起こすことが大切。失敗もいずれ自分の財産になりますから‼」 ビジネススクールを卒業するまで、約2年間の“学び”がギッシリ詰まったノート。その数は軽く15冊を超え、最後には成績優秀者に選ばれる快挙も 留学生から「中国の卒業式ではこれが流行」と教えてもらったリボンをガウンにつけて。グローバルな同級生からは様々なことを学びました 環境負荷の低い餌で育てることから始めたいと、こだわり飼い始めたコオロギ。多いときは500匹以上いたそう 撮影/目黒智子 取材・原文/石井美輪 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早稲田大学法学部を卒業後、大手金融機関に就職。総合職として入社し出世コースを突き進んでいた。丸の内のバリキャリ女子だった太田さんが、会社を退職して大学院修士課程に入学したのは約2年前。30歳を迎えたときだった。「私がいた総合職は“男社会”で。130人いる同期の中で女性は11人だけ。周りから“あとに続く女性たちのロールモデルにならないとね”と声をかけられることも。そんな期待にこたえるべく、必死に働いていたのですが、どこかで無理をしていたんでしょうね。入社7年目、心身のバランスをくずしてパニック障害に。休職することになってしまったんです」太田さんにとって“人生初の挫折”になった約1年間の休職期間。「それまで当たり前だったことができない、皆と同じ生活を送ることすらままならない。病気になって感じたのが“社会は元気な人を中心につくられている”ということ。世界は平等に見えるけど実は違う。自分がその立場に立って初めてマイノリティについて考えるようになったんです」そんな時間を過ごすなかで、実は今までの自分も会社ではマイノリティな存在だったということにも気づいた。「男社会の中で男性に合わせてガムシャラに頑張らなきゃいけない。それが正解だと自分に言い聞かせ必死に働いてきたのですが。学生時代は同じように勉強や受験をしてきたのに、会社に入った途端になぜ差をつけられてしまうのか。男性となかなか同じポジションにつけない、男性以上に頑張らないと同じキャリアをつかめない。周りは“あとに続く後輩たちのために頑張れ”というけれど、自分のやっていることは逆に彼女たちを苦しめることになるのではないか……。それまで見て見ぬふりをしていた疑問が自分の中にワッとわき上がってきたんです」女性が働きやすい環境をつくりたい。でも、今のままでは“個人の意見”で終わってしまう。学問的な知識を手に入れればきっと説得力が生まれる。自分の声がより多くの人に届き受け入れてもらえるかもしれない。太田さんは“もう一度、学び直すこと”を決めた。 夢や目標が見つからないなら「今はお金を貯めておけ‼︎」 大学院では女性の社会科学や公共政策を研究。現在は修士論文を執筆中。「16人の女性管理職の方にインタビューしたんです」と生き生きとした表情で語り「卒業後は女性をエンパワーメントするための発信をしていきたい」と言葉を続ける。「休職中は“これからどう生きていけばいいのか”と途方に暮れてしまった時期も。そんなときに始めたのが自分の経験を綴ったブログで。そこに届いたのが“実は私も”というたくさんの声でした。周りに相談することもできず、心身の不調を抱えながら一人で悩む女性が多いことを知り驚き、そして、そんな方々の声に私自身とても励まされて。同じように悩んでいる人たちにも“大丈夫、あなただけじゃないよ”と伝えたい、それが発信したいと思う大きなきっかけになったんです」バイラの読者ブロガー「スーパーバイラーズ」としても活動中の太田さん。その応募も「発信したい」思いがあったから。自分の経験を綴ったブログが反響を呼び、今はライターの仕事もスタート。自ら下した決断で人生は大きく変わった。「会社を辞めて学び直す、大きな決断を下すことができた理由をよく聞かれるのですが、その答えは“貯金があったから”なんです。使う暇がないくらい忙しく働いていた結果、気づいたらある程度のお金が貯まっていた。そして、それが選択肢を広げてくれた。現状に満足していない、いつか何かを学びたい、漠然とそう思っている人に助言するなら“とりあえずお金を貯めておけ”。それは迷う自分の背中を押してくれ、最初の一歩を踏み出す勇気を届けてもくれる。いずれ自分の強い味方になってくれるはずですから!」 自宅は作業しやすいようにかなり改造。昇降型デスクやスクリーン、修論で頭を整理するためのホワイトボードも導入 教科書や資料本の一部。特に中野円佳さんの著作は入学前に読んで感銘を受け、太田さん自身にとってのロールモデルに コロナ禍での勉学に、いいリフレッシュ効果をくれたのはベランダで過ごす時間。ハーブ苗を育ててティータイムも 撮影/須藤敬一 ヘア&メイク/サイオチアキ〈Lila〉 取材・原文/石井美輪 ※BAILA2022年2月号掲載 スーパーバイラーズ太田冴さんの「学び白書」を詳しくチェックする
  • 映画字幕翻訳の第一人者・戸田奈津子さんと、日本美術の専門家・村瀬実恵子さん。85歳と97歳の二人が東京・ニューヨーク間で実現させたZoom対談をまとめた本『枯れてこそ美しく』が好評発売中だ。戸田さんに本書について伺った。映画字幕翻訳の第一人者・戸田奈津子さんは、数年前のニューヨーク滞在中、友人の紹介でとびきり素敵な女性に出会った。その名は村瀬実恵子さん。元メトロポリタン美術館特別顧問で、日本美術のすばらしさを世界に広めてきた村瀬さんは、戸田さんよりひと回り上。85歳と97歳になったおふたりが、今回東京・ニューヨーク間で実現させたZoom対談をまとめた本が『枯れてこそ美しく』だ。 「“お元気でおしゃれなかた”というのが村瀬さんの第一印象でした。私は美術に詳しくはないけれど、お話ししているうちに“女性の先駆者がいない特殊な道を歩んできた”という共通点に気づいたんです。ただ村瀬さんは学生時代に戦争を経験されているし、その後アメリカで学んで大学教授になりステータスを築かれたのだから、私よりもっと道が険しかったと思う。“こんなかたがいらしたんだ!”と驚き、尊敬の念でいっぱいになりましたね」楽しいトークはおしゃれやキャリア、人との付き合いなど多岐にわたって続くが、そこから伝わるのは戸田さんが映画を、村瀬さんが美術をいかに愛し、仕事に打ち込んできたかということ。そして努力でそれぞれの才能を開花させたのに「自分たちはいいタイミングで好きなことができて運がよかった」と謙虚に思っていらっしゃるということ。 「村瀬さんは“結婚を考える暇もないくらい、学校の勉強に追われていました”とおっしゃっていましたが、私もほかにやりたいことがなかったのよ(笑)。私たちの時代は結婚と仕事の両立がむずかしかったから“この道でいく”と覚悟を決めたけれど、今の若いかたはいろいろな選択肢を考えて迷うかもしれない。そんなときに申し上げたいのは“自分のことは自分で決めて責任をもつべき”ということです。やみくもに好きなことに突き進むより、広い視野で時代の動きを予測することも必要でしょう。とにかくどんな道を選んでも簡単ではないのだから、他人を責めるような生き方だけはしないようにしたいわね」 働く女性の先頭に立つつもりなどなく、自分が映画から受けた感動をシェアしたいと思ってきただけ──笑顔をたたえ歯切れよくそう語る戸田さん。多忙な時期は友だち付き合いもままならなかったそうだが、自分の時間が増えると友だちも増え、刺激を受けたり楽しい時間を共有したりしているという。 「なかなかお会いできないけれど、村瀬さんもそのおひとりです。いろいろな業界の映画好きが集まって盛り上がるビデオ鑑賞、運動嫌いの私でもできるシュノーケリング……そういうことをしていると時間を忘れますね。最近村瀬さんは書を始められたそうですが、私もやってみたい。いつだって遅いということはないと思っています」『枯れてこそ美しく』 映画を通して海外文化を日本に紹介してきた字幕翻訳者・戸田奈津子さん。欧米の美術界では有名な日本美術の専門家・村瀬実恵子さん。旧知のふたりのコロナ禍でのリモート対談には“生きるヒント”が満載! “好き”をもつことの大切さが伝わってくる一冊。集英社 ¥1,430戸田奈津子戸田奈津子とだ なつこ●’36年、東京都出身。津田塾大学英文科卒。映画字幕翻訳者・通訳。生命保険会社勤務を経てフリーで翻訳の仕事を始め、40代に入ってフランシス・コッポラ監督の『地獄の黙示録』で本格的に字幕翻訳者デビュー。以後数々の映画字幕を担当。ハリウッドスターが来日した際は通訳を務めることも多く、彼らとの親交が厚いことでも知られる。>>編集部のおすすめ本撮影/藤澤由加 取材・原文/山本圭子 ※エクラ2022年2月号掲載
  • バイラ読者から届いた声に、政治学者の姜尚中さんがアドバイス。今回は、コロナ禍で友人との間に溝ができたという女性のお悩み。簡単に人と会う事が少なくなった今だからこそ、改めて人間関係について考えてみたい。 〈お悩み〉友人との収入格差や金銭感覚の違いが、コロナ禍で鮮明に(H・30歳・医療事務) 同級生の仲よしの友人がいます。以前から彼女の収入のほうが上でしたが、コロナ禍で、私は残業代や賞与がカットされ、収入格差が顕著に。外食の際、友人は、ホテルのビュッフェなど高級店に行きたがりますが、私は現在の収入ではとてもしんどいです。「予定が合わない」と噓を言って断りましたが、今後もこれが続くとつらいです。 二人の溝は、コロナがなくてもいつかあらわになったと思います──姜 コロナ禍は、私たちのこれまでの暮らしを激変させましたが、そのひとつが人間関係でした。「緊急事態宣言中に友達と会わなくなり、疎遠になってしまった」「コロナ禍の間に出産した友達も多く、人生のステージが違ってしまった」「看護師のため、家と病院との往復の毎日だが、SNSを見たら友達は好きなライブで他県に遠征していて、むなしくなった」といった悩みがありました。Hさんもそうですよね。コロナ禍で友人との間の収入格差や金銭感覚の違いがあらわになってしまったわけです。その上、彼女は医療従事者です。この2年、大変な毎日だったにもかかわらず、自分の収入のほうが低いことに対するいらだちもあったでしょう。同級生で、趣味も同じで、これまで微々たるものだった差異が、極端に目に見えるかたちで現れてきたのです。そのトリガーになったのがコロナ禍でした。それはあたかもコロナ禍によって、社会に隠されていた問題がドラスティックに顕在化したのと同じです。新刊『それでも生きていく』でも触れましたが、「緊急事態は常態を照らし出す」という言葉があります。危機的状況によって、あぶり出されるのは、すでにそこにあった問題なのです。つまりHさんが友人との間に感じる溝も、実はコロナ以前から二人の間に横たわっていたもので、コロナがなかったとしてもきっといつか自覚化されることになっただろうと思います。本来、言いたいことがなんでも言えるのが理想的な友人関係です。しかしHさんは思っていることが言えないし、友人は、Hさんのそんな気持ちに気づかない。趣味の話には花が咲いたとしても苦しい胸の内を明かしたり、お互いを思いやったりすることがない二人の関係は、果たして、本当のフレンドシップといえるのか。コロナ禍は、そんなそもそも論を考える絶好の機会なのかもしれません。友人関係は、人間関係の中で、最も自由度が高い関係です。血縁関係のように血のつながりもなければ、男女関係のように肉体のつながりもありません。上司と部下のようなしがらみもない。だから自由に縁を切っていいし、またいつ再開してもいい。「結婚したら疎遠になってしまった」などという話をよく聞きますが、友達とはそういうものなのです。そしてその関係性が個人の自由に任されている分、友人関係にはその人の人間性が現れます。ですからHさんがどうすればいいかは、まさにHさん次第で、きっとその決断には、自身の本質が現れるだろうと思います。 1月26日(水)発売!『それでも生きていく 不安社会を読み解く知のことば』 1月下旬に上梓される本書は、2010年から2021年まで、女性誌で連載されていた姜さんの人気連載をまとめたもの。この間、東日本大震災、中国の台頭、トランプ大統領の誕生、新型コロナウイルスのパンデミック……と、世界も日本も揺れに揺れた。そんな不安社会の構造を姜さんが読み解き、苦しみや悲しみを乗り越えて生きていく術を示してくれる、現代の救済の書。劣化する日本の政治、変わりゆく知のカタチ、ジェンダーをめぐる攻防、問われる人間の価値、不透明な時代の幸福論とテーマも刺激的で、知的好奇心が満たされること間違いなし!!『それでも生きていく 不安社会を読み解く知のことば』 姜尚中著  集英社 1650円 姜尚中(かんさんじゅん) 1950年、熊本県生まれ。東京大学名誉教授。長崎県鎮西学院学院長。熊本県立劇場館長。専門は政治学・政治思想史。著書に『悩む力』『漱石のことば』『母―オモニ―』『トーキョー・ストレンジャー』など多数。 撮影/渡部 伸 取材・原文/佐藤裕美 ※BAILA2022年2月号掲載
  • NHKよるドラ『恋せぬふたり』に出演中2018年からオンエアされた『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』(テレビ朝日)のルパンブルーとして人気を博し、その後堅実にキャリアを積んできた俳優・濱正悟さん。2021年には『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(TBS)や『お茶にごす。』(テレビ東京)をはじめ、多数の作品に出演。今最も注目の俳優のひとりである彼は、現在放送中のNHKよるドラ『恋せぬふたり』で、岸井ゆきのさん演じる兒玉咲子の会社の同期で元カレの松岡一(まつおか・かず)を演じています。本作では、アロマンティック・アセクシュアル(※)の男女の同居生活が描かれます。※アロマンティックとは、恋愛的指向の一つで他者に恋愛感情を抱かないこと。アセクシュアルとは、性的指向の一つで他者に性的に惹かれないこと。どちらの面でも他者に惹かれない人を、アロマンティック・アセクシュアルと呼ぶ。多様性の時代を生きる私たちに気づきを与えてくれそうなこの意欲作への出演を通し、濱正悟さんはどんなことを感じているのか。さっそくお話しを聞いてみました。サラダは先に食べる?「あたりまえ」は思い込みから生まれる濱正悟さん(以下、濱さん)「僕の演じる“カズくん”は、好奇心旺盛で行動力のある29歳です。大好きな同期・咲子(岸井ゆきの)がアロマンティック・アセクシュアルだということを、ストーリーが進むにつれて知っていくという役です」本ドラマは「恋愛しないと幸せじゃないの?」と、投げかけます。「〇〇じゃないと幸せじゃない」「△△じゃないといけない」。まずは、日常の中にある「あたりまえ」について、お話しをきいてみると。濱さん「世の中にある『あたりまえ』って、“みんながそうだから”という、思い込みから生まれるものだと思います。些細なことですが、「サラダは一番最初に食べる」「から揚げにはレモンをかける」とか。自分の好きに食べればいいのに、他人がそうだから自分もそうしなきゃいけないと思い込んでしまったり。逆に、自分がそうだから、他人にもそれを求めてしまったり。そういう小さなところからも『あたりまえ』は生まれているのではないかなと思います。ちなみに僕はから揚げにレモンをかける派です(笑)。だけど、誰かと食事をするときは『かけてもいい?』と必ず聞くようにしています」世の中や自分の中にある「あたりまえ」に悩んだ経験は?今年27歳になる濱さん。演じるカズくんは29歳。いずれも20代後半。20代後半になると、恋愛、結婚、仕事などについて、周囲からの「あたりまえ」に悩む機会が増えることも。濱さん「僕や今回演じたカズくんのように、20代後半になると、アラサーと呼ばれるようになって、『結婚はしないの?』『仕事はどう?』というふうに周囲に言われることが増えますよね。そういう時に僕が大切にしているのは、周囲にまどわされず、自分にとっての幸せが何なのか、それに向き合って考えることです」濱さんが役者の道に進むと決断したのは、周囲が就活をしていた大学3年生のとき。濱さん「僕は周りが就活をしている大学3年生のときに、役者でやっていくことを決意しました。一度はみんなと同じように就活をして、就職しようと考えたんです。でも、みんながそうだからと、ここで妥協したら絶対後悔するなと思いました。家族が『どうぞ頑張って!』と、役者の道へ背中を押してくれたことも大きかったですね。悩んだ時には、周囲の『あたりまえ』にとらわれないことと、自分自身を理解してくれる存在が大切なのではないかと、そう思います」家族と仲のいい濱さん。クランクアップで花束をもらったら、実家に持ち帰って家族にプレゼントするのが常だそう。 “カズくん”はアロマンティック・アセクシュアルについて“学んでいく人”世の中や自分の中にある「あたりまえ」について、見つめ直すきっかけにもなりそうなNHKよるドラ『恋せぬふたり』。濱さん演じる“カズくん”の注目ポイントは?濱さん「僕が演じる“カズくん”は、主人公の咲子と羽(高橋一生)に積極的に絡んでいってストーリーをどんどん動かしていく存在です。アロマンティック・アセクシュアルについて、視聴者の皆さんと一緒に学んでいく人物でもあります。ぜひご覧ください」プロフィールはましょうご●1994年8月22日生まれ。東京都出身。O型。大のカレー好きとしても有名で、最近のおうち時間の過ごし方は「家でご飯を食べることが好きなので、大好きなカレーを作ったりします。朝、青汁とヨーグルトを飲むのも日課です!」(濱さん)2022年は主演映画『お別れの歌』を含む6本の出演映画作品が公開待機中のほか、1月30日(日)スタートの料理紀行番組『屋台メシ部、はじめました』(BS日テレ)にレギュラー出演する。公式Twitter公式Instagram作品紹介NHKよるドラ『恋せぬふたり』人を好きになったことが無い、なぜキスをするのか分からない、恋愛もセックスも分からずとまどってきた女性に訪れた、恋愛もセックスもしたくない男性との出会い。 恋人でも…夫婦でも…家族でもない? アロマンティック・アセクシュアルの 2 人が始めた同居生活は、両親、 上司、元カレ、ご近所さんたちに波紋を広げていく…。 恋もセックスもしない 2 人の関係の行方は!? この社会に生きる全ての人がきっと笑顔になれる、ラブではないコメディ。【放送】NHK総合 毎週月曜 よる10時45分【出演】岸井ゆきの 高橋一生 / 濱正悟 小島藤子 菊池亜希子 北香那 アベラヒデノブ 西田尚美 小市慢太郎【公式ホームページ】https://www.nhk.jp/p/ts/VWNP71QQPV/ヘア&メイク:茂木梨沙 スタイリスト:徳永貴士(SOT) 撮影/齊藤晴香 取材・文/毒島サチコ
  • 一年で最も極寒の1〜2月は、いかに暖かさをキープしておしゃれを楽しむかがポイントに。今月は、晴美が外回り多めのフリーライターの着回しに挑戦! 冬のマストアイテム・タートルニットはスウェットやシャツに重ねると抜群におしゃれに! 今月の主人公 佐藤晴美 趣味で始めたファッションブログが編集者の目に留まり、連載を持ったことをきっかけに、昨年一念発起してフリーのWEBライターへと転身! 何かと世知辛い世の中だし……体力のある今のうちはまだまだ頑張りたい! そんな高い志を持ち、あいた時間はフードデリバリーのスタッフとして働き“二刀流”を実践。 着回したアイテムの詳細はこちら! Day1-5はこちら 《Day6》 サボりがちだったインスタにひさびさ私服をアップ「最近のお姉ちゃんのインスタ、ハッキリ言ってつまらんわ」。ギク……確かにこの数週間、忙しくて手抜いてた。妹の鋭い指摘に猛省し、久しぶりに私服コーデのおしゃれネタで更新。ぬくもりのあるブラウントーンはカーキを混ぜて、少し辛めに着るのが今の気分。白を多めにして抜け感を出せば、厚着でもほっこりせずにいい感じ。コート¥39900/ノーク(ノーク バイ ザ ライン) シャツ¥22000/サードマガジン ニット¥31900/シンゾーン ルミネ有楽町店(ザ シンゾーン) パンツ¥42900/エイトン青山(エイトン) ソックス¥2750/シンゾーン ルミネ有楽町店(ザ シンゾーン) 靴¥13200/ウノハ メガネ¥39600/アイヴァン 東京ギャ ラリー(アイヴァン)  時計¥49500/シンゾー ン ルミネ有楽町店(SEIKO Shinzone)  バッグ¥57200/フルラ ジャパン(フルラ) 《DAY7》 2年ぶりに友人と再会!ささやかながら結婚祝いを話したいことが山ほどある今日は、可愛いけれどちゃんと楽ちんさも意識したロゴスウェット+グリーンのスリット入りタイトのコンビで。案の定、閉店ギリギリまで居座り、帰りは雪がパラつくほどの冷え込みよう。タートルニットやロングブーツできちんと防寒しておいてよかった~。タートル¥7990/プラステ スウェット(ルミネ新宿店限定)¥13200/アルページュストーリー プレスルーム(アルページュストーリー) スカート¥18700/ルーニィ ストール¥68200/ブリティッシュメイド 銀座店(ジョンストンズ オブ エルガン) リストウォーマー¥9790・ブーツ¥49500/エレメントルール カスタマーサービス(レメ/バビロン) バッグ¥57200/フルラ ジャパン(フルラ) 《DAY8》 オンラインイベントの日はきれい色+白で映りよく二足のわらじで働く30代女性代表として、今どきの働き方についてお話するオンラインイベントでは、画面越しでも映えるパープルのニットをチョイス。同じく選んだ白パンツがそもそも暖かな保温機能つきな上に、慣れないライブの緊張もあって、終わったときには汗だく。手洗いOKなのも決め手となって買った一本だったけど、こんな日は本当に助かる! タートル¥31900/スローン パンツ¥18700/マイカ アンド ディール 恵比寿本店(マイカ アンド ディール) ソックス¥4620/レイ(ラウンジレイ) ブーツ¥25850/ダイアナ 銀座本店(ダイアナ) カチューシャ¥13200/ザ ヘア バー トウキョウ(ジェニファーオーレット) 時計¥99000/オールージュ(ミッシェル・エルブラン) バッグ¥52800/ヴァジックジャパン(ヴァジック) 《DAY9》 30秒で選んだコーデがびっくりするほど高評価絶対遅刻できない日に限って、3つとも目覚ましを止めるなんて!私のバカ~!と叫びながら30秒で着替えてなんとかセーフ。黒のタートルとデニムにシャツを羽織っただけのシンプルなコーデだけど、まっ白なシャツが新鮮とか、レイヤードが可愛いとか、やたらと好評で嬉しいんですけど。考えすぎないほうがうまくいくのは、仕事もおしゃれも一緒かも。コート¥39900/ノーク(ノーク バイ ザ ライン) シャツ¥22000/サードマガジン タートル¥7990/プラステ デニム¥24200/エスアンドティ(バウム・ウンド・ヘルガーテン) ソックス¥2750/シンゾーン ルミネ有楽町店(ザ シンゾーン) 靴¥13200/ウノハ メガネ¥39600/アイヴァン 東京ギャラリー(アイヴァン) バッグ¥64900/クロエ カスタマーリレーションズ(シーバイクロエ) 《DAY10》 ポツポツ…あやしい雲行き。本降りになる前に急ごう!デリバリーの際にはひと目で配達パートナーとわかるように、バッグと同じ水色のジャケットを羽織ってお宅へ訪問。そんなとき、DAY8と同じく“画面越しでも映える”パープル+白のコンビを中に仕込んでおけば、玄関先のモニターでも顔まわりが明るく、いい印象を与えてくれるはず! 足さばきのいいカーキのパンツも動き回る日のよき相棒。スニーカーでも脚長に見えるセンタープレス入りで言うことなし。ベスト¥26400/カレンソロジー 新宿(カレンソロジー) タートル¥31900/スローン パンツ¥42900/エイトン青山(エイトン) ピアス¥96800/マリハ 靴¥13200/ウノハ 撮影/川﨑一貴〈MOUSTACHE〉(人)、魚地武大〈TENT〉(物) ヘア&メイク/桑野泰成〈ilumini.〉 スタイリスト/水野利香 モデル/佐藤晴美 取材・原文/伊藤真知 撮影協力/tokyobike ※BAILA2022年2月号掲載
  • 女性の心と体を楽にするアドバイスで、テレビなどでも大人気の産婦人科医の高尾美穂先生が、アラフォーの体の変化に伴うお悩みお答えします!が、マリソル読者のさまざまな悩みにズバリ回答! 婦人科系の悩みから、生きる目的などまで、マリソル読者の質問に答えていただいた。ぜひ、参考にして! ☆私が教えます!産婦人科Dr. 高尾先生産婦人科Dr. 高尾先生たかお・みほ●産婦人科医。イーク表参道副院長。婦人科スポーツドクター。ヨガ指導者。NHK『あさイチ』出演時の、女性の体や心の悩みに寄り添ったアドバイスや、生き方などが大反響を呼び、テレビや雑誌などで引っぱりだこに。著書は『超かんたんヨガで若返りが止まらない!』(世界文化社)【アラフォー人生のお悩み】 アラフォーは、年齢を重ねていくことや、老後への不安も抱えやすい世代。少しでも前向きに元気で過ごすコツを教えていただいた。人生100年、だからもっと元気に、もっと長く働けるようにしないと……と思うのですが、何から手をつければいいのかわかりません。夫婦2 人共働きですが、子供はおらず、家は賃貸だし、漠然とした不安ばかりです。高尾先生は、この先どう生きていくか、考えていらっしゃいますか? 考える目安とか大事にしている優先順などがあれば教えてください。(42歳) ◇ANSWER 「現在の不安が、経済的なことなのか、健康のことなのかなど考えてみて、夫婦で話し合ってみましょう。まずは夫婦が健康でいられるような取り組みをするといいと思います。病気になったとしても元気で過ごそうという考え方が大事です。それと、将来困った時には助け合いが必要なので、夫婦以外にも人付き合いを増やしておくといいと思います。私自身は、流れのままに生きていくことも大事だなと思っていて、あらがわないようにしています。無理してもうまくいかないですからね」30代半ばから婚活をしていて、いまだに独身の42歳です。正直、疲れました。お会いしてもお会いしても結婚したいと思う男性には出会わないし、コロナ禍で最近はそれもサボりがちです。ただ、ひとりで生きていく覚悟もできてないし、あせりばかり募っています……。この先女性ホルモンもどんどん減っていくと思いますが、女性的な魅力も減りますよね?  どんな状況でも人生を楽しめる人になりたいのですが、ヒントはありますか? ◇ANSWER 「まずは結婚しなきゃいけないという固定観念を捨てましょう。妊娠・出産を考えないパートナーシップもありますし、出会う時には出会うので、あせらず、無理をしないことです。ひとりで生きていく覚悟ももつ必要はありません。50代でパートナーと出会うこともありますし、シェアハウスに住むのも楽しいと思います。仕事でもなんでもいいので、あなたが楽しいなと感じる時間を増やしましょう。あと、女性的な魅力は減ると思っていると減ります。女性的な魅力だけでなく人間的な魅力をつければいいと思いますよ」テレビで高尾先生を拝見し、ラジオも聞きました。いつも穏やかで明るくニコニコしていらして、なんというかすごく安定していらっしゃるんだろうな……と勝手に思っています。生きているとイライラすること、ままならないことばかりですが、どうすれば先生のように、 落ち着いて、元気で、笑顔で過ごすことができるでしょうか?何かふだんから気をつけていらっしゃることはありますか?(39歳)◇ANSWER 「私が仕事も睡眠も食事も運動もすべてうまくコントロールしていると思うかもしれませんが、自分でコントロールできないことは思い悩まずにとっととあきらめて、自分でコントロールできることをよい状態にコントロールしているだけです。例えば人間関係でうまくいかないことがあっても、自分ではどうにもならないと思ったら、〝この人はそういう人。以上〞と、とっとと手放すんです(笑)。そんなふうに考えると楽ですよ」年を取ることが怖くてしょうがありません!40過ぎて明らかに肌は衰えてきたし、肌だけじゃないですが、容姿も体力も気力も、ガタガタ落ちていく喪失感……これ、皆さん平気で生きているんでしょうか!? まだ40代なのにこの先、50代~80代とかまでずっと年々増えるだろうこの喪失感を抱えて生きていくんでしょうか? それとも乗り越えられるんでしょうか?先生は年配のかた、お年寄りとも接されることが多いと思いますが、加齢を怖がらずに少しでも楽しく生きていくコツはあると思いますか?(44歳)◇ANSWER 「動物の世界では、長生きできることはリスペクトされることなんです。生き残ってこられたのだから。人間の社会ではそうはなっていないのは、おかしいこと。まずは、長生きできるのは最高だよねと思ったほうがいい。最近、森村誠一さんの『老いる意味』や、曽野綾子さんの著書など、年を取ることはいいことだと書いてある本がたくさん出ているので、読んでみるのもいいと思います。年を取ることでしか手に入れられないこともあります。そういう前向きさが大事です」平凡な主婦、と自覚している42歳です。子育てもあり、今は時々アルバイトをしている程度で、キャリアもありません。特に得意な才能もありません。健康で家族もいるけれど、SNSなどでキラキラしている同世代の女性を見ると、羨んでしまう自分がいます。頑張ってキャリアを積んでいる友人もまぶしくてしょうがないです……。この先も慌しく過ごすだけで、自分にはキラキラすることなんてないんだろうな、と思うと軽く落ち込みます。40過ぎてから自分にある程度自信をもって、人を羨まずに生きていくにはどうしたらいいでしょうか。◇ANSWER 「SNSは、みんな相当盛っていると思ったほうがいいです。なので落ち込むなら見ない、もしくは発信だけにしましょう。キラキラしていなくても、地味でもあなたと同じような趣味をもっている人は必ずいるので、自分が好きなことを発信して、気が合う人とつながるほうが、どうでもいい人とつながるより全然楽しいと思いますよ。それと、あなたは、健康で家族もいるということですが、それを羨む人もたくさんいると思ってください。平凡な主婦って最高ですよ」【Marisol 9月号2021年掲載】撮影/藤澤由加 取材・文/和田美穂▼合わせて読みたい
  • 2018年に結婚したプリヤンカー・チョープラー(39)とニック・ジョナス(29)に、待望の第1子が誕生! 代理母出産で授かった子どもが先日生まれたことをインスタグラムで発表した。 Photo:Getty Images プリヤンカーとニックは2018年に結婚。交際からわずか2カ月でのスピード婚約や、プリヤンカーの地元インドで行われた盛大な結婚式で注目を集め、結婚して3年経っても新婚夫婦のようなラブラブぶりで羨望の的になっていた。以前からインタビューなどで、「子どもがほしい」と公言しており、ふたりにとって待望の第1子誕生となった。 Photo:Getty Images プリヤンカーはインスタグラムで、「私たちは代理母出産で赤ちゃんを迎えることができ、とても喜んでいます。今は家族のことに専念する特別な時期なので、プライバシーを尊重していただけるようお願いします。本当にありがとう」とコメントを発表。 この投稿をInstagramで見る Priyanka(@priyankachopra)がシェアした投稿 ニックも同じコメントをインスタグラムに投稿した。子どもの性別や名前は明かされていないが、エンタメメディア『TMZ』によると、ふたりの子どもは女の子で、南カリフォルニアの病院で誕生したという。 Photo:Splash/アフロ この突然の報告にファンは驚き! ふたりのインスタグラムの投稿に、祝福のコメントが殺到している。 Photo:Getty Images プリヤンカーはハリウッドのトップ俳優として活躍しており、公開中の映画『マトリックス レザレクションズ』にも出演している。以前のインタビューで夫婦は「親になったら子どものことに全面的に専念する」と語っていたことから、しばらくは仕事をセーブして子育てに専念する予定なのかも。に家族3人の写真が披露される日が待ち遠しい。 >>祝・結婚! ニック・ジョナス&プリヤンカー・チョープラー、幸せいっぱいの笑顔をキャッチ >>アジア系ハリウッドスターが大集結! プリヤンカー・チョープラー、豪華メンバーとディナーを満喫 text:Saki Wakamiya
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